「フェイスラインのたるみが気になってきたけれど、ハイフとヒアルロン酸のどちらを受ければいいのだろう」と迷う方もいるのではないでしょうか。
ハイフとヒアルロン酸はそれぞれ役割が異なるため、一人ひとりの状態に合わせて治療方法を検討することが大切です。
今回ご紹介するのは、フェイスライン全体のたるみに悩む50代女性の症例です。
診察では、皮膚・皮下組織のゆるみだけでなく、脂肪や靭帯、骨格などにも加齢による変化が確認されたため、HIFU(ハイフ)リフトとヒアルロン酸5本を組み合わせて治療を行いました。
本記事では、実際の症例写真と診察内容をもとに、ハイフとヒアルロン酸を組み合わせた理由や、それぞれの治療の役割について詳しく解説します。
50代女性|ハイフとヒアルロン酸を併用したたるみ治療症例
今回ご紹介するのは、フェイスライン全体のたるみに悩む50代女性の患者様です。診察ではフェイスラインだけでなく、顔全体に加齢による変化が見られました。
ここでは、患者様のお悩みやこれまでの治療歴、診察で確認した状態について詳しく解説します。
フェイスライン全体のたるみがお悩み
今回の患者様は50代女性で、フェイスライン全体のたるみが気になり来院されました。
これまでの美容医療歴としては、目の下のヒアルロン酸注入を受けたものの、チンダル現象(注入したヒアルロン酸が青みがかって透けて見える状態)が生じた経験があります。
また、糸リフトを受けたこともある一方で、効果をあまり実感できなかったことから、今回は糸リフト以外の治療をご希望されていました。
美容医療以外の施術としては、エステHIFUも受けておられます。こうした過去の治療歴や患者様のご希望も踏まえながら、現在のお顔の状態を診察し、具体的な治療方針を検討しました。
なぜハイフとヒアルロン酸を組み合わせたのか
前述の通り、今回の患者様には、たるみに関わる複数の変化が確認されています。
そこで、たるみの原因や層に応じて役割を分け、ハイフとヒアルロン酸を組み合わせた治療をご提案しました。
ここでは、ハイフとヒアルロン酸それぞれの役割と、今回の症例で2つの治療を行った理由について詳しく解説します。
施術後の変化|ほうれい線・マリオネットラインとフェイスラインを症例写真で解説
| 施術 |
本数 |
施術部位 |
料金 |
| HIFUリフト |
― |
全顔・顎下 |
77,000円 |
ジュビダームビスタ® ボリューマXC |
3本 |
こめかみ・側面・ゴルゴ・下顎 |
181,500円 |
ジュビダームビスタ® ボリフトXC |
2本 |
ほうれい線・マリオネットライン |
121,000円 |
HIFUリフトとヒアルロン酸5本の併用により、どのような変化が見られたのでしょうか。
ここでは、実際の症例写真をBefore・Afterで比較しながら、施術後の変化について解説します。
ほうれい線・マリオネットラインが目立ちにくい印象に
施術前後の症例写真を比較すると、全体的に下垂していたボリュームが頭側に移動して改善され、ほうれい線やマリオネットラインの影が目立ちにくくなっていることが分かります。
施術前は、頬から口元にかけてほうれい線が目立ち、口角から下に伸びるマリオネットラインにも影が見られました。
本症例では、ハイフで皮膚・皮下組織の引き締めを図るとともに、ほうれい線やマリオネットラインなどにヒアルロン酸を注入しています。
施術後はこれらの影が和らぎ、頬から口元にかけてのラインもすっきりしました。
下顔面がすっきりし、フェイスラインもなめらかに
医療ハイフ+ヒアルロン酸リフトの施術例
施術、料金、期間・回数、リスク(副作用)
| 施術 |
【HIFUリフト®】
真皮〜SMASに熱エネルギーを加えることで、肌の深い層から引き締める施術です。たるみ、しわの改善、リフトアップ、小顔効果が期待できます。
【ヒアルロン酸リフトアップ】
たるみの原因となる、靭帯(リガメント)の緩みをヒアルロン酸で補強することで、お顔のリフトアップを図る施術です。
お顔のバランスを見ながらさらに気になる部位に注入し、シワや凹みを目立ちにくくします。 |
| 料金 |
【HIFUリフト®】77,000円(全顔+顎下)
【ヒアルロン酸リフトアップ】
302,500円(ジュビダームビスタ®ボリューマXC 3本・ジュビダームビスタ®ボリフトXC 2本) |
| 期間・回数 |
1回・80分ほど |
リスク (副作用) |
【HIFUリフト®】
紅斑、浮腫、鈍痛、痺れが数日~数週間程度生じることがあります。
【ヒアルロン酸リフトアップ】
針を刺した部分や注入部分に赤みや腫れが、1~7日程度生じることがあります。 |
※注意事項:治療の結果には個人差があります。
ハイフとヒアルロン酸はどちらか一つを選ぶとは限らない
ハイフとヒアルロン酸は、必ずしもどちらか一つを選ぶ治療ではありません。
同じ「フェイスラインのたるみ」でも、皮膚・皮下組織のゆるみや脂肪、ボリュームロス、靭帯や骨格の変化など、どの層が主な原因になっているかは患者様によって異なります。
そのため、「フェイスラインのたるみにはハイフ」「ほうれい線にはヒアルロン酸」と決めるのではなく、顔全体の状態を確認したうえで治療方法を検討することが大切です。
今回の症例では、引き締めを目的としたハイフと、ボリュームを補い、リガメントを補強するヒアルロン酸を異なる役割で組み合わせています。
たるみに対しては糸リフトも選択肢としてご提案しましたが、患者様は過去に施術を受けた際に効果をあまり実感できなかったことから、今回はハイフを選択されました。
このように治療方法を検討する際は、診察で確認したお顔の状態だけでなく、これまでの施術歴や希望なども含めて、一人ひとりに合わせて治療方針を決めることが重要です。
まとめ|50代のたるみをハイフ+ヒアルロン酸で治療した症例
本記事では、50代女性のフェイスラインのたるみに対して、HIFUリフトとヒアルロン酸を組み合わせた症例をご紹介しました。
今回のように、表面的な皮膚のゆるみだけでなく、顔全体にさまざまな加齢変化が確認されるケースは少なくありません。
そこで、HIFUリフト(全顔+顎下)で引き締めを図るとともに、「ジュビダームビスタ® ボリューマXC」3本と「ボリフトXC」2本を注入し、ボリュームを補いながら顔全体のバランスを整えました。
施術後は、ほうれい線やマリオネットラインの影が目立ちにくくなり、顎下のもたつきやフェイスラインが整った印象に変化しています。
ハイフとヒアルロン酸は、それぞれ異なる役割を持つ治療です。どちらか一つを選ぶのではなく、たるみの状態や原因、これまでの治療歴、希望などを踏まえて治療方法を検討することが大切です。
フェイスラインやほうれい線にお悩みの方は、まずは医師の診察を受け、自分のたるみが何によって生じているのかを理解したうえで治療方法を選びましょう。
フェイスラインのたるみでお悩みの方はご相談ください
解剖学を熟知した医師が患者様一人ひとりに適した治療をご提案します。
安形医師からのコメント
施術前の症例写真では、顎下中央にたるみや脂肪が見られ、フェイスラインの輪郭がややぼやけた状態でした。
本症例では、全顔から顎下にかけてハイフを照射するとともに、下顎を含む複数の部位へヒアルロン酸を注入しています。
施術後は顎下のもたつきが目立ちにくくなり、頬から顎にかけてのラインもなめらかに整いました。
下顔面全体が引き締まり、フェイスラインもより明瞭になっています。