ヒアルロン酸注射は、シワの改善やリフトアップ、ボリュームアップ、輪郭形成など幅広い美容効果が期待でき、多くの方に選ばれています。
持続期間は、半年から2年ほどが目安となりますが、実際には早く効果が薄れたり、思った以上に長く続いたりと、個人差のある施術です。まれに吸収がゆっくり進み、ヒアルロン酸が長期間残るケースもあるため、再注入を考えているのであれば、今どれくらい残っているのか知りたい方もいると思います。
せっかく受けた施術だからこそ、できるだけ長くきれいな状態を保ちたいですよね。
この記事では、ヒアルロン酸が吸収されずに残る原因や、人によって持続期間が変わる理由、ヒアルロン酸を長持ちさせるためのポイントをわかりやすく解説します。
ヒアルロン酸注射や再注入をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
ヒアルロン酸は吸収されずに残る?持続期間が変わる理由とは
ヒアルロン酸は、吸収されるまでに数カ月から数年かかります。使用する製剤の特徴や注入部位、体質などの影響で、吸収スピードに差が出るため持続期間には個人差があります。中には被膜形成が起こり、ヒアルロン酸が何年も残るケースもあります。
注入量や注入層の違い
ヒアルロン酸は注入量が多いほど吸収に時間がかかり、長く残りやすくなります。さらに、どの層に注入するかでも吸収スピードが変わります。
浅い層やよく動かす部位は吸収が早く、深い層や動きが少ない部位は長持ちしやすい傾向があります。
製剤の硬さや架橋の違い
ヒアルロン酸製剤は硬さや架橋の強さ、粒子の大きさがそれぞれ異なります。硬めで架橋が強い製剤は吸収されにくく、長く残りやすい特徴があります。逆に柔らかいタイプは自然な仕上がりになる一方で、吸収が早い傾向があります。
注入部位によって推奨する硬さはある程度決まっているため、持続期間を重視する場合は、製剤の特徴を理解したうえでの選択が大切です。
体質や生活習慣の違い
ヒアルロン酸の吸収スピードには個人差があります。代謝が活発な方は吸収が早く、ゆっくりな方は長く残りやすい傾向があります。体質や生活習慣が影響するため、同じ製剤でも人によって持続期間が変わります。
被膜形成が起こるとヒアルロン酸が長く残りやすくなる
ヒアルロン酸が体内に入ると、異物反応として周囲に薄いコラーゲンの膜が作られる場合があります。これが「被膜形成」と呼ばれる現象です。被膜ができると吸収がゆっくりになり、ヒアルロン酸が長期間留まりやすくなります。
ヒアルロン酸はもともと体内にある成分なので、長く残っても悪影響はありませんが、もし元の状態に戻したい場合は、ヒアルロニダーゼを使って溶解する方法があります。
ヒアルロン酸注射を長持ちさせるためにできることは?
ヒアルロン酸は注入後2週間ほどで形が安定しますが、この期間の過ごし方によって持続期間に差が出やすくなります。
部位に合った製剤選びや、吸収のペースに合わせた再注入のタイミングも長持ちさせるための大切なポイントです。
施術後の制限を守る
ヒアルロン酸は注入後すぐは移動したり、形が変わりやすい状態です。安定するまでの約2週間は、気を付けて過ごしましょう。特に、血行が良くなる行動は吸収が早まる場合があります。
次のような行動は控えましょう。
- 注入部を押さない
- 飲酒や激しい運動を避ける
- 長時間の入浴やサウナを控える
注入部への刺激を避ける
ヒアルロン酸は圧力に弱く、強い刺激が加わると吸収が早まったり形が崩れたりする場合があります。マッサージやうつぶせ寝は安定するまでは特に注意が必要です。自然な形を保つためにも、注入部への刺激はできるだけ避けて過ごすと安心です。
部位に合った製剤を選ぶ
ヒアルロン酸は製剤の硬さや粒子の大きさによって吸収スピードが変わります。硬めで架橋が強いタイプは吸収されにくく、長く残りやすい特徴があります。
ただし、目元のように柔らかさが必要な部位には柔らかい製剤が適しており、部位に合わない製剤を使うと不自然な仕上がりになりやすいため、適切な製剤選びが大切です。
再注入のタイミングが大切
ヒアルロン酸は初回より二回目以降の方が長持ちしやすい傾向があります。初回は馴染みやすいため、適切なタイミングで再注入すると形が安定しやすくなります。
さらに、吸収のペースに合わせて定期的に注入すると、きれいな状態を保ちやすくなります。
ヒアルロン酸を長持ちさせるにはどんなクリニックを選ぶべき?
ヒアルロン酸注射は、製剤の種類、注入層、量の調整など細かな判断が必要で、医師の経験によって仕上がりや持続期間に大きな差が出ます。カウンセリングの丁寧さやアフターフォローの充実度も、安心して任せられるクリニックを見極めるポイントになります。
カウンセリングが丁寧
カウンセリングの質は、 仕上がりの満足度を大きく左右します。
お悩みや希望に合わせて、適した製剤、仕上がりのイメージ、持続期間の目安、ダウンタイムやリスク、再注入の時期などを丁寧に説明してくれるかが大切です。
気になる点をしっかり聞いてくれて、納得したうえで施術に進めるクリニックを選びましょう。
トラブル時の対応やアフターフォロー体制が明確か
ヒアルロン酸は安全性が高い施術ですが、赤みや腫れが出る可能性があります。施術後に気になる症状が出た時、すぐ相談できる環境があると安心です。
肌トラブルへの対応や、アフターフォロー体制が整っているかも事前に確認しておきたいポイントです。
症例数や実績を確認する
ヒアルロン酸注射は医師の経験値が仕上がりに直結します。症例数が多く、実績がしっかり公開されているクリニック、ヒアルロン酸注射を得意とするクリニックを選びましょう。
特にご自身が希望する部位の症例について、チェックしておくと安心です。
頬のヒアルロン酸注射の施術例(リフトリド2本・ボリューマXC1本・ボリフトXC3本)
施術、料金、期間・回数、リスク(副作用)
| 施術 |
こけた頬やこめかみのへこみなど、気になる部分にヒアルロン酸を注入し、ボリュームを補うことで、丸みのあるふっくらとした輪郭へ整える施術です。
術後すぐに効果を実感でき、ダウンタイムが少ないため人気の施術です。 |
| 料金 |
418,000円(レスチレンリフトリド2本・ジュビダームビスタ®ボリューマXC1本・ボリフトXC3本) |
| 期間・回数 |
1回・40分ほど |
リスク (副作用) |
針を刺した部分や注入部分に、赤みや腫れが1~7日ほど出る可能性があります。 |
※注意事項:治療の結果には個人差があります。
医師の専門分野や所属学会をチェックする
美容医療は専門性が高いため、医師がどの分野を得意としているかも重要です。
新しい製剤や注入技術は常にアップデートされるため、学会に所属している医師は最新の知識や技術を学び続けている可能性が高いです。
ヒアルロン酸が残っているかチェックする方法は?
以前注入したヒアルロン酸が残っているかの確認は、セルフチェックでもできますが、今の状態を正しく把握するには、医師の診察が安心です。見慣れた変化は気づきにくく、効果が薄れたように感じても実際にはヒアルロン酸が残っている場合があります。
セルフチェック(見た目の変化・触れて確認)
施術直後の写真を撮っておくと、今の状態と比べやすくなります。シワの深さやたるみ具合、ボリュームの変化を見ると、ヒアルロン酸がどれくらい残っているかイメージしやすくなります。
また、優しく触れてみて、ふっくらした柔らかさがある場合は、ヒアルロン酸がまだ残っている可能性があります。
クリニックで確認
セルフチェックでは判断が難しい場合は、医師の診察が確実です。吸収の進み具合を見ながら、再注入の最適なタイミングを教えてくれます。
ヒアルロン酸が多く残っているのに追加すると、過剰注入になり不自然な仕上がりになる可能性があります。自然な仕上がりを保つためにも、適切なタイミングでの再注入が大切です。
まとめ
ヒアルロン酸が吸収されずに残る理由や、持続期間の目安についてご紹介しました。
ヒアルロン酸の効果は製剤や部位によって、半年〜2年が目安とお伝えしていますが、実際にはもっと長く留まる場合があります。施術後の過ごし方、製剤の種類、クリニック選びによっても持続のしやすさが変わるため、事前に理解しておくと安心です。
当クリニックでは多種の製剤を取り揃えており、お悩みやご希望に合わせて最適な製剤をご提案しています。長くきれいな仕上がりを目指しながら、安心して施術を受けられるようサポートしています。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
ヒアルロン酸注射をご検討中の方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
参考文献
・Clinical Durability of Hyaluronic Acid-Based Dermal Fillers for Facial Application(Systematic Review)
・Late-Onset Reactions after Hyaluronic Acid Dermal Fillers: A Consensus Recommendation
・日本皮膚科学会 美容医療診療指針