ダイエットしてるのに体重が減らない…その理由は?


「ダイエットを頑張っているのに、なかなか体重が減らない」「このまま続けて本当に痩せるのかな」と不安になっていませんか?
ダイエットは、やみくもに頑張るよりも正しい知識を身につけることが一番の近道です。痩せない原因を知ることで、必要以上に焦ることなく、ダイエットを続けることができます。
今回は、ダイエット中に体重が減らない原因と、乗り越え方を解説します。痩せないと悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてダイエットを成功させましょう。
目次
ダイエットをしても体重が減らない理由とは
ダイエットを頑張っているのになかなか体重が減らない原因をご紹介します。
代謝が低下している

「早く痩せたい」と思うあまり、無理な制限をしていませんか?
食事量を極端に減らすダイエットは、体重が一時的に減っても筋肉量が落ちて代謝が下がり、かえって痩せにくくなってしまいます。
また、年齢を重ねると、自然と代謝が落ちやすいのも現実です。そのため、昔と同じようなダイエットをしていても、思うような結果が出ないという方も多いのではないでしょうか。
適度に食事を摂取しながら運動を取り入れ、基礎代謝を上げていきましょう。
便秘・水分の滞留による一時的な体重増加

体重は、水分や便の影響で日によって増えたり減ったりすることがよくあります。
特に塩分を多く摂った翌日は、体が水分を溜め込みやすく、一時的に体重が増加します。また、便が溜まると体重増加や代謝が低下し、お腹が張って見た目の変化も感じにくくなるものです。
一時的な変化に一喜一憂せずに長い目でダイエットに取り組みましょう。
停滞期に入っている
皆さんも「停滞期」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。停滞期とはダイエットを頑張っているのに体重が一時的に減らなくなる時期を指します。
停滞期には、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が関与していると言われています。ホメオスタシスとは、生命維持のため身体の内部環境を一定に保とうとする体の仕組みです。
ダイエットで食事制限などをすると身体が「これ以上、痩せるのは生命維持の危険かもしれない」と防御反応を起こします。そのため、エネルギーの消費を抑えて体重が減りづらくなります。
ダイエット期間ごとの理想の体重推移と注意点
ダイエット中の方はその期間によって注意すべきことがあります。理想の体重推移についてもご紹介します。
ダイエット開始から2週間以内は水分の減少が中心
ダイエットを始めたばかりの頃は、体重が減りやすく、見た目にも変化が出やすい時期です。しかし、実は水分量などの一時的な変化によるものが多く、脂肪が減っているわけではない場合があります。
効果を感じているからといって急に体重を落とそうとすると、筋肉の減少やリバウンドの原因になります。極端な食事制限は避け、栄養バランスを整えることが大切です。
理想は、開始から2週間で体重の1〜2%減とされています。例えば60kgの人の場合、0.6〜1.2kg程度が理想的な範囲です。
この時期は、習慣づくりと基礎代謝の維持を優先しましょう。
ダイエット1カ月目 脂肪が燃え始める
2週間を過ぎた頃から、少しずつ脂肪の燃焼が本格的に始まります。むくみが取れるだけでなく、体脂肪がエネルギーとして使われ始めるのです。
最初の頃に比べて体重の減り方は緩やかになりますが、体の内側では着実に変化が進んでいます。この時期の理想的な体重減少は1カ月で体重の2〜3%程度です。60kgの人の場合、1.2〜1.8kgの減少が目安になります。
この時期からは、代謝を高めるために筋肉を増やすことが重要です。筋トレやストレッチなどを取り入れ、たんぱく質やビタミンB群を意識した食事を心がけると良いでしょう。
ダイエット2カ月目 体の変化が表れる
ダイエットを始めて2カ月目に入ると、体がダイエット生活に慣れ始め、変化が少しずつ表れやすくなります。
体重の減少ペースは1カ月目よりもさらに緩やかになるかもしれません。しかし、見た目の引き締まりや体調の変化を感じられる人が増えてきます。
理想的な体重減少は、1カ月で体重の1〜2%程度。60kgの人では、0.6〜1.2kgの減少が目安になります。
この時期に焦って、極端な食事制限や無理な運動をしてしまうと体調を崩したり、リバウンドのリスクが高まったりする恐れがあります。無理のないペースで、健康的に痩せることを目指しましょう。
ダイエット3カ月目 停滞期をどう乗り越えるか
ダイエットを始めて3カ月が経つ頃に多くの方が「停滞期」に入ります。これは、体が今の体重に慣れようとする自然な反応です。
体重の変化があまり感じられなくなる時期ですが、月に体重の1%減が理想的です。60kgの人は、0.6kg前後の減少を目安にしましょう。
体重が減らなくても焦らずこれまでのルーティンを続けることが大切です。不安な場合は、軽い筋トレやたんぱく質の見直しなど、無理のない範囲で小さな変化を加えてみましょう。
また、発酵食品や食物繊維を意識して摂ることで腸内環境が整い、便秘の解消に役立ちます。腸内環境が整うことで代謝も良くなるため効果的です。
自分のペースを守り続けることが、停滞期を乗り越える一番の近道となります。
ダイエット6カ月以上 リバウンド防止と習慣化
ダイエットを6カ月以上続けると、体は今の状態を「通常の状態」として認識し始めます。
この時期は、体重を減らすことよりもリバウンドを防ぎながら体重をキープすることが大切です。
これまでのダイエットで身につけた食事・運動の習慣を無理なく日常に取り入れていきましょう。さらに、「筋肉をつける」「体力を高める」といった前向きな目標も効果的です。
ダイエットは一時的なものではなく、健康を守るための生活習慣として継続していくことが大切です。
ダイエットを助けるおすすめの美容医療

当院には多くの患者様が痩身のご相談で来院されます。ご自身のダイエットに限界を感じている方は、美容医療に頼ってみることもおすすめです。
GLP-1受容体作動薬
GLP-1とは「痩せホルモン」ともいわれているホルモンの一種です。食事を摂取すると小腸からGLP-1が分泌され、脳の満腹中枢を刺激し、私たちは満腹感を感じます。
GLP-1は誰もが持っているホルモンですが、その量は人によって異なり、肥満の方は少なく、細身の方は多いと言われています。
GLP-1を自己注射または経口摂取することにより、満腹感を感じやすく、食事量が減ることでダイエット効果が期待できます。当院では、米国やEUで肥満治療薬として認可を受けているサクセンダと世界初の内服タイプのGLP-1受容体作動薬リベルサス、マンジャロを扱っております。


リポセル(LIPOcel)
リポセル(LIPOcel)とは、脂肪層へ直接熱エネルギーを照射し、気になる部位を部分的に治療できる最新の医療痩身機器です。
高密度焦点式超音波技術を用いて、皮下脂肪を選択的に破壊し体外へ排出させます。皮膚の表面へのダメージや傷つけることもないため安心して施術が受けられます。
破壊できる最新のハイフ(HIFU)テクノロジーを搭載した部分痩せマシンです。1度の照射で効果的に脂肪を減少させるだけではなく、一度脂肪細胞を破壊してしまうので、リバウンドを起こしにくい施術として満足度が高い治療です。

脂肪溶解注射
脂肪溶解注射(メソセラピー)とは、脂肪溶解成分の入った薬剤を気になる部位に注入し、部分痩せが期待できる治療法です。
脂肪溶解注射は、脂肪細胞の数そのものを減らすことができます。一般的なダイエットなどでは、脂肪細胞の大きさを小さくすることはできますが、脂肪細胞の数自体を減らすことはできません。脂肪細胞の数を減らすことで、リバウンドのリスクが少なく、継続的に効果を感じられます。
治療は極細の針を使用するため、痛みが少なく、跡が残るリスクを軽減し、1回の治療時間は注入部位や使用本数によって異なりますが、10〜20分程で終了します。
当院では、カベリン(カベルライン)、チンセラプラス、FatX Coreの脂肪溶解注射を取り扱っており、経験豊富な医師が患者様のご希望や身体の状態を診察し、最適な薬剤をご提案しています。
<まとめ>

ダイエットを頑張っているのに成果がでないとお悩みの方に、ダイエットで体重が減らない原因と期間別の注意点、おすすめの美容医療についてご紹介しました。
ダイエットは、誤ったアプローチでは効果が期待できないだけではなく健康を阻害してしまう恐れがあるため、正しい知識をもってダイエットに取り組む必要があります。
無理な食事制限や過度な運動で身体や精神にストレスを抱えていませんか?ダイエットのお悩みは、美容医療に頼ってみることもおすすめです。
プライベートスキンクリニックでは、患者様一人ひとりの症状に合わせた適切な治療をご提案しています。
痩身、ダイエットでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
ダイエットを頑張っているのですが体重が減らない理由は?
基礎代謝が低下していることや停滞期に入っている可能性があります。
ダイエットの停滞期とは?
ダイエットを始めて1カ月〜2カ月訪れます。身体の防御反応が働き消費エネルギーを蓄えようとするため痩せにくくなります。
ダイエットにおすすめの美容医療は?
当院では、GLP-1受容体作動薬、リポセル、脂肪溶解注射を扱っております。経験豊富な医師が患者様の要望や状態をアセスメントし最適な治療法をご提案します。
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について