女性のひどい肌荒れ・赤みの原因と根本的な治療法
「肌荒れや顔の赤みが治らない」
「毎日保湿しているのに治らない」
「肌荒れや赤みでクリニックへ受診するべきかわからない」
といったお肌のトラブルにお悩みの女性は少なくありません。
肌荒れはメイクにも影響するほか、赤みが引かないとファンデーションを厚塗りして隠すなど顔の印象へも影響する可能性があります。
しかし、長引く肌荒れや赤みには何らかの原因が潜んでいる場合が多いです。
肌荒れや赤みは、放置する方もいますが、症状が悪化していくと改善まで時間がかかる可能性も考えられます。
この記事では、なぜ肌荒れや赤みが治らないのかという根本原因と、自信を持てる素肌を取り戻すための具体的な解決策を解説します。
肌荒れや赤みに悩む女性は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
女性のひどい肌荒れや赤みが治らない原因

なかなか治らない女性のひどい肌荒れや赤みのひとつの原因として、肌の奥深くで「慢性的な炎症」が起きている可能性が考えられます。
肌内部で慢性的な炎症が起きていると、保湿やスキンケアによって肌の表面を整えても、症状がよくならないケースがあります。
また、ドラッグストアなどの市販薬でもお肌の症状に合っていない場合、効果を感じない可能性があります。
肌荒れや赤みが数週間から1ヶ月以上も続く場合、乾燥肌など単なる表面的なトラブルではない可能性もあるため早めのクリニックへの受診を検討しましょう。
間違ったスキンケアによる肌へのダメージ
ケアをしているつもりがセルフケアによって逆に肌を傷つけている可能性があります。
- 洗顔時に強く擦る、洗いすぎる
- 洗顔時に熱いお湯を使用する
- 強い力でメイクを落とす
- 保湿剤を擦りながらつける
- 肌に合わない化粧品や保湿剤を使用している
自分の肌に合わない商品や、誤ったケアの方法は、肌への過度な刺激となり、肌へのダメージを与えます。
また、強く擦ったり、熱いお湯で洗顔したりすると必要な皮脂まで落としてしまい、肌のバリア機能を低下させる可能性も考えられます。
肌へのダメージを最小限にするためにも、正しいスキンケアが大切です。
摩擦や乾燥による炎症の慢性化
摩擦や乾燥が続くと肌のバリア機能が低下し、炎症やかゆみの原因になります。
その結果、わずかな刺激でもかゆみや炎症が起きやすくなります。
炎症が起きると組織修復のため毛細血管が一時的に拡張し、肌の赤みに繋がります。
マスクの着用や、日々の保湿不足が摩擦や乾燥による炎症の慢性化の原因となります。
生活習慣・ホルモンバランスの乱れによる肌荒れ
睡眠不足が続くとターンオーバーが遅延し、ニキビや肌荒れ、赤みを引き起こします。
また、ストレスの過多や高糖質・高脂質食は男性ホルモン優位を招き皮脂分泌とニキビ悪化を誘発します。
ビタミン A・必須脂肪酸が不足すると角層のセラミド合成が低下し、乾燥肌になりやすいことも報告されています。
アレルギーや皮膚疾患
アレルギーや皮膚疾患によって肌荒れは悪化している場合があります。
疑わしい症状が続く場合には、早めにクリニックを受診しましょう。
なかなか改善しない肌荒れや赤みを予防・改善するセルフケア
ここでは、肌荒れや赤みの予防・改善に期待できるセルフケアについて詳しく解説していきます。
泡で触れるだけの「摩擦レス洗顔」

肌荒れや赤みの予防・改善には、洗顔方法が大切です。肌にとって最大の敵は「摩擦」です。
洗顔の際、手で肌をゴシゴシ擦って洗顔すると摩擦によって、バリア機能を削り取り、乾燥肌の原因となり肌荒れや赤みを悪化させる可能性があります。
以下は肌への負担が少ないおすすめの洗顔方法です。
洗顔料は手を逆さにしても落ちないくらい泡を作る。
・手肌が顔に触れないように泡を転がして洗う。
・すすぐ際はぬるま湯で優しく洗い流す。
・タオルで拭き取る際は、押し付けるように拭き取る。
洗顔は毎日行うからこそ、肌への負担がかからないようにすることが大切です。
バリア機能を守る保湿の徹底
「早く治したい」と焦って、高濃度の美容液やたくさんの化粧品を重ね塗りするのは肌への負担が大きく逆効果になる可能性があります。
炎症がある肌は、成分が浸透しすぎて刺激になりやすい傾向にあるからです。
入浴後は化粧水と乳液を徹底して、メイクはできる限り薄くするように心がけましょう。
肌のバリア機能を補う「ヒト型セラミド」配合の保湿剤や、刺激の少ないワセリンなどの使用がおすすめです。
「食事」と「睡眠不足」などの生活習慣の見直し
肌荒れや赤みの予防・改善には、体の内側からのケアも忘れてはいけません。
糖質や脂質の多い食事(スナック菓子、ジャンクフード、揚げ物など)は、皮脂の分泌を増やし体内で炎症を促進させる可能性があります。
また、肌の修復は寝ている間に行われますので、睡眠不足が続くとターンオーバーの乱れや細胞の修復が追いつかないことも考えられます。
朝に疲れが残らないようしっかり休める睡眠環境を整え、ビタミンやたんぱく質を意識した食事を心がけて、肌が回復しやすい環境を作りましょう。
市販薬やスキンケアで「肌荒れや赤み」が解決しない場合
ここでは、ドラッグストアなどで購入できる市販薬やスキンケア商品を使っても、肌荒れや赤みが落ち着かないケースについて、詳しく解説していきます。
ただし、市販薬やスキンケアなどに効果がないという訳ではありません。
ここでは、セルフケアの限界と、治らない3つの理由を解説します。
肌内部の炎症や体質的な乾燥が続いている場合
肌荒れや赤みがなかなか治らない原因の一つとして考えられるのは、肌の奥で小さな炎症が続いていたり、乾燥しやすい体質が影響していたりする場合です。
乾燥肌はバリア機能が弱く刺激を受けやすいため、軽い摩擦やスキンケアでもダメージが蓄積する可能性があります。
炎症が起きている場合、化粧水やクリームなどの保湿だけでは、十分なケアが出来ないことも考えられます。
そのため、肌内部の炎症の大元を鎮めない限り、赤みは繰り返し発生してしまいます。
また、炎症に対して保湿剤やクリームが更に症状を悪化させる可能性もあるため、乾燥肌や肌荒れが続く方は早めのクリニック受診をおすすめします。
バリア機能の低下による「毛細血管の拡張」が進んでいる場合
健康な肌は「バリア機能」によって外部の刺激から守られていますが、肌荒れが続くとこのバリアが壊れてしまう傾向にあります。
すると、肌は外部の刺激から身を守ろうとして炎症を起こす可能性があります。
この時、ダメージを修復するための血液が必要となり、毛細血管が広がる傾向があるのです。
血管が広がり血液の量が増えると、皮膚から透けて「赤み」として現れるケースがあります。
一度広がってしまった血管は、通常の保湿ケアだけで改善が難しい場合もあるため、クリニックへの受診を検討しましょう。
新しいニキビとニキビ跡(赤み)が混在している場合
「市販のニキビ薬を塗っているのに赤みが消えない」と悩む方も少なくありません。
これは、「現在進行形のニキビ(菌による炎症)」と「ニキビ跡の赤み(炎症後紅斑)」など炎症の原因が異なっている場合があるからです。
使用しているニキビ薬が「菌を殺す作用」に優れている場合、ニキビの「傷跡の赤み」を消す効果がない場合があります。
赤みが残っていると「まだ治っていない」と勘違いして薬を塗り続け、かえって肌への刺激となり、赤みを長引かせたり、悪化させたりしているケースも考えられます。
皮膚科・美容皮膚科に行くタイミングと選び方
肌荒れや赤みは「そのうち治るだろう」と放置される方も多いですが、悪化する可能性もあるため、早めの処置が大切です。
ここでは、受診すべきタイミングとクリニックの選び方について、詳しく解説します。
肌荒れや赤みを放置すると起こりやすいリスク
肌荒れや赤みをそのままにしていると、肌の炎症が続きやすく肌を守ろうとしているメラニン色素が過剰に作られ、赤みの肌が茶色いシミ(炎症後色素沈着)に変わる可能性があります。
また、バリア機能の低下が続くと刺激に反応しやすい肌の状態となり肌荒れが長引く可能性も考えられます。
肌の炎症が続いて肌の調子が安定しなくなると、セルフケアだけでは整いにくくなるため、症状が続く場合は早めに相談することが大切です。
セルフケアで改善しない期間の目安(2週間〜1ヶ月)
皮膚科や美容皮膚科に行くタイミングとして、一つの目安にはなりますが、1週間から1ヶ月程度症状が続く場合は、クリニックへの受診を検討しましょう。
また、症状が悪化していると感じた場合は、早めの処置が必要となるため迷わず専門医に相談しましょう。
市販薬で対応できるかもしれませんが、肌荒れや赤みの原因によっては更に悪化していく可能性もあるため、おすすめはできません。
「皮膚科(保険)」と「美容皮膚科(自由診療)」の目的別選び方
治療を選ぶ際、「一般皮膚科」と「美容皮膚科」のどちらに行くべきか迷うかもしれません。
「今痛いニキビがある」なら皮膚科ですが「治らない赤みを消して肌質も改善したい」「ニキビ跡も一緒に改善したい」という場合は、美容皮膚科での治療がおすすめです。
| 診療科 | 目的 | できる | できない |
| 一般皮膚科(保険治療) | 症状を軽減する | 乾燥や炎症による肌荒れの軽減刺激による一時的な赤みの軽減など | 慢性的に続く赤みの根本改善肌質(毛穴・キメ・ハリ感)の改善など |
| 美容皮膚科(自由診療) | 症状の軽減 肌質の改善 | 長引く赤み(血管拡張・炎症後紅斑など)への光治療肌のバリア機能やキメを整える治療など | 重度の炎症や感染症など「病気の治療」生活習慣や体質などに関わる根本原因の改善など |
ひどい肌あれを根本からの改善が期待できる美容医療3選
長引く赤みや肌荒れは、セルフケアのみでは改善が難しかったり、時間がかかったりする場合があります。
根本からの改善やできるだけ短期間で効果を感じたい場合には美容医療による治療がおすすめです。
ここでは、赤みのタイプ別に3つの有効な治療法を紹介します。
IPL光治療(フォーマα)
IPL(Intense Pulsed Light)の光治療は、拡張してしまった毛細血管に光の熱エネルギーをあてることで血管を収縮させ、顔全体の赤みを落ち着かせる効果が期待できます。
肌に特殊な光を照射する治療法で、この光は「赤色(ヘモグロビン)」や「茶色(メラニン)」に反応する性質を持っています。
レーザーとは異なり肌への負担が少ないため、施術直後からメイクができる点も働く女性にとって魅力です。
また、赤みだけでなく、ニキビ跡やシミ、くすみ(メラニン)にも改善効果が期待できます。
IPLの光エネルギーがコラーゲンの生成を促すため、肌にハリと弾力を与える効果も期待できます。
ACRS療法(自己血サイトカインリッチ注射)
ACRS療法は、お肌の炎症が原因であるお肌の赤み・酒さ・赤ら顔・赤みのあるニキビ跡の改善に効果が期待できる施術です。
炎症を引き起こすサイトカインの働きを抑制し、炎症状態を緩和させることができるため、「炎症免疫療法」とも呼ばれています。
血液中に含まれる「抗炎症性サイトカイン」という炎症を抑える成分を大量に増やし、再び肌に戻す治療法です。
薬剤を使わず、自分の治癒力を利用して炎症を鎮める効果が期待できます。
炎症を抑えるだけでなくコラーゲンの生成も促されるため、ハリや弾力の向上も期待できます。
クレーターのようなニキビ跡には、ポテンツァやダーマペンと併用もおすすめです。

イソトレチノイン
イソトレチノインは、重度のニキビや再発を繰り返すニキビに改善効果が期待できるニキビ治療薬です。
顔全体の赤みの原因が「次から次へとできる赤ニキビ」である場合、ニキビができる連鎖そのものを断つ必要があります。
重症のニキビや何をしても再発するニキビに対して高い効果が期待できます。
日本では、ニキビ治療薬として厚生労働省の認可は受けていませんが、アメリカ食品医薬品局(FDA)では1982年に認可され、40年以上にわたり欧米で「重度ニキビ治療の第一選択」として広く用いられている治療法です。
繰り返すニキビの連鎖を断ちたい方にとって、おすすめの選択肢です。

まとめ
今回は、肌荒れや赤みが治らない原因とその解決策について解説してきました。
長引く赤みや肌荒れの原因の一つとして、表面ではなく肌深部の炎症を引き起こしている可能性があります。
肌荒れや赤みは放置するとシミや跡など悪化する可能性もあるため、早めに専門医への相談を検討しましょう。
美容医療による肌荒れや赤みの改善は、肌質の改善も同時に期待できるためおすすめです。
プライベートスキンクリニックでは、IPL光治療やACRS療法、イソトレチノインなど、一人ひとりの症状や理想の仕上がりに合わせた治療をご提案しています。
肌荒れや肌の赤みにお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
市販薬や市販のスキンケア商品で肌荒れが治りにくい理由は?
市販されているものは、有効成分の配合量や種類が医療機関で処方されるものと比較して少ない傾向にあるほか、ご自身で選んだ商品が症状や肌質に合わない可能性があります。
医療機関で診察を受け、患者様の症状に合った治療を受けることをおすすめします。
肌荒れの赤みはいつ治りますか?自然に消えますか?
自然治癒する場合もありますが、時間がかかることやスキンケア方法によっては更に悪化することも考えられます。
悪化すると改善までに更に時間がかかってしまったり、肌質の改善が難しくなる可能性もあるため、早めのクリニックへの受診をおすすめします。
短期間で赤みや肌荒れを治すにはどうすればいいですか?
スキンケアや市販薬の使用によるセルフケアで、ひどい赤みや肌荒れを短期間で改善することは難しいでしょう。
再生療法の場合、1回の施術後でも効果を感じられる方もいますが、一般的に効果を実感するまでには3週間〜4週間程度かかる傾向です。
症状や施術によって効果の現れ方は変わるため、まずはクリニックへの相談をおすすめします。
ビタミンC化粧水で赤みは消えますか?
ビタミンCには抗酸化作用や抗炎症作用などが期待できるため、軽度の赤みや予防には有効とされています。
しかし、肌荒れがひどく炎症が強い時期には、ビタミンC自体が刺激となることも考えられます。
原因にあった治療をするためにも、クリニックへの受診をおすすめします。
赤みがある時、ファンデーションなどのメイクはどうすれば良いですか?
メイクは肌への負担になるため、本来はノーメイクで肌を休ませるのが理想です。
メイクをする場合は、厚塗りしないようにしましょう。
またメイク落としの際も、クレンジング剤による強力な洗浄や摩擦が肌への一番の負担になるため、落としやすいメイクで肌へのダメージを最小限に抑えましょう。
診療時間
[ 完全予約制 ] 10:30〜19:00
土日診療あり
| 美容外科・ 美容皮膚科 |
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このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
| 平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
|---|---|
| 平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
| 平成24年 | 医学博士学位取得 |
| 平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
| 令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第48回 日本美容外科学会総会(2025年9月25日~26日)
- 顎のヒアルロン酸注入を用いた輪郭形成-248症例の治療経験
- 第43回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会(2025年8月16日~17日)
- POTENZA®を用いた美肌・毛穴・ニキビ治療の臨床経験
- 第42回 日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について
- 第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察









