ギャザー顔とは？特徴や治し方を医師が徹底解説

友達が撮った写真に写る自分を見て「自分ってこんな顔だった？」とよく感じる方は、もしかしたら、ギャザー顔かもしれません。

普段はこんな顔に見えているのかと思うと、他人からの見え方にショックを受ける方もいると思います。

この記事では、ギャザー顔の特徴や原因をわかりやすく解説しながら、美容医療による改善方法を丁寧に紹介します。写真写りに自信を持ちたい方や、自撮りは問題ないのに、他撮りだと全然可愛くない、盛れないと感じている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。

ギャザー顔とはどんな顔？

SNSで話題の「ギャザー顔」とは、自撮りは盛れるのに、他撮りだとうまく撮れず、お顔の印象に差がでやすい顔立ちのことを言います。

ギャザー顔の方は、目・鼻・口などの顔のパーツが中心に寄って見えやすい傾向があります。

各パーツの配置や輪郭のバランスの影響で、自撮りと他撮りの写りにギャップがでてしまうのです。

決して悪い顔立ちというわけではなく、バランスの影響で見え方が変わりやすいお顔といえます。

ギャザー顔の特徴とは？

ギャザー顔は角度によって印象が大きく変わりやすい顔立ちです。顔のパーツ配置や余白のバランスが影響しています。

ギャザー顔には、次のような特徴が見られます。

• こめかみ・頬・顎などの余白が広く見える
• 目・鼻・口などのパーツが中心に寄っている
• 全体的に立体感が弱く、平面的に見えやすい
• 目や鼻などのパーツが小ぶりで控えめ
• 唇が薄めで、顔の中央に情報が集まりやすい

これらの特徴が重なると、光の当たり方や撮影距離の違いで見え方が変わりやすく、他撮りで丸顔に見えたり、フェイスラインがもたついて太って見えたりするケースが増えます。

ギャザー顔診断

ギャザー顔かどうか判断したい場合は、まず自分の写真写りの傾向をチェックするのが近道です。

自撮りと他撮りの差が大きい方は、ギャザー顔の特徴に当てはまるかチェックしてみましょう。

• 自撮りと他撮りで顔の印象が違う
• 他撮りだと太って見える写真が多い
• 顔全体の余白が広く見える
• 顔のパーツが中心に寄って見える
• 彫りが浅く、のっぺりした印象である
• 目、鼻、口などのパーツが小さい
• 丸顔に見られやすい
• 涙袋が目立たない
• 奥目ぎみである

これらはギャザー顔の典型的なサインで、写真写りに悩む方の多くが当てはまるポイントです。

自撮りと他撮りでギャップがでるのはなぜ？

撮り慣れている自撮りは、自分が最も魅力的に見える角度で撮れるのに対し、他撮りは角度も表情も選べないため、ギャップが生まれやすい傾向があります。

ギャザー顔の特徴を持つ方は、撮影者の位置や距離など条件の違いにより、写りの差がより強調されやすくなるのです。

角度も表情も整っていない

他撮りでは、自分がきれいに見える角度で撮られるとは限りません。さらに、表情を作る準備ができていないままシャッターを切られるため、普段の自分とは違う印象になってしまいます。

自分が見慣れていない顔

他撮りでは、普段自分が鏡で確認している角度とはまったく違う方向から撮られるため、見慣れない表情が写りやすくなります。鏡を見るときは無意識に表情を整えたり、顔を少し傾けたりして、自分が好む角度で見ています。他撮りではリラックスした状態のまま撮影されるため、思っている以上にギャップがでやすいのです。

カメラのレンズの特性

スマホの多くは広角レンズが搭載されており、近い位置にあるものを大きく、遠い位置にあるものを小さく写す特性があります。そのため、撮影距離が変わるだけで顔の見え方が大きく変化します。

自撮りはレンズとの距離が近いため、顔の中心部分が強調され、立体的に見えやすくなります。一方、他撮りは一定の距離を保って撮影されるため、本来のバランスに近い写りになります。その結果、自撮りと他撮りで印象に差が生じてしまいます。

ギャザー顔は治せる？おすすめ美容施術

ギャザー顔の改善のポイントは「①余白を引き締める」「②パーツの立体感を高める」の2つです。

ギャザー顔は、お顔の余白が広く見える状態や、パーツの存在感が弱い状態によって強調されやすい特徴があるため、それを軽減する美容施術が効果的です。

お顔の余白を減らす施術

頬まわりや顎下、フェイスラインが引き締まると、顔の外側のラインが整い、パーツとのバランスが取りやすくなります。

ギャザー顔は中心に情報が集まりやすいため、外側の余白を減らすだけで印象が大きく変わります。

フェイスラインをすっきり見せる施術や、エラの張りを和らげる施術が有効です

脂肪吸引注射

カニューレを使って余分な脂肪を取り除く施術です。

頬（ジョールファット）・あご下・フェイスラインの脂肪にアプローチでき、小顔効果が期待できます。脂肪細胞そのものが減るため、リバウンドしにくい点も魅力です。

丸顔が気になる方、フェイスラインのもたつきが気になる方、ギャザー顔を根本から改善したい方に向いています。

糸リフト（スレッドリフト）

医療用の糸を皮下に挿入し、肌のたるみを引き上げる施術です。

リフトアップ効果が高く、輪郭がスッキリ整います。挿入した糸の刺激により、コラーゲンやエラスチンの生成が促され、ハリ・弾力アップも期待できます。

頬や顎、フェイスラインのゆるみ、もたつきが気になる方におすすめで、余白を引き締めてギャザー顔の印象を軽減できます。

エラボトックス

咬筋にボトックスを注入して筋肉の張りをやわらげる施術です。咬筋のボリュームが落ち着くことでエラの張りが目立ちにくくなり、輪郭がすっきりします。フェイスラインが細く整うため、小顔効果を求める方にも人気があります。

咬筋が発達しているタイプの方は、外側の余白が広く見えやすくなります。エラボトックスで輪郭がシャープになると、顔全体のバランスが整い、立体感が出やすくなります。

医療ハイフ（HIFU）

医療ハイフは、超音波の熱エネルギーをSMAS（表在性筋膜）へ直接届けて引き締める施術です。土台となる層にアプローチできるため、肌のたるみを引き締めながらハリを高め、リフトアップを目指せます。

頬のたるみやフェイスラインのもたつきが気になる方に人気で、ギャザー顔特有の“外側の余白が広く見える悩み”にも相性が良い施術です。

デンシティ

デンシティは、高周波（RF）を真皮層に届けて肌を内側から引き締める施術です。医療ハイフより浅い層にアプローチするため、肌全体のハリ感を高めたい方に向いています。
フェイスラインの軽いもたつきや、頬まわりのゆるみが気になる場合にも相性が良く、外側の余白がすっきり見えやすくなります。

お顔のパーツの主張を強くする施術

目元や唇などのパーツをしっかり際立たせると、顔全体に立体感が生まれ、バランスが整いやすくなります。ギャザー顔は中心に情報が集まりやすい特徴があるため、パーツの存在感が弱いと余白が強調され、のっぺりした印象につながりやすくなります。

目元や口元のボリュームを自然に引き出す施術を取り入れると、中心部分の印象が強まり、余白が目立ちにくくなります。

二重埋没法

二重埋没法は、糸でまぶたを留めて自然な二重ラインをつくる施術です。切開を伴わないため傷跡が目立ちにくく、ダウンタイムも短めで、初めての目元施術としても選ばれやすい方法です。

二重幅が整うと目元の存在感が強まり、顔全体に立体感が生まれます。

涙袋ヒアルロン酸

涙袋がふっくらすると、目元に立体感が生まれ、やさしく親しみやすい印象が強まります。涙袋のヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸を注入して自然な丸みをつくる施術で、施術直後から変化を感じやすい点も魅力です。

涙袋があるだけで目元の印象がぐっと強まり、顔全体のバランスが整いやすくなります。

唇ヒアルロン酸

唇ヒアルロン酸は、唇に自然なボリュームを出したり、形を整えて立体感を高める施術です。

ふっくらとした唇になると、顔全体のバランスが整い、中心パーツの存在感が強まります。
薄い唇が気になる方はもちろん、鼻下を短く見せたい方にも向いており、口元の印象を自然にアップさせたい方に人気の施術です。

その他こんな施術もギャザー顔におすすめ

以下の施術も、余白の引き締めやパーツの立体感アップに役立ちます。

• 脂肪溶解注射：余分な脂肪をピンポイントで減少させて、脂肪によるもたつきを軽減します
• リフトアップヒアルロン酸：たるみを解消し輪郭のバランスを整えます
• ジャルプロスーパーハイドロ：肌のハリ不足やたるみを改善し、引き締まった印象をサポートします

ギャザー顔の原因は人によって異なるため、ご自身に適した施術の選択が大切です。複数の施術の組み合わせも効果的です。

結局ギャザー顔はどうすればいい？

ギャザー顔は、気になる部分を正しく把握して整えるだけで印象が大きく変わります。

どのパーツが原因になっているのかを理解することが、改善の第一歩です。

「ここが気になる」「もう少しこう見せたい」というポイントを明確にすると、ギャザー顔の印象はぐっと変わりやすくなります。

ギャザー顔のお悩みは、メイクの工夫でカバーできる場合もありますし、よりしっかり改善したい方は、美容施術を選ぶのもひとつの方法です。

施術といっても大がかりなものばかりではなく、短時間で受けられるライトな選択肢も増えていますので、自分に合った方法を選ぶのがおすすめです。

ギャザー顔を改善したい方はプライベートスキンクリニックへ

当クリニックでは、フェイスラインを整える施術をはじめ、目元や口元などパーツごとのお悩みに合わせた施術を幅広くご用意しています。

ギャザー顔と一口に言っても、原因は人によって異なります。

たるみが中心の方もいれば、脂肪のつき方やエラの張りが影響しているケースもあります。原因が違えば、最適な治し方も変わります。

また、ダウンタイムの許容度や予算、仕上がりのイメージも一人ひとり違います。

丁寧なカウンセリングでお悩みの症状や状態を確認し、ギャザー顔の改善につながる施術をご提案します。無理のない範囲で続けられる治療プランを一緒に考えますので、初めての方も安心してご相談いただけます。

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まとめ

ギャザー顔の特徴と治し方についてご紹介しました。

ギャザー顔対策に大切なのは、「余白の引き締め」と「パーツの立体感アップ」です。

フェイスラインのゆるみや脂肪による影響が大きい場合は、引き締め施術が効果的です。目元や鼻・口元の立体感が弱い場合は、パーツのバランスを整える施術が役立ちます。

メイクでカバーしきれないと感じている方や、根本的な改善を目指したい方は、美容施術を取り入れると変化を実感しやすくなります。

ギャザー顔の治し方に迷っている方は、クリニックで原因を見極めたうえで、自分に合うアプローチを選ぶのがおすすめです。

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。

ギャザー顔が気になる方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。

医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております！