早めにやるべき美白ケア施術と紫外線対策

普段から紫外線対策をしているのに、うっかり日焼けをしてしまったという経験はありませんか？ちょっとした外出でも肌にヒリツキを感じたり、赤みがでてきたりして後悔した経験は誰しもあるはずです。

この記事では、うっかり日焼けしてしまった際にやるべきケアとこれからの時代の紫外線対策についてご紹介します。日焼けは肌にとって大敵です。美肌を保つためにもぜひ参考にしてみてください。

日焼け後の肌はどうなっているのか

まずは、日焼けした肌の状態についてご説明します。大きく分けて赤みのある時期と黒くなる時期に分かれます。

赤みがでる日焼け（サンバーン）

一般的に日焼け後、数時間〜半日ほどで赤くなるとされています。

赤みのある時期は、紫外線による炎症反応を起こしている状態です。ヒリツキや熱感を感じ、日焼けしたことに気づく方も多いでしょう。

赤みは、紫外線によって肌表皮にダメージが加わっている状態のため炎症を抑えるケアが必要です。早い時期に正しいケアを行うことでシミや色素沈着などの肌トラブルを未然に防げます。

黒くなる日焼け（サンタン）

日焼けをして数日〜1週間ほど経過して肌が黒くなる現象をサンタンと呼びます。

痛みや熱感は落ち着いていますが、色素沈着やシミ、くすみがでてしまうケースがあります。紫外線が真皮層にまで届き、メラノサイトが活性化することでメラニン色素が過剰に生成され、肌が黒くなるとされています。

ケアを怠ると、シミや色素沈着が定着してしまうため、美白ケアやターンオーバーを促すケアが効果的です。

日焼け後の正しいケアとNG行動

うっかり日焼けしてしまった場合は、その後のケア次第で肌トラブルを回避できますので参考にしてみてください。

冷やす

特に日焼け直後の赤みに対しては、冷やすことが効果的です。冷やすことで炎症を抑えられ、熱感やヒリツキが軽減されます。

冷たいタオルや氷枕、アイスノンを患部に当てることで冷却できるため、お試してみてください。

保湿する

日焼け後は、肌のバリア機能が低下し、乾燥を引き起こしているため保湿ケアを入念に行いましょう。

乾燥による肌の二次トラブルを防ぐためにも保湿は効果的です。保湿クリームや保湿成分が豊富に含まれた化粧水などを活用しケアを行ってみてください。

美白スキンケア

日焼け後に赤みが引いてきたら色素沈着やシミ、くすみを防ぐためにも美白スキンケアを取り入れましょう。

ビタミンCやトラネキサム酸が豊富に含まれたサプリや化粧品を取り入れましょう。赤みが落ち着いた後は、レーザーによるトーニング治療や美白点滴、内服治療を受けてみるのもおすすめです。

摩擦や刺激を避ける

日焼けした患部が気になり、触ってしまう方も多く見受けられますが、摩擦や刺激を避けることで色素沈着などの皮膚トラブルの予防につながります。

スキンケアアイテムも刺激の強いものは避け、肌に優しい低刺激のアイテムを使用しましょう。

熱いお風呂を避ける

日焼けした肌は、炎症を起こしており軽い火傷をしている状態です。熱いお風呂に入ると、さらに皮膚温度が上昇し、炎症が強くでてしまいます。

また、熱いお湯に入ると、血流が促進されるため炎症反応が悪化し、痒みやヒリツキの原因になります。同じ理由で、飲酒や激しい運動も血流がよくなるため日焼け後は避けましょう。

皮は絶対に自分でむかない

日焼け後の皮むけは、正常なターンオーバーの働きです。しかし、ご自身で皮をむいてしまうと、ターンオーバー途中の未熟な新しい肌まで傷つけてしまい、乾燥やヒリツキが強くなるリスクがあります。

皮をむくことで炎症が長引き、PIH（炎症後色素沈着）のリスクも高まってしまいます。保湿を心がけ、ターンオーバーで自然に皮がむけるのを待ちましょう。

肌が落ち着いたら始めたいおすすめ美白ケア施術

日焼け後の肌の赤みが落ち着いてきた方に向けて当院の美白ケア治療をご紹介します。

レーザートーニング

レーザートーニングとは、やさしいレーザーを当てることで、シミや色素沈着、くすみを改善させ、肌のトーンアップが期待できる治療法です。

当クリニックでは、「QスイッチYAGレーザー」を搭載したメドライトC6を使用しています。低出力のQスイッチYAGレーザーを少しずつ繰り返し照射することで、肌に負担をかけずに肌表面に蓄積したメラニンを分解・排泄し、日焼け後のダメージから回復させます。

日焼け後のくすみや肌の色ムラを整えたい方におすすめの施術で、回数を重ねるごとに明るく均一な肌トーンに近づきます。

点滴治療

当クリニックでは、日焼け後のケアとして3種類の点滴をご用意しております。身体の内側からの紫外線ケアは非常に有効です。

白玉(高濃度グルタチオン)点滴

白玉点滴（高濃度グルタチオン点滴）は、グルタチオンの強力な抗酸化作用により、内側から美肌効果が期待できる点滴治療です。

美白効果はもちろん、シミ・くすみの改善、疲労回復、エイジングケアなど効果は多岐にわたります。経口摂取に比べて吸収率が高く、即効性があるため気になる方はお問い合わせください。

美白点滴

当クリニックの美白点滴には、トラネキサム酸、アスコルビン酸、ビタメジンが配合されています。日焼け後のお肌だけではなく、シミや肝斑でお悩みの方やに効果的な美容点滴として多くの患者様に選ばれている点滴です。

トラネキサム酸には、シミの元になるメラノサイト活性要因を抑制する働きや抗炎症作用があります。アスコルビン酸には、ビタミンCの不足を改善し、美白作用に効果的です。ビタメジンには、皮膚や粘膜の健康維持や皮膚炎を予防します。

高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴は、血液中のビタミンC濃度を上げることで、抗酸化作用や美肌効果が期待できる治療法です。

ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑制しシミ、くすみを予防します。サプリメントなどでもビタミンは摂取できますが、高濃度ビタミンC点滴は、それらの20〜50倍ビタミンCを血液に取り込めます。

シミや色素沈着を薄くして肌を明るくするだけではなく、免疫力アップなどさまざまな効果が期待できるため気になる方はお問い合わせください。

美白内服薬

内服薬も日焼け後の美白ケアにおすすめです。

当クリニックでは、トラネキサム酸錠とシナール錠をおすすめしております。シナールは、メラニン生成を阻害し、シミの改善や美白効果が期待できる薬剤です。また、トラネキサム酸も美白効果があり、併用して内服することで高い効果が期待できます。

内服は気軽に摂取できるため美容施術や点滴治療に抵抗のある方にもおすすめです。

もう焼かない！これからの紫外線対策

うっかり日焼けを防ぐためにおすすめの紫外線対策についてご紹介します。これからの紫外線対策は、「塗る」日焼け止めと「飲む」日焼け止めの併用がおすすめです。

正しく塗って効果的な紫外線対策

日焼け止めは正しく塗ることで効果が期待できますが、正しく塗れていないケースもみられます。一般的な日焼け止めの正しい塗り方についてご紹介します。

1. 乾燥した清潔な肌に塗る洗顔後など肌が清潔で乾いた状態で日焼け止めを塗りましょう。

また、外出直前で塗るのではなく、外出30分前から塗ることで日焼け止めが肌に浸透し、より効果が期待できます。

2. 適量を使う

効果を発揮するために多めに塗る方がいますが、適量を守ることが大切です。少ない場合も効果を発揮しづらいので適量を守りましょう。

3. 十分に馴染ませる

日焼け止めを塗った後は、しっかりと肌に馴染ませることが大切です。指腹で優しく滑らせるようにして馴染ませましょう。また、同じ方向からではなく、上下左右、格子状に塗ることで塗りムラを防げます。

4. 汗をかいたら塗り直しを忘れずに

汗をかいたり、海やプールに入った後は、日焼け止めが落ちてしまうことがあるので、小まめに塗り直しましょう。

当クリニックでは以下の製品を扱っております。ぜひチェックしてみてください。

飲む日焼け止めで体の内側からバリア

これからの紫外線対策は「塗る」だけではなく、内側から「飲む」ことも重要視されています。

紫外線を内部から守ることで肌へのダメージを軽減し、紫外線に対する耐性を高めます。塗る日焼け止めと比べて塗る手間が省けるため手軽に紫外線対策ができるためおすすめです。

飲む日焼け止めは、単体ではなく、塗る日焼け止めとの併用が推奨されています。塗る日焼け止めと飲む日焼け止めを組み合わせて鉄壁の紫外線対策を心がけましょう。

当クリニックで扱っている商品はこちらになります。気になる方はご確認ください。

飲む日焼け止め

まとめ

うっかり日焼けしてしまったとお悩みの方に向けて、日焼け後の肌の状態とセルフケア、おすすめの美容医療、紫外線対策についてご紹介しました。

肌老化のほとんどは、紫外線が原因とされており、紫外線による肌トラブルは深刻です。そのため日焼け後は正しいケアをする必要があります。

当クリニックでは、日焼けでダメージを受けた肌に対してさまざまなアプローチでケアを行なっております。また、紫外線対策として「塗る」アイテムと「飲む」アイテムをご用意していますので気軽にお問い合わせください。

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。日焼け後の肌でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております！