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【学会発表報告】134症例の学会発表データで解説!額(おでこ)のヒアルロン酸は何cc必要?自然な丸みを作る注入のポイント
この記事でわかること
- 額のヒアルロン酸の平均注入量と目安
- 年代別の注入量やお悩みの違い
- 自然で美しい丸いおでこを作るポイント
- 学会で紹介された3cc注入の実際の症例
「おでこをふっくら丸くしたいけれど、ヒアルロン酸は何cc必要なんだろう?」
「ヒアルロン酸を入れすぎて、不自然な仕上がりにならないか心配…」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
丸みのある額は、やわらかく若々しい印象を与える大切なパーツです。また、額から鼻へと続くラインが整うことで、横顔全体の印象も変わります。
しかし、額の形や骨格、くぼみの程度は人それぞれ。理想の仕上がりに必要なヒアルロン酸の量も異なります。
そこで今回は、当クリニックの井畑峰紀医師が第67回日本形成外科学会総会・学術集会で発表した「額へのヒアルロン酸注入134症例の検討」をもとに、平均注入量や年代別の傾向、自然で美しい額を作るためのポイントを分かりやすく解説します。
目次
額(おでこ)のヒアルロン酸は何cc必要?平均は約3cc
結論からお伝えすると、当クリニックで額のヒアルロン酸注入を行った134症例の平均使用量は約3cc(3ml)でした。
これは、2023年3月から9月までの7か月間に施術を行った症例を分析した結果です。
額全体に自然な丸みを出したい場合、3cc前後がひとつの参考になります。
ただし、すべての方に3ccが適しているわけではありません。
例えば、もともとの額の形を活かして部分的なくぼみを整えたい方と、額全体にしっかりと丸みを出したい方では、必要な量が異なります。
今回の発表でも、患者様のご希望や額の形によって、4cc程度、場合によっては6cc程度が必要になるケースが紹介されました。
大切なのは、何cc注入するかだけではなく、どこに、どのような形で注入するかということです。
当クリニックでは、患者様の骨格や額の形、理想の仕上がりを確認しながら、必要な注入量をご提案しています。
※約3ccは当クリニックの134症例における平均値であり、すべての方に適した注入量を示すものではありません。
第67回日本形成外科学会で井畑医師が134症例の臨床データを発表
2024年4月10日〜12日に神戸で開催された「第67回日本形成外科学会総会・学術集会」において、当クリニックの井畑医師が額のヒアルロン酸注入に関する発表を行いました。
学会概要
- 学会名:第67回日本形成外科学会総会・学術集会
- テーマ:Entrust the Future of NIPPON to You, Japanese Plastic Surgeon 日本の形成外科へ未来を託す
- 会期:2024年4月10日(水)〜12日(金)
- 会場:神戸国際会議場・神戸ポートピアホテル
- 発表医師:井畑 峰紀 医師
- 演題:額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 ― 使用量についての経験及び検討 ―
- 対象:2023年3月〜9月に施術を受けた134症例
- 公式サイト:https://convention.jtbcom.co.jp/jsprs67/index.html
なぜ134症例の注入量を検討したの?
ヒアルロン酸注入のカウンセリングでは、患者様から「何ccくらい必要ですか?」というご質問をよくいただきます。
しかし、額の輪郭形成に必要なヒアルロン酸の量については、教科書などでも明確な目安が十分に示されていないのが現状でした。
そこで井畑医師は、当クリニックで実際に治療を行った134症例をもとに、平均使用量や年代による違いを検討しました。
今回の発表は、日々の診療で得られた経験を整理し、患者様一人ひとりに適した注入量を考えるための取り組みです。
方法と対象
目的
ヒアルロン酸を用いた額の輪郭治療における使用量の検討
実施期間
2023年3月~9月の7ヵ月間
方法
局所麻酔ブロック下で、ヒアルロン酸による額の輪郭治療をおこなった134症例( Juvederm Vista® VOLUMA XCを用いた症例のみ)について、年代別と使用量について検討した。
対象
人数:134人(女132:男2)
結果
全体の平均使用量は2.77mlで、20代は3.05ml、30代は2.43ml、40代2.60ml、50代は3.03mlであった。
【134症例の分析結果】年代によってヒアルロン酸の必要量は違う?
今回の134症例には、20代から50代まで、幅広い年代の患者様が含まれていました。
特に20代・30代の方がやや多い傾向にありましたが、注目したいのは、20代と40代以降でヒアルロン酸の使用量が多い傾向が見られたことです。
その背景には、年代によって額のヒアルロン酸注入を希望される理由が異なることが考えられます。
| 年代 | 主な目的・お悩みの傾向 | 注入量の傾向 |
|---|---|---|
| 20代 | しっかり丸みを出したい、大きな変化を希望 | 使用量が多い傾向 |
| 30代 | 骨萎縮による凹みのみの改善を希望 | 使用量が少ない傾向 |
| 40代・50代 | 加齢による骨吸収や額の形の変化を補正したい | 使用量が多い傾向 |
※年代ごとに必要な注入量が決まっているわけではありません。
20代のお悩み:ふっくらとした丸みや立体感のある額を目指したい
20代の方には、加齢による変化を補うというよりも、もともとの額の形を整え、ふっくらとした丸みを出したいというご希望が多く見られます。
例えば、「おでこをもっと丸くしたい」「かわいらしい印象にしたい」といったご希望です。
今回の検討でも、20代の患者様では比較的大きな変化を希望される方が多く、4cc程度、場合によっては6cc程度のヒアルロン酸が必要となるケースがありました。
ただし、額を大きく前に出せば美しく見えるというわけではありません。
顔全体のバランスを確認しながら、その方に合った自然な丸みを目指すことが大切です。
30代のお悩み:骨萎縮による額のくぼみを自然に整えたい
30代の方は、額全体にしっかりとした丸みを出すというよりも、骨萎縮によって生じたくぼみを改善したいというご希望が多く見られました。例えば、「眉毛の上のくぼみが気になる」「額の凹凸をなめらかに整えたい」といったお悩みです。
今回の学会発表では、30代の平均使用量は2.43ccで、20代の3.05cc、40代の2.60cc、50代の3.03ccと比較して、最も少ない結果となりました。
これは、額全体に大きな変化を求めるのではなく、骨萎縮によるくぼみの改善を希望される方が多かったためと考えられます。気になる部分を適切に補正し、もともとの額の形を活かしながら、自然でなめらかなラインに整えることが大切です。
40代・50代のお悩み:加齢によるくぼみや額の形の変化を補正したい
年齢を重ねると、骨吸収などの影響によって額の形が少しずつ変化することがあります。
若い頃と比べて丸みが失われたり、額の凹凸が目立つようになったりすることもあります。
「昔よりおでこがゴツゴツして見える」
「眉毛の上のくぼみが気になる」
このようなお悩みでヒアルロン酸注入を検討される方もいらっしゃいます。
今回の学会発表でも、40代・50代の患者様では、極端な丸みを希望するというより、加齢による額の形の変化を補正するために、4ccや6cc程度のヒアルロン酸が必要となるケースが紹介されました。
【井畑医師が解説】自然で美しい丸いおでこを作る3つのポイント
「おでこを丸くしたいなら、真ん中にヒアルロン酸を入れればいいのでは?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、自然で美しい額を作るためには、中央部分だけでなく、周囲のくぼみや額全体の立体的なバランスを考えることが重要です。
今回の学会発表でも、井畑医師は注入量だけでなく、どの部分にヒアルロン酸を注入するかについて詳しく解説しています。
1眉毛の上や外側のくぼみを整える
額に丸みを出す際に意識したいのが、眉毛の上や外側のくぼみです。 額の中央部分に十分なボリュームがあっても、眉毛の外側にくぼみが残っていると、額全体の丸みを感じにくくなることがあります。 そのため、中央だけを膨らませるのではなく、くぼみが目立つ部分も含めてバランスを調整することが大切です。
2額の上部も含めて全体の丸みをデザインする
患者様ご自身は、目立っている眉毛の上のくぼみにヒアルロン酸を入れたいと考えられることが多くあります。 しかし、実際には額の下の方だけに注入するよりも、額の上部にボリュームを補うことで、全体のラインが美しく見えるケースもあります。 例えば、額の下部のくぼみを改善した後、もう少し丸みを出したい場合、同じ部分に追加するのではなく、額の上部や周囲の形を見ながら注入位置を検討します。 このように、部分的なくぼみだけでなく、額全体の立体的な形を考えることが自然な仕上がりにつながります。
3顔全体の黄金比や骨格とのバランスを考える
美しい額の形を考えるうえでは、額だけでなく顔全体のバランスを見ることも大切です。 井畑医師は、顔の黄金比をひとつの基準としながら、鼻などのパーツとのバランスや、年齢による骨格の変化を考慮して額の形を整えています。 また、子どもの額のような自然な丸みは、若々しくやわらかい印象につながる要素のひとつです。 当クリニックでは、患者様それぞれの骨格や額の形に合わせ、不自然に膨らみすぎない、バランスの取れた額を目指しています。
【学会発表症例】20代女性・ヒアルロン酸3ccで額のくぼみを改善
今回の学会では、実際に額のヒアルロン酸注入を行った20代女性の症例も紹介しました。
この患者様は、もともと額がややくぼみ気味で、眉毛の上にもくぼみが見られました。
そこで、眉毛の外側のくぼみと額の中央部分を中心に、ジュビダームビスタRボリューマXCを合計3cc注入しました。
施術内容
- 年代:20代女性
- 施術部位:額(眉毛の外側・額中央部)
- 使用製剤:ジュビダームビスタ®ボリューマXC
- 注入量:合計3cc
額のヒアルロン酸注入に「ボリューマXC」を使用する理由
額に使用するヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、製剤によって硬さや形の保ちやすさなどが異なります。
今回の学会発表では、井畑医師が製剤の選び方についても解説しています。
例えば、やわらかめの製剤を好む医師はボリフトを選ぶことがありますし、より硬さのある製剤としてボラックスを選択する考え方もあります。
当クリニックでは、額の輪郭形成に主に「ジュビダームビスタ®ボリューマXC」を使用しています。
ボリューマXCを選ぶ理由のひとつは、額の形をきれいに整えながら、その形をある程度維持することを重視しているためです。
また、井畑医師は、ボリフトと比較して持続性の面でもボリューマを選ぶことが多いと説明しています。
ただし、使用する製剤は医師によって考え方が異なり、額の状態や希望する仕上がりに応じた判断が必要です。

処置前と施術直後

処置前と施術1カ月後

まとめ|額のヒアルロン酸は「何cc入れるか」だけでなく「どこに入れるか」が大切
今回、井畑医師が日本形成外科学会で発表した134症例の検討では、額のヒアルロン酸注入の平均使用量は約3ccでした。
また、20代ではしっかりとした丸みを希望する方、40代以降では加齢による額の形の変化を補正する方など、年代によって治療の目的に違いが見られました。
自然で美しい額を作るためには、中央部分だけでなく、眉毛の上や外側のくぼみ、額の上部なども含めて全体のバランスを考えることが重要です。
プライベートスキンクリニックでは、形成外科の知識とヒアルロン酸注入の経験をもとに、患者様一人ひとりの骨格やご希望に合わせた治療をご提案しています。
「自分のおでこには何ccくらい必要?」
「丸くしたいけれど、不自然な仕上がりは避けたい」
そんな方は、ぜひお気軽に当クリニックへご相談ください。
理想のイメージを丁寧にお伺いしながら、自然でバランスのよい仕上がりを一緒に考えていきましょう。
額のヒアルロン酸は「何cc入れるか」だけでなく「どこに入れるか」が大切。解剖学を熟知した医師が患者様一人ひとりに適した治療をご提案します。
【学会発表】額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の 134 症例について井畑先生が発表しました!【大阪梅田プライベートスキンクリニック】
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
額のヒアルロン酸は年代によって必要量が違いますか?
今回の検討では、20代と40代以降で使用量が多い傾向が見られました。
20代ではしっかりとした丸みを希望する方が多く、40代・50代では加齢による骨格の変化を補正するため、使用量が増えるケースがありました。
ただし、年齢だけで必要量が決まるわけではありません。
額の中央だけにヒアルロン酸を入れれば丸くなりますか?
中央部分だけでなく、眉毛の上や外側、額の上部なども含めてバランスを考えることが大切です。
特に眉毛の外側のくぼみが残っていると、額全体の丸みを感じにくい場合があります。
額のヒアルロン酸はどの製剤を使用しますか?
当クリニックでは、額のヒアルロン酸注入には、主に「ジュビダームビスタ®ボリューマXC」を使用しています。
形の作りやすさや持続性などを考慮して選択していますが、適した製剤は患者様の状態によって異なります。
患者様ひとりひとりの状態を見て、医師が患者様に適した製剤を選択し、患者様にご説明します。
診療時間
[ 完全予約制 ] 10:30〜19:00
土日診療あり
| 美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
|---|---|
| 所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
| 診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
| 平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
|---|---|
| 平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
| 平成24年 | 医学博士学位取得 |
| 平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
| 令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第48回 日本美容外科学会総会(2025年9月25日~26日)
- 顎のヒアルロン酸注入を用いた輪郭形成-248症例の治療経験
- 第43回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会(2025年8月16日~17日)
- POTENZA®を用いた美肌・毛穴・ニキビ治療の臨床経験
- 第42回 日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について
- 第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察












井畑医師からのコメント
今回の症例では、眉毛の上のくぼみが改善され、額全体になめらかな丸みが生まれました。
施術直後には多少の凹凸が見られましたが、1か月後にはヒアルロン酸がなじみ、自然な額のラインが確認できました。
この症例からも、額のヒアルロン酸注入では、中央部分を膨らませるだけでなく、くぼみの位置を見極めて注入することが重要だと分かります。
※症例の仕上がりや経過には個人差があります。