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「糸リフトは怖いけど、たるみはどうにかしたい」そんな方へ。ヒアルロン酸リフトアップの症例を医師が解説

【糸リフトが怖くてためらっている方へ】ヒアルロン酸でのリフトアップ症例を医師が解説

監修医師

医療法人優聖会 最高顧問 井畑 峰紀 医師

井畑医師の詳細はこちら
井畑峰紀医師

「たるみが気になってきたら、次は糸リフト」——そう思っていませんか?

実は、糸・ヒアルロン酸・ハイフ・高周波など、どれが正解かは効果だけで決めなくていいと考えています。施術への抵抗感、痛みへの耐性、どのくらいの変化を求めているか。治療の選択には、あなた自身の気持ちも立派な判断軸です。

今回ご紹介する40代の患者様も、まさにその「選択の入口」で悩まれていた一人でした。

今回の症例【40代女性】

患者様のお悩み

「HIFUを2回受けたんですが、最近なんか物足りなくて。口横のポニョも気になってきたし、もっと効果的な治療を探していたんです。糸リフトも考えたけど、異物を入れるのが怖くて…プライベートスキンクリニックのHPを見ていたらヒアルも良いかも?と思っています。」

この患者様の主なお悩みはこの4つ。

  • HIFUだけでは物足りなくなってきた
  • 口横のポニョが気になる
  • 糸リフトへの抵抗感がある
  • ヒアルロン酸でのリフトアップに興味

HIFUで物足りなくなってきたら、それは次のステップのサイン

HIFUはたるみ治療の入口として優秀な治療です。ただ、たるみがある程度進行してきたり、骨格的な変化や脂肪の位置が変わってきたりすると、HIFUだけでカバーできる範囲に限界が出てきます。

「もっと変化がほしい」と感じ始めたなら、それはHIFUをやめるサインではなく、HIFUに何かをプラスするタイミングが来たということです。

「怖い」という気持ちも、立派な判断軸

次のステップとしてよく挙がるのが糸リフトです。たるみへの直接的なアプローチとして効果を実感しやすい反面、体内に異物を挿入するという性質上、抵抗を感じる方は少なくありません。

効果だけで比較すれば、糸リフトが最適解に見える場面もあります。でも私は、「怖い」「不安」という気持ちを抱えたまま施術を受けることは、本当の意味でのベストな治療ではないと思っています。

そんな方にぜひ知っていただきたいのが、ヒアルロン酸によるリフトアップです。

「ヒアルロン酸ってシワやコケを埋めるものでしょ?」と思っている方も多いのですが、適切な部位に的確に注入することで、糸リフトに匹敵するリフトアップ効果を引き出すことができます。

心理的なハードルが低く、自分のペースで始められる。それがヒアルロン酸リフトの大きな魅力です。 

井畑医師の診察メモ 

ヒアルロン酸リフトの術前写真

正面から拝見すると、お顔全体にゴツゴツとした影があり、疲れた印象を与えていました。

特に気になったのは左右差です。左側のたるみがやや強く、頬のコケと下顎の凹みも左側に出ていました。

口横のポニョを気にされていましたが、私がまず着目したのはそこではありませんでした。

お顔の輪郭を支えているリガメント(支持靭帯)の緩みとお顔の骨萎縮が、全体的なたるみの根本にあると診たからです。

MEMO

顔にはリガメント(支持靭帯)と呼ばれる、皮膚と骨格をつなぎとめる構造があります。

加齢とともにこのリガメントが緩み、骨の萎縮が進んでくることで、支えを失った皮膚や脂肪が少しずつ下がり、たるみやポニョとして現れてきます。

支持靭帯(リガメント)とSMAS筋膜のゆるみ

このリガメントを適切に補強することで、お顔全体が外側からふわっと引き上がります。土台が整うことで、気になっていた口横やマリオネットラインにも自然な改善が生まれやすくなります。

気になる部位から触るより、ナチュラルで自然な変化が出やすいのがこのアプローチの特徴です。

井畑医師が提案した3つのプラン

井畑医師のカウンセリングの様子

診察の結果をもとに、この患者様には3つのプランをご提案しました。「どこまで変化を求めるか」「予算をどう考えるか」によって選択肢が変わります。ご自身の治療選びの参考にしてみてください。 

プランA|まずはリガメント補強だけ試してみたい方へ

ヒアルロン酸2本(レスチレンリフトリド)

176,000円

最初の一歩として、リガメントの補強のみに絞ったプランです。眼窩・頬骨・下顎の3つのリガメントにヒアルロン酸を注入し、お顔全体を外側から引き上げます。

「まずヒアルロン酸がどんなものか試してみたい」「効果を見ながら少しずつ進めたい」という方に向いています。それだけでも十分な引き上げ効果を実感していただけます。

プランB|リフトアップ+ふっくら感も叶えたい方へ

ヒアルロン酸2本(レスチレンリフトリド)+レスチレンディファイン1本 

242,000円

プランAのリガメント補強に加え、頬のコケやマリオネットラインにもアプローチするプランです。引き上げるだけでなく、失われたボリュームを補うことで、より立体感のある自然な仕上がりになります。

「たるみもコケも、両方気になっている」という方に最もバランスの良い選択肢です。

プランC|効果を最大限に引き出したい方へ

高周波(デンシティ)+ヒアルロン酸2本+レスチレンディファイン1本 

305,800円

プランBに加え、高周波治療(デンシティ)で口横の皮膚のたるみを引き締めてからヒアルロン酸を注入するプランです。皮膚のハリそのものを底上げした状態でリガメントを補強するため、より高い相乗効果が期待できます。

「できる限りしっかり変えたい」「皮膚の質感からケアしたい」という方におすすめです。


今回の患者様はプランBを選ばれました。コケが気になっていたこと、そしてヒアルロン酸が初めてということもあり、まずはリフトアップとボリューム補填をバランスよく体験していただくことを優先しました。

高周波については、1カ月後以降の状態を見ながら改めてご相談することにしています。

施術の詳細:どこに・何を・なぜ注入したか 

今回使用したのは2種類のヒアルロン酸製剤です。リフトアップに特化したレスチレンリフトリド2本(2cc)でリガメントを補強し、ボリューム補填に優れたレスチレンディファイン1本(1cc)でコケやマリオネットラインにアプローチしました。注入部位ごとに、目的と量を解説します。

ヒアルロン酸の注入箇所と注入量

レスチレンリフトリド|リガメント補強でお顔全体を引き上げる

▶ 眼窩リガメント 左右各0.2cc

目のまわりを支えるリガメントに注入。目元のたるみを引き上げ、目の開きをすっきりさせる効果があります。疲れた印象の改善に直結する部位です。

▶ 頬骨リガメント 左右各0.5cc

中顔面を支える最も重要なリガメントです。ここを補強することで、頬全体がふわっと持ち上がり、こめかみのふっくら感も同時に引き出せます。今回最も多く注入した部位です。

▶ 下顎リガメント 左右各0.2cc

フェイスラインを支えるリガメントに注入。もたつきを解消し、顎のラインをなめらかに整えます。

▶ 目の下 左右各0.1cc

クマやゴルゴラインの原因となる凹みに少量注入。影を払拭し、明るい目元をつくります。

レスチレンディファイン|コケを補いボリュームと輪郭を整える

▶ 頬〜外側 左0.4cc・右0.3cc

頬のコケが目立っていた部分にボリュームを補填。左側のたるみが強かったため、左を多めに注入し左右差を整えました。リフトアップ効果も同時に得られます。

▶ マリオネットライン 左0.2cc・右0.1cc

口角から顎にかけての影を和らげ、輪郭のなめらかさを引き出しました。こちらも左側の凹みが強かったため、左を多めに調整しています。

MEMO

ヒアルロン酸といっても、製剤によって柔らかさ伸縮性持続性などの特性が異なります。

リガメントのような深い部位への注入には硬めで支持力の高い製剤、コケやボリューム補填には馴染みやすい柔らかめの製剤など、部位や目的によって使い分けることが大切です。

また、厚生労働省の認可を受けた製剤かどうかも、安全性と価格に関わる重要なポイントです。

医療法人優聖会 プライベートスキンクリニック 医師・最高顧問 井畑峰紀

左右差への対応について

今回の患者様は左側のたるみと凹みがやや強い状態でした。左右均等に入れるのではなく、それぞれの状態に合わせて量を細かく調整することが自然な仕上がりへの近道です。顔は必ず左右差があるもの。その差を丁寧に読み取ることが、医師の腕の見せどころだと思っています。

施術後の変化:症例写真(After)と井畑医師の評価

ヒアルロン酸リフトの術後写真

術前は、お顔全体に少し影が出やすく、疲れがにじみ出やすい状態でした。頬のボリューム、フェイスライン、目元。それぞれが加齢とともに少しずつ変化してきていた段階でした。

術後は、お顔全体が自然にふわっと引き上がった印象に。特定の部位だけが変わったのではなく、顔全体のバランスが整ったことで、無理のないナチュラルな若々しさが引き出されています。

輪郭全体がすっきりと整い、気にされていた口元のたるみも目立ちにくくなっています。

私が特に注目しているポイント

今回仕上がりで大切にしたのは、「やった感」を出さないことです。

ヒアルロン酸治療は、入れすぎると顔が膨らんで不自然になりやすい施術です。だからこそリガメントというピンポイントな部位に的確に注入し、全体を少量で引き上げることを意識しました。

結果として、「なんか最近きれいになった?」と気づかれるくらいの、ちょうどいい変化に着地できたと思っています。

また、左右差の調整がうまくいったことで、正面から見たときの顔の重心が整い、表情そのものが明るく見えるようになりました。

ヒアルロン酸リフトの術前後の比較写真

次のステップ:段階的な今後の治療計画

今回の施術でリガメントの土台を整えることができました。ここからは、この仕上がりをどう維持し、さらに育てていくかがポイントになります。

1カ月後以降|高周波(デンシティ)という選択肢

今回プランCでご提案した高周波治療(デンシティ)は、施術直後よりもヒアルロン酸が馴染んだ1カ月後以降に組み合わせるのがおすすめです。

口横の皮膚のたるみや弛みは、ヒアルロン酸では補いきれない部分です。高周波で皮膚そのものを引き締めてハリを出すことで、今回のヒアルロン酸の効果をさらに活かすことができます。「もう一段階すっきりさせたい」と感じてきたタイミングで、お気軽にご相談ください。

1年後|ヒアルロン酸のメンテナンスについて

ヒアルロン酸は体内で少しずつ吸収されていきます。個人差はありますが、1年程度を目安にメンテナンス注入を検討していただくのがおすすめです。

ただし、毎回同じ量を入れ直す必要はありません。その時点での状態を診察で確認しながら、必要な部位に必要な量だけ調整していくイメージです。土台が一度整っているぶん、2回目以降は少量でも効果を維持しやすくなります。

もっとふっくら感を出したい場合は追加もOK

「引き上がったのはわかるけど、もう少しふっくらさせたい」という場合は、ヒアルロン酸の追加注入も選択肢のひとつです。

今回はリフトアップを優先したプランだったので、ボリューム感をプラスする余地は十分に残っています。焦って一度にたくさん入れるより、段階的に育てていく方が自然で美しい仕上がりが続きます。

まとめ:たるみ治療に迷ったらヒアルロン酸という選択肢もある

施術の流れ カウンセリング

「たるみが気になってきたけど、糸リフトには抵抗がある」——そんな方に、この症例が少しでも参考になれば嬉しいです。

今回の症例を通じてお伝えしたかったことを整理します。

  • HIFUで物足りなくなってきたら、それは次のステップのサイン
  • 治療の選択は効果だけでなく、自分の気持ちも判断軸に入れていい
  • ヒアルロン酸はシワを埋めるだけでなく、リフトアップにも使える
  • 気になる部位からではなく、土台となるリガメントから整えることでナチュラルな変化が生まれる
  • 一度で完成させるより、段階的に育てていくことで長く美しさが続く

ヒアルロン酸によるリフトアップは、異物への抵抗感がある方でも始めやすく、かつ確かな変化を実感していただける治療です。

「自分にも合うかな?」と思った方は、まず診察でお気軽にご相談ください。あなたのお顔の状態を診たうえで、最適なプランを一緒に考えます。

よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

ヒアルロン酸リフトの効果はどのくらい持続しますか?

ヒアルロン酸製剤の種類・比較表

使用する製剤による違いや個人差はありますが、リガメントへの注入は1年程度を目安にメンテナンスを検討していただくのがおすすめです。

ただし、2回目以降は土台が一度整っているぶん、少量でも効果を維持しやすくなります。

また、高周波治療などを組み合わせることで、より長く効果を持続させることも可能です。

ヒアルロン酸でのリフトアップは、糸リフトと比べて効果は劣りますか?

一概にそうとは言えません。どちらが優れているというわけではなく、アプローチの仕方が異なるため、たるみの原因や進行具合、お顔の状態によって効果が出やすい治療は人それぞれ異なります。

糸リフトは皮膚の下に糸を通して物理的に引き上げる治療、ヒアルロン酸はリガメント(支持靭帯)を補強することで構造的にリフトアップする治療です。

糸リフトの方が向いている方もいれば、ヒアルロン酸の方が自然な変化を引き出せる方もいます。

どちらが正解かは、診察でお顔を拝見したうえでご一緒に考えましょう。

ヒアルロン酸リフトには何本くらい使用しますか?料金の目安も教えてください。

お顔の状態や希望する変化の度合いによって異なりますが、年代別の目安はこちらです。

年代 使用本数の目安 料金目安
30代 3本〜 181,000円〜
40代 4本〜 242,000円〜
50代 5本〜 302,500円〜
60代 6本〜 363,000円〜

あくまでも目安ですので、「まず1本から試したい」という方も、「しっかり変えたい」という方も、診察でお顔の状態を確認したうえで最適な本数とプランをご提案します。

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DOCTOR.

井畑峰紀医師

医療法人優聖会 最高顧問

井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるシワ・たるみなどの美肌治療などに携わり、約20年の豊富な経験と知識を活かし、患者様に感動を与える美容医療を追求しています。適切な治療と丁寧な説明で、安全性と満足度の高い施術をご提供いたします。

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資格

経歴

平成15年

大阪医科大学 形成外科教室:入局

平成21年

大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任

平成24年

医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定

平成25年

某美容クリニック:院長就任

令和5年

プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

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