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眼瞼下垂を自力で・手術しないで治す方法はある?

眼瞼下垂の悩みを抱える40〜50代女性をイメージした美容医療ブログのアイキャッチ画像

監修医師

医療法人優聖会 最高顧問 井畑 峰紀 医師

井畑医師の詳細はこちら
井畑峰紀医師

この記事でわかること

  1. 眼瞼下垂とは
  2. 眼瞼下垂の主な症状
  3. 眼瞼下垂は手術しないで自力で治せる?
  4. 眼瞼下垂の悪化を防ぐポイントと注意点

眼瞼下垂は手術なしで・自力で治せるのか、疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
眼瞼下垂の原因はさまざまで、誤ったケアを続けると悪化する可能性もあります。
見た目の印象だけでなく、目が開きにくいといった機能面の悩みを抱える方も少なくありません。
本記事では、眼瞼下垂の主な原因や、手術を行わずに自力で改善できる方法はあるのか、さらに手術による治療法について詳しく解説します。

眼瞼下垂とは?原因と種類を解説

眼瞼下垂は、上まぶたが本来の位置よりも下がり、まぶたが十分に開かなくなる状態を指します。
軽度であれば見た目の印象が変わる程度ですが、重度になるにつれて視野が狭くなり、日常生活に支障が生じるケースも少なくありません。
眼瞼下垂は大きく分けて「先天性」と「後天性」の2つのタイプがあります。
まずは、それぞれの原因や特徴を確認しましょう。

先天性眼瞼下垂

先天性眼瞼下垂は、生まれつきまぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の発育が不十分であったり、神経の伝達に異常が見られたりすることで起こります。
乳幼児期から症状が現れるケースも多く、放置すると視力の発達に影響する可能性もあります。

<先天性眼瞼下垂の主な原因>

  • 眼瞼挙筋の発育不全

まぶたを持ち上げる筋肉が十分に発達していない状態。

  • 神経伝達の異常

筋肉へ指令を送る動眼神経などに問題がある。

  • 遺伝的要因

家族内で複数発症するケースも報告されている。

後天性眼瞼下垂

後天性眼瞼下垂は、加齢の影響や日常生活による目元の負担が原因で発症する眼瞼下垂です。
一般的には40〜60代の方に多くみられますが、近年では30代で発症するケースも少なくありません。
発症には複数の要因が関わっており、原因によって症状の進み方や治療方針が異なります。

<後天性眼瞼下垂の主な原因>

  • 眼瞼挙筋や腱膜が伸びたり薄くなる
  • 加齢による上まぶたのたるみ
  • ハードコンタクトレンズの長期使用
  • アレルギーや花粉で目をこする習慣
  • アイメイクによる摩擦や刺激

眼瞼下垂の主な症状とは?

眼瞼下垂には、特徴的な症状がいくつかあります。
以下の症状に当てはまる場合、眼瞼下垂の疑いがあるかもしれません。

  • 黒目の1/3以上がまぶたで隠れている
  • 目を開けるときに額や眉に力が入る
  • まぶたのくぼみ(上眼瞼の凹み)が目立つ
  • 疲れて見える・眠そうな印象になる

それぞれについて詳しく説明します。

眼瞼下垂のセルフチェック方法や重症度の目安を分かりやすく解説した50代女性向けインフォグラフィック画像

黒目の1/3以上がまぶたで隠れている

正常な状態の目元は、黒目の上部が1〜2mm程度まぶたで覆われているのが特徴です。
これよりも大きく黒目が隠れる場合は、眼瞼下垂の可能性があるかもしれません。
ここでは、簡単にできる判断の目安とセルフチェック方法を紹介します。
(※正式な診断は医師が行う必要があります。)

<眼瞼下垂の判断基準>

  • 軽度:黒目の上部が2〜3mm隠れる
  • 中等度:黒目の中心(瞳孔の上縁)まで隠れている
  • 重度:黒目の1/2以上が隠れる、または瞳孔全体が覆われている

<セルフチェック方法>

  • 鏡の前で正面を向き、リラックスした状態で自然に目を開ける
  • 上まぶたの位置が黒目のどこにかかっているかを確認する
  • 左右の差がないかもあわせてチェックする

黒目が大きく隠れていると視野が狭くなるため、無意識に顎を上げたり、眉を引き上げて目を開けたりする動作が増えることがあります。
自分では気付きにくいため、姿勢や表情のクセとして現れていないか意識してみるとよいでしょう。

目を開けるときに額や眉に力が入る

まぶたを持ち上げる筋肉が弱くなると、本来とは別の筋肉が代わりに働く「代償動作」が起こります。
眼瞼下垂は、額の筋肉(前頭筋)を使って目を開けようとするため、眉が上がったり額にシワが寄ったりしやすくなります。

<具体的な症状>

  • 額のシワが深くなる
  • 眉毛の位置が高くなる
  • 頭痛や肩こりが生じる
  • 目を開けるのに集中力が必要になる

チェック方法としては、手のひらで額を押さえ、額の筋肉を動かせない状態で目を開けてみましょう。
額の力を使わないと目が開きにくい場合は、眼瞼下垂の影響が疑われます。

まぶたのくぼみ(上眼瞼の凹み)が目立つ

眼瞼下垂が進行すると、まぶたの上部が凹んで見えるようになります。
これは、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋を支える腱膜が伸びたり外れたりすることで、まぶたを支える力が弱くなるためです。
見た目の特徴としては、二重の幅が以前より広くなる、三重まぶたが現れる、まぶたがくぼんで疲れた印象を与える、といった症状がみられます。
また、アイシャドウが塗りにくいといった日常の変化で気付くケースもあります。

疲れて見える・眠そうな印象になる

眼瞼下垂があると、体調や気分に関わらず常に疲れた印象を与えてしまうことがあります。
「疲れてる?」「眠そうだね」と声をかけられたり、「元気がない」「やる気がなさそう」と誤解されたりするケースも少なくありません。
また、自覚症状として、以下のような悩みを抱える方も多くみられます。

  • 午後になると目が開きにくくなる
  • 夕方に特にまぶたが重く感じる
  • 目を開けているのがつらい
  • 集中力が続きにくい
  • 慢性的な眼精疲労がある

これらの症状は生活の質を低下させるため、早めの対策や医師への相談が推奨されています。

眼瞼下垂は手術しないで自力で治せる?

眼瞼下垂は目元の複雑な構造が関係しているため、自力で治すのは難しいとされています。
間違ったケアを続けると、症状が悪化する可能性もあるため注意が必要です。
ここでは、一般的に知られている眼瞼下垂を治す方法について解説します。

眼瞼下垂セルフマッサージ

眼瞼下垂に対するセルフマッサージは、目元のたるみ予防として効果が期待できるといわれています。
しかし、やり方によっては皮膚への負担となり、かえってたるみを招いたり、眼瞼下垂の症状を悪化させたりする可能性があります。
特に、まぶたに直接触れるマッサージは危険なので注意しましょう。
ここでは、まぶたを避けながら目元の緊張をやわらげる方法を紹介します。

<側頭筋マッサージ>

1.場所を確認する

耳の上あたりに、両手の4本指(人差し指〜小指)を当てる。

2.側頭筋をほぐす

指の腹でやさしく圧をかけながら、円を描くように揉みほぐしていく。
こめかみから耳の後ろへ向けて、少しずつ指の位置を移動する。

3.眉上を引き上げる

軽く握った手のひらの柔らかい部分を眉の上に当て、斜め上(頭頂部方向)へ引き上げる。
その状態を3秒キープし、同じ動作を3回繰り返す。

頭部の側面にある側頭筋が硬くなると、目元の筋肉である眼輪筋にも影響が及ぶとされています。
頭皮と顔の皮膚は一枚でつながっているため、側頭部をやさしくほぐすことで、目元の疲れや緊張が軽減されるでしょう。

眼瞼下垂対策テープ

医療用のサージカルテープを使用して、物理的にまぶたを持ち上げる方法です。
根本的な改善にはなりませんが、一時的に目の開きをサポートする効果が期待できます。
ただし、軽度の眼瞼下垂にしか対応できず、使い方を誤ると症状が悪化するおそれがあります。
また、テープの刺激により皮膚が荒れるリスクもあるため、長期の使用は推奨されていません。

眼瞼下垂の悪化を防ぐポイントと注意点

後天性眼瞼下垂は、日常生活の習慣が大きく影響します。
次のポイントを意識することで、悪化を防ぎ、進行をゆるやかにできるでしょう。

  • 目元をこすらない・強い刺激を避ける
  • コンタクトレンズの使用頻度を減らす
  • 紫外線対策を徹底する
  • スマホやパソコンの使用時間を調整する
  • 目元の保湿ケアを習慣にする
眼瞼下垂の悪化を防ぐ生活習慣やセルフケア方法を50代女性向けに解説したインフォグラフィック画像

目元をこすらない・強い刺激を避ける

目をこする行為は、眼瞼下垂を悪化させる大きな原因です。
まぶたを強くこすると、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の腱膜が伸びたり外れたりし、まぶたを支える力が低下します。
また、まぶたの皮膚は非常に薄いため、摩擦によって皮膚が伸びやすく、コラーゲン線維の損傷や慢性的な炎症につながるケースもあります。
アレルギーや花粉による痒みは点眼薬で症状を抑え、メイクを落とす際はリムーバーを使用して摩擦を与えないようにしましょう。

コンタクトレンズの使用回数を減らす

ハードコンタクトレンズを長期間使用していると、眼瞼下垂のリスクが高まるといわれています。
これはレンズの脱着や日常的な装用によって、まぶたに継続的な負担がかかるためです。
ハードコンタクトレンズは脱着時にまぶたを引っ張る動作が必要になるため、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の腱膜が伸びたり外れたりしやすくなります。
トラブルを防ぐためには、週に数日は眼鏡に切り替えるなど装用時間を調整しましょう。
刺激が少ないソフトコンタクトに変更するのも一つの方法です。

紫外線対策を徹底する

紫外線は皮膚の深部までダメージを与え、シワやたるみを引き起こします。
特に、UVAによって真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが分解されると、まぶたの弾力が低下し、たるみが進行しやすくなります。
また、紫外線は活性酸素の発生を促し、細胞へのダメージや慢性的な炎症を引き起こすため、皮膚が薄い目元は特に影響を受けやすい部位です。
さらに、メラニンの増加により、色素沈着やシミが発生するリスクも高くなります。

スマホやパソコンの使用を控える

長時間のデジタルデバイス使用は、目元に大きな負担をかけ、眼瞼下垂を悪化させる要因です。
画面を集中して見る時間が続くと瞬きが減り、目の乾燥や眼精疲労につながります。
また、ブルーライトによる刺激や、不自然な姿勢による筋肉への負担が重なることで、眼輪筋の疲労がさらに蓄積しやすくなります。

目元の保湿ケアを習慣にする

まぶたの皮膚は乾燥しやすいため、適切な保湿を続けると眼瞼下垂の予防につながります。
うるおいのある肌はバリア機能が高まり、肌の弾力に欠かせないコラーゲンの生成をサポートします。
30代以降の肌には、ナイアシンアミドやレチノールが配合されたアイクリームを選ぶとよいでしょう。
目元の小じわやたるみ予防にも効果が期待できるため、早い段階で取り入れるのがおすすめです。

眼瞼下垂を治すなら手術を検討しよう

眼瞼下垂を根本的に改善するには、手術を検討することが推奨されています。
症状がみられる場合は、進行する前に医療機関を受診しましょう。
眼瞼下垂の手術には、保険適用で行う方法と自由診療で行う方法の2種類に分けられます。
ここでは、それぞれの違いについて紹介します。

保険適用となる眼瞼下垂手術

機能的な問題があると健康保険が適用され、自己負担額を大幅に抑えて手術を受けることができます。
以下の条件に該当する場合は、保険適用となる可能性があります。
(※正式な判断は医師による診察が必要です。)

  1. 視野障害がある

・まぶたが視野を遮っている

・視野検査で上方視野の欠損が証明される

  1. 日常生活に支障がある

・目を開けているのが辛い

・頭痛や肩こりがひどい

・額の筋肉で目を開けている

  1. 挙筋機能が低下している

・専門的な検査で筋力低下が確認される

・MRD(瞼縁-角膜反射距離)が2mm以下

保険適用で手術を受ける場合、費用負担を抑えられるほか、まぶたの機能面を優先して改善できる点が大きなメリットです。
一方、美容目的の手術ではないため、デザインを重視する方や細かい調整には向いていません。

自由診療となる眼瞼下垂手術

眼瞼下垂を美容目的も含めて改善したい方や、仕上がりのデザイン性を重視する場合は、自由診療による治療が適用されます。
軽度の眼瞼下垂で保険適用の基準を満たさないケースのほか、見た目の改善を優先したい、二重のラインを希望のデザインに合わせたいといった方におすすめの方法です。
さらに、傷跡を目立たせたくない、あるいはダウンタイムを短くしたい方にも選ばれています。

当クリニックの眼瞼下垂手術はこちら

ここからは、当クリニックで提供している眼瞼下垂手術をご紹介します。
施術方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

眼瞼下垂手術(挙筋前転法)

保険適用でも採用されている一般的な眼瞼下垂手術の方法です。
二重のライン上に切開を行ったあと、緩んだ挙筋腱膜を瞼板に固定して目の開きを改善します。
当クリニックでは自由診療として行っているため、まぶたの開きだけでなく、希望の二重ラインや仕上がりのデザインに合わせた調整が可能です。
主に進行した眼瞼下垂や、機能面をしっかり改善したい方に向いています。

眼瞼下垂手術(挙筋前転法)についてはこちら

切らない眼瞼下垂手術(埋没法)

切らない眼瞼下垂手術とは、まぶたの裏側から糸を埋没させて眼瞼挙筋を引き締め、まぶたの開きを改善する方法です。
まぶたの裏側にアプローチするため、皮膚表面に傷が残らず、ダウンタイムを短縮できるといったメリットがあります。
一方で、糸がゆるむと元の状態に戻る可能性があるほか、二重のラインを形成したい場合は二重形成術など、ほかの施術の併用が必要になります。

切らない眼瞼下垂手術についてはこちら

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今回は、眼瞼下垂に悩む方に向けて、原因や悪化を防ぐポイント、さらに眼瞼下垂手術の内容について詳しく紹介しました。
眼瞼下垂の原因は複数あり、自力で無理に治そうとすると症状が進行してしまう可能性があります。
日常生活に支障をきたすケースもあるため、根本的に改善したい場合は手術の検討が必要です。
当クリニックでは、経験豊富な医師が患者様一人ひとりの症状に合わせた施術をご提案しています。
眼瞼下垂かどうか判断がつかない方も、まずはお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

眼瞼下垂は手術しなくてもいいですか?

眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)や腱膜のゆるみによって起こるため、自然に治ることは基本的にはありません。
日常生活に支障が出ている場合は、根本的に改善するために手術が必要とされています。

眼瞼下垂手術のダウンタイムはどのくらいですか?

眼瞼下垂手術後のダウンタイムは個人差がありますが、一般的には腫れや内出血が1〜2 週間ほど続くことがあります。
痛みは数日〜1週間程度で落ち着く方が多く、切開法の場合は術後1週間後に抜糸を行います。

眼瞼下垂手術の効果はどのくらい持続しますか?

切開法(挙筋前転法など)は、半永久的に効果が持続するとされています。
しかし、加齢による筋力低下や皮膚のたるみが進むと、将来的に再発する可能性はゼロではありません。一方、切らない眼瞼下垂手術(埋没法)は、使用する糸がゆるんだり切れたりすることで、数ヶ月〜数年で後戻りするリスクがあります。

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DOCTOR.

井畑峰紀医師

医療法人優聖会 最高顧問

井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるシワ・たるみなどの美肌治療などに携わり、約20年の豊富な経験と知識を活かし、患者様に感動を与える美容医療を追求しています。適切な治療と丁寧な説明で、安全性と満足度の高い施術をご提供いたします。

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経歴

平成15年

大阪医科大学 形成外科教室:入局

平成21年

大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任

平成24年

医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定

平成25年

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