マンジャロの効果はいつまで続くのか徹底解説


週に1回のペースで注射するだけで、食欲が抑えられてダイエット効果が期待できるマンジャロ注射。手軽さと高い効果から注目を集めていますが、「せっかく挑戦するなら、より効果的な使い方を知りたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
実は、マンジャロの効果は1週間ずっと一定というわけではなく、時間の経過とともに変化があります。注射後すぐは食欲が抑えられていても、5~6日経つと効き目が薄れてきたかも?と感じるケースがあるんです。
そのため、「マンジャロの効果っていつまで続くの?」「週末の会食や飲み会で食欲が戻ってしまうのがつらい…」といった疑問や悩みを抱える方も少なくありません。
そこで今回は、マンジャロ注射の効果の持続期間の目安や、効果が切れかけているときに感じる体の変化について詳しく解説します。マンジャロの特性を正しく理解し、日常生活の中でより効果的に活用するためのヒントをお届けします。ぜひご覧くださいね。
目次
マンジャロとはどんな薬?
マンジャロは、「GIP/GLP-1受容体作動薬」と呼ばれる注射薬です。もともとは2型糖尿病の治療を目的として開発された医薬品ですが、近年ではその強力な体重減少効果が注目され、世界的に肥満治療や医療ダイエットの選択肢としても広く利用されています。
血糖値をコントロールする作用に加え、食欲を抑えたり、満腹感を持続させたりする働きがあるため、「食べ過ぎてしまう」「ダイエットが続かない」といった悩みを抱える方にとって、頼れる選択肢となり得ます。

なぜマンジャロで痩せられるの?
マンジャロは、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)とGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)という2種類の消化管ホルモンに同時に働きかけることで、食欲や代謝にアプローチします。
GLP-1はインスリン分泌を促し、胃の動きをゆるやかにして満腹感を持続させるほか、脳の食欲中枢にも作用します。GIPもインスリン分泌を助け、脂肪細胞に働きかけて代謝をサポートします。これらの働きにより、自然に食欲が抑えられ、脂肪の蓄積も防ぎやすくなります。

マンジャロの優れた痩身効果
マンジャロには、食欲を自然に抑えながら体重減少をサポートする複数の働きがあります。
食欲の抑制:自然と食べる量が減り、無理なく摂取カロリーをコントロールできる
満腹感の持続:食後の満足感が長く続くため、間食や過食を防ぎやすい
脂肪の分解を促す:脂肪の燃焼が進み、代謝がサポートされる
これらの作用が連携により、無理のない減量につながります。
マンジャロの効果はいつまで続く?ピークはいつ?
マンジャロは、1回の注射で約1週間作用が持続します。薬の血中濃度のピークは投与から約24時間であり、投与直後~数日間が最も食欲抑制効果を強く感じるタイミングです。多くの方が「食欲が自然に減った」と実感できる期間となります。
その後は、薬の血中濃度が少しずつ下がるため、食欲抑制の効果もゆるやかになっていきます。
マンジャロの「切れかけ」の体感とは?食欲が戻るタイミングは?

マンジャロの効果が薄れてくるタイミングでは、「前は食べなくても平気だったのに、また食べたい気持ちが出てきた」「間食を我慢しづらくなった」といった変化が現れやすくなります。これはマンジャロの作用が緩やかになってきている「切れかけ」のサインです。
個人差はあるものの、お薬の血中濃度が半減する5〜6日目あたりになると、次第に食欲が戻ってくる感覚が現れる方が多くなります。
無理に我慢しようとするとストレスにつながるため、あらかじめこのタイミングを把握しておくと、対策が立てやすくなります。
会食や飲み会で食欲が戻るのがつらい…どう乗り切ればいい?

マンジャロの効果が弱まるタイミングと、外食や飲酒の予定が重なると、食欲のコントロールが難しくなる傾向があります。とくにアルコールには食欲を刺激する作用があるため、効果のピークを過ぎた時期に飲酒すると、「もう効いていないかも」と感じたり、急に食欲が高まるケースも見られます。このような場面では、投与スケジュールの調整が有効です。
投与スケジュールを調整する
外食や飲み会が決まった曜日に集中している場合は、その前日にマンジャロを投与すると、効果のピークを食事のタイミングに合わせやすくなります。
また、平日よりも休日に食事量やアルコール摂取が増える方は、週末に向けて投与することで、食欲のコントロールがしやすくなります。
ただし、マンジャロは週1回の投与が基本です。毎週異なる曜日に打つと、薬の血中濃度が不安定になり、効果や副作用に影響が出る可能性があります。生活リズムに合わせて、投与開始日を決めておくのが理想です。
飲酒による食欲増加を防ぐ
アルコールを摂りすぎると、食欲が刺激されやすくなります。アルコールの量や種類を見直すだけでも、食べすぎを防ぎやすくなるため、意識しておきましょう。
特に空腹の状態で飲むと、食欲が一気に高まりやすいため、軽く何かを食べてから飲む、低アルコールの飲料を選ぶなどの工夫が効果的です。
初期段階は効果を感じにくいことを把握する
マンジャロは、長期的な体重管理を目指す治療薬です。投与開始から数週間後に効果を実感し始める方が多く、体重減少が顕著になるのは3〜6カ月が目安とされています。
治療初期は副作用を抑えるため、少量(2.5mg)からスタートし、体調に応じて段階的に5mg、7.5mgと増量していきます。初期は薬の量が少ないため、満腹感や食欲抑制の作用が十分に発揮されず、飲み会などで「つい食べ過ぎてしまう」と感じる場面も出てきます。
また、体質や生活習慣によって効果の出方には個人差があります。胃腸が敏感な方は特に慎重な調整が必要となり、効果の実感までに時間がかかる傾向があります。
当クリニックのマンジャロ(GIP/GLP-1受容体作動薬)
当クリニックでは、GLP-1ダイエット治療として「マンジャロ」「サクセンダ」「リベルサス」の3種類を取り扱っています。
中でもマンジャロは、GIPとGLP-1という2つの受容体に同時に働きかける最新の注射薬です。より強力な食欲抑制と脂肪燃焼が期待でき、他のGLP-1製剤で効果を感じにくかった方にも変化を実感しやすい傾向があります。
さらに、週1回の自己注射で済むため、毎日の服薬や注射が負担になりやすい方でも続けやすい点が大きなメリットです。
どんな悩みを抱える方にマンジャロは向いている?
以下のような悩みを抱えている方に、マンジャロは特におすすめです。
- 食欲のコントロールが難しく、つい食べ過ぎてしまう
- ダイエットに何度挑戦しても、思うように結果が出ない
- 減量できてもすぐにリバウンドしてしまう
マンジャロは、食欲を自然に抑えながら満腹感を持続させる作用があります。無理な我慢や極端な食事制限に頼らず、摂取量を減らしやすくなるため、「頑張っても痩せられない」「継続できない」と感じている方にとって、心強い選択肢となるはずです。
痩身治療中も安心できるサポート体制
当クリニックでは、マンジャロを安心して続けられるよう、万全のサポート体制を整えています。
- 治療中の体調管理と定期的な診察で、変化をしっかりチェック
- 副作用や効果に関する丁寧なフォローで、不安を最小限に
- ライフスタイルに合わせた投与スケジュールや用量のご提案
- オンライン診療にも対応し、通院が難しい方も安心
- メリットだけでなく、リスクや注意点もわかりやすくご説明
初めての方でも不安なくスタートできるよう、スタッフが丁寧にサポートします。自己注射の使い方も、わかりやすくご案内いたします。
まとめ
マンジャロの効果の持続時間についてご紹介しました。
マンジャロは、1回の注射で最も強く効果が現れるのは投与後~数日間です。その後、徐々に作用が弱まり、特に最後の2日間は食欲抑制の効果が薄れる傾向があります。
そのため、会食や飲み会など、食欲のコントロールが難しくなる曜日に合わせた投与スケジュールの調整にて、より高い効果が期待できます。
当クリニックでは、効果や副作用の状況について丁寧にヒアリングを行い、患者様の体調やライフスタイルに合わせて適切な用量を調整しています。ご希望に応じて、他の薬剤や施術の選択肢もご案内可能です。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
マンジャロに興味がある方、食欲や体重管理に悩んでいる方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
マンジャロの効果は1回の注射で何日くらい続きますか?
一般的には、1回の注射で1週間ほど食欲抑制効果が持続します。特に投与後から数日間が効果のピークとされ、その後徐々に作用が穏やかになっていきます。
マンジャロの効果が薄れるタイミングはいつですか?
多くの方が注射後5〜6日目あたりから「食欲が戻ってきた」と感じる傾向があります。これは、体内の薬の血中濃度が下がってくるために起こる自然な変化です。
マンジャロを使っていても飲み会で食欲が抑えられないのはなぜですか?
アルコールには食欲を刺激する作用があります。また、楽しい雰囲気や断りづらい空気などの心理的な要因も影響し、つい食べ過ぎてしまうケースもあります。特に、マンジャロの効果が弱まっている時期に飲酒すると、食欲が戻りやすくなる傾向があります。
マンジャロの効果が切れかけているときのサインはありますか?
「間食したくなる」「満腹感が続かない」「食欲が強くなる」といった変化が現れたら、効果が薄れてきている可能性があります。
マンジャロの効果を最大限に活かすにはどうすればいいですか?
投与のタイミングを調整し、食事の内容を見直したり、アルコールの量を控えめにすると、より安定した作用が期待できます。マンジャロは食欲を抑える強力なサポート薬ですが、薬だけに頼らず、食生活の改善や運動の習慣づけも意識することで、理想の体型や健康的な状態に近づきやすくなります。
診療時間
[ 完全予約制 ] 10:30〜19:00
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美容外科・ 美容皮膚科 |
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について