くぼみ目を若々しく改善するには?-セルフケアから治療法まで-


この記事でわかること
目の上のくぼみが目立つと、老けた印象を与えたり疲れて見えたりすることがあります。
目元は顔の中でも加齢の影響を受けやすいため、改善方法に悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、くぼみ目に悩む方に向けて、その原因やセルフケア方法をご紹介します。
さらに、効果的な美容医療の施術も解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
くぼみ目はどんな状態?
くぼみ目とは、一般的に上まぶたの脂肪が減少し、凹んでいる状態を指します。
加齢や生活習慣などの影響で起こりやすく、老けた印象に悩む方も少なくありません。
また、くぼみが深くなると目が開けづらくなり、日常生活に支障をきたすケースもみられます。
悪化すると頭痛や肩こりの原因にもなるため、早い段階で改善するのがおすすめです。
今回は、くぼみ目が生じる原因やセルフケア方法、さらに効果的な美容医療の施術をご紹介します。
くぼみ目の原因とは?
くぼみ目は、加齢による目元の脂肪の減少や筋力の低下などが主な原因とされています。
また、眼瞼下垂や眼精疲労といった症状が影響し、くぼみが生じることもあります。
まずは、それぞれの原因を詳しくみていきましょう。

眼窩脂肪の減少
眼窩脂肪は、眼球の周りを保護する柔らかい脂肪です。
外部の衝撃を和らげるクッションのような役割を担っていますが、加齢と共に次第に減少していきます。
また、もともと脂肪が少ない痩せ型の方は、若い頃から目のくぼみが目立ちやすい傾向があります。
一度減った目元の脂肪は自力で増やせないため、改善するには美容医療などの施術が効果的です。
眼輪筋の低下
眼輪筋とは、まぶたを支える筋肉のことです。
この筋肉が衰えると眼窩脂肪を支えきれなくなり、脂肪が下がることで「たるみ」が生じます。
このように脂肪の位置が変化することで、目のくぼみが目立つようになるケースも少なくありません。
マッサージやトレーニングである程度の予防はできますが、加齢による筋力の低下は、セルフケアだけの改善は難しいことが多いです。
眼瞼下垂
眼瞼下垂とは、まぶたを引き上げる筋肉が弱まることで、目を開けにくくなる状態を指します。
筋肉(眼瞼挙筋腱膜)がゆるむと眼窩脂肪も目の奥に移動し、目のくぼみが目立つようになります。
先天的なケースもありますが、コンタクトレンズの長期使用やアレルギーなど、後天的な原因によって生じる可能性も高いです。
眼精疲労
眼精疲労とは、スマートフォンやパソコンの使用など、目を酷使することで生じる症状です。
主な症状としては、目の痛みやかすみ、頭痛、肩こりなどが挙げられます。
眼精疲労が続くと眼輪筋が萎縮し、まぶたの脂肪を支えられなくなることで、目のくぼみが起こるとされています。
くぼみ目の原因は加齢だけではない?
くぼみ目の原因は加齢だけでなく、紫外線や外的な刺激によって生じることもあります。
特に、紫外線は肌の弾力やハリに欠かせないコラーゲンやエラスチンを破壊させる原因の一つです。
目元の皮膚は非常に薄く刺激を受けやすいため、日頃からしっかり紫外線対策を行いましょう。
また、目元は摩擦による色素沈着も起こりやすく、くぼんで見える原因にもなるので注意が必要です。
くぼみ目を改善するセルフケア方法
くぼみ目が軽度であれば、セルフケアで改善が期待できるケースもあります。
今回は以下の4つのセルフケア方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- アイクリームの使用
- 眼輪筋トレーニング
- 目元のマッサージ
- 血行を促進する
アイクリームで保湿ケアをする
目元の皮膚は角質層が薄く、乾燥しやすいのが特徴です。
乾燥が進むと肌のハリや弾力が低下し、目のくぼみなど老化の原因につながります。
普段使っているクリームでも保湿はできますが、しっかり対策するなら目元専用のアイクリームを使うのがおすすめです。
なかでも、セラミドやヒアルロン酸といった保湿成分が配合されたアイテムは刺激も少なく、角質層の奥まで潤いを与えられます。
さらに保湿力を重視するなら、油溶性のシアバターやホホバオイルが配合されたものも効果的です。
さっぱりとした使用感を好む方は、ジェルタイプのアイクリームを試してみるのもよいでしょう。
眼輪筋をトレーニングする
加齢によって眼輪筋が衰えると、くぼみ目や眼精疲労を引き起こしやすくなります。
目元が老けて見えるだけでなく、疲労にもつながるので早い段階で対策するようにしましょう。
今回は、自宅で簡単にできる眼輪筋トレーニングの方法をご紹介します。
眼輪筋体操のやり方
- 1.目を2秒間閉じる
軽く瞬きをしたあと、ギューっと目を強く閉じる - 2.「パチパチ、ギュー」のリズムで、上まぶたに力を入れるよう意識して行う
- 3.1〜3の動作を5回ほど繰り返す
目元をやさしくマッサージする
スマホやパソコンを長時間使用すると、眼輪筋が萎縮して眼精疲労を引き起こす原因になります。
眼輪筋の萎縮を防ぐには、定期的にマッサージを行い、目元の凝りをほぐすのが効果的です。
目元の疲れが気になる方は、以下のマッサージ方法をぜひ試してみてください。
眼輪筋ほぐしマッサージ
- 1.眉下〜上まぶたの上にある眼輪筋の位置を確認する
- 2.人差し指・中指・薬指の3本を眉下に添え、左右に小刻みに揺らす
- 3.眉頭から眉尻に向かって、左右に揺らす動きを10秒ほど続ける
- 4.同じ3本の指を眉下に軽く当て、やさしく持ち上げた状態で瞼を開閉する
- 5.この開閉動作を両目20回ずつ行う
マッサージを行う際は、皮膚を強くこすらないよう注意しましょう。
また、眼球に過度な圧がかからないように、やさしく刺激を与えるのがポイントです。
温めて血行を促す
眼輪筋トレーニングやマッサージの効果を高めるには、目元を温めるとよいでしょう。
蒸しタオルやホットマスクを使用すると血行が促進され、目元の疲れをより軽減できます。
さらに、目元の乾燥対策にもつながるため、定期的に行うのがおすすめです。温める時間が長いと逆に乾燥を促進するので、3〜5分以内を目安にしてください。
くぼみ目の解消は美容医療がおすすめ!
くぼみ目を根本的に改善するには、美容医療の施術がおすすめです。
今回は、自然な仕上がりで若々しさを取り戻せる4つの美容医療をご紹介します。
セルフケアでは効果を感じにくい方も、ぜひ参考にしてみてください。
ヒアルロン注射
ヒアルロン酸とは、体内に存在するムコ多糖類の一種で高い保水力をもつ成分です。
肌にハリや弾力を与えるほか、ボリュームアップ目的でも使用されており、くぼみ目の改善にも高い効果を発揮します。
ヒアルロン酸注射は手軽に受けられる施術ですが、注入する部位や量によって仕上がりに大きく差がでるのが特徴です。
当クリニックでは、解剖学に精通した医師が一人ひとりに合わせた施術をご提案しております。
ヒアルロン酸注射が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

PRP再生療法
PRP療法とは、ご自身の血液から採取した血小板を利用し、皮膚に注入する再生医療の一種です。
血小板に含まれる成長因子やサイトカインが、肌の再生をサポートすることで、くぼみ目を改善する効果が期待できます。
当クリニックでは、医師が目元に直接注射を行う「手打ち法」を採用しており、目元の繊細な部位にも細かく対応可能です。
また、厚生労働省からPRP療法の実施計画について認可を受けており、患者さまの安全を最優先に考えた施術を行っています。

眼瞼下垂手術
眼瞼下垂術とは、二重のラインを切開し、緩んだ筋肉を瞼板(けんばん)に固定することで、まぶたの開きを改善する施術です。
たるんだ皮膚も同時に切除するため、見た目の印象がスッキリするだけでなく、視野が広がるなど機能面の改善も期待できます。
「目が重たくて開けにくい」「視野が狭い」といったお悩みがある方は、くぼみ目と併せて眼瞼下垂が関係している可能性もあります。
気になる症状がある場合は、一度お気軽にご相談ください。
脂肪注入
脂肪注入とは、ご自身の体から採取した脂肪を注入することで、くぼみを改善したりボリュームを与えたりする施術です。
採取した脂肪は、不純物を取り除いた後に細分化し、なめらかな質感になるよう加工します。
脂肪注入は繊細な部位にも適しており、目元のくぼみも自然な仕上がりに整えることが可能です。
さらに、目の下の脂肪は定着しやすいため、効果を継続して実感したい方にもおすすめの施術です。
くぼみ目の改善ならPSCへお任せください!
今回は、くぼみ目が気になる方に向けて、その原因や改善方法を中心にご紹介しました。
くぼみ目は、加齢による脂肪の減少や筋力の低下などによって起こります。
セルフケアで予防することも大切ですが、根本的に改善するには美容医療の施術が効果的です。
当クリニックでは、経験豊富な医師が患者様の症状をしっかり診察し、適切な治療法をご紹介します。
美容クリニックが初めての方も、ぜひお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
くぼみ目の治し方を教えてください。
くぼみ目は、軽度であれば眼輪筋トレーニングやマッサージなどで改善される場合があります。
しかし、加齢によって症状が進行していたり眼精下垂だったりする場合は、美容医療の施術が必要となるケースが多いです。
くぼみ目を解消するのに即効性のある施術は?
くぼみ目の状態にもよりますが、ヒアルロン注射は施術直後から効果を実感される方もいます。
施術時間も短く、ダウンタイムも少ないので美容医療が初めての方にもおすすめです。
診療時間
[ 完全予約制 ] 10:30〜19:00
土日診療あり
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について