ハムラ法のダウンタイムや経過は？術後の過ごし方についても解説！

ハムラ法は、目の下のクマやたるみを根本から改善するのに効果的な施術です。 

原因となる眼窩脂肪を凹んだ部分に移動させることで、一度の治療でたるみとくぼみを解消できます。 しかし、切開を伴う施術であることから、ダウンタイムが気になる方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、ハムラ法のダウンタイムの症状や経過、注意点について詳しくご紹介いたします。 

ハムラ法とはどんな施術？

ハムラ法とは、目の下のたるみやクマを目立たなくする美容医療の施術です。 

目の下が膨らんで見える原因のひとつに「眼窩脂肪（がんかしぼう）」と呼ばれる脂肪があります。 この施術では、目の下の突出している眼窩脂肪を凹みの部分に移動させ、余った皮膚を切除することで目元をな めらかに整えます。 

たるみと凹みを同時に改善できる

ハムラ法は脂肪を移動させる施術のため、目の膨らみと凹みを同時に解消できるメリットがあります。 脱脂と脂肪注入を別で行う施術よりも効率がよく、最短で理想の目元を手に入れることが可能です。 施術時間の短縮にもなり、1度の施術で効果を実感できるので早期に改善したい方にも適しています。 さらに、移動した脂肪は骨膜に固定されるため、たるみやクマの再発リスクも抑えられます。 

理想の仕上がりに調整できる

ハムラ法は眼窩脂肪を移動させたあと、余分な皮膚や筋肉を調整することができます。 目周りにある眼輪筋を引き上げながら整えるため、目元の形状をきれいに仕上げやすいとされています。 顔全体や目元のバランスにあわせて施術できるので、事前に希望のイメージを伝えることも大切です。 目元のたるみやクマを改善しつつ、理想の目元を目指したい方に適した施術といえるでしょう。 

脂肪の定着率が高い

ハムラ法は目元の脂肪をそのまま移動させるため、脂肪の定着率が非常に高いとされています。 一方で、他の部位から採取した脂肪を注入すると定着しにくかったり、まれに拒絶反応が起こったりする可能性も あります。 

ハムラ法は目元の脂肪を活かすため、こういった心配は少ないといえるでしょう。 

さらに、ヒアルロン酸注射のように体内に吸収される心配もないので持続的な効果が期待できます。 

ハムラ法のダウンタイム期間と症状は？

ハムラ法は切開をともなう施術のため、術後には一定のダウンタイムが必要になります。

主に見られるダウンタイムの症状としては、以下の5つが挙げられます。 

痛み・熱感 

施術後、目の下にジンジンとした痛みや熱っぽさを感じやすいです。 

腫れ

下まぶたや頬にかけて腫れが生じることがあります。 

傷口の赤み

下まぶたの縁に沿って赤みが見られます。 

内出血（青あざ） 

目の下やその周辺に内出血が出る可能性があります。 

浮腫み 

一時的に血流が滞ることで水分がたまりやすくなります。 

ここでは、術後から半年ほどにかけて見られるダウンタイム中の症状についてご紹介します。 

術後当日〜3日目

施術後は痛みや熱感が生じやすく、腫れや内出血が見られることもあります。 

痛みや腫れは2〜3日以降から徐々に治りますが、症状が辛い場合は痛み止めで対処することが可能です。 患部に触れると痛みを感じやすいため、なるべく刺激を避けて安静に過ごすようにしましょう。 また、服薬後も痛みが軽減しない場合は、無理をせずに担当医へご相談ください。 

術後3日〜7日目

術後から3日ほど経つと痛みは落ち着き、1週間前後に抜糸を行う頃には腫れも徐々に引いていきます。 内出血がある場合、黄色っぽく変色することもありますが、通常は2週間ほどで自然に薄れていくので過度な心配 は必要ありません。 

また、術後5日以降に浮腫みが生じることもあります。 

これは、施術中に血管が傷ついたことで血流が一時的に悪くなり、水分の排出が滞るのが主な原因です。 傷つ いた血管はおよそ1ヶ月ほどで修復されるため、浮腫みも徐々に軽減していくとされています。 

術後2週間〜1ヶ月

傷口の赤みや浮腫みも落ち着き、自然な仕上がりを実感できるようになります。 

術後の回復が順調に進めば、1ヶ月ほどで目に見える変化を感じられるでしょう。 

3ヶ月経つとほぼ完成となり、たるみやクマが改善されてフラットな仕上がりになります。

ハムラ法のダウンタイム中に注意したいこと

ハムラ法のダウンタイムを長引かせないためには、いくつかの注意点があります。 

事前に確認しておきたいポイントは以下の4つです。 

• 入浴や洗顔の制限について
• 圧迫や刺激を避けて過ごす
• 痛みや腫れの対処法 
• アイメイクやコンタクトレンズの使用は1週間後から

それぞれのポイントについて順番に確認していきましょう。 

入浴・洗顔の制限について

ハムラ法の施術当日は、目元を濡らさないように洗顔や入浴は避けましょう。 

患部を避けるようにタオルで軽く拭き取り、摩擦や刺激を与えないようにすることが重要です。 また、腫れが強く出るリスクを軽減するためにも、術後3日程度は入浴を控えるよう推奨されています。 体を温めると血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性もあるので注意しましょう。 

圧迫や刺激を避けて過ごす

術後の目元はデリケートな状態のため、圧迫や刺激を避けることが大切です。 

強い刺激が加わると腫れや痛みが悪化し、ダウンタイムが長引くおそれがあります。 特に、目を擦るクセがある方や、うつ伏せで眠る習慣がある方は注意が必要です。 

また、喫煙は傷の治りを遅らせるだけでなく、感染リスクを高める原因にもなります。 

できるだけ施術前から禁煙を心がけ、ダウンタイムを長引かせないようにしましょう。 

痛みや腫れの対処法

術後に痛みや腫れが強い場合は、布やタオルで包んだ保冷剤で目元をやさしく冷やしましょう。 冷やすことで施術による炎症が落ち着き、腫れや痛みの軽減に役立ちます。 

また、頭の位置を少し高くして横になると血流やリンパの流れが促されるため、腫れや浮腫みを抑えるのに効果 的です。 

一方で、術後3日以上経っても腫れが悪化したり痛みが強まったりする場合は、そのまま放置せずに医師へご相 談ください。 

アイメイク・コンタクトの使用は1週間後

アイメイクとコンタクトは、抜糸の翌日から再開できます。 

抜糸は術後約1週間で行われることが多いため、どちらもそれ以降と考えておくとよいでしょう。 1ヶ月程度は目元の赤みが目立つこともあるので、コンシーラーなどで隠すと外出もしやすくなります。

また、抜糸後も腫れが強い場合は自己判断せず、医師に相談してからアイメイクを再開しましょう。 

ハムラ法はどんな人におすすめ？

ハムラ法の効果やデメリットを理解しても、自分に合った施術かどうか気になりますよね。 以下のような方は、ハムラ法の効果を実感しやすいので特におすすめです。 

• 下まぶたの膨らみ・クマが気になる人 
• 皮膚の余りやたるみが目立つ人
• 半永久的な効果を得たい人

それぞれの特徴について詳しく確認していきましょう。 

下瞼の膨らみ・クマが気になる人

ハムラ法は、目の下の膨らみやクマの改善が期待できる美容施術です。 

年齢を重ねると、目のまわりを支える「眼輪筋（がんりんきん）」の働きが徐々に弱まっていきます。 その結果、眼球を支えている脂肪（眼窩脂肪）が前方に押し出され、目の下に膨らみが現れるようになります。 目の下が膨らむとたるみが生じたり、凹みできてクマのように見えたりするため、目元の印象に悩む方も少なくあ りません。 

ハムラ法は目元の凹みに脂肪を移動させるので、膨らみとクマを同時に解消することができます。 

皮膚の余りやたるみが目立つ人

目の下をすっきり見せるハムラ法は、皮膚の余りやたるみが気になる方にも効果が期待できる施術です。 眼窩脂肪を移動させたあとに余分な皮膚を切除し、目元の皮膚を引き上げるように縫合するため、たるみの改善 にもつながります。 

特に、皮膚の余りやたるみが目立ちやすい50代以上の方は、より効果を実感しやすいでしょう。 さらに、余分な皮膚が除去されることで、目元のシワが軽減するというメリットもあります。 

半永久的な効果を得たい人

ハムラ法は、ヒアルロン酸注射のように体内に吸収されることがないため、配置した脂肪は半永久的に定着しま す。 

そのため、何度も繰り返し施術を受ける必要がなく、一度の治療で効果を実感しやすいのが特徴です。 ただし、加齢による目元のたるみの進行には個人差があるため、将来的に筋力の衰えによって再び目立ってくる 可能性も考えられます。 

効果を持続させるためには、日常的な紫外線対策や正しいスキンケアを意識して取り入れましょう。

目の下のたるみやクマを改善するならPSCへ！

今回は、ハムラ法のダウンタイムや経過の注意点について詳しくご紹介しました。 

ハムラ法は目の下のたるみやクマを根本的に改善できる一方、一定期間ダウンタイムが生じる施術です。 ダウンタイムの症状を悪化、長引かせないためにも注意点をしっかり確認しておきましょう。 当クリニックでは、形成外科専門医の経験豊富な医師が患者様一人ひとりにあわせた適切な施術をご提案しま す。 

目の下のたるみやクマでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。