【ニキビ・赤み・毛穴に!】アゼライン酸の効果と正しい使い方を美容皮膚科医が解説
この記事でわかること
ニキビ・赤み・毛穴の詰まりや開きといった慢性的な肌トラブルに悩む方は多いでしょう。
「何を試してもダメだった」と諦めかけている方にご紹介するのが、海外で広く用いられている成分「アゼライン酸」です。
アゼライン酸は、刺激が比較的少ないにも関わらず、様々な肌悩みにアプローチできる可能性がある成分として注目されています。
この記事では、アゼライン酸の基本情報と、その特性を理解した上での正しい使い方を解説します。
目次
アゼライン酸とは?
ここでは、アゼライン酸の特徴や、海外と日本での扱われ方を解説します。
小麦などの穀物由来成分
アゼライン酸は、小麦、ライ麦、大麦などの穀物由来成分です。
飽和ジカルボン酸の一種で、肌への刺激性が比較的低く、穏やかに働きかけるのが特徴です。
特に、他のスキンケア成分に比べて刺激が比較的少なく、穏やかな使用感が期待できるため、妊娠中や授乳中の方でも選択肢の一つとして検討される場合があります。
海外と国内でのアゼライン酸の位置づけ
アゼライン酸は、海外と日本ではその位置づけが異なります。
海外では、アゼライン酸はニキビや赤みのケア目的で、医薬品として広く使用されてきました。
一方、日本では医薬品としては承認されておらず、一般化粧品またはドクターズコスメとして流通しています。
たとえば、美容皮膚科ではロート製薬が販売している「DRX AZAクリア」など、アゼライン酸を含む医療機関専売の製品を扱っているクリニックもあります。
アゼライン酸の3大作用
アゼライン酸は複数のメカニズムで肌のトラブルに働きかける可能性があります。
ここでは、アゼライン酸の持つ代表的な3つの作用について詳しく解説します。
ニキビ・ニキビ予防のサポート
アゼライン酸は、ニキビやその予防に多角的に働きかけると期待されます。
| 主な働き | 期待される作用 | 肌状態の一例 |
| 抗菌作用 | アクネ菌の増殖を抑制し、炎症の悪化を防ぐ | ニキビができている、または繰り返しできやすい状態 |
| 角化抑制 | 毛穴の出口の角質が厚くなるのを防ぎ、毛穴の詰まりを防ぐ | 毛穴が目立ちやすく、ざらつきを感じる状態 |
| 皮脂分泌抑制 | 過剰な皮脂分泌を抑え、ニキビの予防や悪化を防ぐ | 皮脂が多く、ニキビが出やすい状態 |
アゼライン酸は、アクネ菌・角質肥厚・皮脂分泌といったニキビ発生の要因にアプローチする可能性が示唆されている成分です。
炎症を悪化させにくい肌環境を整えて、繰り返しできるニキビの予防ケアに役立つものとして注目されています。
毛穴の黒ずみやざらつきが気になる方にも、肌質に合わせて取り入れられる場合があります。
ニキビ跡・シミ(色素沈着)へのアプローチ
アゼライン酸は、気になるニキビ跡やシミ(色素沈着)へのアプローチも期待できる成分です。
| 主な働き | 期待される作用 | 肌状態の一例 |
| メラニン生成を抑制する | メラニン色素を作る細胞(メラノサイト)の活性を抑制するため、以下の作用が期待できる ①色素沈着を薄くする ②新たなシミを防ぐ | 色素沈着(ニキビ跡)が気になる状態 |
| ターンオーバーを整える | 肌の生まれ変わりをサポートする | 肌のくすみ、ごわつきが気になる状態 |
アゼライン酸は、チロシナーゼ酵素を阻害することでメラニンの生成を抑える働きが知られており、肌の色ムラやくすみのケアに用いられる場合があります。
ハイドロキノンのような刺激が強いとされる成分に比べ、比較的低刺激で長期的なケアに適している点も特徴の一つです。
赤み・酒さのケア

アゼライン酸は、顔の赤みや酒さのケアにも用いられる成分です。
炎症反応を穏やかにする働きが期待されており、酒さ(しゅさ)による赤みに悩む方にも、医師の指導のもとで検討されることがあります。
比較的低刺激で長期的に使用しやすい点も魅力とされており、敏感肌の方にも取り入れやすいものの一つとして知られています。
アゼライン酸の正しい使い方と注意点
アゼライン酸は、比較的肌にハイドロキノンより刺激が少ない一方で、ピリピリ感やかゆみを感じる場合もあります。ここでは、使用のポイントと注意点をまとめました。
朝晩のスキンケアの最後に薄く塗布
製品によって推奨される使用方法は異なりますが、当クリニック推奨の製品は一般的に朝晩のスキンケアに取り入れていただくのをおすすめしています。
使用ステップ
- 1.洗顔:皮脂や汚れを優しく落とします
- 2.保湿:化粧水・乳液・クリームなどで肌を整えます
- 3.塗布:清潔な指に適量をとり、気になる部分、または顔全体に薄くのばします
- 4.3のあと、朝は日焼け止めを塗布
朝の使用時は、アゼライン酸の塗布後に必ず日焼け止めを塗布してください。
また、使用を始めた直後は、軽いピリつきや痒みを感じる場合があります。
通常1〜2週間で慣れて症状が落ち着く傾向がありますが、赤みや刺激が強く出る場合は、一度使用を控え、医師の指導を受けて再開を検討しましょう。
他の成分との相性
アゼライン酸は比較的穏やかな成分であるとされていますが、肌の状態や併用する成分によっては刺激を感じる場合があります。
レチノール、ハイドロキノン、ビタミンC(アスコルビン酸)、AHA(フルーツ酸)などは、同時に使うとヒリつきや赤みが出やすくなる傾向があります。
併用を検討する場合は、必ず医師に相談し、肌状態に合った使用順序や頻度を確認しましょう。
【当クリニック推奨】DRX AZAクリアを選ぶ理由と購入方法
アゼライン酸配合の化粧品は、ドラッグストアや通信販売などでも販売されていますが、一般的な市販品は濃度が低く、穏やかな使用感を目的としてつくられています。
一方、当クリニックで取り扱っている「DRX AZAクリア」は、アゼライン酸を高濃度(20%)で配合した、医療機関専売のクリームです。
肌状態を確認したうえで、医師が使用量や頻度を個別にアドバイスできるため、より適切なケアができます。
DRX AZAクリアは、クリニック窓口または当クリニックのオンラインストアにてご購入いただけます。
※初めてのご使用の方はカウンセリングが必要となります。(オンラインも可能)
ご自身の肌悩みに合うかどうか、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

まとめ
アゼライン酸は、ニキビ・赤み・毛穴などのお悩みに幅広くアプローチできる成分です。
比較的穏やかな使用感で皮脂バランスや角質ケアをサポートし、健やかな肌環境を保ちやすくします。
ただし、効果や副作用には個人差があり、刺激を感じる場合もあるため、医師の指導のもとで肌状態に合わせたケアを行うのが大切です。
プライベートスキンクリニックは、あなたの肌質や悩みに合わせた最適なスキンケアプランをご提案し、健やかな素肌づくりをサポートいたします。
アゼライン酸製品の選び方や、他の治療との組み合わせについてご不安な点があれば、お気軽に当クリニックにご相談ください。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
アゼライン酸は敏感肌でも使用できますか?
アゼライン酸は比較的肌への刺激が少ないとされる成分であり、敏感肌の方にも取り入れやすい傾向があります。
しかし、使用開始直後には、軽いピリつきやかゆみを感じることもあります。
もし赤みや強い刺激を感じる場合は、一度使用を中止し、医師にご相談ください。
妊娠中や授乳中にアゼライン酸を使用しても大丈夫ですか?
アゼライン酸は自然由来の成分であり、比較的刺激が少ないことから、妊娠中や授乳中の方でも選択肢の一つとして検討されることがあります。
しかし、ご心配な場合は、必ず事前に医師にご相談の上、ご使用ください。
市販のアゼライン酸製品と医療機関専売品の違いは?
市販のアゼライン酸配合化粧品は、一般的に濃度が低く、穏やかな使用感を目的として作られています。
一方、医療機関専売品は、より高い濃度でアゼライン酸を配合している製品が多く、医師の指導のもとで、より積極的に肌悩みにアプローチしたい場合に選ばれる傾向があります。
診療時間
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
| 平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
|---|---|
| 平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
| 平成24年 | 医学博士学位取得 |
| 平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
| 令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第48回 日本美容外科学会総会(2025年9月25日~26日)
- 顎のヒアルロン酸注入を用いた輪郭形成-248症例の治療経験
- 第43回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会(2025年8月16日~17日)
- POTENZA®を用いた美肌・毛穴・ニキビ治療の臨床経験
- 第42回 日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について
- 第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察









