加齢とともに「顔が四角くなってきた」「フェイスラインのもたつきが気になる」などお悩みの方はいませんか?
実はそれ、ジョールファットが原因かもしれません。
ジョールファットとは、顎下から顎ラインにかけての脂肪です。顔が四角い=エラが原因と誤った認識をお持ちの方は、脂肪やたるみを見直すことで、グッとスッキリした印象に近づくことがあります。
この記事では、顔が四角にみえてしまう原因と予防するためのセルフケア、おすすめの美容医療をご紹介します。輪郭でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
顔が四角くみえる原因は?
顔が四角く見える原因は、生まれ持った骨格や筋肉の発達、加齢、脂肪のたるみなどさまざまです。それぞれの原因について詳しく説明します。
生まれつきの骨格
一番に思いつくのは骨格ではないでしょうか?エラにあたる下顎角が外に張っている場合、骨格によって顔が四角く見えます。
子どもの頃から顔の四角さが気になっているならば、骨格による可能性が高いでしょう。
エラの張り
エラにある咬筋という筋肉が発達すると顔が四角く見えます。エラ=骨格と思われますが、筋肉による影響も大いにあります。
食いしばりや歯ぎしり、嚙む力が強い方は筋肉の発達によりエラが張るので注意してください。
バッカルファット
頬の内側にある脂肪の塊をバッカルファットと呼びます。
若いうちはこめかみから頬骨にかけて比較的高い位置を保てますが、加齢と共に下垂し、頬がもたつくブルドック顔やほうれい線、マリオネットラインの原因になります。お顔の下の方にボリュームがつくことで顔が大きく見えたり、四角く見えたりするなどの悩みに繋がります。
ジョールファット
顎下から顎ラインにかけての脂肪をジョールファットと呼びます。
加齢によって代謝が落ちると脂肪が溜まりやすく、顔のたるみやふくらみから顔が四角くみえてしまいます。「顔の印象を変えるためにエラボトックスをしたけれど効果がなかった」という相談が当クリニックでもよく聞かれます。
診察をしてみると、エラが原因ではなく、ジョールファットで顔が四角く見えているケースが見受けられます。最適な治療を受けるためにも経験豊富な医師が在籍しているクリニックへの受診がおすすめです。
フェイスラインの脂肪やたるみを予防するセルフケアとは
自宅でできるセルフケアについてご紹介します。簡単に取り入れやすいものをご紹介していますので参考にしてみてください。
マッサージ
マッサージをすることでリンパや血行を促進し、たるみの改善に効果的です。
- 手をグーにして口角横に中指の第2関節をあてる
- 優しく押さえながら耳下まで動かす
- 耳裏で当てた手を下へ動かし、首から鎖骨へと流す
- この動きを3〜4回ほど行ってください
表情筋トレーニング
表情筋を動かすトレーニングは、リフトアップや老廃物を流すだけではなく、口角、頬の筋肉を鍛えられます。筋肉を鍛えることで脂肪によるたるみの予防につながります。
- 口を横に「い」と声に出しながら引く。このとき下の歯が見えないように注意し、思い切り引くのがポイントです。
- 唇を突き出し「う」と声に出し、思い切りすぼめる
ゆっくりと大きく動かすことで効果がアップします。それぞれ口を5秒ほどキープすることを意識しましょう。
美容液やクリーム
ハリや潤いを与えてくれるスキンケア商品を取り入れてみることもおすすめです。
ハリを与える成分には、ビタミンC誘導体やレチノール、ヒアルロン、ペプチドなどが挙げられます。それらの成分を上手く活用することでたるみの予防に効果的です。
フェイスラインの脂肪やたるみを改善するおすすめの美容医療
セルフケアでは「予防」に効果が期待できても「改善」は難しいです。フェイスラインの脂肪やたるみでお悩みの方は美容医療を頼ってみてはいかがでしょうか。
エラボトックス
エラボトックスとは、エラの張りを引き起こす「咬筋」と呼ばれる筋肉にボトックスを注入することで、筋肉の過度な緊張を和らげ、輪郭をスッキリと整える施術です。
ボトックスには筋肉の動きを弱める作用があり、施術後、筋肉が徐々に縮小することでフェイスラインが引き締まり、よりシャープな印象になります。
効果の持続期間はおよそ3~6カ月程度ですが、定期的に施術を受けることで筋肉が元の大きさに戻りにくくなり、より長期的な輪郭の変化が期待できます。
エラボトックスの施術例(ボトックスビスタ 標準使用)
施術、料金、期間・回数、リスク(副作用)
施術 |
発達したエラにボトックスを注射することで、筋肉の働きを程良く抑制し小顔になれる施術です。 1度の施術で3~6カ月の効果が持続するという特徴があります。 |
料金 |
43,780円(ボトックスビスタ®標準) |
期間・回数 |
1回・10分ほど |
リスク (副作用) |
注入部および、その周囲に内出血が起きる可能性がありますが、通常1週間程で消失します。 |
※注意事項:治療の結果には個人差があります。
脂肪溶解注射(FatX core)
脂肪溶解注射とは、脂肪を分解・排出させる薬剤を脂肪層に直接注射する治療法です。
フェイスライン沿いに対して当院では、FatX core(ファットエックスコア)を使用しています。FatX coreは、有効成分「デオキシコール酸」が1%と高濃度で配合されているため従来の製剤よりも高い効果が期待できます。
また、注射後は脂肪の代わりにコラーゲンが生成されることで、皮膚がたるみにくく、引き締まった仕上がりが期待できます。
糸リフト(スレッドリフト)
糸リフトは、特殊な医療用の溶ける糸を皮膚の下に挿入し、たるんだ顔を糸でリフトアップする施術です。
使用する糸には、コグ(突起)が付いています。このコグが、たるんだ皮膚をしっかりと引き上げることで、たるみを改善。四角くなってしまった輪郭を引き上げ、理想の形に整えます。
即効性があり、ダウンタイムが短い施術のため当院でも人気の施術となっています。経験豊富な医師が、患者様一人ひとりの輪郭と骨格に着目しながら診察を行うので、気になる方は気軽にご相談ください。
糸によるリフトアップ(テスリフト4本・VOVリフト8本)の施術例
施術、料金、期間・回数、リスク(副作用)
施術 |
糸リフトは、特殊な医療用吸収糸(溶ける糸)に小さな突起(コグ)が付いた糸を使い、たるんだお顔をリフトアップする施術です。
これにより、フェイスラインがすっきりし、ほうれい線も目立ちにくくなるなど、若々しい印象へと導きます。 |
料金 |
313,500円(テスリフト4本・VOVリフト8本) |
期間・回数 |
1回・40分ほど |
リスク (副作用) |
1~2週間程度、ハリを刺した部分や挿入部分に赤みや腫れ・くぼみが生じることがあります。 |
※注意事項:治療の結果には個人差があります。
バッカルファット除去術
バッカルファット除去術は頬の脂肪の塊を適量、除去することで輪郭を整え、ほうれい線、ブルドック顔の改善・予防をする施術です。
頬や口元のふくらみがすっきりするため、小顔効果があり、シャープな輪郭に導きます。若見え効果も期待できる人気の施術です。
お顔の表面を切開するのではなく、口内を少し切開して脂肪を引き出すため、外から見える傷跡は残りません。傷跡が気になる方にもおすすめです。
脂肪吸引注射
脂肪吸引注射とは、専用の極細針を付けた注射器を用いて気になる脂肪を切らずに吸引、除去する施術です。
脂肪を除去するためリバウンドしにくいだけではなく、小顔効果も期待できます。気になる箇所に対して部分的に治療ができるのでダウンタイムが少ない点もメリットです。
一般的な脂肪吸引の針は、3〜5mm程度に対して、当クリニックでは1.6mmと非常に細い特徴があります。傷跡がほとんど目立たないため安心して治療を受けられます。
さらに、糸リフト(スレッドリフト)を併用することで、リフトアップ効果が高まり、よりシャープで引き締まったフェイスラインを目指せます。
脂肪吸引注射の施術例(両頬+フェイスライン+顎下 5エリア)
施術、料金、期間・回数、リスク(副作用)
施術 |
専用の極細針を使用して、気になる顔の脂肪を直接吸引・除去する施術です。
切開の必要がなく、直径1.6㎜と非常に細い針を使用するため、傷跡が目立ちにくくダウンタイムも短いのが特徴です。
また、脂肪細胞は成人後に増えないため、リバウンドしにくい部分痩せ施術として人気です。 |
料金 |
168,000円(両頬+フェイスライン+顎下 5エリア) |
期間・回数 |
1回・60分ほど |
リスク (副作用) |
術後1週間は夜間のみバンドを装着し、患部を圧迫することをおすすめしています。
ごく稀に、紅斑、瘢痕、硬結を生じる可能性があります。
一時的に施術部位に痺れが出現する場合がありますが、時間経過とともに改善していきます。 |
※注意事項:治療の結果には個人差があります。
まとめ
顔の輪郭は、その人の印象を大きく変えてしまいます。
「最近、顔が四角くなってきた」とお悩みの方はもしかしたらエラの張りや骨格が原因ではなく、脂肪のたるみが原因かもしれません。セルフケアでは「予防」に効果があっても「改善」は難しいため専門医にご相談ください。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。顔が四角くなったとお悩みの方は、ぜひご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!