プルリアルとリジュランの違いを徹底比較
この記事でわかること
「最近、肌のハリやツヤがなくなってきた気がする」
「自然に肌がきれいになる施術ってないの?」
そんなお肌の変化が気になる方、肌を整えたいと考えている方に注目されているのが「肌育注射」です。
肌育注射とは、肌本来の再生力を引き出し、内側からハリやツヤを取り戻す施術です。中でも、ポリヌクレオチド(PN)という成分を主成分とする「プルリアル」と「リジュラン」は、効果の高さと安全性から多くの方にご活用いただいています。
「でも、自分の肌には何が合っているのか分からない」と迷う方も多いかもしれません。複数の肌悩みへの効果や即効性を求めるなら「プルリアル」、肌質の根本改善とナチュラルな変化を求めるなら「リジュラン」がおすすめです。
どちらの製剤も肌の再生を促すという点は共通しており、成分の違いや効果の出方、痛みの感じ方、価格帯などにそれぞれ特徴があります。
どちらを選ぶべきかは、肌悩みや重視したいポイントによって変わります。
この記事では、プルリアルとリジュランの違いを分かりやすく比較し、それぞれに向いている方の特徴を詳しく解説します。
「肌育注射」に興味はあるけれど、どちらを選べばいいか分からない」という方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
目次
プルリアルとリジュランってどんな施術?
「プルリアル」と「リジュラン」は、どちらも肌の自己再生力を高める「肌育注射」として注目されている施術です。
主成分はポリヌクレオチド(PN)で、細胞の修復や再生を促す働きがあります。加齢や乾燥による肌の衰えに対して、内側からアプローチし、肌のハリや潤いを改善し、若返りを目指せる美肌治療です。
プルリアルとリジュランにはどんな違いがある?比較表でチェック
プルリアルとリジュランの大きな違いは「配合成分」にあります。どちらも肌の再生を目的とした注射ですが、得意とする効果や即効性、ダウンタイムの長さなどに違いがあるため、自分の肌悩みに合った製剤選びが大切です。
| 比較項目 | プルリアルデンシファイ | リジュラン |
| 主成分 | ポリヌクレオチド(PN)、非架橋ヒアルロン酸、マンニトール | PN(ポリヌクレオチド=サーモンDNA由来成分) |
| 効果 | 肌質改善・ハリ・赤み・色むら改善 | 肌再生・小じわ・ハリ・弾力 |
| 即効性 | 高い(施術直後から潤い実感) | 緩やか(1〜2週間後から再生効果) |
| 持続期間 | 約3〜6カ月 | 約4〜6カ月 |
| ダウンタイム | 少なめ | やや赤み・腫れが出ることあり |
| 施術間隔 | 2〜4週間おきに3〜4回 | 2〜4週間おきに3〜4回 |
| 向いている人 | 肌質改善、肌の乾燥・赤みが気になる方、即効性を求める人、痛みをできるだけ抑えたい人 | 肌質改善・小じわ・弾力低下が気になる人 |
プルリアルにはどんな効果がある?
プルリアルは肌の再生と鎮静の両方をサポートする肌育注射です。ポリヌクレオチド(PN)に加え、非架橋ヒアルロン酸とマンニトールが配合されており、施術直後から潤いを感じやすく、長期的な肌質改善も期待できます。
非架橋ヒアルロン酸は水分保持力が高く、肌の乾燥を防ぎながら、ふっくらとした質感を与えてくれます。マンニトールには抗酸化作用があり、炎症を抑えて痛みを軽減する働きがあります。これらの成分が相乗的に作用し、肌の内側から健やかさを引き出します。

期待できる効果とは?
- 肌のハリと弾力を高める
- 乾燥肌を改善
- 小じわを目立ちにくくする
- 赤みの改善
- くすみ・色むらの改善
- 肌質の改善とトーンアップ
プルリアルが向いているのはどんな人?
プルリアルは、マンニトールの抗酸化作用により、施術後の赤みや腫れが出にくくなっています。また、即時的なうるおいと長期的な肌再生の両方をサポートできる製剤です。肌の悩みが複数ある方や、施術後すぐに効果を実感したい方に向いています。
- ダウンタイムを抑えたい方
- 施術中の痛みが心配な方
- 肌のお悩みが複数ある方
- 即効性と持続性を両立したい方
リジュランにはどんな効果がある?
リジュランは、ポリヌクレオチド(PN)のみで構成されたシンプルな成分設計で、肌の再生力を高める働きがあります。PNの働きで、肌内部の線維芽細胞が刺激され、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。紫外線や加齢によって蓄積されたダメージを内側から修復し、時間をかけて自然に肌の質感を整えていくのが特徴です。
施術直後から劇的な変化が現れるわけではありませんが、数日から数週間かけてじわじわと肌が整っていくため、ナチュラルな美肌を目指す方に向いています。

期待できる効果とは?
- 肌のハリと弾力を高める
- 肌のキメを整え、毛穴を引き締める
- しわや小じわを目立ちにくくする
- 肌のバリア機能を修復
- くすみの軽減
- ニキビ跡や傷跡を目立ちにくくする
- 目の下のたるみの改善
リジュランが向いているのはどんな人?
リジュランは、肌の基礎力をじっくり高めたい方に適した施術です。主成分であるポリヌクレオチド(PN)が肌の自己修復力を引き出し、敏感肌や赤み、毛穴の開きといった繊細な悩みにもやさしく働きかけます。
施術後の変化はゆるやかに現れるため、周囲に気づかれずに肌を整えたい方にもおすすめです。また、効果の持続期間が比較的長く、コストパフォーマンスの面でも続けやすいのが魅力です。
- 自然な肌再生を重視する方
- 刺激に弱い敏感肌の方
- 肌質改善を目指している方
- 持続期間が長めの施術を選びたい方
- 費用を抑えながら効果を得たい方
自分にはどっちが合っている?迷った時の判断基準
プルリアルとリジュランのどちらが適しているかは、肌悩みの種類や肌質、予算、そして施術中の痛みの感じ方によって変わってきます。どちらも肌再生を目的とした注射ですが、配合成分や作用の違いにより、向いている方が異なります。
「肌質を根本から整えたい」とお考えの方には、細胞の自己修復力を高めるリジュランが適しています。時間をかけて肌の内側から変化を促すため、ナチュラルな仕上がりを求める方に人気です。
一方、「複数の肌悩みをまとめてケアしたい」「すぐに潤いを感じたい」とお考えの方には、即効性に優れたプルリアルがおすすめです。施術直後からうるおいを実感しやすく、ダウンタイムも少ないため、敏感肌の方でも受けやすい選択肢です。
選ぶときに意識したいポイント
- 改善したい肌悩みの種類(乾燥、小じわ、くすみ、肌質など)
- 自分の肌質(敏感肌かどうか)
- 予算(継続しやすい価格帯かどうか)
- 刺激に対する感受性や痛みへの不安の有無
- ダウンタイムをどの程度許容できるか
施術を受ける前に、医師とのカウンセリングを通じて、期待できる効果や施術内容をしっかり確認しておきましょう。アレルギーの有無や現在の肌状態についても、事前のチェックにより、安心して施術に臨めます。
料金表
※すべて税込価格です。
| プルリアルデンシファイ | リジュラン | |
| 水光注射(初回) | 44,000円 | 44,000円 |
| 医師手打ち 2cc | 55,000円 | 36,300円 |
まとめ
プルリアルとリジュランの違いやそれぞれの特徴についてご紹介してきました。どちらも美肌効果に優れた肌育注射であり、肌のハリやツヤ、弾力の改善を目指す方にぜひお試しいただきたい施術です。
当クリニックでは、リジュランやリジュランアイ、プルリアルデンシファイのほか、ジュベルックなど複数の製剤を取り扱っています。肌のお悩みについてカウンセリングを行い、気になる部位やお悩み、肌状態、ライフスタイルに合わせた施術をご案内いたします。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
美肌治療をご検討中の方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
プルリアルとリジュランはどんな施術ですか?
どちらも「肌育注射」と呼ばれる美容施術で、ポリヌクレオチド(PN)を主成分とした製剤を肌に直接注入し、細胞の再生力を高めて美肌を目指します。ハリ・弾力の低下や乾燥、くすみ、小じわなど、幅広い肌悩みに対応できるため、年齢や肌質を問わず人気のある施術です。
プルリアルとリジュランの違いは何ですか?
プルリアルは、ポリヌクレオチド(PN)に加えて非架橋ヒアルロン酸とマンニトールを配合しており、施術直後から潤いを感じやすく、持続性にも優れています。リジュランはPNのみで構成されたシンプルな製剤で、細胞の自然治癒力を活性化する働きが強く、肌の根本的な質を整えたい方に向いています。
プルリアルとリジュラン、どちらが自分に合っているか判断するには?
複数の肌悩みがある方、即効性やダウンタイムの短さ、痛みの少なさを重視する方にはプルリアルがおすすめです。一方、自然な肌再生や価格を重視する方にはリジュランが適しています。肌質や肌悩み、予算、痛みの感じやすさなどを総合的に判断するには、医師とのカウンセリングで相談されることをおすすめします。
プルリアルとリジュラン、どちらが痛みが少ないですか?
プルリアルにはマンニトールが含まれており、抗炎症作用によって施術中や施術後の刺激が抑えられるため、痛みが少ない傾向があります。痛みに敏感な方や、ダウンタイムをできるだけ短くしたい方にはプルリアルが適しています。
診療時間
[ 完全予約制 ] 10:30〜19:00
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
| 平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
|---|---|
| 平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
| 平成24年 | 医学博士学位取得 |
| 平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
| 令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第48回 日本美容外科学会総会(2025年9月25日~26日)
- 顎のヒアルロン酸注入を用いた輪郭形成-248症例の治療経験
- 第43回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会(2025年8月16日~17日)
- POTENZA®を用いた美肌・毛穴・ニキビ治療の臨床経験
- 第42回 日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について
- 第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
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