「顔が長くなった…?」と感じるのはなぜ?
この記事でわかること
「最近、顔が長くなった気がする..」
「昔より縦に間延びして見える..」
そんな戸惑いを感じていませんか。
顔が長くなった、人中が長く見える、フェイスラインが下がってきた などは、40代・50代で増えるお悩みの一つです。
そしてそのお悩みには、加齢によるたるみや骨格の変化、表情筋の衰えなどが複合的に影響している可能性があります。
本記事では、顔が長く見える原因と、今日から意識できる予防策について詳しく解説していきます。
後半では、美容医療による改善方法についても解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。
40代・50代で「顔が長くなった」「顔が大きくなった」と感じる原因
「顔が長くなった」「顔が大きくなった」と感じるのは、加齢とともに皮膚や脂肪、筋肉、骨格に少しずつ変化が起こり、顔全体のバランスが変わっていく傾向があるためです。
その結果、縦方向に延びた印象や、中顔面の下垂、下顔面のたるみが目立つようになる場合があります。
ここでは、40代・50代に増えやすい代表的な原因を解説します。
ハリ成分の減少による「皮膚と脂肪の下垂」
顔が長く・大きく見える原因の一つは、皮膚と脂肪の下垂です。
年齢とともにコラーゲンやエラスチンといったハリ成分が減少すると、皮膚を支える力が弱まり、重力の影響を受けやすくなるでしょう。
さらに、皮膚を支える靭帯(リガメント)もゆるみやすくなり、本来の位置を保ちにくくなる傾向があります。
その結果、頬やフェイスラインが下方向へ移動し中顔面の位置が下がるため、顔全体が縦に長くなったような印象につながるでしょう。
また、加齢だけでなく、紫外線によるダメージの蓄積も真皮構造を弱らせる要因といわれています。
長年紫外線を浴び続けると、肌のハリを支えるコラーゲンが壊れやすくなり、たるみが進みやすくなる可能性があります。
土台から崩れる「顔の骨の萎縮」
顔が長く見える理由の一つに骨の変化があり、年齢を重ねると顔の骨も少しずつ小さくなります。
特に頬や目の下あたりの骨が減ると、その上にある皮膚や脂肪をしっかり支えられなくなるため、頬の位置が下がり、ほうれい線が目立ちやすくなるでしょう。
土台が小さくなると顔全体のバランスが変わり、縦に間延びしたような印象につながる場合があります。
若い頃は自然に保たれていた高さや立体感が少しずつ失われるため、「なんとなく顔が伸びた」と感じる要因となります。
さらに、骨の変化は自分では気づきにくいため、写真を見てはじめて違和感に気づく方も少なくありません。
スキンケアでは変えにくい部分でもあり、年齢による変化を感じやすいポイントといえるでしょう。

口角や頬を支えられなくなる「表情筋の衰え」
加齢による表情筋の衰えは、顔が長く見える直接的な原因の一つになり得ます。
顔の筋肉は頬や口角の位置を支えているため、筋力が低下すると口角や頬が下がり、人中や口元が間延びして見える傾向があります。
また、無表情でいる時間が増えると表情筋を使う機会が減り、さらに支える力が弱まる場合があるでしょう。
会話や笑顔になる機会の減少も影響するといわれており、日常のちょっとした習慣の変化が見た目の印象に表れやすい部分です。
「最近、顔が縦に伸びた気がする」と感じる背景には、こうした表情筋の変化が関係している場合があります。
顔を下に引っ張る「猫背・スマホ首などの姿勢の乱れ」
猫背やスマホ首といった姿勢の乱れは、物理的に顔の皮膚を下方へ引っ張り、顔を長く・大きく見せる原因の一つです。
顔の皮膚や広頚筋(こうけいきん)は、首を介して胸周りの筋肉まで関連する筋膜・筋肉の影響を受けやすいからです。
そのため、前かがみの姿勢が続くと顔全体が下方向へと引っ張られ、たるみが目立ちやすくなる可能性があるのです。
こうした姿勢の崩れは、骨格や筋肉の老化と並んで「顔の間延び」を招く可能性もあります。
また、肩や首の凝りによって血流が滞ると、むくみが生じてさらに顔が重く、垂れ下がって見えることにもつながります。
加齢による変化を最小限に抑えるためにも、日頃から正しい姿勢を意識することが大切です。

顔が長く見えるのを防ぐために。今日から意識したい4つの習慣
すでに現れている変化をセルフケアのみで以前の状態に戻すのは容易ではありませんが、日々の意識で進行を緩やかにする効果は期待できます。
ここでは、今日から意識できる4つの習慣をご紹介します。
紫外線対策と保湿でハリを守る
肌のハリを維持し、顔の「間延び」を予防するには、徹底した紫外線対策と保湿が大切です。
紫外線は、肌のハリを支えるコラーゲンを傷つける原因の一つといわれています。
また、乾燥は肌のバリア機能を弱め、弾力低下を招きやすくなります。
紫外線はコラーゲンを損傷させ、乾燥は弾力低下を招くため、以下の2点が心がけましょう。
| 対策 | 詳細 |
| 年間を通した紫外線対策 | 毎日の紫外線が、数年後の肌状態に影響する場合もあるため、季節を問わず日焼け止めを使用し、帽子や日傘を取り入れるなどの対策が大切。 |
| 保湿の徹底 | 洗顔後はすぐに保湿を行い、肌をやわらかく保つよう意識する。化粧水や乳液だけでなく、自分の肌質に合った保湿アイテムの選択も重要。 |
また、日焼け止めクリームや保湿剤の塗り方についても、自己流ではなく推奨されている塗布量や使用方法を守ってつけるようにしましょう。
猫背・スマホ首を改善し、顔の下垂を防ぐ
正しい姿勢は、顔のリフトアップをサポートする今日から取り入れられるトレーニングになります。
前かがみの姿勢が続くと首や顎まわりに余分な負担がかかります。
また、顎が前に出た状態は、フェイスラインを下に引っ張りやすくなる傾向です。
デスクワークやスマートフォンを見る時間が長い方は、次の点を心掛けましょう。
- スマホは目の高さで使う
- ときどき胸を開くストレッチを行う
スマホの画面を見る時は、腕を上げて目の高さに合わせましょう。
椅子の高さやパソコンの位置を見直すだけでも、負担を軽減できる場合があります。
デスクワークが長い方は、仕事の合間に肩甲骨を寄せて胸を大きく開くストレッチを行い、首から顔にかけての筋肉を「下方向への緊張」から解放するのが大切です。
長時間同じ姿勢を続けないようにし、こまめに肩や首を動かすのも効果が期待できます。
背筋を伸ばし、顎を軽く引く姿勢を意識するだけでも、顔まわりの印象が整いやすくなる傾向があります。

生活習慣(食事・睡眠・運動)を整えて肌と表情筋の衰えを防ぐ
肌や筋肉の状態は、毎日の生活習慣と深く関わっています。
生活習慣においては、次の3点に留意しましょう。
- たんぱく質を意識した食事
- 質の良い睡眠
- 適度な運動
以下にて詳しく解説します。
たんぱく質を意識した食事
食事では、肌や筋肉の材料となるたんぱく質(肉・魚・大豆など)をしっかり摂取しましょう。
たんぱく質が不足すると、肌や筋肉の材料が足りなくなり、ハリの低下につながる場合があります。
抗酸化作用のあるビタミン類も合わせて摂るのもおすすめです。
質の良い睡眠
寝ている間に分泌される成長ホルモンは肌の修復を促すため、質のよい睡眠の確保が重要です。
毎日決まった時間に就寝や起床するなど生活リズムを整える心がけをしましょう。
適度な運動
適度な運動は血流を促し、肌や筋肉に必要な栄養を届けやすくする効果が期待できます。
全身の血流が良くなると、肌のターンオーバーが整いやすくなり、すっきりとした顔立ちの維持に繋がると期待できるでしょう。
生活習慣の見直しは即効性のある方法ではありませんが、長い目で見ればたるみの進行をゆるやかにする土台づくりになると考えられます。

表情筋を意識し、強いマッサージは避ける
表情筋を適度に使うと頬や口元の位置を保つうえで役立ちますが、強い力でのマッサージは注意が必要です。
40代以降のデリケートな肌に強い摩擦を与えたり、過度に引っ張ったりすると、肌を支える「リガメント(保持靭帯)」をさらに伸ばしてしまう恐れがあります。
お顔のセルフケアは、「優しく流す」程度に留めましょう。
マッサージで外から刺激するより、日頃から「笑顔を作る」「大きく口を動かして話す」など、自らの筋肉で顔を支える意識を持つ方が、長期的なたるみ予防になります。
顔が長くなった印象を改善する美容医療
セルフケアで、一定の「たるみ予防」は可能だと考えられますが、すでに生じているたるみを改善するには、美容医療によるアプローチがおすすめです。
40代・50代のお悩みで多い「顔の間延び感」を改善するために、当クリニックで推奨している4つの施術を詳しく解説します。
ヒアルロン酸リフト
ヒアルロン酸製剤をリガメント(靭帯)付近に注入し、靭帯を補強・強化する施術です。

| 目的 | コケた部分のボリューム補充+リガメント(靭帯)の補強 |
| 期待できる変化 | 頬の位置が上がる、フェイスラインが整う、縦長印象がやわらぐ、シワやたるみの改善、など |
| 施術時間 | 15~45分程度(注入量により変わります) |
| ダウンタイム | 1~7日程度(赤み・腫れ) |
| 向いている人 | 頬の位置低下、ほうれい線やマリオネットラインが気になる方、中顔面の間延びが気になる方 |
| メイク | 施術部位以外は当日より可能 |
| 持続目安 | 1〜1.5年 |
中顔面のボリュームを補いながら、リガメント(靭帯)を支えて引き上げ効果も期待できます。
頬の位置を高く保ちやすくなるため、顔の縦方向の間延びを整える効果が期待されます。
特に40代・50代では、骨の萎縮や靭帯のゆるみが進んでいるケースがあるため、解剖学を熟知した医師の施術による改善が期待できるでしょう。
糸リフト
糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮下に挿入し、下垂した組織を上方向へ引き上げる治療です。
物理的にリフトアップを図るため、フェイスラインや口元のもたつきが目立つ方などに適しています。
顔の縦方向に伸びた印象は、下顔面の下垂が関係している場合も多く、引き上げによってバランスが整うケースがあります。

| 目的 | たるみの引き上げ |
| 期待できる変化 | フェイスラインが引き締まる、肌の弾力・ハリがアップする、中顔面短縮 |
| 施術時間 | 30〜45分程度 |
| ダウンタイム | 1〜2週間程度(赤み・腫れ・窪み) |
| 向いている人 | 頬・顎・フェイスラインのたるみ、ほうれい線、マリオネットラインが気になる方 |
| メイク | 施術部位以外は当日より可能 |
| 持続目安 | 6〜12か月程度(※個人差があります) |
施術後に糸の刺激によって周囲の組織が反応し、コラーゲン生成が促されるといわれており、時間の経過とともに肌のハリ感の変化が期待できます。
定期的な施術で、肌内部のコラーゲン環境を維持しやすくなり、たるみの進行をゆるやかにしていく考え方もあります。
加齢による変化を完全に止めるのは難しいものの、糸リフトで早めのケアを積み重ねれば、将来の印象に差が出る可能性があるでしょう。
今の状態を整えるだけでなく、数年後を見据えた選択肢の一つともいえます。
医療ハイフ
超音波のエネルギーを使って、皮膚の内側から引き締めを図る施術です。
下顔面のもたつきやフェイスラインのゆるみが原因で顔が長く見える場合、引き締めによって印象が整うと期待できます。
また、熱刺激によってコラーゲンの生成が促されるといわれており、時間の経過とともにハリ感の変化が期待できるでしょう。
| 目的 | 皮膚・SMAS層の引き締め |
| 期待できる変化 | フェイスラインのもたつき・ほうれい線の改善 |
| 施術時間 | 20〜50分程度 |
| ダウンタイム | ほぼなし |
| 向いている人 | 軽度~中等度のたるみが気になる方 |
| メイク | 当日から可能 |
| 持続目安 | 3~6か月程度 |
医療ハイフは、SMAS層と呼ばれる筋膜部分や真皮層に熱刺激を与え、組織の引き締めを促します。
施術直後だけでなく、数か月かけてゆるやかに変化が現れる傾向があるのも特徴です。
定期的にメンテナンスとして取り入れ、たるみの進行を防ぐ考え方もあります。
切開を伴わないため比較的取り入れやすい一方、たるみの程度によっては他の施術との組み合わせを勧められる場合もあります。
まずは現在の状態の正しい把握が大切です。

人中短縮ボトックス
人中短縮ボトックスは、上唇周辺の筋肉の働きを調整し、人中を短く見せる施術です。
上唇を下方向に引く筋肉の動きをゆるやかにして、唇がやや上向きに見える状態をつくります。
その結果、人中の長さが目立ちにくくなり、顔全体の縦の印象が整うと期待できます。
| 目的 | 人中を短く見せる |
| 期待できる変化 | 人中の間延び感の軽減 |
| 施術時間 | 10分程度 |
| ダウンタイム | 1〜2日程度 |
| 向いている人 | 人中が長く見えると感じる方 |
| メイク | 施術部位以外は当日より可能 |
| 持続目安 | 3~6か月 |
人中は加齢とともに伸び、口元が間延びした印象になる場合があります。
ヒアルロン酸や糸リフトのように物理的に引き上げる治療とは異なり、筋肉の動きを調整する点が特徴です。
施術時間が比較的短く、ダウンタイムも大きくないとされるため、口元の印象をやわらかく整えたい方に選ばれる傾向があります。
ただし、妊娠中・授乳中の方への施術ができない、あるいは術後の避妊期間が必要などの注意事項があるため、適応については医師との相談が大切です。

まとめ
「顔が長くなった」と感じる変化は、加齢による皮膚のたるみだけでなく、生活習慣や姿勢の影響が重なって起こっている場合があります。
たるみは、年齢による自然な変化ではありますが、原因を知り適切な対策を立てるのも大切です。
しかし、すでに縦に間延びした印象が強くなっている場合、お悩みに合わせて整える美容医療も検討してみてはいかがでしょうか?
プライベートスキンクリニックでは、医師が直接カウンセリングを行い、お顔の状態・ご希望・ご予算等を丁寧に確認したうえで、一人ひとりに合った施術をご提案しています。
まずは医師によるカウンセリングで、ご自身の状態の確認から始めてみてください。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
市販の「リフトアップコスメ」で顔の長さを戻すことはできますか?
化粧品によるケアは、あくまで「肌表面の保湿やハリの維持」による予防がメインとなります。
乾燥による小ジワやキメの乱れを整えるのは、見た目の印象を若々しく保つサポートにはなるといえるでしょう。
美容医療と併用すると、より健やかな状態を維持しやすくなる傾向があります。
ヒアルロン酸注射で顔がさらに大きく(長く)見えることはありませんか?
適切な位置と量を注入すれば、むしろ顔のバランスが整い、すっきりと見える効果が期待できます。
ただし、過剰に注入すると不自然な膨らみを生じる恐れがあるため、解剖学を熟知した医師の診断のもとで施術を受けるのが大切です。
顔が長くなるのは、何歳くらいから目立ち始めますか?
40代以降に「顔の変化」として自覚される方が増える傾向にあります。
30代後半から40代にかけて、肌のハリを支えるコラーゲンの減少や、顔の土台となる骨の萎縮が少しずつ進むといわれていますが、変化のスピードには個人差があるため、早めにエイジングケアに意識を向けるのが推奨されます。
診療時間
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
| 平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
|---|---|
| 平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
| 平成24年 | 医学博士学位取得 |
| 平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
| 令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第48回 日本美容外科学会総会(2025年9月25日~26日)
- 顎のヒアルロン酸注入を用いた輪郭形成-248症例の治療経験
- 第43回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会(2025年8月16日~17日)
- POTENZA®を用いた美肌・毛穴・ニキビ治療の臨床経験
- 第42回 日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について
- 第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察









