ヒアルロン酸で頬がパンパンになる?原因と失敗しない方法を解説!
「ヒアルロン酸で頬がパンパンになるって本当?」「どうして顔が大きく見えてしまうの?」そんな疑問をもつ方は少なくありません。
いわゆる「ヒアル顔」と呼ばれるように、ヒアルロン酸の入れすぎや、注入後の腫れ・副作用によって顔が膨らんで見えることがあります。
施術を検討している方にとっては「不自然にならないかな」と不安になりますよね。
そこで本記事では、ヒアルロン酸で頬がパンパンに見える原因や対処法、さらに失敗を防ぐためのポイントについて詳しく解説します。
目次
ヒアルロン酸注射はどんな施術?
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する高い保水力のある成分です。
美容医療ではシワや凹みのある部分に注入することで、ふっくらとした若々しい印象へと導きます。
ヒアルロン酸の種類は幅広く、硬さや仕上がり、持続期間は製剤によって異なるのが特徴です。
例えば、硬めのヒアルロン酸は、鼻に高さを出したり顎先をシャープに整える施術に使われています。
一方、シワや凹みには、柔らかさのある肌になじみやすい製剤が、リフトUPさせたい場合は、リフト力のある製剤が適しています。
ヒアルロン酸でパンパンになりやすい部位
ヒアルロン酸で顔がパンパンに見える状態は、シワや凹みを埋める注入で過剰に入れる場合に起こりやすいといわれています。
とくに注意したい部位は以下の通りです。
- ほうれい線
- マリオネットライン
- おでこのシワ
- 目のくぼみ
ほうれい線やマリオネットラインは代表的なエイジングサインです。
主な原因は加齢によるもので、皮膚のたるみや皮下脂肪の減少、顔面骨の萎縮によってくっきりとした線が現れます。
ヒアルロン酸を入れることで凹みはふっくらと整いますが、入れ方によっては頬がパンパンに見えてしまうこともあります。
同じように、おでこのシワや目元の注入で不自然になるケースも少なくありません。
ヒアルロン酸で頬がパンパンになる原因とは?
ヒアルロン酸で頬がパンパンになる原因は、主に以下の4つが挙げられます。
- 注入量が多すぎる
- 注入箇所が適切でない
- 副作用で腫れている
- 頬に集中的に入れすぎた
それぞれについて詳しく解説します。
注入量が多すぎる
頬がパンパンになる主な原因は、ヒアルロン酸の入れすぎです。
仕上がりに慣れてくると少しの変化では物足りなくなり、つい過剰に注入してしまうことがあります。
このような症状は「Over filled syndrome(ヒアルロン酸入れすぎ症候群)」と呼ばれています。
ヒアルロン酸注入に依存してしまい、周りから見れば不自然な状態なのですが本人は気づきません。
さらに、必要以上の注入はしこりや炎症など副作用のリスクを高めます。
注入箇所が適切でない
ヒアルロン酸注入は繊細な施術のため、注入部位がわずかにズレるだけでも頬がパンパンになってしまうケースもあります。
とくにほうれい線やマリオネットラインは頬のたるみによって起こるため、凹みの周辺はボリュームが残っていることが多いです。
もともと膨らんでいる部位に注入してしまうと、顔全体が腫れ上がったような印象になってしまいます。
こうしたリスクを防ぐには、ヒアルロン酸注入の経験と技術をもつ医師を選びましょう。
副作用で腫れている
ヒアルロン酸注入は副作用の少ない施術ですが、一時的に腫れや赤みが生じることがあります。
いずれも数日〜1週間ほどで治るため、過度な心配はいらないでしょう。
しかし、アレルギー体質や異物に反応しやすい方は、副作用が強く出る可能性があります。
とくに以下に該当する方は注意が必要です。
- アレルギー体質の方
- 喫煙習慣がある
- アルコールをよく摂取する
- 生活が不規則なことが多い
- 膠原病のある方
また、過去の美容施術で副作用が強く出た経験がある場合は、事前に医師へ伝えておきましょう。
既住歴がある方も必ず相談してから施術を受けてください。
頬に集中的に入れすぎた
頬や唇はヒアルロン酸の影響が出やすい部位といわれています。
過度に注入すると顔がパンパンに見えたり、表情が動かしにくくなったりするため注意が必要です。
最終的な注入量や部位は医師が判断しますが、事前に仕上がりのイメージは共有しておきましょう。
また、注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていきます。
時間の経過とともに効果が薄れることから、早い段階で追加注入を検討する方も少なくありません。
持続期間は製剤によって異なるため、適切な施術間隔については医師と相談しましょう。
ヒアルロン酸で頬がパンパンになったときの対処法
ヒアルロン酸で頬がパンパンになってしまったら、どう対処すべきか迷いますよね。
ここでは、以下の対処法をご紹介します。
- 1〜2週間は経過をみる
- ヒアルロン酸溶解注射で溶かす
- 腫れた部分を冷やす
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1〜2週間は経過をみる
ヒアルロン酸注入の直後は、腫れや浮腫みによって一時的にパンパンに見えることがあります。
一般的には1〜2週間ほどかけて徐々に落ち着くため、まずは焦らず経過を見守りましょう。
2週間以上腫れが続いたり、強い痛みがでたりする場合は、早めにクリニックへ相談してください。
また、腫れている部分を触ると悪化しやすいので、刺激や摩擦は避けることも大切です。
施術後の過ごし方によって回復のスピードも変わるため、ダウンタイム期間は安静に過ごしましょう。
ヒアルロン酸溶解注射で溶かす
1ヶ月以上経っても頬がパンパンな状態が続いている場合、ヒアルロン酸溶解注射で対処できます。
ヒアルロン酸溶解注射は、ヒアルロニダーゼという酵素を使ってヒアルロン酸を分解する方法です。
数日〜数週間かけて徐々に吸収されていくため、自然にボリュームを減らすことができます。
しかし、注入量が多いと1回のみでは溶け切らず、複数回の注入が必要になる可能性があります。
一度の施術でどれくらい溶解できるのか、事前に医師に相談してみるとよいでしょう。
腫れた部分を冷やす
一時的な対処法として、腫れている部分を冷やすのも効果的です。
冷やしたタオルや保冷剤をハンカチで包み、やさしく当ててクールダウンしましょう。
強く当てすぎるとヒアルロン酸が移動してしまうため、触れる程度の力加減がおすすめです。
また、長時間冷やし続けると凍傷のリスクがあるので注意が必要です。
ヒアルロン酸で頬がパンパンになるのを防ぐには?
ヒアルロン酸で失敗するリスクを減らすには、以下の4点に注目しましょう。
- 技術力・デザイン力の高い医師を選ぶ
- 短期間で繰り返し注入しない
- 注入箇所をむやみに触らない
- 施術後の注意事項を守る
それぞれについて分かりやすく紹介します。
技術力の高い医師を選ぶ
ヒアルロン酸注入は、手軽に受けられるプチ整形として人気の高い美容施術です。
しかし、適切な注入量や部位を判断するには医師の技術力が欠かせません。
経験の浅い医師が担当すると、膨らみすぎて不自然な仕上がりになるケースもあります。
クリニックを選ぶ際は、医師の実績や症例数を必ず確認するようにしましょう。
また、カウンセリング時にきちんと医師が診察してくれるのかも重要なポイントです。
十分な説明がない場合、必要なサポートを受けられない可能性もあるので注意しましょう。

短期間で繰り返し注入しない
ヒアルロン酸の持続期間は製剤によりますが、一般的には6ヶ月〜1年半程度が目安です。
効果が残っているうちに早い間隔で注入を重ねると、ヒアルロン酸が過度に蓄積し、頬が不自然に膨らんで見える原因につながります。
とくにヒアルロン酸注入に慣れてくると「もっと入れたい」という心理的な依存に陥りがちです。
追加で注入する際は自己判断せず、医師と相談しながら適切なタイミングで施術を検討しましょう。
注入箇所をむやみに触らない
ヒアルロン酸注入後は、注入部位が安定するまで触れたり圧をかけたりしないようにしましょう。
安定する前に刺激を与えてしまうと、形が崩れたり、腫れや炎症につながったりすることがあります。
とくに施術後2〜3日までは、うつ伏せ寝や肌をこするようなスキンケアに注意が必要です。
他にも腫れを長引かせる原因として、マッサージや入浴、激しい運動なども挙げられます。
少なくとも1〜2週間は、注入箇所に負担をかけずに過ごしましょう。
施術後の注意事項を守る
ヒアルロン酸注入後は、腫れや炎症を防ぐためにいくつか気をつけたいポイントがあります。
とくに施術当日は、次の点に注意して過ごしましょう。
- 飲酒や激しい運動、長めの入浴など、血流が急に高まる行動は控える
- 24時間は注入部位をできるだけ触らない・圧をかけない
- メイクは注入した部分を避けて軽めに行う
ヒアルロン酸は変形しやすいため、マッサージは少なくとも3週間ほど控えるよう推奨されています。
ダウンタイム中に違和感があれば、すぐにクリニックに相談してください。
ヒアルロン酸注入のメリットとは?
ここまでは、ヒアルロン酸注入で頬がパンパンになるリスクについて整理してきました。
一方で、ヒアルロン酸注入には多くのメリットもあります。
施術を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
施術時間やダウンタイムが短い
ヒアルロン酸注入は施術時間が短く、ほとんどの場合10〜15分以内に終わります。
施術範囲が広い場合でも、30分程度で完了することがほとんどです。
さらに切開を伴わないため、外出できないほどの大きなダウンタイムはありません。
仕事やプライベートで忙しい方でも気軽に受けやすいでしょう。
施術中の痛みも少なく、はじめて美容医療を受ける方にも向いています。

即効性が期待できる
ヒアルロン酸注入は、施術直後から変化を感じやすい施術です。
完成は腫れや内出血が落ち着く数日後になりますが、ボリュームアップは施術当日から実感できるケースもあります。
即効性が期待できるため、大切な予定に合わせて整えたい方にもおすすめです。
ダウンタイムが気になる場合は、予定の1〜2ヶ月前に受けておくとよいでしょう。
自然な仕上がりでバレにくい
ヒアルロン酸注入は、周囲に気付かれにくい自然な仕上がりが特徴です。
技術力の高い医師が担当すれば、シワや凹みもきれいに整えることができます。
理想の仕上がりを目指すなら、希望に近い症例写真を持参するのも効果的です。
自分と似た悩みの写真であれば、医師とイメージを共有しやすいでしょう。
比較的リーズナブルに受けられる
ヒアルロン酸注入は、美容医療のなかでも比較的リーズナブルに受けられる施術です。
価格はクリニックや製剤によって異なりますが、1本2〜3万円代で購入できるものもあります。
当クリニックで採用している製剤と価格は以下の通りです。
| 製剤 | 価格/1本(1ml) |
| ニューラミスディープ | 29,700円 |
| ジュビダームビスタ®ボリフトXC | 60,500円 |
| ジュビダームビスタ®ボリューマXC | 60,500円 |
| ジュビダームビスタ®ボルベラXC | 77,000円 |
| レスチレン®リフト™ リド | 88,000円 |
| レスチレン®リド(クラシック) | 88,000円 |
※上記は2025年12月時点の価格です。最新情報は当クリニックまでお気軽にお問い合わせください。
ヒアルロン酸で理想の仕上がりを目指すならPSCへ!
ヒアルロン酸注射で「失敗したくない」「理想の仕上がりを叶えたい」という方には、実績のあるクリニックで施術を受けることが大切です。
ここからは、当クリニックの特徴について紹介します。
経験豊富な医師が一人ひとりに合わせた仕上がりを提案
プライベートスキンクリニックには、ヒアルロン酸注入の経験を積んだ医師が在籍しています。
一人ひとりの悩みに寄り添いながら最適な施術方法をご提案するため、「希望をうまく伝えられるか不安」という方も安心してご相談いただけます。
副作用やアフターケアについても分かりやすく説明いたしますので、気になる点があれば遠慮なくお聞きください。
ヒアルロン酸1本買い取り制で無駄なく使える
当クリニックでは、ヒアルロン酸製剤の1本買い取り制を導入しています。
使い切れなかった製剤は半年間クリニックで保管できるため、定期的に施術を受ける方におすすめです。
また、当クリニックでは、厚生労働省承認の安全性の高いヒアルロン酸製剤をご用意しています。
ヒアルロン酸の安全性について気になる方にも、カウンセリングで丁寧にご説明いたします。
カニューレで施術中の痛みにも配慮
施術中の痛みを抑えるために、針先が丸いカニューレもご用意しています。
従来の針より刺激が少なく、均一かつ広範囲にヒアルロン酸を注入できるのが特徴です。
とくに頬やほうれい線の注入に適しており、仕上がりのなめらかさを重視したい方にも向いています。
(※カニューレを使用する場合は、別途追加料金がかかります)
まとめ
今回は、ヒアルロン酸注入で頬がパンパンに見えてしまう原因や対処法、失敗を防ぐポイントについて紹介しました。
過剰な注入や副作用によって腫れが出るほか、医師の技術不足により注入部位や量が適切でない場合も、顔が大きく見える原因になります。
当クリニックでは、ヒアルロン酸注入の経験豊富な医師が、患者様一人ひとりにあわせた仕上がりを提案いたします。
副作用や痛みに配慮して施術を行うため、初めての方でも安心してご利用いただけます。
頬のヒアルロン酸注入をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。
診療時間
[ 完全予約制 ] 10:30〜19:00
土日診療あり
| 美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
|---|---|
| 所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
| 診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
| 平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
|---|---|
| 平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
| 平成24年 | 医学博士学位取得 |
| 平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
| 令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第48回 日本美容外科学会総会(2025年9月25日~26日)
- 顎のヒアルロン酸注入を用いた輪郭形成-248症例の治療経験
- 第43回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会(2025年8月16日~17日)
- POTENZA®を用いた美肌・毛穴・ニキビ治療の臨床経験
- 第42回 日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について
- 第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察









