ミラドライで脇毛も薄くなる?


この記事でわかること
脇汗や脇のニオイに悩んでいる方におすすめのミラドライ治療。
実は、ミラドライは脇汗やワキガを改善するだけでなく、脇毛が薄くなる効果も期待できる施術です。
「脇の汗やニオイが気になるけれど、将来的には脱毛も考えている」という方にとって、ミラドライは一石三鳥の治療法となる可能性があります。
この記事では、「ミラドライの仕組みと特徴」「ミラドライで脇毛が薄くなる理由」「ミラドライと脱毛施術を受ける順番やタイミング」について詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
ミラドライで脇毛も薄くなる
ミラドライによって脇毛が薄くなる可能性があります。
ここではミラドライによって脇毛が薄くなる効果について詳しく解説します。
ミラドライで脇毛が薄くなる可能性がある
ミラドライは脇汗やワキガを改善する治療ですが、副次的な効果として「脇毛が薄くなる」可能性があります。
ミラドライは、マイクロ波を照射して汗腺を破壊する治療法です。
このとき、汗腺の近くに存在する毛根の発毛組織にもマイクロ波が届くため、発毛組織も破壊される可能性があります。
そのため、施術後に「脇毛がまばらになった」「毛量が減った」と感じる方が少なくありません。
ミラドライの主な効果(汗・ニオイ)
ミラドライは、気になる脇の「汗」と「ニオイ」を同時に軽減できる治療法です。 脇には2種類の汗腺があります。
体温調節のために汗を出すエクリン汗腺と、ワキガ臭の原因となる汗を出すアポクリン汗腺です。
ミラドライは、この両方の汗腺を破壊するため、脇汗が大幅に減少すると期待できます。
そして、ワキガ臭は、皮膚の常在菌が汗を分解することで発生するため、汗(菌のエサ)が減れば菌の活動が抑えられ、必然的にニオイも少なくなるでしょう。
一度破壊された汗腺は基本的に再生しないため、治療効果が長期間続くのも大きな魅力です。
ミラドライがおすすめな方

ミラドライは、このような悩みがある方におすすめです。
- 腕を上げた時、汗ジミが気になる
- 人との距離が近い場面で、脇のニオイが不安になる
- 白いシャツの脇部分だけ黄ばみができてしまう
- 傷跡が残る治療は避けたい
汗やニオイの改善だけでなく、脇毛が薄くなる副次的な効果も期待できるため、脇毛の処理に悩んでいる方にとってもメリットが大きい治療法といえるでしょう。
ミラドライとは
ミラドライは、多汗・脇のニオイにアプローチする「切らない治療法」として注目を集めています。
ここでは、ミラドライの仕組みや特徴、さらに脇毛が薄くなる理由について詳しくご紹介していきます。
ミラドライの仕組み

ミラドライは、マイクロ波の熱を使って脇の汗腺を減らし、汗やニオイを抑える治療です。
マイクロ波を当てると、「体温調節のための汗を出すエクリン汗腺」と「ワキガ臭の元になる汗を出すアポクリン汗腺」の両方に熱が集中し、汗腺が破壊されます。
このような仕組みを聞くと「痛いのでは?」と心配になるかもしれませんが、治療は局所麻酔をしてから行うため、施術中の痛みはほとんど感じない方が多いです。
ミラドライで一度破壊された汗腺は元に戻りにくく、効果は半永久的に続くとされています。
また、汗腺の下にある組織にはマイクロ波が届きにくく、汗腺以外への影響は最小限に抑える設計になっています。
ミラドライ施術の流れ
施術の流れは以下のようになります。

- 1. カウンセリングと診察(リスクや副作用の説明も含む)
- 2. 局所麻酔の実施
- 3. 治療部のマーキング
- 4. マイクロ波の照射(同時に冷却システムで皮膚表面を保護)
- 5. 照射後は脇を冷却
- 6. 2週間後に経過診察
両脇で施術時間は約60分です。
ミラドライの特徴
ミラドライの特徴について、以下が挙げられます。
- 脇汗・ワキガを改善する
- 脇汗・ワキガについて、半永久的な効果が期待できる
- 切開不要なので傷跡が残らない
- ダウンタイムが短く、施術直後から日常生活に戻れる
ミラドライの効果は、一度の施術で効果が長く続くのが大きな魅力です。
マイクロ波によって破壊された汗腺は基本的に再生しにくく、脇汗やニオイの悩みが再発しにくいとされています。 また、切らずに行える施術のためダウンタイムが少なく、日常生活に支障が出にくいのもポイン ト。
仕事や学校を休まずに受けやすく、何度も通院する必要がないので、忙しい方にも負担が少ない治療です。
脇毛が薄くなる理由
汗腺の近くには毛根があります。
そのため、治療のマイクロ波によって発毛組織がダメージを受け、毛量が減る可能性があります。
脇毛の濃さや毛量に悩んでいる方にとっては、脇汗やニオイの改善と同時に、毛が薄くなるメリットも感じられるでしょう。
注意点として、ミラドライはあくまで汗腺をターゲットにした治療です。
脱毛効果を目的としたものではないため、「毛がまばらになる」「全体的に薄くなる」といった副次的な効果とご理解ください。
ミラドライと脱毛の併用時の注意点
脇汗やワキガに悩んでいる方の中には、将来的に脱毛を考えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ミラドライと脱毛のおすすめの順番と、施術間隔について解説します。
脱毛よりミラドライを先に受けるのがおすすめ
ミラドライと脱毛の両方を検討している場合、先にミラドライの施術をおすすめします。
ミラドライは汗腺をターゲットとした治療ですが、周囲の毛根にも熱が伝わるため、施術後に脇毛が薄くなる副次的な効果が期待できます。
ミラドライ後に残った脇毛は、必要に応じて医療脱毛により処理しましょう。 この流れで施術を進めると、脱毛の通院回数を減らせる可能性があります。
ミラドライから脱毛まで空けるべき期間
一般的な目安として、脱毛を受けるには、ミラドライ施術の前は1ヶ月、施術後は3か月程度の間隔を空けるよう推奨されています。
ミラドライ施術後は、脇に腫れやむくみ、軽い痛みなどの一時的なダウンタイムが生じるため、皮膚が落ち着くまで十分な間隔を空ける必要があるからです。
皮膚の回復具合には個人差がありますので、脱毛施術のタイミングについては医師と相談して判断してもらいましょう。
当クリニックの医療脱毛について
ミラドライ後の脇毛をきれいに処理したい方には、当クリニックの医療脱毛もおすすめです。
当クリニックでは、日本で初めて厚生労働省より薬事承認を取得した医療用脱毛レーザー「ジェントルレーズプロ」や、痛みが極限まで少なく、短時間の施術が可能な「カロンS」を採用しています。
施術時間は両脇で15分と短く、忙しい方にも無理なく受けていただけます。
ミラドライ後に残った脇毛の処理や、より清潔感を高めたい方は、お気軽にカウンセリングでご相談ください。
まとめ
ミラドライは脇汗やワキガの原因である汗腺をマイクロ波で破壊し、長期的な改善効果が期待できる治療法です。
施術の過程で毛根にも熱が加わるため、副次的な効果として脇毛が薄くなるケースもみられます。
汗やニオイをしっかり抑えながら、脇毛の悩みにもアプローチできる点は、ミラドライの大きな魅力です。
完全な脱毛効果を目的とした治療ではありませんが、脇毛処理の手間が軽減されるメリットを実感する方も少なくないでしょう。
ミラドライと脱毛の両方を検討する際には、施術の順番やタイミングを事前にしっかり計画するのがおすすめです。
プライベートスキンクリニックでは、ミラドライ認定医が複数在籍し、一人ひとりのお悩みに合わせた治療を行っています。
脇汗やニオイ、脇毛の悩みを解消したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
ミラドライは1回の施術で効果がありますか?
1回の施術で5〜8割の汗腺が破壊されるので、脇汗とワキガは大幅に減少すると期待できます。 1回だけでは効果が不十分と感じる方の場合、ダブル照射や2回目の施術も可能です。
ミラドライで脇毛はどれくらい減りますか?
個人差はありますが、全体的に毛が薄くなる、毛量が減ると感じる方が多いです。 完全な脱毛効果ではないため、ツルツルにしたい場合は別途脱毛施術が必要になります。
ミラドライの安全性は大丈夫ですか?
ミラドライはアメリカFDA(食品医薬品局)認可の医療機器であり、腋窩多汗症、腋臭症、減毛の適応で承認を取得しています。
日本でも腋窩多汗症で厚生労働省の認可を取得しています。
大学病院などでも導入されており、効果と安全性が認められた機器です。 当クリニックでは、万が一のトラブルにも専門医による対処を徹底しておりますので、安心してご相談ください。
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
---|---|
平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
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