目の下のシワ改善に効果的な方法とは?一挙ご紹介!


この記事でわかること
目元のシワが気になったことはありませんか?
特に目の下にシワがあると、顔全体の雰囲気が変わり老けて見られやすくなります。
目元の肌はデリケートなので、早くから適切なケアをすることが大切です。
今回は目の下のシワの原因や種類、セルフケアや美容医療による対処法について詳しく解説します。
【この記事の要約】
・目の下のシワは、完全になくすのは難しいですが、適切なケアで改善や予防は十分に可能です!
・目の下のシワをなくす方法は、乾燥や表情のクセ、たるみなど原因によって変わります。軽いシワであれば、スキンケアや生活習慣の見直しで目立ちにくくできます。
・一方で、深いシワやたるみによるものは美容医療(リジュランアイ・ボトックス注射・ハイフアイシャワーなど)を組み合わせることで効果的に改善できます。

目の下のシワの原因
目の下にシワができる原因はさまざまですが、代表的なものを6つご紹介します。
これらの要素が複合的に働くことで、目元の衰えが生じます
加齢
加齢によって皮膚の乾燥や弾力低下・たるみが加速すると目の下のシワが目立つようになります。
乾燥
乾燥は目元のシワの大きな原因です。
特にシワが細かいちりめんじわは、皮膚が水分を失いしぼんでしまうことで現れます。
眼精疲労
パソコンやスマートフォンの長時間使用は目の疲れ(眼精疲労)や乾燥の原因になります。
眼精疲労によって血行が悪くなると、皮膚の新陳代謝が衰えてシワができやすくなります。
睡眠不足
慢性的な睡眠不足は、自律神経の乱れ・新陳代謝の乱れ・血行不良を引き起こし、シワやたるみなどの皮膚の衰えの原因となります。
摩擦
目をこする癖や、洗顔・クレンジング・メイク時の摩擦が強いとシワを引き起こすおそれがあります。
目元の皮膚はとても薄く外部刺激に弱いため、優しく触れて摩擦を最小限にしましょう。
紫外線
紫外線は肌にとって大敵です。
紫外線は肌の奥深くまでダメージを与え、コラーゲンを減少させます。
シワやたるみだけでなく、シミなどの色素沈着も引き起こします。
毎日のUV対策がとても重要です。
目の下のシワが与える影響
目の下の皮膚はとても薄く、他の部分よりシワができやすいことが特徴です。
また、目元のシワやたるみは顔の雰囲気に大きな影響を与え、見た目年齢を高めてしまうことが多いです。
老けて見える
目の下にシワがあると、実年齢よりも老けてみえやすい傾向にあります。
また、何のケアもせずにシワを放置すると、シワが深くなったり増える可能性が高いです。
疲れて見える
目の下にシワがあると、疲れている・やつれてる印象を与えやすいです。
漫画やイラストで、疲れた人ややつれた人の目の下には線が描かれていることが多いのもそのせいだと思われます。
目の下のシワの種類
目元のシワは、「ちりめんじわ」「表情じわ」「真皮じわ」の3種類に大別されます。
それぞれのシワの種類について解説します。自分のシワがどのタイプかを知ることで、正しいケア方法が見えてきます。

表情じわ
表情じわは、笑ったときや細めたときなど、表情の変化によってできるシワのことです。
若いうちは表情を戻せば消えますが、加齢と共に皮膚の弾力・ハリが衰えると、表情じわは表情を戻しても元の状態に戻りにくくなり、深いシワが刻まれてしまいます。
真皮じわ
真皮じわは、真皮層までシワが到達した溝の深いシワです。「くっきり溝」が目立つのが特徴で、さまざまなシワの最終形態であり、加齢ジワ・大ジワとも呼ばれます。
目の下のくぼみなどにくっきりと現れ、セルフケアでは改善しにくいのが特徴です。
ちりめんじわ
ちりめんじわは、目の下や目尻に細かく広がり、まるで薄い紙をクシャっとしたように見えるのが特徴です。
乾燥じわ・小じわとも呼ばれます。
ちりめんじわができる主な原因は乾燥なので、しっかり保湿ケアをすれば改善しやすいです。
目の下のシワの種類別!対処法

表情ジワの改善方法
セルフケア
表情じわは、笑ったり目を細めたりした時にできやすいシワです。
根本から完全に防ぐのは難しいですが、日常的に目元をしっかり保湿することが第一歩。目元専用の美容液やアイクリームを使うと効果的です。
また、スキンケア後に軽くマッサージやホットアイマスクを取り入れると血行が良くなり、シワの定着を遅らせることができます。
美容医療
ボトックス注射
眼輪筋の動きをやわらげることで、表情を戻した時のシワを目立たなくします。即効性と持続力(約4〜6カ月)が魅力です。
ハイフアイシャワー
目元の浅い層に熱を加えて皮膚を引き締めることで、表情じわの軽減やハリ感アップが期待できます。
真皮ジワの改善方法
セルフケア
真皮じわは、肌の弾力が失われて深く刻まれたシワ。セルフケアだけでの改善は難しいですが、乾燥を防ぐために高保湿のアイクリームを毎日取り入れるのは必須です。
メイク時はコンシーラーを厚塗りせず、薄く仕込んで光で飛ばす工夫をすると印象が和らぎます。
美容医療
リジュランアイ
コラーゲン生成を促し、肌そのものを若返らせることで深いシワにもアプローチできます。
ハイフ&ハイフアイシャワー
SMAS層に働きかけてたるみやシワをリフトアップ。真皮じわを根本から改善するサポートになります。
アイシャワーという目元専用のハイフも同時に照射することで、より皮膚を引き締め、ハリを出すことも可能です。
ちりめんジワの改善方法
セルフケア
ちりめんじわは乾燥が原因の浅いシワ。保湿が最大のカギです。目元専用美容液でしっかり潤いを補いましょう。
マッサージやホットアイマスクで血流を促すと、肌のターンオーバーが整って改善しやすくなります。
美容医療
リジュランアイ
ちりめんじわの改善に特に効果的で、肌の再生力を高めて小ジワを目立たなくします。
ハイフアイシャワー
皮膚を引き締め、細かいシワやたるみを改善。即効性を求める方に人気です。
目の下のシワを改善する美容医療
ここからは、目元のシワ改善に効果的な美容医療について、詳しくご紹介していきます。
リジュランアイ

リジュランアイは、サーモンのDNAから抽出されたポリヌクレオチド(PN)という成分を注射で目元に注入する美容施術です。
高濃度サーモン注射とも呼ばれています。
線維芽細胞の活性化、コラーゲン産生、肌の若返り、ハリや小じわの改善といった効果が期待できます。
目元においては、目の下のたるみやクマ、目元の小じわやちりめんじわの改善に効果的です。
ボトックス注射やヒアルロン酸注射は効果が一時的であることに対し、リジュランアイは肌の再生力を促すことで肌を根本的に若返らせることを目的にしています。
アレルギーなどのリスクや副作用はほとんどないといわれていますが、魚・魚卵アレルギーの方は念のため施術を避けてください。
目安
2~3週間おきに計4回ほど
ダウンタイム
2~3日ほど、一時的な赤みや微細なふくらみがありますが、自然に落ち着きます。

ボトックス(表情ジワ)

ボトックス注射は、表情筋の動きを抑えるボトックス(A型ボツリヌス毒素)を注入することで表情じわを改善する美容施術です。
注入後〜4日目前後で効果が現れ、最大6カ月ほど効果が持続します。
目尻や目の下にできる放射状の表情じわの原因として、眼輪筋が挙げられます。
眼輪筋にボトックス注射を打つことで、筋肉の動きを弱め、表情じわを目立たなくします。
目安
3~6カ月おきに定期的な施術を推奨
ダウンタイム
1~3日ほど、一時的な赤みや腫れがありますが、自然に落ち着きます。
HIFUアイシャワー

HIFU(ハイフ)とは、高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の略称です。
皮膚の真皮よりも深くにあるSMAS(表在性筋膜)に熱エネルギーを加えて皮膚を引き締める施術です。
リフトアップ、シワやたるみ改善、ハリ改善、美白、毛穴の開き改善などさまざまな効果が期待できます。
HIFUアイシャワーは目の周りの浅い層に高周波を照射する施術で、上下まぶたの皮膚を引き締めることで目元のたるみやシワを改善します。
目安
1~2カ月おきに計5回ほど
ダウンタイム
ほとんどありません。
まとめ
目の下のシワは老けた印象や疲れた印象を与えがちです。
早い段階で適切なケアをすることで、明るく若々しい目元を作ることができます。
手強いシワを手っ取り早く大幅に改善したい場合は、リジュラン・ボトックス・ハイフといった美容医療もおすすめです。
目元年齢でお悩みの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
目元の肌老化は何歳頃にきますか?
30代後半からまぶたのたるみなどを自覚する方が増え始め、40代を超えると顕著になるといわれています。
個人差がありますが、早いと20代後半から気になり始める方もいます。
自覚したら速やかにケアを始めることを推奨します。
施術時に痛みはありますか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、どの施術も我慢できる程度の痛みです。
痛みが心配な方は、麻酔を使用することも可能なのでご相談ください。
施術後のメイクは可能ですか?
注入部位を避ければ、施術当日からメイクが可能です。
洗顔や入浴も問題ありません。
診療時間
[ 完全予約制 ] 10:30〜19:00
土日診療あり
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について