いまさら聞けない?ヒアルロン酸とコラーゲンの違い


美容と健康に欠かすことのできない「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」。
どちらも化粧品やサプリメントの美容成分として活用されていることから、肌にいいイメージがありますよね!
でも、「それぞれの違いについてはよくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、ヒアルロン酸とコラーゲンの成分や効果の違いと、注入治療で使用されるヒアルロン酸注入とコラーゲン注入の違いについて詳しく解説します。
「ヒアルロン酸とコラーゲンの違いを知りたい!」方や、「ヒアルロン酸注射とコラーゲン注射、どっちがいいのか迷っている」という方もぜひチェックしてくださいね!
目次
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸はムコ多糖類の一種で、肌や関節、眼球に多く存在する成分です。
水分を蓄える機能があることで、クッションのような役割を担っています。
以下のような特徴があり、肌だけではなく、体内のさまざまな部位で重要な働きをしています。
- 肌の乾燥を防ぐ
- 目の乾燥を防ぎ傷を治す
- 関節のクッションや潤滑剤となる
- 骨の形成に必要なカルシウムの吸収を助ける
- 血管の弾力やしなやかさを保つ
- 髪にハリと弾力を与える
- 脳の老化を防ぐ
- 爪のツヤを保つ
コラーゲンとは
コラーゲンはタンパク質の一種です。
骨や皮膚、筋肉、内臓など体内のあらゆる組織に存在しており、身体をつくるタンパク質のうち約1/3がコラーゲンでできています。
わたしたちの体にある60兆個もの細胞を繋げる役割を担い、体を作るのに欠かせない成分です。
以下のような特徴があり、その柔軟性により、身体のいたる部位を支える働きがあります。
- 肌の細胞を支えハリをだす
- 骨の強度を高める
- 血管をしなやかなにする
- 関節の曲げ伸ばしをスムーズにする
- 髪の毛の根本を支える
- 爪を丈夫にする
ヒアルロン酸とコラーゲンの違い
ヒアルロン酸はムコ多糖類、コラーゲンはタンパク質ですのでそもそも異なる成分です。
また、その性質にも違いがあります。
ヒアルロン酸は水分を含むことができる粘液性の物質で、細胞のみずみずしさを保っています。
一方コラーゲンは、細胞を囲むように存在している弾力のある繊維状の組織で、骨組みの役割をしており、体を内側から支えています。
肌における働きでは、コラーゲンは弾力やハリを、ヒアルロン酸はみずみずしさを保つ役割があります。
ヒアルロン酸とコラーゲンの共通点
ヒアルロン酸とコラーゲンは、いずれも身体を作るのに欠かせない成分です。
両成分の働きが揃うことで、さまざまな部位の機能が健康に保たれています。
もちろんお肌にとっても必要不可欠な成分で、一方が足りない状態ではキレイなお肌は保てないということです!
ヒアルロン酸やコラーゲンが不足すると
ヒアルロン酸やコラーゲンが不足すると、お肌だけではなく、さまざまな部位に影響が現れます。
いずれの成分も加齢だけではなく食生活の影響も受けるため、生活習慣においても注意が必要です。
ヒアルロン酸が不足すると
- 肌が乾燥しやすくなる
- 関節に痛みがでる
- 目の渇きが気になる
と水分不足による不調が現れます。
コラーゲンが不足すると
- 肌の弾力がなくなり、しみ、シワができやすくなる
- 関節に痛みがでる
- 骨がもろくなる
- 血管が硬くなる
など、弾力不足による不調が現れます。
ヒアルロン酸注射とコラーゲン注射の違い

美容クリニックでの注入治療で使用されるヒアルロン酸やコラーゲンは、いずれもジェル状の注入剤で、人工的に精製されたものとなります。ヒアルロン酸は形を整えるのに適しており、自然なふくらみを作りやすい特徴があります。コラーゲンは肌全体の質感を底上げするような自然な変化が得られます。
効果による使い分け
コラーゲンに比べ、ヒアルロン酸の方がボリュームを出してふっくらとさせる効果があります。
深いシワにはヒアルロン酸注射、浅いシワにはコラーゲン注射など、適応部位や目的別で使い分けしているクリニックもあります。ヒアルロン酸注射は、注入部にボリュームをだし、シワやたるみの改善や輪郭を整える効果が期待できます。鼻やおでこの形を整えるような使い方もあります。
一方、コラーゲン注射は、肌との馴染みがよく、組織再生効果があるため、目元などの細かいシワの改善に適しています。
効果の持続期間の比較
コラーゲン、ヒアルロン酸のいずれも、製剤の種類によって効果の持続期間が大きく異なりますので一概に比べることはできません。
目安としては数か月~1年半程度です。
また、注入を繰り返すことで効果がより長く続くようになる点は、どちらも同じです。
アレルギー反応のリスク
コラーゲンには、「ウシ由来」「ブタ由来」「ヒト由来」の注入製剤があります。
何由来であるかや注入剤の種類によりコラーゲン濃度が異なることから、シワやたるみの部位や度合いによって使い分けされています。
その中でも、ウシ由来、ブタ由来のコラーゲンは、アレルギーの既往歴に関わらず一定割合の人に対し赤みやかゆみなどのアレルギー症状を起こします。
そのため、施術前に必ずアレルギー検査(皮内テスト)を受けなければなりません。
アレルギー検査は結果の判明まで4週間程度の期間が必要です。
ヒト由来のコラーゲンは、アレルギーを起こす可能性はゼロではありませんが、発症率が低いためアレルギー検査をせずに受けることができます。
一方、ヒアルロン酸製剤はアレルギーのリスクが低いことから、アレルギー検査を受ける必要はありません。
ヒアルロン酸注射とコラーゲン注射、どっちを選ぶべき?
かつてはコラーゲン注射が多く行われていましたが、現在では、安全性の高さからヒアルロン酸注射が主流となっています。
以前のヒアルロン酸は体内への吸収スピードが早く、持続期間が短いという課題があり、そのためコラーゲンが選ばれるケースが多くありました。現在は、ヒアルロン酸の品質が向上し、長期間持続する製剤も増えてきており、より効果的な施術が可能になっています。
一方、コラーゲンは動物由来のタンパク質であるため、アレルギー反応を引き起こすリスクがあります。特にウシやブタ由来の製剤を使用する場合、事前にアレルギー検査が必要となり、すぐに施術を受けられない点もデメリットといえます。
このような理由から、アレルギーリスクの低いヒアルロン酸注射が、現在ではより安心して選ばれる施術となっています。
コラーゲン注射が向いている人
・口元や目元の細かいシワ・ちりめんジワが気になる方
・肌のハリや弾力の低下を感じている方
・より自然な仕上がりを重視する方
ヒアルロン酸注射が向いている人
・シワやたるみが気になる方
・お顔のボリュームロスを補いたい方
・フェイスラインや輪郭を整えたい方
・唇や涙袋にボリュームを出したい方
・アレルギーのリスクを避けたい方
・即効性を重視する方
サプリ?化粧品?美容注射?ヒアルロン酸・コラーゲンの選び方
ヒアルロン酸やコラーゲンは、いずれもサプリメントや化粧品として取り入れる選択肢があり、ホームケアでも十分効果があるのでは?と疑問を持つ方もいると思います。塗る効果や飲む効果がどの程度あるのかも、把握しておきましょう。
化粧品の効果:肌表面の保湿が中心
ヒアルロン酸やコラーゲンを配合した化粧品の使用で、一時的な保湿効果が得られます。ただし、これらの成分は分子量が大きいため、塗るだけでは肌の奥深くまでは届きにくいのです。最近では分子を小さく加工して浸透力を高める技術もありますが、実際の作用は角質層の潤いに限られています。
サプリメントの効果:栄養補助的な位置づけ
摂取したヒアルロン酸やコラーゲンは、体内でアミノ酸などに分解されるため、直接肌の組織として使われるわけではありません。ただし、分解された成分が再合成されて、肌に働きかける可能性は十分にあります。
また、製品によって有効成分の含有量や加工方法が異なるため、どの程度の美肌効果が得られるかは一概には言えません。とはいえ、食生活が偏りがちな方にとっては、必要な栄養素を補うことで肌のツヤやコンディションが改善される可能性はあります。
美容注射の効果:即効性と高い効果が魅力
ヒアルロン酸注射やコラーゲン注射は、シワやたるみ、凹みが気になる部分に直接アプローチできるため、施術直後からふっくらとしたハリのある肌を実感できます。即効性と持続力において、もっとも効果が高い方法といえるでしょう。
まとめ
ヒアルロン酸とコラーゲンの違い、注入治療で使用されるヒアルロン酸、コラーゲン注入製剤の相違点についてご紹介しました。
ヒアルロン酸とコラーゲンは、どちらもお肌と健康の維持に欠かせない成分です。
肌の健康を保つために必要不可欠なことがわかりました。
また、注入治療では、コラーゲンはアレルギー反応のリスクがあり、現在の主流はヒアルロン酸注入であることもわかりましたね。
ヒアルロン酸注入は、お手軽にシワやたるみを改善できる人気の施術です。
大阪梅田のプライベートスキンクリニック(PSC)では、複数のヒアルロン酸から患者様のお悩みに適した製剤を使用した施術プランをご提案いたします。
シワやたるみでお悩みの方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
ヒアルロン酸注射とコラーゲン注射の違いはなんですか?
ヒアルロン酸注射とコラーゲン注射には、ボリューム、アレルギー反応のリスクにおいて違いが見られます。
ヒアルロン酸注射の方がコラーゲン注射に比べると、ボリュームが出てふっくらとします。アレルギー反応のリスクについては、コラーゲン注射に使用されるコラーゲンには「ウシ由来」「ブタ由来」「ヒト由来」の注入製剤があります。
この由来によって、アレルギーの既往歴に関わらず一定割合の人に対し赤みやかゆみなどのアレルギー症状を起こすことがあります。
中でも、ウシ由来、ブタ由来のコラーゲンは、施術前に必ずアレルギー検査(皮内テスト)を受ける必要があります。
一方、ヒアルロン酸製剤はアレルギーのリスクが低いことから、アレルギー検査を受ける必要はありません。
効果の持続期間については、コラーゲン、ヒアルロン酸のいずれも、製剤の種類によって効果の持続期間が大きく異なりますので一概に比べることはできません。
注入を繰り返すことで、効果がより長く続くようになる点は、どちらも同じです。
ヒアルロン酸とコラーゲンの違いはなんですか?
ヒアルロン酸もコラーゲンも、お肌を美しく保つためには欠かせない成分です。
二つの違いは、成分と性質です。
ヒアルロン酸はたくさんの水分を含むことができ、お肌のみずみずしさを保ちます。
一方コラーゲンは弾力のある繊維状の組織で、細胞を包むように存在し、ハリや弾力を支えています。
コラーゲンがお肌の組織を支え、ヒアルロン酸が細胞の隙間を満たすことで、美しく健康なお肌を保てるのです。
そのため、どちらが欠けても、美しいお肌を保つことはできません。
コラーゲン注射とヒアルロン酸注射、美容注射はどっちを選べばいい?
即効性やくぼみ・シワなどのボリュームアップを求めるならヒアルロン酸注射、肌質改善や自然な若返りを重視するならコラーゲン注射がおすすめです。最近は、アレルギーリスクが低いヒアルロン酸注射が主流となっています。クリニックによって扱っている製剤は異なりますので、カウンセリングで自分に合った選択をしましょう。
食品やサプリで摂取したコラーゲンやヒアルロン酸は肌まで届くの?
吸収された成分のすべてが、そのまま肌に届くわけではありません。ただし、体内で必要な材料として使われ、肌の再生を支える可能性はあります。
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資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
---|---|
平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
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- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について