ふくらはぎボトックスの効果は?
            
            
            
                          
                  ふくらはぎボトックスとは、筋肉が原因で太く見えるふくらはぎを注射で細く見せる治療です。
やせにくい部位でも筋肉の張りを和らげてライン改善を狙えるため、「足だけ痩せない」と悩む方に向いています。この記事では【仕組み・効果・注意点・費用・持続期間】を結論→理由の順で簡潔に解説します。
目次
ふくらはぎボトックスとは?

「ふくらはぎボトックス」とは、注射を使った美容施術のうちのひとつです。
ふくらはぎボトックスに使われている「ボトックス注射」は、ボツリヌス菌から抽出した成分を使って筋肉を和らげる施術のことをいいます。ボツリヌス菌は人間に対して有害なものですが、そのボツリヌス菌のなかから有用な成分だけを抽出して作られた薬液は、筋肉を少しずつやせさせていく効果をもっています。これによって、「学生時代にスポーツをしていて、がっちりと筋肉がついてしまった足」などをやせさせることができます。
ふくらはぎボトックスの効果

ふくらはぎボトックスの効果とは、筋肉太りのふくらはぎを選択的に細くすることです。
日常的に酷使される筋肉の過活動を弱めるため、ダイエットやマッサージでは落ちにくい張りの改善が期待できます。
筋肉質の改善
ふくらはぎが太い原因は、筋肉によるものが多いです。ふくらはぎは、普段歩くときから、ふくらはぎの筋肉を使うので、運動して痩せることが難しい部位で、マッサージなどのセルフケアも、むくみを取るための一時的な効果になります。
ふくらはぎボトックスは、発達しすぎたふくらはぎの筋肉を緩める働きがあるので、普段からヒールを履く人やスポーツをしている人など、しっかりとしたふくらはぎに悩んでいる人に選ばれている人気の施術です。
痩せにくいふくらはぎの部分やせ
ふくらはぎボトックスは、「部分やせ」を考えている人にも有用です。
ダイエットをして体重を落とそうとするとき、「どこの部分をやせさせるか」を完璧にコントロールすることはできません。もちろん脂肪が落ちやすい場所・落ちにくい場所はありますが、「狙った場所を100パーセント落とし、狙っていない場所の脂肪をまったく落とさないダイエット(例:足の脂肪だけを落として、胸の脂肪は一切落とさないなど)は不可能です。
しかしふくらはぎボトックスのように、局地的に効果を示す施術を選んだ場合、そこの部位のみを選択的に細くすることができます。
そのため、「ダイエットは成功しているのに、足だけがなかなか落ちない」などのように悩んでいる人にとっても、ふくらはぎボトックスは有用です。
ふくらはぎボトックスの注意点

ふくらはぎボトックスの注意点といえば、効果が一時的で定期施術が必要なこと、そして妊娠を予定・希望している間は受けられないことです。
加えて、術後一時的な腫れやまれな内出血などのダウンタイムが起こる場合があります(通常は数日で軽快します)。
定期的な施術が必要
詳しくは後述しますが、ふくらはぎボトックスは永続的な効果を持つ施術ではありません。一度打てば確かに一定期間効果は続きますが、定期的な施術が必要となるものです。
そのため、「足を細い状態で維持したい」と考えるのであれば、定期的に通院することが求められます。
筋肉質ではない場合は脂肪溶解注射がおすすめ
ふくらはぎボトックスは足をやせさせるために有効な施術ですが、これは特に「筋肉がついているために、足が太くなっている人」に対して効果を示すものです。ボトックス注射の成分は、「筋肉」によく働きかけるものだからです。
そのため、足の太さの理由が「脂肪」にある人の場合は、ふくらはぎボトックスではそれほど高い効果は得られません。
このような場合は、ふくらはぎボトックスではなく、「脂肪溶解注射」が選択肢に挙がってきます。これは、やせたいと考えている部位に、脂肪を溶かす成分を含んだ注射を打つ施術です。溶けた脂肪はやがて体外に排出され、それによってすっきりとしたフットラインが完成します。
「自分の足に適しているのが、ふくらはぎボトックスか、それとも脂肪溶解注射なのか分からない」という方は、カウンセリングのときにお話ください。また、脂肪溶解注射とふくらはぎボトックスを併用することも可能です。
妊娠を考えている人はふくらはぎボトックスを受けられません
ボトックス注射に使われている薬剤は、毒性を持つボツリヌス菌から人間にとって有用な成分だけを抽出して作られています。しかしボトックス注射が、妊娠中の女性および精子・卵子に悪影響を与える可能性を明確に否定できる研究結果はありません。
そのため、妊娠中の人はもちろん、妊娠を考えている人はふくらはぎボトックスを受けることはできません。男性も女性も、ふくらはぎボトックスを受けた後は、3か月間避妊する必要があります。
なお、ふくらはぎボトックスに限ったことではなく美容整形全般に言えることですが、ふくらはぎボトックスには「ダウンタイム」「副作用」が存在します。ふくらはぎボトックスはそれほど重い施術ではありませんが、1日~10日ほどに渡って腫れがみられる場合があります。
注射を使ったプチ整形であるため、傷跡などは残りませんが、まれに内出血が生じます(ただし数日以内に消えます)。
ふくらはぎボトックスの費用の目安と持続期間
ここからは、ふくらはぎボトックスの費用の目安と持続期間について解説していきます。
費用の目安
ふくらはぎボトックスの費用相場とは、筋肉量や薬剤により約60,000〜140,000円です。
保険適用外の自由診療のため、クリニックや投与量によって金額が変動します。
なおプライベートスキンクリニックでは、国内初認可を受けた「ボトックスビスタ®」の施術料金が66,000円~、韓国製のボツリヌス菌製剤の施術料金を49,000円~としています。
※2025年10月現在
効果の持続期間
ふくらはぎボトックスの持続期間とは、おおむね3カ月〜半年です。
効果を維持したい方は、4〜5カ月おきを目安に再施術を計画すると現実的です。
まとめ
「ふくらはぎボトックス」は、筋肉質であるがゆえの足の太さに悩む人におすすめの施術です。注射だけで済むという手軽さや、ダウンタイムが短く軽いというメリットのある施術でもあります。
ただしふくらはぎふくらはぎを受けた場合、術後3か月は避妊を行う必要があります。またふくらはぎボトックスは永続的な効果が担保される施術ではないため、効果を持続させたいのならば定期的な通院が必要です。また、「脂肪によって足が太く見える」という場合は、ふくらはぎボトックスではなく、脂肪溶解注射などが選択肢に挙がってきます。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様お一人おひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
スッキリとしたふくらはぎを手に入れたい方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
ふくらはぎボトックスの効果は、どれくらい持続しますか?
3か月~半年程度持続します。効果を持続させたい場合は、定期的な通院をしてください。
ふくらはぎボトックスの施術は痛くないですか?
「注射」であるため、痛みはそれほど強くはありません。麻酔を利用する必要がない程度の痛みだといえます。
ふくらはぎボトックスのリスクはありますか?
まれに強い腫れがみられたり、アレルギー症状がみられたりすることがあります。トラブルがあったら、すぐに病院にご相談ください。
診療時間
[ 完全予約制 ] 10:30〜19:00
土日診療あり
| 美容外科・ 美容皮膚科  | 
                  西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック | 
|---|---|
| 所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 | 
| 診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 | 
DOCTOR.
このページの監修医師
                
              
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
 - 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
 - 一般社団法人日本創傷外科学会 正会員
 - アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
 - アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
 - Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
 
経歴
| 平成14年 | 大阪医科大学医学部医学科:入学  | 
                        
|---|---|
| 平成22年 | 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局  | 
                        
| 平成23年 | 守口敬任会病院:入職  | 
                        
| 平成25年 | 東住吉森本病院:入職  | 
                        
| 平成27年 | 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職  | 
                        
| 平成28年 | 東住吉森本病院:入職  | 
                        
| 平成30年 | プライベートスキンクリニック:入職  | 
                        
学会発表
- 第113回 日本美容外科学会(ポスター発表)(2025年5月28日~30日)
 - 軟骨変形を伴いオステオポール®︎が鼻腔内から露出した1症例
 - 第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
 - ヒアルロン酸によるたるみ・ほうれい線改善治療における100症例の経験及び考察
 - ヒアルロン酸による鼻の整形93症例の経験及び考察
 








            
