お肌がでこぼこする原因は?

監修医師

井畑 峰紀

医療法人優聖会最高顧問

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井畑 峰紀医師

この記事でわかること

  • 1でこぼこ肌の原因
  • 2セルフケアでできる対策・メイクでカバーするポイント
  • 3美容皮膚科でのおすすめ治療法

肌がぼこぼこする原因とは?
こんにちは!プライベートスキンクリニックです!今回は、でこぼこ肌対策についてのご紹介です。

「でこぼこした肌をなんとかしたい!!」日々のスキンケアはしっかりしていても、なかなか改善が難しいでこぼこ肌。メイクでカバーしようとしても、逆に目立ってしまうし、どんな対策をしてもうまくいかずにお悩みの方もいらっしゃると思います。

そこで、本日はお肌がでこぼこになる原因とセルフケアの効果、有効な治療法(ポテンツァヴァンパイアフェイシャルPRP皮膚再生療法ACRS療法)について詳しく解説します。でこぼこ肌でお悩みの方、対策をお探しの方必見です。

お肌がでこぼこする原因とは?

お肌がでこぼこする原因とは?

お顔の肌のでこぼこは、ニキビの悪化によって生じるニキビ跡や老化による肌のたるみ、ターンオーバーの乱れ、乾燥肌、脂性肌(オイリー肌)、お肌の炎症などが原因で生じます。
凸凹した肌は、「みかん肌」や「クレーター肌」とも呼ばれています。

クレーター状のニキビ跡

ニキビの悪化を放っておいたり、ニキビを潰すと、ニキビ跡が残りお肌がでこぼこ状態になるケースがあります。
毛穴や毛穴まわりがへこんだお肌は、クレーター肌やクレーター毛穴とも呼ばれています。

皮脂の分泌量が多いTゾーン(眉間や鼻)や、乾燥しやすいUゾーン(頬や口元)はニキビができやすいため、重症化すると皮膚にダメージが残ることで、ニキビ跡ができるリスクも高まります。

クレーターは、皮膚の凹みの深さや形状によって3種類にわかれています。凹みが深いほど改善が難しく、縁が明確なクレーターほど目立ちやすくなります。

【アイスピック型】
開口部が2mm以下と狭く、点状で深さのあるタイプです。真皮よりも深く皮下組織まで及ぶケースもあります。深さがあるので、治療が難しいクレーターです。

【ローリング型】
開口部は4mm以上と大きく、楕円形でくぼみの底辺は丸くなっています。クレーターの境界が不鮮明であり、表皮から真皮にかけてなだらかにくぼんでいるタイプです。

【ボックス型】
クレーターの縁が垂直にへこんでいて、くぼみの底辺が平らになっているタイプです。表皮から真皮にかけてへこんでおり、深いものもあります。正常な皮膚との境目がはっきりしているため、目立ちやすくメイクでカバーが難しいのが特徴的です。

老化による肌のたるみ

加齢によるお肌の変化も、でこぼこ肌を引き起こします。
年齢を重ねることで肌のコラーゲンやエラスチンが減少すると、肌のハリや弾力が低下してふっくら感がなくなり、肌の凹凸や毛穴が目立ちやすくなります。

肌のたるみにより毛穴が細長く変形する「たるみ毛穴」や、毛穴の開きが進んで毛穴同士がくっついてしまう「帯状毛穴」状態になると、でこぼこ感だけではなく老け見えの原因ともなります。

肌のターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーが遅いと、古い角質が剥がれ落ちずに肌に蓄積されていきます。表皮に古くなった角層細胞が積み重なって厚くなり、くすみやシミ、ニキビ跡が目立ちやすくなるだけでなく、ザラザラ、ぼこぼことした手触りとなります。

肌の乾燥

肌の乾燥が進むと、肌の水分が不足してツヤやハリがなくなり、でこぼこして手触りが悪くなります。毛穴周辺の凹凸も目立ちやすくなり、滑らかさのない見た目になります。
肌トラブルを起こしやすい状態となるため、メイクのノリが悪くなったり、洗顔後のツッパリ感も強くなります。

肌が乾燥するのは、洗いすぎや保湿ケア不足、保湿剤が肌に適していないなどの理由が考えられます。乾燥肌やインナードライ状態を放っておくと、乾燥を補おうと皮脂の分泌量が増えて、毛穴開きが目立ちやすくなるケースもあるため注意が必要です。

皮脂の過剰分泌による毛穴トラブル

脂性肌(オイリー肌)のような皮脂の分泌量が多い人ほど、毛穴が目立つ傾向があることがわかっています。

皮脂の過剰分泌により皮脂が酸化してできる不飽和脂肪酸が増えると、肌細胞の生成に影響して、不完全な角質が肌の表面にあらわれ、開口部の大きいすり鉢状の毛穴が目立つようになります。大きく開いた毛穴は、肌のでこぼこ感を強調します。

また、皮脂や汚れによって角栓が生じて毛穴がつまると、毛穴が盛り上がりブツブツと目立つようになります。さらに、毛穴詰まりを放っておくと、毛穴が広がりやすくなります。

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肌の炎症、肌荒れ

日焼けや乾燥などのさまざまな原因で、肌荒れや炎症を起こしていると、肌のでこぼこ感が強くなるケースがあります。
また、ニキビ、脂漏性角化症(老人性イボ)、稗粒腫(ひりゅうしゅ)など、さまざまな皮膚のできものによって、肌がブツブツするケースもあります。

生活習慣の影響

生活習慣の乱れは、代謝の低下や肌トラブルを招き、肌の健康に大きな影響を及ぼします。栄養バランスの偏った食事、睡眠不足、運動不足、ストレス過多などの状態が続くと、肌の再生力が衰えてしまいます。

美容皮膚科で受けられるお肌のでこぼこに効果的な治療法

当院では、でこぼこ肌の治療として「ポテンツァ」や「ヴァンパイアフェイシャル」、「PRP皮膚再生療法」「ACRS療法」をおすすめしています。いずれも、ご自身の血液から精製した製剤を導入する治療法です。皮膚組織の再生力と自然治癒力を高めることができ、肌のでこぼこや毛穴の開き、シワ、たるみ、肌質の改善などの効果が得られます。

これらの治療の違いは注入方法です。部分的な治療の際は注射器を使った手打ちにてPRP皮膚再生療法やACRS療法を行います。お顔全体の施術をご希望の際は、ポテンツァやダーマペン4による機械打ち似て行います。

ポテンツァ

ポテンツァ|プライベートスキンクリニック

ポテンツァは、極細針によって皮膚に微細な穴をあけ、PRPなどを皮膚に導入する治療です。
ダーマペンとの大きな違いは、極細針の先端からRF(高周波)を照射し、真皮層を刺激することでコラーゲンやエラスチンといったお肌をふっくらさせる成分を増やしてくれる機能が付いていることです。

ポテンツァにて、PRPやACRSの注入が可能です。

ヴァンパイアフェイシャル

ヴァンパイアフェイシャル|プライベートスキンクリニック

ヴァンパイアフェイシャルは、ダーマペン4の針にて皮膚に微細な穴をあけて、PRP(自己多血小板血漿)を導入する治療法です。
さまざまな原因で起きるでこぼこ肌を滑らかにするおすすめの施術です。

ヴァンパイアフェイシャル

PRP皮膚再生療法

PRP皮膚再生療法|プライベートスキンクリニック

PRP皮膚再生療法は、血小板が傷やダメージを治そうとする創傷治癒力を利用して肌を再生する治療法です。
PRP(多血小板血漿)は、血小板を多く含む血液成分であり、組織を修復して元気にする働きがあります。気になる部分にPRPを注入して線維芽細胞を増殖させ、コラーゲンやエラスチンを増やします。肌のハリや弾力が回復するため、でこぼこの改善効果が期待できます。

ACRS療法

ACRS(自己血サイトカインリッチ注入)療法

ACRS療法は、ご自身の血液に含まれる成長因子と抗炎症性サイトカインを増幅させて皮膚に導入する治療法で、肌の再生力を高める働きがあります。線維芽細胞を増殖させて、コラーゲンやエラスチンを増生することでハリやツヤが向上し、でこぼこ感のない滑らかな肌に改善されます。PRP療法に比べ、有効成分が多く含まれているため、より高く安定した肌の改善効果が得られます。

お肌のでこぼこはセルフケアで治る?有効な対策とは?

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お肌のケアや生活習慣を意識することで、セルフケアでもでこぼこ肌を改善できる可能性はあります。
日々の正しいスキンケアは、ニキビや乾燥、肌荒れを防いで肌の状態を整え、でこぼこ肌の悪化を防いでくれますので、いずれにしても欠かさずケアをしていきましょう。

ただし、セルフケアでの改善には残念ながら限界があります。一般的なスキンケア用の化粧品の成分は、肌の表面にある角質層にしか浸透しないため、肌の内部深くまでダメージが達しているクレーター状のニキビ跡や深いへこみのような症状の改善は難しくなります。

基本のスキンケア

肌の状態を整えることが肌トラブルを遠ざけてでこぼこ肌の予防につながります。

肌を清潔に保ち、保湿剤にて水分や油分を補い、紫外線から肌を守ることは、健康で美しい肌をキープするために不可欠なステップです。

保湿ケア

乾燥肌の方は、普段からしっかり保湿をされている方が多いと思いますが、オイリー肌やインナードライの場合、サッパリ系の化粧品を好む方が多く、肌の水分量が足りていない可能性があります。
化粧水や乳液の使用後はしっかりクリームで蓋をして、肌の水分を閉じ込めるようなケアをしましょう。

毎日スキンケアをしている方でも、季節の変わり目は肌の状態が変化するので、十分に注意が必要です。

角質ケア

毛穴汚れや古い角質は、ザラザラの原因となりますし、放っておくとニキビや肌荒れなどの肌トラブルにつながります。
ピーリングや酵素洗顔などの定期的な角質ケアがおすすめです。

角質ケアが出来るおすすめ洗顔料

角質ケアが出来るおすすめの洗顔料は、「レカルカ・ミネラルWクレンジング」です。
ターンオーバーを促すマンデル酸がお肌の角質を優しくケアし、ざらつき知らずのつるつるのお肌へ導いてくれます。

基礎化粧品を見直す

基礎化粧品を見直す

肌タイプやお肌の状態に適したアイテムを使用しましょう。肌トラブルに合わせて、ビタミンAやセラミドなど、肌のターンオーバーを促す成分が含まれている化粧品を取り入れてみましょう。
でこぼこ肌の原因が加齢によるものの場合は、高保湿成分配合の年齢化粧品の使用もおすすめです。

また、コラーゲンやヒアルロン酸を補いお肌をふっくらさせることで、お肌の凸凹が改善されやすくなります。
コラーゲンを生成するためにはビタミンCが有効ですので、高濃度のビタミンCが配合された美容液も効果的です。

ターンオーバーを促してくれるおすすめの化粧水

余分な角質を除去しながら、ペプチドを配合し、保湿もしてくれる理想的なローション。
洗顔では落としきれない皮脂や角質を乳酸とヒメコウジ葉エキスでマイルドピーリングで除去できる「レカルカ・ラクトぺプローション」がおすすめです。

生活習慣の見直し

日常的な肌トラブルが気になっている方は、生活習慣を見直しましょう。

栄養バランスのよい食事や睡眠時間の確保、入浴習慣、適度な運動、ストレス対策、タバコを控えるなど、できる対策から始めてみましょう。

ニキビ予防

クレーター状のニキビ跡でお悩みの方は、新たなニキビができにくい肌作りが大切です。ニキビ肌専用の化粧品の使用や食事の見直し、肌への刺激を防いで肌の調子を整えましょう。新たなクレーターを作らないために、ニキビをムリにつぶさないよう注意しましょう。

定期的に美容皮膚科で施術を受けるのもおすすめです。毛穴詰まりの解消やターンオーバーを正常化する施術もあります。

水分補給

水分補給は、肌の乾燥予防に役立ちます。外側からの肌の保湿も大切ですが、内側からの水分摂取も、体調と肌を整えるために必要となります。

ケアのしすぎはNG

お肌の調子を整えるためには、日々のお手入れはもちろん大切です。ただし、洗いすぎや角質ケアのしすぎは肌に刺激を与え、ターンオーバーの乱れやバリア機能の低下を招きます。乾燥や炎症などの肌トラブルが生じて、肌のでこぼこが悪化する可能性もありますので注意が必要です。

洗顔は、肌質に合った洗顔料を使用して、よく泡立ててから優しく行いましょう。

角質ケアのしすぎはターンオーバーを早めてしまうため、負担のない頻度で活用しましょう。

保湿のしすぎは、毛穴をふさぎやすくするため、ニキビの原因となります。

下地やファンデでカバーする

メイクで隠すのは根本的な解決にはなりませんが、普段はなるべく目立たないようにしたい!という方は、メイクで上手にカバーしましょう。
でこぼこ肌をカバーするには、「しっかり保湿」と「下地クリームの選択」がポイントです。

下地クリームは、毛穴の凹凸のカバーに特化したポアプライマーがおすすめです。
リキッドファンデーションは薄付きのものを選び、なるべく薄く伸ばして塗り、仕上げはふんわり軽くルースパウダーで整えましょう。

まとめ

でこぼこ肌の原因と治療法についてご紹介しました。
肌がでこぼこしてしまうのには、いくつかの原因があることがおわかりになったと思います。
どのような理由であれ、肌の不調はでこぼこ感を悪化させる可能性がありますので、基本のスキンケアをしっかり行うことが大切です。

深いクレーターや大きく開いた毛穴は改善が難しいため、美容皮膚科での治療をおすすめしています。
セルフケアでは改善が難しいと感じている方は、是非ご検討くださいね!

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
でこぼこ肌でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。

医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

 

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よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.肌がでこぼこ状態になるのはなぜですか?

ニキビ跡によるクレーターや加齢による毛穴のたるみと開き、ターンオーバーの乱れ、乾燥肌、オイリー肌、肌の炎症など、人によってさまざまな原因が考えられます。
<おすすめの特集ページ>
・ニキビ跡治療の原因や治療法

Q.でこぼこ肌の治療方法は?

PRP皮膚再生療法ポテンツァダーマペン4を使ったヴァンパイアフェイシャルがおすすめです。
ご自身の血液から採取したPRP(多血小板血漿)を、気になる部分に注入または導入する方法で、皮膚組織の再生により、でこぼこ肌の改善効果が期待できます。

Q.でこぼこ肌はセルフケアで治りますか?

肌の表面が陥没したクレーターや大きく開いた毛穴によるでこぼこ状態は、セルフケアでの改善は難しくなります。美容皮膚科では凸凹改善に有効な治療が受けられます。

Q.肌老化のサインにはどんなものがありますか?

肌老化のサインは、以下のとおりです。

・シミやそばかす
・しわ
・たるみ
・毛穴の開き
・肌の乾燥
・肌のくすみ
これらの症状は、加齢や紫外線などの影響によって、肌のターンオーバーが乱れたり、コラーゲンやエラスチンの生成が減少したりすることで起こります。

肌老化は、誰にでも起こる自然な現象ですが、早めに対策をすることで、肌の老化を遅らせることができます。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

所属

平成15年
大阪医科大学 形成外科教室:入局
平成21年
大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
平成24年
医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
平成25年
某美容クリニック:院長就任
令和5年
プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

略歴

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