紫外線でシミができる理由


こんにちは大阪梅田の美容クリニック プライベートスキンクリニックです。

お日様に当たるのってとても気持ちいいですよね。
日光浴はストレス解消にも役立つそうです。
そんな晴れの日は嬉しいけれど、紫外線のせいでシミが出来てしまう…
シミは、できてしまうと簡単には消えないので、しっかりと対策を取り入れていく必要があります!

本日は、なぜ、紫外線でシミができてしまうのかやシミの対策、治療法についてお話ししようと思います!!

紫外線の種類と肌に与える影響とは?

紫外線(UV)は、太陽から降り注いでいる光の一種で、波長によってUVA、UVB、UVCの3つに分類されます。

UVCはオゾン層で吸収されるため地上に到達しませんが、UVAやUVBは一年を通して地上に降り注ぐため、肌へのダメージを防ぐには、季節に関係なく紫外線対策が必要となります。

①UVA(波長が長い) 真皮層まで届くもの

UVAはシワの大敵です。

すぐにはダメージが見えず、長期的にじわじわ現れます。
さらに、雲を貫通しやすい為、涼しい日でも雨の日でも浴びてしまいます。
最も少ない12月でも、最も多い8月の2分の1は降り注ぐため、年中対策が必要なのです。

②UVB(中間の波長) 表皮に強いダメージ

UVBは、海やリゾート地、屋外での日焼けの原因にもなる、美白の大敵!!
エネルギーが強い為、肌への負担はかなり大きいものです。

ですから、真夏の紫外線対策をしないと肌の皮がむけてしまったり、肌の弱い人はただれてしまうこともあります。

③UVC(最も波長が短い)

UVCは、オゾン層で吸収されて地上まで届かないため、一般的に肌への影響を気にする必要はありません。
ただし、南極や北極では、オゾンホール(オゾン層に穴が開いたようなもので、オゾン層が極端に薄くなる現象)の発生が確認されていますので、極地に近い場所に行く際には注意しましょう。

日本では、オゾンホール発生の気象状況を満たすことが無い為、UVCの影響はありません。
これらの紫外線(UVA、UVB)の影響によって、シミができてしまいます。

紫外線によってシミができるメカニズムとは?

紫外線によってシミができるメカニズムとは?

前述の通り、過剰な紫外線は肌細胞にダメージを与えます。
太陽光を浴びると紫外線が体に入り、肌の細胞破壊などを防ぐため、皮膚の奥にメラニン色素ができます。
メラニン色素はシミの原因として嫌われているものですが、実際にはお肌を紫外線のダメージから守るために身体が作り出す物質なんです。

このメラニン色素ですが、通常であればお肌の入れ替わり(ターンオーバー)によって剥がれ落ちていきます。
しかし、過剰に産生されたメラニン色素は、ターンオーバーによる排出が追い付かず、お肌内部に残ってしまうことがあり、これがシミとなるのです。

また、ストレスや不規則な生活、加齢などによりターンオーバーの周期が乱れる(長くなる)と、同様にメラニン色素の排出が追い付かず、シミとなってしまいます..

目から入る紫外線もメラニンを増やしシミの原因に!

紫外線が目に与える影響は、単に角膜が受けるダメージだけではありません。
メラニンを増やす原因ともなるのです。

目から入る紫外線の刺激により、体内でメラニンの産生を促す信号が出るため、肌でメラニン色素が作られてシミができやすくなります。
肌の対策だけではなく、目の保護も必要ということです。

紫外線を浴びたらどれくらいでシミになる?

紫外線を浴びるとメラニン色素が作られますが、すぐにシミとなるわけではありません。
肌質、ターンオーバーサイクルの期間、浴びた紫外線量、紫外線対策の有無によって、シミのできやすさや、シミができるまでの期間は変わるため、個人差が大きいと言えます。

シミだけじゃない!紫外線は肌老化を招く

肌の老化が進む原因の8割は、紫外線の影響だと言われています。
加齢の影響の方が大きいのでは?と思う方もいると思いますが、光に当たらない部分の肌がいつまでも滑らかな状態であることからもわかるように、紫外線のダメージは多大なのです。

紫外線は、肌細胞を傷つけるため、シミだけではなく、シワやたるみ、肌のハリ・弾力の低下などを引き起こす原因となります。
紫外線による肌老化は、紫外線を浴びた時間や量に比例しますので、屋外での活動時間が多い方は紫外線対策が必要です。
受けたダメージは、後々肌に現れてきます。

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紫外線によるシミを予防する対策

じゃあどうすれば紫外線によるシミができにくくなるのでしょう?
基本的なことにはなりますが、日頃から日焼け止めクリームや帽子、手袋といった対策が一番です(^^♪

日焼け止めクリーム

日焼け止めクリームを使用して、紫外線から肌を守りシミのもととなるメラニンの生成を抑えましょう。
「SPF」や「PA」の数値が高いほど、日焼けを防止する効果が高くなります。
ものによっては、使用感が悪かったり、肌への刺激が強い場合もありますので、肌に合ったクリームを選びましょう。

また、どんなに強い効果がある日焼け止めクリームであっても、時間が経つと効果が弱まりますので、頻繁に塗りなおすことが大切です。

飲む日焼け止めサプリメント

紫外線から肌を守る機能や、肌の損傷回復を促す機能を持つ成分が含まれているサプリメントです。
サプリメント単体では紫外線対策としては不十分なため、日焼け止めクリームとの併用が基本となります。

衣類でUVブロック

帽子や手袋、日傘、UVカット加工がされている衣類、衣類用のUVカットスプレーなどを活用して、紫外線から肌を守りましょう。

サングラス

目から入る紫外線をカットするのも大切です。
UVカットができるサングラスを使用しましょう。

色が濃いレンズは瞳孔がより開くため、光が多く目に入りやすいと言われています。
薄い色や無色のレンズがおすすめです。

ターンオーバー促す生活習慣

シミができにくい体を作るためには、肌のターンオーバーを促す生活習慣も大切です。

  • スキンケアをしっかり行う(正しい洗顔、肌に合った保湿)
  • 質のよい十分な睡眠時間を確保する
  • シミ対策に有効な栄養バランスを考慮した食事
  • 運動不足の解消
  • 疲れやストレスの解消

メラニンコントロールを意識した化粧品

肌の代謝を整えたり、メラニンの還元や生成制御の働きによって、シミができにくい肌に整える機能性に優れた化粧品の使用もおすすめです。
ターンオーバーを正常化するレチノールやメラニン色素に直接働きかけるビタミンC誘導体、ハイドロキノン、トラネキサム酸など、有効成分が含まれています。

当院では、肌の代謝やメラニンの抑制に優れたドクターズコスメを取り扱っております。

できてしまったシミを消す美容医療

既にできてしまったシミは、セルフケアでは簡単には消えませんよね。
そんな時には、美容医療によるシミの改善がおすすめです。

IPL光治療やレーザートーニングなどの照射系の治療の他、内服薬(シナール・トラネキサム酸)や外用薬(トレチノイン・ハイドロキノン療法)などさまざまな治療法があります。

レーザートーニング

低出力レーザーを肌にあてて、メラニンを少しずつ排出してシミを改善する施術です。
シミ(老人性色素斑)、肝斑、そばかすの改善に有効です。
くすみや毛穴の改善などの美肌効果も期待できます。

IPL光治療

広範囲の波長の光を照射して、肌のターンオーバーを促進する施術です。
メラニン色素の排出が促されるため、シミ(老人性色素斑)、そばかすの改善に有効です。
色素沈着や赤ら顔(血管拡張症)の改善効果も期待できる治療です。

トレチノイン・ハイドロキノン療法(外用薬)

メラニンの排出促進効果のあるトレチノインと、メラニン細胞を破壊し肌を白くするハイドロキノンを組み合わせた外用薬を使用する治療法です。
肌の浅い層にあるシミに効果的で、ご自宅で治療ができます。

シナール・トラネキサム酸(内服薬)

メラニンの生成を阻害するシナールと、メラニンを生み出すメラノサイトの働きを抑えるトラネキサム酸を組み合わせて服用する治療法です。
光治療やレーザー治療との併用で、より高いシミ改善効果を実感できます。

まとめ

紫外線によってシミができる原因と対策についてご紹介しました。
紫外線は、シミだけではなく、シワやたるみなど、さまざまな肌の老化を招く原因となります。
日々の予防が最も大切ですので、まずは、紫外線対策を見直してみましょう。

それでもできてしまった紫外線によるシミの治療や、クリニックコスメなら大阪駅すぐのプライベートスキンクリニックにご相談ください。

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よくあるご質問

紫外線でシミができる理由について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.目から受ける紫外線の影響は?

目から紫外線が入ると、体を守るために「メラニンを作って!」という信号がでるため、肌でメラニンが作られてシミができやすくなります。

Q. 紫外線を浴びるとどれくらいでシミになりますか?

肌質や年齢、ターンオーバーサイクル、浴びた紫外線量、紫外線対策の有無によって、シミができるまでの期間は一定ではありません。
紫外線を浴びると約12時間~24時間でメラニン色素が作られますが、メラニンが排出しきれないと肌に蓄積されてシミとなります。

Q.紫外線を浴びるとシミができるのはなぜですか?

紫外線を浴びると、紫外線から皮膚細胞を守るために、メラニン色素が生成されます。通常は、ターンオーバーによってメラニンは剥がれ落ちていきますが、過剰にメラニンが生成されたり、ターンオーバーによるメラニンの排出が追いつかなくなると、シミとなって肌に黒っぽく残ってしまいます。

Q.メラニンができる原因は何ですか?

強い紫外線や刺激などで、メラノサイトが活性化すると、メラニン色素が生成されます。シミの原因となるため、メラニンは悪者扱いされがちですが、本来は肌の細胞が傷つかないよう守るための救世主とも言える必要な存在です。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会理事長 安形省吾(やすがた しょうご)

プライベートスキンクリニック 医療法人優聖会理事長 安形 省吾ドクター

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

略歴
平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職
所属
日本形成外科学会
正会員
正会員
VST(ボトックスビスタ)認定医
ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
SNS

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