脂肪注入

一度生着した脂肪は吸収されずに体内に残るため、半永久的な効果が持続します。ただし、加齢やライフスタイル、体重の変動に伴い、徐々に脂肪が減少する可能性はありますが、長期間にわたり効果をキープできます。

脂肪注入の生着率は30～70%とされています。注入する脂肪の質や注入部位、注入方法、施術後のケアによって変わります。個人差もあります。採取した脂肪の加工技術の向上により、以前よりも生着率の高い手法を選択しやすくなっています。
当クリニックの脂肪注入は、脂肪を細分化して不純物を取り除き、滑らかで良質な脂肪細胞を使用しますので、従来の脂肪注入に比べ高い生着率を実現しています。

脂肪注入は、目の下の凹みや影クマ、顔全体のボリューム不足ややつれ感が気になる方に適しています。ご自身の脂肪を使用するためアレルギーの心配が少なく生着すれば長期的な効果が期待できます。ヒアルロン酸では物足りない方や、自然に若々しい印象を長く保ちたい方におすすめの治療です。

施術後は、腫れや内出血、痛みなどの副作用が生じる可能性があり、脂肪を採取した箇所にもダウンタイムが生じます。脂肪の生着率は100%ではないため、注入した脂肪は一定量吸収されます。
また、同じ位置に多く注入しすぎるとしこりとなるリスクがあります。目の下のクマ取りに脂肪注入が必ずしも適しているとは限らず、皮膚のたるみが強い場合や目の下のふくらみが大きい場合は、脱脂と脂肪注入の併用や、他の施術が向いているケースがあります。

特別な準備は必要ありませんが、内出血や腫れを最小限に抑えるために、施術前後はアルコールや激しい運動を控えていただくことをおすすめします。血液をサラサラにするお薬を服用中の方は、必ず事前に医師へご相談ください。また、十分な睡眠をとり、体調を整えてお越しいただくと安心です。

数日～2週間程度痛み、赤み、腫れ、むくみ、内出血を生じることがあります。

施術部位を避ければ翌日から可能です。

脂肪注入後のダウンタイムは、通常数日〜2週間程度です。痛みや腫れのピークは3日目までが目安です。腫れや内出血は1～2週間程度で落ち着きます。症状の回復までの期間は個人差がありますので、事前に医師に確認しましょう。

ダウンタイムを短縮するには、施術後に十分な休息を取り、指示されたアフターケアの徹底が大切です。注入部の冷却を行うと生着率をあげることにも繋がるため効果的です。

いずれもシワの改善やへこみ、コケなどのボリュームアップができる施術です。ダウンタイムをおさえて気軽に受けたい方にはヒアルロン酸注射が適しています。長期間の効果持続を求める方、アレルギーリスクを避けたい方は、脂肪注入をおすすめします。
施術の効果や持続期間、ダウンタイムだけでなく、ライフスタイルやご予算も考慮し、医師と相談して決めるのがいいでしょう。