マリオネットラインの消し方とは?

監修医師

井畑 峰紀

医療法人優聖会最高顧問

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井畑 峰紀医師

マリオネットライン 消し方

見た目年齢に大きく影響するマリオネットライン。口角から下に伸びるラインは、お顔のたるみを強調して、老けて見えるだけでなく、やつれた印象さえ強めてしまいます。
マリオネットラインは、日々のスキンケアのみで改善するのは難しいため、なんとか消す方法はないかとお探しの方もいると思います。
放っておくとラインが徐々に深くなり、目立ちやすくなりますので、早めの対策がおすすめです。

そこで、本日はマリオネットラインができる原因や消し方について、詳しく解説します。
マリオネットラインでお悩みの方、何が効くのかよい方法をお探しの方、必見です!

マリオネットラインができやすい人とは?

悩む女性

マリオネットラインは、一定年齢以上の方にでやすいエイジングサインです。40代になると気になりだす方が多くなり、50代以降に入るとより目立つようになっていく傾向があります。ただし、生活習慣の影響で若い方でもマリオネットラインが出現するケースがあります。

なぜできる?マリオネットラインの原因とは

なぜできる?マリオネットラインの原因とは

マリオネットラインができる主な原因は、お顔のたるみです。たるみは、皮膚や皮下脂肪、表情筋、筋膜と、各組織の衰えや変化が重なって出現します。加齢による影響だけでなく、紫外線によるダメージや日常的な生活習慣も、たるみの進行に影響を及ぼします。

肌のたるみ

真皮層内にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸等の成分が減少すると、肌のハリや弾力が低下して、重力の影響を受けてたるみやすい状態となります。コラーゲンやエラスチン等の美肌成分は、加齢や紫外線によるダメージ、ストレスによって生成量が減少します。お顔の中でも範囲の広い頬は、たるみの影響を受けやすいため、マリオネットラインの溝を際立たせてしまいます。

頬や口元の筋肉の衰え

頬から口のまわりの表情筋の衰えやバランスの崩れは、たるみを悪化させて、マリオネットラインをできやすくさせます。口のまわりを囲む「口輪筋」、マリオネットライン上に存在する「口角下制筋」、首の前面に広がる「広頚筋」等がマリオネットラインのできやすさに関係しています。表情筋の衰えは、加齢による影響の他、生活習慣が大きく影響しています。

頬の脂肪の下垂

頬に脂肪が多く付いている方は、加齢によって皮膚や筋肉の支えが弱くなると、重さに耐えられなくなり垂れ下がるため、マリオネットラインが出やすい傾向があります。

マリオネットラインを悪化させる習慣

日常的に行っている習慣が原因で、マリオネットラインが悪化するケースもあります。保湿や紫外線ケア不足、悪い姿勢、頬杖、表情が乏しい、食いしばりなど、さまざまな理由で、肌のたるみや筋肉のバランスの乱れが生じて、マリオネットラインが目立つようになります。

スキンケア不足

保湿が不十分だと、肌の水分量が減少して乾燥し、ハリや弾力がなくなります。また、紫外線対策が不十分な方は、ダメージが蓄積し、時間をかけて少しずつ肌のたるみが進んでいきます。

姿勢が悪い

姿勢の悪い状態が続くと、肌や筋肉に悪影響が及び、たるみがでてマリオネットラインができやすくなります。
猫背やストレートネックの方、下向き姿勢でいる時間が長い方は、口元から首にかけて重力による負担が多くかかるため、筋肉に緩みがでたり、バランスの乱れにつながります。血流も悪くなるため、肌に必要な栄養素や水分が届きにくくなります。

表情筋を使わない習慣

無表情でいる時間が長い、あまり笑わない、会話をしないというように、表情筋をあまり使っていないと、徐々に衰えてしまい、シワやたるみがでやすくなります。

噛むときのクセ

噛み合わせが悪かったり、片方ばかりで食べ物を噛むクセがある方は、筋肉のバランスが崩れてマリオネットラインができやすくなります。また、硬いものを食べない方、よく噛まずに食事をする方は、筋肉が衰えやすくなります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、口角下制筋に力がかかるため、筋肉が硬くなって口角が下がりマリオネットラインができやすくなります。

頬杖

頬杖をつくと、左右の筋肉のバランスを崩しやすくなります。また、頬杖によって頬の皮膚に負担がかかって、たるみやすくなります。

マリオネットラインを予防・改善するセルフケア

スキンケアの継続や表情筋のトレーニング、リンパマッサージ、姿勢を整える等の対策がマリオネットラインの予防や改善に効果的です。頬から口周りのたるみが強いと、マリオネットラインを消すのは難しくなりますが、悪化を防ぐ対策は大切ですので、取り入れていきましょう。

保湿ケア・UVケア

保湿ケアは、バリア機能を高めて、乾燥やさまざまな刺激から肌を守るために欠かせないお手入れです。レチノールやビタミンC誘導体など、エイジングケアに特化し、肌のハリをサポートする成分を含む化粧品がおすすめです。また、肌のたるみを防ぐため、紫外線対策も毎日行いましょう。

表情筋トレーニング

口周りの筋肉を鍛えるトレーニングは、マリオネットラインの予防や改善に効果的です。ただし、やりすぎは逆にシワが深くなる可能性がありますので、適度に行うこと、また、しっかり保湿をしてから行うよう注意しましょう。

<あいうえおエクササイズ>
1. 姿勢を整える
2. 「あ」「い」「う」「え」「お」と、口を大きく動かしながら一音ずつしっかりと声をだす(頬や口のまわり、顎の筋肉が動くのを意識しながら、大袈裟に行うのがポイントです)
3. 上記2を、10セットを目安に行う

リンパマッサージによるむくみ対策

リンパの流れが滞ると、頬にむくみがでてマリオネットラインが目立ちやすくなります。リンパマッサージで老廃物を排出し、むくみを解消しましょう。

側頭筋のマッサージ

耳の上に位置する側頭筋は、お顔の表情筋に繋がっているため、ほぐすことで頬のたるみ予防になります。
手を握った状態で第二関節を耳の上にあてる、もしくは、指の腹を使って側頭筋をほぐしましょう。耳の上からこめかみに向かって優しく行います。頭皮の表面はこすらずに、揺らすように動かすのがポイントです。

表情や姿勢を意識する

口角を上げる、笑顔を意識する、正しい姿勢を保つなど、日常的な習慣の改善にも目を向けてみましょう。
背筋を伸ばして、お顔が下向きにならない姿勢をとりましょう。座っている時、スマートフォンやパソコンを見る際のお顔の向きや姿勢は、クセになっていますので、しばらくすると自然に元に戻ってしまいます。一定時間ごとにタイマーをかけるなどして、姿勢の見直しを習慣化しましょう。

食生活

食事の偏りが気になる方は、肌によい食生活を意識してみましょう。ビタミンCは、活性酸素の発生を抑えて、コラーゲン生成の材料となります。皮膚の健康を保つのに役立つ、ビタミンCやE、コラーゲン、タンパク質などを、バランスよく摂取しましょう。

美容クリニックで受けられるマリオネットラインを消す治療法

たるみを根本から改善して、リフトアップする施術がマリオネットラインの改善に効果的です。ヒアルロン酸リフトや糸リフト、ハイフがおすすめであり、いずれも、たるみの引き上げ効果の高い施術です。切開なしでできるため、ダウンタイムも抑えられています。

ヒアルロン酸リフト

通常のヒアルロン酸注射は、溝やシワのラインに沿ってヒアルロン酸を注入して埋め、内側から持ち上げて凹みを目立たなくします。
ただし、マリオネットラインは、たるみが主な原因となるため、骨や軟部組織、皮膚をつなぐ役目をしているリガメント(支持靭帯)に、ヒアルロン酸を注入して補強する「ヒアルロン酸リフト」がより効果的です。頬から口元、フェイスラインに及ぶたるみをリフトアップして、マリオネットラインを改善します。
お顔のたるみ度合いや患者様のご希望に沿って、適した施術法をおすすめいたします。

糸リフト

医療用の糸を使って、内側から肌のたるみを引き上げる施術です。こめかみ部分から糸を挿入し、頬から顎にかけて生じているたるみを引き上げます。マリオネットラインの改善に効果的です。また、挿入した糸周辺では、コラーゲン組織が生成されるため、美肌効果も得られます。

ハイフ(HIFU)

超音波によって肌の真皮層に熱エネルギーを与えて引き締める施術です。真皮層ではコラーゲンやエラスチンが増生され、また熱によるタイトニング効果によって、肌のリフトアップが可能であり、マリオネットラインの改善に有効です。
照射系の施術のため、施術後のダウンタイムがほぼなく、とても受けやすいたるみ治療です。

まとめ

マリオネットラインの消し方についてご紹介しました。
口元のたるみは改善するのが難しいお悩みですが、マリオネットライン予防のためにセルフケアはとても大切ですので、ぜひ継続していただきたいと思います。
マリオネットラインを根本的に改善したいとお考えの方は、美容クリニックでの施術がおすすめです。たるみが改善されて若返り効果も得られますので、是非ご検討くださいね!

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
マリオネットラインでお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

よくあるご質問

マリオネットラインの消し方とは?について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.マリオネットラインを消す方法はありますか?

マリオネットラインの改善には、ヒアルロン酸注射や糸リフト、ハイフなどのたるみを改善する美容治療が効果的です。

Q.マリオネットラインの予防方法はありますか?

保湿ケアや紫外線対策は、欠かさず行いましょう。表情筋トレーニング、リンパマッサージもおすすめです。また、食事の内容や姿勢を整えるよう意識することもマリオネットラインの予防に役立ちます。

Q.マリオネットラインができるとどんな影響がありますか?

マリオネットラインができると、お顔が老けて見えたり、機嫌が悪そうだったり、疲れているような印象を与えます。

Q.マリオネットラインができやすい人の特徴は何ですか?

一定年齢を過ぎると皮膚や筋肉の衰えによってマリオネットラインができやすくなります。また、表情が乏しい方や姿勢が悪い方、スキンケア不足の方は、よりたるみが出やすくマリオネットラインも目立ちやすくなります。
頬の脂肪が多い方は、若い方であっても、マリオネットラインができやすい傾向があります。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

所属

平成15年
大阪医科大学 形成外科教室:入局
平成21年
大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
平成24年
医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
平成25年
某美容クリニック:院長就任
令和5年
プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

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