クレオパトラノーズ

監修医師

安形 省吾

医療法人優聖会理事長

医師詳細はこちら

安形省吾医師

今回は、糸を使った美鼻整形についてのご紹介です。メスを使わず手軽に鼻筋や鼻先を整えられる「糸による鼻整形」。ヒアルロン酸注射では難しい鼻先へもアプローチができ、また、プロテーゼのような大掛かりな手術をしなくても、鼻の高さを十分にだせる施術です。切開なしでできてダウンタイムが短いため抵抗感が少なく、効果と手軽さのバランスがよいことも人気の高い理由の一つです。

そんな糸を使った鼻整形術の一つに、クレオパトラノーズがあります。鼻が思いっきり高くなりそうな名称の施術ですよね!どんな施術なのか、デメリットはないのかなど、クレオパトラノーズの詳細について解説します。また、鼻整形で使用される糸の違いや特徴についてもご紹介します!糸による鼻整形をご検討中の方、是非チェックしてくださいね!

クレオパトラノーズとは?

クレオパトラノーズについて

クレオパトラノーズは、体内で溶ける医療用の特殊糸ミスコ(misko)を使って、鼻の高さをだしたり、形を整える鼻形成術です。注射針を使って皮下に糸を挿入するので、切開なしで施術が可能です。施術時間、ダウンタイムともに短く、プチ整形でも高い効果が得られるのが特徴です。

クレオパトラノーズの仕組みと効果

クレオパトラノーズで使用される「misko」は、PDO(ポリジオキサン)素材で作られている安全性の高い糸です。糸にはコグ(棘)が付いており、組織内に食い込んで固定されることで、鼻の高さや形を長期間キープします。挿入した糸は、2か月後から体内への吸収がはじまり、約6か月~1年間効果が持続します。

クレオパトラノーズのデメリット

クレオパトラノーズのデメリット

プロテーゼ挿入などの切開を伴う他の鼻整形術と比べると、半永久的な効果はありませんので、効果を保つためには定期的なメンテナンスが必要となります。また、ミスコ以外の糸と比較した場合、PCL(ポリカプロラクトン)素材を使った糸よりも、PDO素材のミスコは効果の持続期間が短いというデメリットがあります。

さらに、リスクが多少あることもデメリットかもしれません。
特殊な糸で鼻のラインを整えるため、施術後に鼻が引っ張られるような違和感が生じる可能性があります。
時間と共に落ち着いてきますので、心配はいりません。

また、糸を挿入する方向や深さを誤ると、表に出てきてしまう可能性があります。
これは医師の技量によるものですので、クリニック選びは慎重に行いましょう。

極稀ですが、糸の挿入箇所にバイ菌が入ることで、感染が起こる可能性もあります。
万一起きた場合は、医師が適切な処置を早急に行うことで改善できます。

可能性としては低いですが、知っておくと安心です。

クレオパトラノーズ(ミスコ)とGメッシュの違い

切らない鼻整形で使用する糸には、複数の種類があり特徴もそれぞれです。糸の種類による主な違いは、素材と加工形状にあります。素材が変われば体への吸収性が異なりますので、効果の持ちに差がでてきます。そもそも体内に吸収されずに残る素材もあります。また、糸の加工形状と素材の柔らかさによって、皮下で組織を持ち上げる強さや固定力に差がでてくるのです。

  • 体内に残るか、吸収されるか(吸収糸、非吸収糸の違い)
  • 効果の持続期間(素材の違い)
  • 形の整えやすさ(糸の形状、柔らかさ)

と、使用する糸によって、このような差が生じます。

今回ご紹介した「ミスコ」は、PDO(ポリジオキサン)で作られており、固定力が高く半年〜1年の持続期間がある糸です。ミスコ以外で、鼻整形によく用いられる糸の一つに「Gメッシュ」があります(当院でも扱っています)。Gメッシュは、その名の通りメッシュ状になっており、自然なラインで鼻の形や高さを整えることができます。素材はPCL(ポリカプロラクトン)で、約1~2年間とミスコよりも長く効果が持続します。

他にも糸の種類はたくさんありますし、クリニックによって扱っている糸はそれぞれ異なります。どの糸が適しているかは、患者様のお悩みとご希望によって変わりますので、基本的にはクリニックでご相談していただくことになると思います。糸の種類が気になる方は、それぞれの糸のメリットやデメリット、口コミなどを参考に選ばれるのがいいでしょう。

当院の切らない糸だけでつくる美鼻整形

当院の糸による鼻整形では、n-COG Y-ko(ワイコ)、G-Cog nose(Gコグノーズ)、G-Mesh(Gメッシュ)の3種類の糸を用いて施術を行っています。鼻尖(鼻先)の高さをだしたり、鼻筋を整えることが可能で、いずれも安全性の高い、吸収糸を採用しています。

・n-COG Y-ko(ワイコ):PDO(ポリジオキサン)素材で、コグ(棘)が全方向にあり、鼻尖の高さだしと鼻筋形成が可能。持続期間は約6か月〜1年。
・G-Cog nose(Gコグノーズ):PCL(ポリカプトラクトン)素材で、鉄条網型のコグがあり、鼻尖の高さだしと鼻筋形成が可能。持続期間は約2年。
・G-Mesh(Gメッシュ):PCL(ポリカプトラクトン)素材で、メッシュ状のため鼻筋に自然なボリュームをだせる。持続期間は約1~2年。

当院では、患者様のご希望の鼻の形によっては、糸を組み合わせて施術を行うケースもあります。糸による鼻整形は、挿入した糸が吸収された後でも、挿入部のコラーゲン生成によって引き上げ効果が持続するため、完全に元の状態に戻りにくいという特徴があります。もちろん、効果は永久的なものではありませんので、効果をキープするためにはメンテナンスが必要となります。
糸の追加挿入も可能ですので、再挿入のタイミング等含めいつでもご相談いただければと思います。

まとめ

クレオパトラノーズと糸による鼻整形の詳細についてご紹介しました。糸でつくる鼻整形の良さは、効果と安全性の高さ、ダウンタイムの短さにあります。鼻を高くしたくても本格的な手術は抵抗がある方、ヒアルロン酸注射では満足できなくなってきたという方は、是非お試しいただければと思います。使用する糸によって、持続期間はもちろんのこと、仕上がりにも差がでますので、気になる方は事前に扱いのある糸の種類についても確認されることをおすすめします。

大阪梅田のプライベートスキンクリニック(PSC)では、数多くの鼻整形メニューを取り揃えております。その中でも切らないプチ整形として人気が高い施術が「ヒアルロン酸注射(鼻)」と「糸による美鼻整形」です。患者様のご希望の鼻の高さ・形により近い仕上がりとなるよう、最適なプランをご提案いたします。鼻のプチ整形をご検討中の方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

#クレオパトラノーズ #クレオパトラノーズデメリット #クレオパトラノーズ持続期間

よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.クレオパトラノーズとは何ですか?

ミスコ(misko)というコグ付きの特殊糸を使った、鼻整形術の名称です。

Q.クレオパトラノーズの効果の持ちはどのくらいですか?

個人差はありますが、半年〜1年間が目安となります。

Q.クレオパトラノーズの施術中は痛みはありますか?

クレオパトラノーズに限らず糸を使った施術では、挿入する部分に局所麻酔をしますので、施術中に痛みはほぼ感じません。ただし、違和感や不快感を感じるケースはあります。

Q.鼻整形で使用する糸はどんな基準で選ぶべきですか?

糸の種類によって、効果の持ち、仕上がりが変わります。
鼻先を細くしたいのか、鼻筋を際立たせたいのかによっても、向き不向きがあります。

Q.クレオパトラノーズのミスコより長持ちする糸はありますか?

当クリニックで扱っている糸では、G-Cog nose(Gコグノーズ)やG-Mesh(Gメッシュ)が長期間形状を維持できます。いずれも、PCL(ポリカプトラクトン)素材で、持続期間は約1~2年間です。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会理事長安形省吾

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

所属

平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職

略歴

SNS

※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。

ページトップへ プライベートスキンクリニック大阪院|初めての方へ