眉間のシワを改善するには?対策&治療法


この記事でわかること
目次
眉間のシワがあると、「機嫌が悪そう」「怖そう」と思われたり、実年齢より老け見えするのでは、と 気にしている女性も多いのではないでしょうか。
眉間のシワは、時として相手に誤解やマイナスイメージを与える原因になります。
この記事では、「眉間のシワの原因と種類」「セルフケアの方法・日常生活で意識すること」「美容 クリニックでの施術」について解説します!
この記事が、明るく優しい、本来のあなたのイメージを取り戻すきっかけになれば幸いです。
眉間のシワの原因
眉間のシワは、日常生活における表情の癖や加齢による肌の変化、乾燥などが複合してできて います。
その原因を一つずつ見ていきましょう。
シワを寄せる表情の癖
眉間のシワは、日常生活での無意識な表情の癖が主な原因です。
ストレスを感じているときや仕事に集中しているとき、難しい考え事をしているとき、スマートフォン の小さな文字を見るときなど眉間にシワを寄せていませんか?
このような表情の癖が毎日繰り返されると、徐々にシワが定着する傾向があります。
筋肉が緩むとシワは元に戻りますが、加齢や肌のダメージによって肌の弾力が低下すると、徐々に刻まれた深いシワとなり、元の状態に戻りにくくなる可能性があります。
肌の弾力の低下
肌の弾力を保つのに重要なのは、エラスチンやコラーゲンと呼ばれるたんぱく質です。
エラスチンとコラーゲンは20代から減少する傾向があり、それまで自然に戻っていた表情による シワも元に戻りづらくなってきます。
加齢に加え、紫外線の影響や乾燥によるダメージが肌の弾力低下を促進させるため、肌のシワ が徐々に深くなる傾向があります。
肌の乾燥
肌の水分と油分のバランスが崩れるとシワができやすい状態となり、表情による一時的なシワが 元に戻りにくくなる原因となります。
眉間は、一見皮脂が多い印象を受けますが、実は角質の水分保持力が弱く、乾燥しやすい部位 です。肌が乾燥すると保湿機能が十分でない角質細胞が作られ、それによって肌の乾燥がさらに進むという悪循環に陥る可能性があります。
眉間のシワの種類
シワには、笑ったときや怒ったときなどにできる表情ジワと、深いシワがあります。
表情ジワ
表情ジワは、目尻・額・眉間・口元などに表情筋の動きに伴って自然と形成されるシワです。 笑顔、困った顔、怒り顔など、様々な感情表現によって生まれます。
眉間には「皺眉筋」という表情筋があり、この筋肉の収縮によって形成されるのが眉間の縦ジワ です。
若い頃は表情筋が緩むとシワは消えます。
しかし、年齢を重ねると肌のハリや弾力が低下し、徐々に元の状態に戻りにくくなり、刻まれた深いシワと なります。
シワが定着する前の、早めのケアが重要です。
刻まれた深いシワ
肌に刻まれた深いシワは真皮ジワといわれるもので、表皮の下の真皮層までシワが到達し、V字 型に陥没してしまっているものです。
真皮層のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の減少と、それによる肌の弾力・潤いの低下に よって、シワが深くなると言われています。
また、表情ジワの症状が進行すると、深いシワになる傾向があります。
深いシワができる原因は、以下が考えられるため、日頃からのケアも大切です。
- 加齢
- 紫外線
- 乾燥
- 睡眠不足
一旦シワが深くなると、保湿や紫外線対策などのセルフケアで元に戻すのは難しく、美容医療の力を借りることが必要になります。
セルフケアの方法、日常生活で意識すること
眉間のシワを予防・改善するためには、日常生活での意識付けとケアが大切です。
表情の癖を意識する
同じ表情を頻繁に繰り返すと、その表情ジワが定着しやすくなります。
眉間のシワを改善するには、まず自分の表情の癖に気づくことが重要です。 鏡を見ながら、普段どのような表情をしているか観察してみましょう。
集中しているときやストレスを抱えているとき、無意識に眉間にシワを寄せていないでしょうか。 このような表情の癖は、意識することによって改善できます。
例えば、デスクに小さな鏡を置いて定期的にチェックしたり、リラックスした表情を心がけましょう。
スキンケア
眉間のシワを防ぐには、日々のスキンケアが重要な役割を果たします。
特に紫外線対策は最優先で取り組みましょう。
年間を通して日焼け止めを使用し、サングラス、帽子、日傘も活用しましょう。 また、朝晩の洗顔後は化粧水や乳液による十分な保湿が大切です。
さらに、以下の成分を配合した薬用化粧品はシワ改善に効果が期待できます。
● コラーゲンやエラスチンの分解を抑えるとされるニールワン
● コラーゲンの産生を促進すると言われているナイアシンアミドなど
ストレス解消
ストレスは、知らず知らずのうちに眉間のシワを定着させる原因の一つです。 自分に合ったストレス解消法があると、シワの予防と改善に役立ちます。 不安や不満、怒りといった感情は、眉間の筋肉を緊張させがちです。
ストレスは溜めてから発散させるのではなく、日頃から溜めないような工夫が大切です。 適度な運動は心身をリフレッシュさせる効果が期待できます。
また、ストレスを軽減するためにも質の良い睡眠、規則正しい生活を心がけてください。
美容クリニックでの施術
眉間のシワ治療について、当院でおすすめの施術を以下に解説します。
ボトックス注射
ボトックスは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素から毒性を取り除いたものを注射し、注射 した部位の表情筋の働きを抑えて、表情ジワを改善・予防する施術です。
以下の部位で、シワの改善または予防が期待できます。
- 額
- 眉間
- 目尻
- バニーライン(鼻根部)
- 顎(梅干しジワ)
- 上口唇
表情ジワを改善したい方、事前に予防したい方におすすめの施術です。
ボトックス注射の施術例
額のヒアルロン酸
額のヒアルロン酸注射は、丸みがなくなった額や、額のシワにヒアルロン酸を注射することで、額の立体感を取り戻したり、シワが目立たないように改善する施術です。
額のヒアルロン酸は、以下のお悩みを持つ方におすすめです。
- 額のシワが気になる
- 額の丸み・立体感を復活させたい
なお、眉間へのヒアルロン酸注入が危険といわれる理由は、ヒアルロン酸が誤って動脈に入って しまうと、動脈を塞ぐ(動脈塞栓)リスクがあるためです。
動脈塞栓が起こると、失明や皮膚の壊死の危険性があります。
眉間へのヒアルロン酸注入を検討する場合は、必ず豊富な経験と高い技術を持つ医師に相談 し、慎重に判断することが重要です。
PRP
PRP(多血小板血漿)皮膚再生療法は、患者様ご自身の血液から抽出した血小板成分を注入 し、肌の再生を促す施術です。
PRP皮膚再生療法は、以下の症状の改善が期待できます。
- シワ・たるみ
- 目の下のクマや凹み
- 肌のハリ・艶・弾力
PRPには成長因子が豊富に含まれており、コラーゲンやエラスチンの産生を促進するので、お 肌のハリや弾力を改善します。
治療は、まず腕から採血を行い、特殊な遠心分離によってPRP(多血小板血漿)を抽出します。
その後、気になる部位に注入していきます。自己由来成分を使用するため、アレルギーのリスク が非常に低いのが特徴です。
眉間、額のシワだけでなく、ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴライン、首のシワでお悩みの 方にもおすすめです。
まとめ
今回は、眉間のシワに焦点をあて「眉間のシワの原因」「眉間のシワの種類」「セルフケアの方 法」「美容クリニックでの施術」について解説してきました。
眉間のシワは、「機嫌が悪そう」「怖そう」など、相手にマイナスイメージを与えてしまう場合があり ます。
深いシワとして定着するのを防ぐために、日ごろから意識して眉間に力が入らないように注意し ましょう。
もし、すでに深いシワができていたり、将来のシワを予防したい場合は、美容医療の施術がおす すめです。
プライベートスキンクリニックでは、患者様お一人お一人の症状とご予算に合わせて、誤解を受 けがちな眉間のシワを改善し、本来の好印象な表情を取り戻すお手伝いをいたします。
どうぞお気軽にご相談ください。
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.眉間のシワはどうしてできるんですか?
原因は主に3つあります。
1. 無意識に眉間にシワを寄せる表情の癖
仕事中やスマホを見る時などは注意しましょう。
2. 加齢や紫外線によるダメージ
これにより肌のハリ・柔軟性を増すコラーゲンやエラスチンが減少してしまいます。
3. 肌の乾燥
1と2に加え、乾燥によりさらにシワができやすい状態になります。
Q.眉間のシワはどうやったら治りますか?
眉間のシワは、表情の癖の繰り返しで徐々に深くなっていきます。
まず日常生活で眉間にシワを寄せる癖を直すことが大切です。
既に深いシワができている場合は、通常のケアだけでは改善が難しいため、ボトックス注射など の施術について美容クリニックに相談をおすすめします。
Q.間のシワを予防するにはどうしたらいいですか?
日頃からのスキンケアや紫外線対策を徹底しましょう。
また、眉間のシワは表情が原因になるため、眉間にシワが寄らないように意識することが大切で す。
既にシワができている場合は、改善が難しい場合もあるため、クリニックへのご相談をおすすめ します。
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美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。