ボルニューマやデンシティの効果は?話題の高周波(RF)治療について解説!


この記事でわかること
目次
こんにちは!プライベートスキンクリニックです!
今回は、高周波(RF)治療についてのご紹介です。
メスを使わずに、さまざまな肌悩みにアプローチできる照射系の治療は、比較的ダウンタイムが短い施術が多いため人気が高く、たくさんの方にご活用いただいています。
でも、実際受けるとなると、どの施術がいいのか違いがわからないという方も、多くいらっしゃると思います。
本日は、たるみ治療に効果的な高周波(RF)を用いた「ボルニューマ」や「デンシティ」について詳しく解説します。ハイフとの違いについてもご説明いたします。
高周波(RF)治療にご興味のある方、ご自身の肌悩みにどの施術が合っているのか、何を選ぶべきか迷っている方、必見です。
高周波(RF)治療とは
高周波(RF)治療は、高い周波数帯の電磁波である「高周波」を用いた治療法です。エイジングケアや肌を整えることを目的としており、高周波の中でも30MHz~300MHzの周波数を持つ「ラジオ波(RF)」が使用されています。ちなみに、ラジオ波(RF)は、radio frequencyの略です。
ラジオ波の振動をお肌に与えると、熱の作用によって引き締めなどのさまざまな美肌効果が得られます。
高周波(RF)を使用した機器はいくつかの種類があり、機器によってアプローチできる肌の層や効果など、それぞれ特徴が異なります。ボルニューマやデンシティも、高周波(RF)を用いたたるみ治療機器となります。
ボルニューマの特徴
ボルニューマは、6.78MHzの高周波(RF)を用いたたるみ治療機器です。表皮へのダメージを防ぎつつ、皮膚の真皮層から脂肪層の中層に熱を与えて、お肌を引き締める施術です。従来の高周波機器に比べて、冷却・振動機能の搭載やチップ形状の工夫によって、施術中の痛みが大幅に抑えられています。
お顔用や目元用、体にも使用できる4種類のチップがあり、お悩みの部位に合わせた治療ができます。施術時のショット数の変更も可能です。
ボルニューマの効果
高い周波数帯の強力な高周波を使用し、皮膚深部に熱エネルギーを与えてお肌を刺激します。真皮層のコラーゲンやエラスチンの生成を促し、お肌のハリと弾力アップが期待できます。脂肪層を引き締めて、たるみの改善にも効果的です。
- ハリ、弾力アップ
- 肌の引き締め
- しわ、たるみの改善
ボルニューマの持続期間
施術の2週間~1か月後から効果を実感できます。また、効果のピークは3~4カ月後頃で、3か月から半年間程度効果が持続します。
ボルニューマで効果がないと感じる理由
ボルニューマは、お悩みの症状に合わせて、照射レベルやショット数の細かい調整が可能です。症状や肌の状態、お顔のパーツの違いによって、適切な調整が必要となります。もし、ボルニューマで効果を感じない場合は、調整が不十分である可能性があります。
また、ボルニューマのみでは改善できない症状であるケースも考えられます。
・お悩みに適していない
・施術時の設定が合っていない(ショット数、照射レベル)
デンシティ(DENSITY)の特徴
デンシティとは、6.78MHzの高周波(RF)を皮膚の深部に照射する施術です。バイポーラRFとモノポーラRFを同時照射できるモノバイ技術によって、より高い肌質改善効果が期待できます。5段階のレベル調整が可能な冷却システムにより、施術中の痛みが抑えられています。
デンシティの効果
モノポーラRFは、皮膚の深部まで熱が伝わります。創傷治癒過程でコラーゲンやエラスチンが促され、お肌のハリやツヤが回復します。持続的な効果が期待でき、3~6カ月間美肌効果が持続します。
バイポーラRFでは、肌の表層付近に熱が伝わります。コラーゲンや繊維組織の収縮を促し、リフトアップ効果が期待できます。小じわやたるみを改善する即時的効果として、施術直後から効果を実感できます。
- ハリ、ツヤのアップ
- 毛穴の引き締め
- 二重あごの改善
- 小じわの改善
- たるみの改善
- 肌の引き締め
高周波(RF)治療はどれを選ぶのが効果的?
高周波(RF)を用いた美容治療には、さまざまな種類がありますが、それぞれで特徴が異なるため、患者様のお悩みの症状と、ご希望に合った治療を選択するのが理想的です。扱っている機器は、クリニックによって異なるため、お目当ての機器がある場合は、事前に確認が必要です。
ボルニューマとデンシティの違い
ボルニューマとデンシティは、韓国製・別メーカーの高周波RFを用いた、同タイプのたるみ治療器であり、使用されている電磁波の周波数帯や、アプローチするお肌の層はほぼ同じです。
大きく異なる点は、電磁波の出力方式です。
ボルニューマは、深い層まで届く「モノポーラRF」が使用されています。
一方、デンシティには、「モノポーラRF」と浅い層を加熱する「バイポーラRF」の両方を組み合わせた、独自のモノバイチップが使用されています。肌の表層(真皮乳頭、真皮網状層)にアプローチするバイポーラRFは、皮膚表面のたるみの改善にも有効であり、即時効果が期待できます。
ボルニューマ | デンシティ | |
---|---|---|
高周波帯と出力方式 | 6.78MHz モノポーラ |
6.78MHz モノポーラ・バイポーラ |
アプローチする層 | 真皮層、皮下脂肪層 | 真皮層、皮下脂肪層、 真皮浅層(皮膚の浅い層) |
効果 | ハリ、ツヤ、たるみ、引き締め | ハリ、ツヤ、たるみ、引き締め |
即効性 | 2週間~1カ月後から | 施術直後から |
持続期間 | 3~6カ月 | 3~6カ月 |
施術中の痛み | 少ない(わずかな熱感) | 少ない(わずかな熱感) |
ダウンタイム | ほぼなし | ほぼなし |
ボルニューマとハイフの違い
ボルニューマやデンシティは、電磁波の一種である「高周波RF」を使った施術であるのに対し、ハイフは音波の一種である「超音波」を使った施術です。
電磁波か音波の違いがあり、アプローチできる皮膚の層と、エネルギーの伝わり方が異なります。 ハイフは、脂肪層の深層からSMAS筋膜まで照射が可能であり、超音波を使ってピンポイントに熱を伝えます。
お肌の土台を引き締めて、たるみの改善効果が期待できる施術です。 ボルニューマは、上述の通り真皮層~脂肪層中層まで、広い範囲にアプローチします。 ハイフの方が、ボルニューマよりも深い層へのアプローチが可能です。SMAS筋膜へのアプローチができるのはハイフのみです。
ボルニューマ | ハイフ | |
---|---|---|
エネルギー | 高周波(RF) 6.78MHz (広範囲照射) |
超音波 (ピンポイント照射) |
アプローチする層 | 真皮層、皮下脂肪層 | 真皮層、皮下脂肪層、SMAS筋膜 |
効果 | ハリ、ツヤ、たるみ、引き締め | しわ、たるみ、リフトアップ、小顔効果 |
即効性 | 2週間~1カ月後から | 1~2カ月後から |
持続期間 | 3~6カ月 | 6カ月~1年 |
施術中の痛み | 少ない(わずかな熱感) | 鈍痛、チリチリとした痛み |
ダウンタイム | ほぼなし | ほぼなし |
当院の高周波RF治療をご紹介
当院では、高周波RFを使った治療器として「デンシティ」を取り扱っています。 モノバイチップによる施術効果の高さや、即効性と持続性を兼ね備えており、長期にわたり美肌効果やタイトニング効果の持続が期待できることから、デンシティを採用しました。 上述の通り、デンシティとハイフはアプローチする肌の層が異なりますので、患者様のたるみの症状によって、使い分けができます。または、デンシティとハイフのコンビネーション治療をおすすめするケースもあります。
ハイフ+デンシティの症例
まとめ
ボルニューマやデンシティなど、高周波RF治療の効果についてご紹介しました。高周波RFを使った治療は、切らずにたるみの改善効果が期待できる施術です。さまざまな高周波RF治療機がありますので、ご自身のご希望に合った機器を選択するのがおすすめです。当院では、高いリフトアップ効果が期待できるデンシティをおすすめしていますので、ご興味のある方は、ぜひご検討くださいね。 プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。 お顔のたるみでお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。 医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.ボルニューマは1回で効果が出る?
1回の施術でも、効果を実感できますが、複数回の施術を受けることで、より高い施術効果が期待できます。効果の持続には、3~6カ月間隔での継続がおすすめです。
Q.ボルニューマで肌はきれいになりますか?
ボルニューマの熱エネルギーによって、線維芽細胞が活性化されて、コラーゲンやエラスチンが増生され、お肌のハリや弾力が改善します。施術後1~2か月程度から徐々に肌の改善効果が出現します。
Q.ボルニューマとハイフの違いは何ですか?
お肌に照射するエネルギーとアプローチする肌の層が異なります。ボルニューマは高周波(RF)を、真皮層~脂肪層中層に照射します。一方ハイフは、高密度超音波をSMAS筋膜に照射します。ハイフの方が、より肌深部へのアプローチが可能です。いずれも、たるみ治療に有効であり、肌の状態に適した機器を選ぶことが大切です。両方を組み合わせたコンビネーション治療も可能です。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。