鼻の横(鼻翼基部)が陥没するのは何故?改善する方法はあるの?
この記事でわかること
目次
鼻の横のへこみ、気になっていませんか?
小鼻の付け根を鼻翼基部といい、この部分が陥没するとほうれい線が悪目立ちしたり、平面的なお顔に見えやすくなります。鼻翼基部の陥没によって、相対的に口元が前に出ているように見えるケースもあります。
また、お顔にたるみがないのにほうれい線が目立つ方は、鼻翼基部の陥没が原因かもしれません。
このような鼻翼基部の陥没でお悩みの方におすすめなのが、貴族手術や貴族フィラーです。小鼻の横のへこみにアプローチし、ボリュームを出してお悩みとなる症状を改善します。
そこで、本日は鼻翼基部が陥没する原因と治し方について詳しく解説していきます。
鼻翼基部の陥没は、自力で治すのは難しいため、改善したい方は是非美容医療をご活用くださいね!
小鼻の付け根のへこみが気になる方、ほうれい線でお悩みの方、必見です!
鼻翼基部陥没とは?
鼻翼基部は、小鼻の付け根部分を指します。この鼻翼基部がくぼんだ状態になることを、「鼻翼基部陥没」と言います。アジア人は鼻翼基部が低い方が多い傾向にあり、中顔面(眉から鼻下まで)の立体感がなくなるため、のっぺりした印象が強くなります。
また、鼻翼基部はほうれい線の起点となるため、へこみによりほうれい線が深く入り、老けた印象を与えたり、鼻翼基部の陥没によって口元が前に突出して見えたりします。
鼻翼基部陥没の原因
鼻翼基部が陥没する原因として、骨格の遺伝や加齢による肌のハリ・弾力の低下、皮膚や皮下組織のボリュームダウンがあげられます。遺伝的な要素はもちろんありますが、年齢による肌の状態や脂肪、筋肉のボリュームダウンや骨萎縮によって陥没が進んでしまうケースもあります。
骨格
骨格は遺伝的な影響を受けやすいため、生まれつき鼻翼の土台となる骨が低めの方もいらっしゃいます。若い頃からほうれい線が目立つ方は、もともと鼻翼基部の骨がへこんでいる可能性があります。
加齢
加齢による皮膚や皮下組織のボリュームダウンや骨萎縮によってふっくら感がなくなると、鼻翼基部のへこみが目立つようになります。頬のたるみによっても、鼻翼基部との段差が際立ち、くぼみがとても強調されやすくなります。
皮膚の薄さ
加齢や紫外線等のダメージによりコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少すると、肌のハリや弾力が低下して、皮膚が痩せて薄くなり、凹凸が目立ちやすくなります。鼻翼基部のへこみもより際立ってしまいます。
頬の厚み
頬の脂肪や筋肉に厚みやたるみがある方は、頬と鼻翼基部との高低差がでて、へこみが目立ちやすくなります。
鼻翼基部陥没の症状
鼻翼基部が陥没すると、ほうれい線が深くなって際立ちます。また、鼻が頬に埋もれたように見えるため、鼻が低く、お顔が平面的な印象を受けやすくなります。また、へこみによる段差の影響で、小鼻の広がりや口元が突出して見えるケースもあります。
ほうれい線が目立つ
鼻翼基部は、ほうれい線の起点となる部分です。鼻翼基部のへこみが深くなるほど影ができて、小鼻の横から口元へつながるラインが強調されるため、ほうれい線がよりはっきりと出てしまいます。
ほうれい線が深くなるほど、老けた印象や疲れた印象が強くなります。
顔の印象が平面的
鼻翼基部が陥没していていると、鼻が頬に埋もれて見えるため、お顔全体が平面的な印象が強くなります。鼻が低く見えたり、メリハリがないため、横顔の印象にも影響を与えます。
鼻の広がりが気になる
小鼻横の陥没によって、小鼻が広がって見える場合や、鼻の穴が大きく見えるケースもあります。
口元が出て見える(口ゴボ)
鼻翼基部が低いと、鼻のまわりのパーツとの高低差がなくなり、口元が突出しているように見えるケースがあります。
鼻翼基部陥没の改善方法
鼻翼基部の陥没は、自力で治すのは難しいため、美容整形による施術がおすすめです。
鼻翼基部陥没を改善する施術は、貴族のような上品な印象の口元に整える施術であることから、貴族手術と呼ばれています。鼻翼基部にボリュームを出すために挿入するものとして、ヒアルロン酸や脂肪、プロテーゼなどがあり、それぞれで仕上がりが変わります。
いずれも、鼻翼基部を内側から持ち上げる施術であり、以下のような効果が得られます。
- 小鼻の横の影が目立ちにくくなる
- ほうれい線が目立ちにくくなる
- 口元の突出を改善
- 鼻が高く見える
- 小鼻が引き締まりシュッとして小さく見える
- お顔全体のバランスが整い立体感がでる
- 若々しく明るい印象になる
当院では、フィラー(ヒアルロン酸)を用いて鼻翼基部にボリュームをだす施術(貴族フィラー)を扱っています。
ヒアルロン酸注射
鼻翼基部にヒアルロン酸を注入して形成し、陥没を改善します。切開不要で注射のみでできるため、傷跡が残る心配がなく、ダウンタイムも短いので体への負担が少ない施術です。ヒアルロン酸は、もともと私たちの体内で皮膚や関節に多く存在する成分であるため、アレルギーを起こす可能性は低いと言われています。施術後は、軽度の腫れやむくみ、内出血が生じる可能性があります。
硬めのヒアルロン酸製剤を使用して、小鼻横のへこみをしっかりと持ち上げ、ふっくら感を長期間キープします。即効性があり、施術直後から効果を実感できます。
ヒアルロン酸は、徐々に体内へ吸収されるため、効果の持続期間は半年~1年半程度が目安です。効果を長く継続させるには定期的な施術が必要です。
鼻翼基部へのヒアルロン酸注射は、近くに大きな血管があるため、血管塞栓のような重篤な副作用がでるリスクはゼロではありませんので、経験豊富な医師のもと、施術を受けることが大切です。
ヒアルロン酸を使った貴族フィラーは、このような方におすすめの施術です。
- 小鼻横の陥没を治したい
- 大掛かりな手術は避けたい
- ダウンタイムは長く取れない
脂肪注入
当院では取り扱いはありませんが、鼻翼基部陥没を改善する方法としてご紹介します。
ご自身の脂肪を鼻翼基部に注入して持ち上げる施術です。患者様ご自身の脂肪を使い、採取した脂肪から脂肪細胞を抽出して、鼻翼基部に注入します。ただし、鼻翼基部には脂肪が定着しにくい傾向があるため、表情筋の動きによる影響を受けやすいというデメリットがあります。
プロテーゼ
当院では取り扱いはありませんが、鼻翼基部陥没を改善する方法としてご紹介します。
鼻翼基部プロテーゼは、口腔内から歯茎の上の部分を一部切開して、シリコンプロテーゼを左右の鼻翼基部に挿入する手術です。鼻翼基部にボリュームがでて、鼻や口元のバランスが整います。
鼻翼基部のプロテーゼ挿入は、半永久的な効果が得られる手術ですが、術後に強い腫れが生じる可能性があります。また、完成までの期間は3~6か月間となります。
まとめ
鼻翼基部が陥没する原因と、改善する方法についてご紹介しました。
鼻翼基部陥没は、骨格の遺伝だけでなく、加齢による皮膚や脂肪の減少、骨萎縮などが原因であるとおわかりになったと思います。
小鼻横のへこみを自力で治すのは難しいため、改善したい方は、美容医療による治療をご活用くださいね!
当院でおすすめのヒアルロン酸を注入する貴族フィラーは、体への負担が少なく気軽に受けやすい施術です。鼻のまわりは高い注入技術が必要なため、経験豊富な医師のもとで施術を受けることが大切です。
皮膚のたるみが強く、それが原因でほうれい線ができている場合は、医療ハイフや糸リフト、ヒアルロン酸リフトなど、リフトアップ効果の高い施術の併用をおすすめしています。一方、今回ご紹介した鼻翼基部の陥没が原因となるほうれい線には、陥没部分のボリュームを改善する貴族手術が有効です。患者様のお悩みとお肌の状態によって、適した施術法はそれぞれですので、まずは、カウンセリングにてしっかりご相談いただければと思います。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
鼻翼基部の陥没でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.鼻翼基部陥没の原因は?
骨格の形の遺伝によって、小鼻の横がへこんでいる方がいらっしゃいます。また、加齢の影響による皮膚や皮下組織のボリュームダウン骨萎縮によって、鼻翼基部が陥没するケースもあります。
Q.鼻翼基部陥没の症状はどういったものがありますか?
鼻翼基部が陥没していると、ほうれい線が深く入りやすくなります。また、鼻周辺が頬に埋もれて見えるため、平面的な印象のお顔立ちとなります。口元が突出したように見えるケースもあります。
Q.鼻翼基部が凹む原因は何ですか?
鼻翼基部が凹む原因は、加齢や遺伝による影響が大きいと考えられており、鼻翼基部の凹みは、疲れている印象や老けている印象を強くします。加齢によるお顔の皮膚や皮下組織のボリュームダウンは鼻翼基部の凹みを目立ちやすくします。頬の脂肪や筋肉に厚みがある方、たるみがでている方は、頬と小鼻の付け根の段差が大きくなるため、鼻翼基部の凹みが強調されてしまいます。生まれつきの骨格の形状により、鼻翼基部が陥没している方もいます。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。