頬にできる線

監修医師

井畑 峰紀

医療法人優聖会最高顧問

医師詳細はこちら

井畑 峰紀医師

この記事でわかること

  • 1頬の線(ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットライン)の特徴と原因
  • 2自宅でできるセルフケアやトレーニング方法
  • 3プチ整形で改善する方法


こんにちは!プライベートスキンクリニックです!
今回は、老け見えを加速させる「頬にできる線」についてのご紹介です。

「頬に入る線が気になる…」
年齢を重ねることで、徐々に目立っていく頬やお口まわりの縦線、横線。
頬の線やシワが深くなるにつれ、見た目年齢もどんどん上がってしまいます。

毎日スキンケアをしていても改善しないし、むしろ深く濃くなっていく「ほほの線」をどうにかしたい!とお悩みの方もいると思います。

そこで、本日は頬に入る線の種類や原因と、線ができやすい人の特徴、対策、治療法についてご紹介します。
頬の線でお悩みの方、対策をお探しの方、必見です!

なぜ頬に線が入るの?縦線・横線は老化のサイン?

なぜ頬に線が入るの?縦線・横線は老化のサイン?

頬に入る縦線や横線の正体は、「ほうれい線」や「ゴルゴライン(ゴルゴ線)」です。さらに、頬の下側・口の横から下に伸びる縦線は「マリオネットライン」と言います。

これらの線ができる主な原因は、加齢による肌や筋肉の衰えと習慣による影響であり、頬や口元の皮膚がたるみ、脂肪の下垂が進んで頬に溝やシワが出現します。

  • 表情筋の衰え
  • 皮下脂肪の減少
  • 肌の弾力・ハリの低下
  • 肌の乾燥
  • 俯きがち、悪い姿勢
  • リンパや血流の滞り
  • 表情グセ

ただし、生まれつきの骨格の影響で、ほうれい線やゴルゴラインができやすい方もいます。

頬の縦線はほうれい線

小鼻から唇の端に向けて、斜めや縦方向に伸びるラインは、ほうれい線です。鼻唇溝とも呼ばれています。よくシワと表現されていますが、ほうれい線は頬と口の筋肉の境界線であり、正確には溝となります。

笑うと際立つ方が多く、真顔の状態でも目立つようになると、老けた印象がさらに強くなります。
骨格や歯並び、出っ歯などの影響で、年齢に関係なくほうれい線ができやすい方もいますが、俯き姿勢や頬杖、片側ばかりで噛むなど、日常的な習慣や癖によっても、できやすくなります。

頬の横線はゴルゴライン

目頭から目の下に斜めや横方向に入る線は、ゴルゴラインと言います。
ゴルゴ線、ミッドチークライン、インディアンラインなどとも呼ばれています。

ゴルゴラインがあると、老け見えだけではなく、やつれた感じや疲れている印象を受けてしまいます。
ゴルゴラインは、全ての人にできるわけではありません。
骨格や皮下脂肪の特徴によって、できやすさには個人差があります。

特に頬骨の張りが少なく平らな方や目の下の脂肪が少ない方は、できやすい傾向があります。

口角から伸びる縦線はマリオネットライン

唇の両端から下方向に伸びる縦線は、マリオネットラインです。
笑ったときよりも、真顔の時の方が目立つ方が多く、年齢よりも老けて見えます。マリオネットラインに加えて口角が下がると、不機嫌な印象さえ与えてしまいます。

人によっては、ほうれい線から繋がったように、マリオネットラインが下方向へ伸びてしまうケースもあります。

頬のえくぼで縦線ができる

えくぼがある方って、笑顔がとても可愛いらしいですよね。
でも、残念なことに、お肌のコラーゲンが減少してハリがなくなってくると、えくぼ部分はシワになりやすいんです。

口元から離れた位置、頬の中腹にあるえくぼの場合、えくぼのくぼみ部分に細かなシワが目立ちやすくなり、えくぼのくぼみが縦長になっていきます。
さらには、えくぼから縦に線が入るようになります。
ほうれい線の外側にもう一本縦線が入るイメージです。

口角のえくぼはほうれい線と繋がる

口角部分、唇の横付近にできるえくぼのくぼみは、年齢とともにほうれい線と繋がりやすいのが特徴的です。
ほうれい線が長く見えたり、より深くなるため強調されてしまいます。

生まれつき頬に線がある人もいる?

お顔にできる、ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットラインなどのあらゆる線は、加齢による頬から口元のボリュームロスとたるみによってできる方が多いのですが、生まれつきの骨格によって年齢に関係なく目立ちやすい方もいます。

小さい頃からゴルゴラインが横線としてある方や、10代でも笑うとほうれい線がくっきり出現している方もいます。
頬にできる線は、老け見えの原因となりますが、お顔にハリのある若い世代の方は、線が入っていてもさほど老けて感じない傾向があります。

頬にできる線の予防対策・セルフケア

頬にできる線の予防には、保湿や紫外線対策といった、日々の基本的な肌ケアを欠かさないことが最も大切です。
また、マッサージや表情筋のトレーニングも、ほうれい線やゴルゴラインの予防に役立ちます。

頬や口元のたるみは、改善が難しく厄介ですので、おうちでできる対策もしっかり取り入れていきましょう。

基本のスキンケアと紫外線対策

潤い不足の状態が続くと、肌のハリや弾力が徐々に失われていき、しなやかさの無いお肌になってしまいます。
細かいシワができやすくなるだけではなく、ほうれい線やゴルゴラインなどの溝も目立ちやすくなります。
日々の保湿ケアは欠かさず行いましょう。

また、紫外線によるダメージは肌老化を招くことから、日々の紫外線対策も大切です。

表情筋トレーニング

頬から口元にかけての表情筋トレーニングは、たるみの予防に効果的です。

ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットラインなど、アプローチしたい部分によって鍛えるべき筋肉が異なります。
動画などを活用して取り入れてみましょう。

また、お顔のトレーニングを行う際に、お顔を動かして余計なシワができるのを防ぐため、クリーム等で保湿した後に行うようにしましょう。

お顔周りのマッサージで血流アップ

マッサージは、お顔のコリをほぐし血流を改善してくれます。
血流がよくなると、お肌へしっかりと栄養成分がいきわたるようになり、肌トラブルも少なくなります。

ただし、お顔を強く押したり擦ったりすると、逆にシミやシワ、たるみができる原因となる可能性があります。
マッサージを行う際は、お顔を直接ゴリゴリするのではなく、頭皮マッサージや首、デコルテ、脇下等の血流・リンパを意識した方法で行いましょう。

食事のバランスを意識する

私たちの体やお肌は、食べたものでできています。
糖質の摂り過ぎには注意が必要です。

肌を健やかに保つために有効なビタミンやミネラルを意識し、タンパク質を中心としたバランスのよい食事を心がけましょう。

睡眠時間を確保

お肌のコンディションの改善には「質の良い睡眠」と「睡眠時間の確保」が必要不可欠です。
睡眠時間が足りなくなると、成長ホルモンが十分に分泌されなくなるため、肌のターンオーバーサイクルが乱れてしまいます。

睡眠不足は翌日に解消するのがおすすめです。
睡眠負債を溜めないよう、上手に工夫しましょう。

頬の線を消したいならプチ整形が効果的!

頬にできるほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットラインの改善には、ハイフやヒアルロン注射、糸によるリフトアップ等のプチ整形がおすすめです。
頬のたるみを改善して、ほほに入る線を目立たなくできます。

ハイフ(HIFU)

ハイフは超音波を利用した照射系の施術法です。
皮膚を支える土台となる「SMAS」へ熱を与えて、肌を引き締めてたるみを改善します。

頬や口元のリフトアップが可能で、ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインの解消に有効です。

ヒアルロン注射

ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインによってできる溝を埋めるようにヒアルロン酸を注入して、内側から押し上げて凹みを目立たなくします。

また、たるみが強めの方には「ヒアルロン酸リフト」がおすすめです。
靭帯のゆるみに着目した注入法で、お顔全体をリフトアップすることによって、ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインを改善します。

糸リフト

コグの付いた溶ける糸を頬に挿入して、持ち上げる施術法です。
強いタルミにも有効で、頬から口元を引き上げて、ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインを改善します。
挿入した糸の周辺では、コラーゲンが生成されるため、お肌のツヤやハリがアップし美肌作用も期待できます。

まとめ

頬にできる線は、ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインです。加齢によるお肌や筋肉の衰えが主な原因で徐々に深くなっていきます。
気になったら、早めの対策がおすすめです。
お顔にできる線は、表情によって目立ちやすさが変わりますので、真顔、笑顔、横顔など、普段からしっかりチェックしてくださいね!

セルフケアでは改善が難しい場合は、美容皮膚科での治療もぜひご検討ください!
患者様のお肌の状態によって、適した施術法は変わります。
まずは、カウンセリングでしっかり相談することが大切です。

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりにぴったり合った施術プランをご提案いたします。
頬にできる縦線、横線でお悩みの方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

 

#ほうれい線 #ゴルゴ線 #頬に線が入る #頬線 #口の横の線

よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.頬にできる線は何ですか?

加齢による肌や表情筋の衰え、脂肪の減少などが主な原因です。
生まれつきの骨格の影響で、ほうれい線やゴルゴラインが目立ちやすい方もいます。
<おすすめの特集ページ>
・しわ・たるみ治療特集はこちら

Q.頬のたるみはどうすればいいですか?対策はありますか?

頬のたるみの改善には、ヒアルロン酸注射、ハイフ、糸によるリフトアップなどの治療が効果的です。たるみを解消して、ほうれい線やゴルゴラインを目立たなくします。また、保湿ケア、紫外線対策、表情筋の筋トレ、マッサージも予防対策としておすすめです。
・ヒアルロン酸注射
・ハイフ(HIFU)リフト
・糸によるリフトアップ

Q.ゴルゴラインができる原因は何ですか?

加齢により肌のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの成分が減少して、肌のハリや弾力がなくなると、ゴルゴラインが目立ちやすくなります。表情筋の衰えや脂肪の減少も要因となります。

Q.ゴルゴラインは何歳からできますか?

ゴルゴラインは、40~50代から目立ち始める方が多い傾向があります。
全ての方にできるわけではなく、頬骨の張りが少なく平らなお顔立ちの方、頬の皮下脂肪が少ない方はゴルゴラインができやすい傾向があります。

Q.笑うと頬が盛り上がるのはなぜですか?

頬には、大頬骨筋といって笑う時に口角を上げる筋肉があります。この筋肉の上にメーラーファットという皮下脂肪があり、笑って大頬骨筋が動いた時にメーラーファットも一緒に動くため頬が盛り上がります。

Q.笑うと顔にシワができるのはなぜですか?

お顔には表情筋といって、皮膚のすぐ下にある筋肉があり、笑うなどの感情を表現する時に表情筋が動いてシワができます。

Q.ほうれい線と笑いジワの違いは何ですか?

笑いジワは、笑った時にお顔の筋肉が動いてできるシワのことで、表情ジワとも呼びます。ほうれい線は、皮膚や筋膜の緩み、骨萎縮など、さまざまな条件が重なり皮膚にできた溝で、無表情になってもシワが生じたままです。

Q.ほうれい線とゴルゴラインの違いは何ですか?

ほうれい線は小鼻から口の両側を通ってハの字に伸びているシワで、ゴルゴ線は目頭から頬にかけて斜めに伸びるシワのことです。どちらも加齢などにより、筋肉の弛みや肌や脂肪のボリュームダウンなどが原因で、お顔がたるんでしまいシワが目立ってしまいます。

関連記事

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

所属

平成15年
大阪医科大学 形成外科教室:入局
平成21年
大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
平成24年
医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
平成25年
某美容クリニック:院長就任
令和5年
プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

略歴

SNS

※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。

ページトップへ プライベートスキンクリニック大阪院|初めての方へ