ほうれい線ができやすい人の特徴とは?人気の治療方法についても解説します!
この記事でわかること
- 1ほうれい線ができる主な原因と、できやすい人の特徴
- 2ほうれい線の予防に役立つセルフケア方法
- 3ほうれい線をなくすための美容クリニックの治療法と特徴
目次
小鼻から口角にかけて、くっきりと八の字に入るほうれい線。年齢を重ねるにつれ目立ちやすくなる傾向がありますが、ほうれい線ができるのは、加齢の影響だけでなく、骨格の形や生活習慣も関係していると考えられています。ほうれい線は、放っておくと少しずつ溝が深くなっていきますので、気になったら早めの対処がおすすめです。
そこで、本日はほうれい線ができやすい人の特徴や予防法、治療法について解説していきます。ほうれい線が気になっている方、対策をお探しの方、必見です!
ほうれい線ができる原因
40代以降になると、お肌や表情筋、脂肪、骨などあらゆる組織に加齢の影響が及び、たるみが生じてほうれい線ができやすくなります。一方、若くてもほうれい線が目立つ方は、生まれながらの骨格が影響している方が多いと考えられます。
表情筋の衰え
頬や口元の表情筋が衰えると、皮膚や脂肪を支えられなくなり、ほうれい線が目立ちやすくなります。
表情筋は表情の変化や会話などの普段の生活では、30%ほどしか使われていないと言います。加齢の影響はもちろんありますが、日常的に表情筋を使っていないと、少しずつ衰えていき、支える力が弱くなるのです。
皮膚のハリ・弾力の低下とたるみの進行
真皮を構成しているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は、加齢による代謝の低下により30代後半から40代にかけて急激に減少します。これらの美肌成分が減少すると、お肌のハリや弾力が失われてたるみができ、ほうれい線が目立ちやすくなります。
また、紫外線は肌細胞にダメージを与えて、コラーゲンやエラスチンを分解します。紫外線を浴びるほどにダメージが蓄積されて、肌老化が進んでいきます。
支持靭帯のゆるみ
お顔の骨や筋肉、皮膚を繋いで支える役割の支持靭帯(リガメント)も、加齢とともに弾力性が低下して緩んでしまいます。皮膚や軟部組織のサポート力が弱まるため、皮膚が下垂してたるみが生じます。
骨量の減少
加齢によって、お顔の骨は徐々に萎縮していくため、骨の上にある皮膚や皮下組織が影響を受けて、たるみやすくなります。
骨格や歯並びの影響
骨格の形や筋肉・脂肪の付き方といった、生まれながらのお顔立ちは、ほうれい線の目立ちやすさに大きく影響します。小鼻の土台となる骨が窪んでいたり、頬骨の張りが少なく平坦な方、頬骨の位置が高めの方は、年齢に関係なくほうれい線が目立ちやすい傾向があります。筋肉や脂肪の付き方によっても、ほうれい線の目立ちやすさに差が生じます。
また、歯並びやあごの骨の形の影響で、口元が前にでている方も、筋肉が緊張しやすいため、ほうれい線ができやすいと言われています。
ほうれい線ができやすい人の特徴
生まれつきの骨格や加齢の影響以外にも、肌のケア不足や日常的な習慣によって、ほうれい線ができやすくなる可能性があります。骨格や加齢、習慣やクセなど、複数の条件が重なることで、ほうれい線はより刻まれやすくなります。
40代以降の方
ほうれい線は加齢の影響を大きく受けますので、一定年齢以上の方はできやすくなります。一般的に30代に入るとほうれい線が気になりだし、40代以降にほうれい線が目立つようになります。
肌ケアが不十分
肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れやバリア機能の低下につながります。また、UVケアが不十分だと、紫外線によるダメージが蓄積して光老化が徐々に進行します。乾燥や紫外線のダメージにより、肌のハリや弾力が失われて、たるみやすくなります。
表情筋を衰えさせる習慣
表情筋は使わないほど衰えやすくなります。
会話をしない、笑わない、無表情でいる時間が長い、硬い物を食べない、よく噛まずに食べるなど、さまざまな習慣が表情筋の活動を減少させ、筋肉の衰えを招きます。
寝方が悪い
いつも同じ方ばかりを下側にする横向き寝は、片側の頬ばかりを圧迫するため、左右のバランスが崩れてたるみが生じやすくなり、ほうれい線を悪化させます。本来、お顔への負担を考えれば仰向け寝がおすすめですが、いびき対策には横向き寝は有効であり、人によって理想の寝姿勢には違いがあります。横向き寝が安定する方は、寝入り時の向きを意識的に逆をするなど対策してみましょう。
姿勢が悪い
うつむき姿勢でのスマホ・パソコンの長時間使用や猫背は、お顔の血流の悪化や筋肉の緊張を招いて、たるみやすくなると言われています。
また、頬杖は、お顔の片側のみに力がかかるため、顔の歪みや表情筋の緩み、皮膚へ負担になり、たるみやほうれい線ができやすくなります。
片側だけでよく噛む
片側だけで食べ物を噛むクセがある方は、片方の筋肉ばかりが発達するため、お顔のバランスが悪くなり片頬のほうれい線が目立ちやすくなる可能性があります。
ムリなダイエット
過度な食事制限は、皮膚や筋肉にとって必要な栄養素が不足しがちになり、肌のハリやツヤが失われてたるみやほうれい線ができやすくなります。また、急激に痩せすぎて脂肪が減少すると、肌にたるみが出てしまうケースもあります。
睡眠不足やバランスの悪い食生活
肌を健康に保つためには、十分な睡眠や栄養バランスのとれた食生活が不可欠です。生活習慣の乱れは、肌の乾燥やターンオーバーの乱れを招き、ハリや弾力の低下につながります。
ほうれい線を予防するセルフケア
ほうれい線の予防には、肌の保湿やUVケア、生活習慣の見直しを行いましょう。お顔の血行を促すマッサージや表情筋を鍛えるトレーニングも効果的です。下向き姿勢や猫背、頬杖はほうれい線を悪化させますので、無意識にやってしまう方は、クセを直していくことも大切です。
保湿ケア
お肌の乾燥を防ぐために、保湿ケアを十分に行いましょう。乾燥が気になる方や、気になるシーズンは、高保湿のアイテムに変更するなど、季節や肌の状態に合わせたケアが大切です。
ハリ・シワ対策
お肌のハリやシワに効果的なレチノール等の成分を配合した化粧品の活用もおすすめです。化粧水や美容液、クリームなど多くのアイテムがありますので、毎日のケアに取り入れてみましょう。
UVケア
紫外線対策は、季節や天気に関係なく365日行い、肌を紫外線から守りましょう。寒いシーズンや雨天時、室内にいるときも紫外線は肌まで届いています。日焼け止めクリームや帽子、日傘など、ストレスにならずに継続しやすい方法で、対策をしましょう。
表情筋トレーニング
表情筋のトレーニングは、筋肉を鍛えてほうれい線を目立たなくするのに効果的です。ただし、トレーニングの際、お顔を動かすたびに目元や口元にシワが寄ると、余計にシワが増えたり、ほうれい線に対して逆効果となる可能性があります。トレーニングの前にしっかり保湿をして、やり過ぎに注意しましょう。
<舌回しトレーニング>
1.口を閉じた状態で、舌先を歯と唇の間(外側の歯茎)にセットする
2.円を描きながら、舌で歯茎をなぞるように右回りで10周
3.同様に左回りで10周
4. 上記2と3を、数セット繰り返す
マッサージでの血行促進
マッサージによるお顔の血行の促進は、肌トラブルの改善に繋がります。側頭筋は、頬を支える小頬骨筋や大頬骨筋と繋がっているため、側頭部が凝るとお顔の筋肉も凝りやすくなります。指の腹を使って気持ちいいと感じるくらいの強さで、側頭筋をほぐしましょう。
姿勢や生活習慣の改善
普段の姿勢や寝姿勢、睡眠や食生活など、お肌へのストレスや、表情筋の衰えにつながる習慣を見直しましょう。
メイクでカバーする
ほうれい線のカバーには、ファンデーションの厚塗りはNGです。リキッドファンデーションを使用して全体的にツヤっぽく仕上げましょう。また、ワントーン明るいコンシーラーを、ほうれい線に対して垂直にのせてからなじませます。小鼻の横の影は、ハイライトを使って明るく仕上げましょう。
ほうれい線を消すのに効果的な美容治療
美容クリニックでは、肌のハリや弾力を取り戻したるみを改善する治療にて、ほうれい線を目立たなくします。ヒアルロン酸注射や糸リフト、ハイフがおすすめです。いずれも、たるみの改善に有効であり、ダウンタイムも抑えられていて、人気が高く受けやすい施術です。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の溝部分にヒアルロン酸を注入して下から持ち上げ、ほうれい線を目立たなくします。また、お顔のリフトアップができるヒアルロン酸リフトでは、皮膚や筋肉、骨を繋いでいる支持靭帯にヒアルロン酸を注入して、靭帯の緩みを補強しリフトアップします。お顔のたるみが解消されて、ほうれい線が目立たなくなります。
糸リフト
糸リフトは、特殊な医療用の糸を、こめかみ付近から頬に挿入してたるみを引き上げる施術です。頬や口元のリフトアップ効果により、ほうれい線が目立たなくなります。糸の挿入部では、刺激によりコラーゲンやエラスチンが増生されて、肌のハリや弾力がアップする美容効果も期待できます。
ハイフ
ハイフは、肌に超音波を照射する、たるみに効果的な施術です。超音波は真皮よりも深い部分にあるSMAS(表情筋筋膜)まで届き、肌を引き締めます。たるみが改善しほうれい線が目立たなくなります。
照射のみの施術ですので、ダウンタイムはほぼありません。注射を使用せずリフトアップをしたい方におすすめです。
まとめ
ほうれい線ができやすい人についてご紹介しました。
ほうれい線の目立ちやすさは、加齢によって少しずつ進行しますので、スキンケアや生活習慣を意識して、しっかり予防していきましょう。
ほうれい線の原因となるたるみの改善には、クリニックでの治療が有効です。たるみを引き上げて、若返り効果が得られますので、是非ご検討くださいね。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
ほうれい線でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
#ほうれい線できやすい
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.ほうれい線ができやすい人の特徴は何ですか?
ほうれい線ができる原因として、年齢を重ねるとともに肌のハリや弾力が失われることや、骨格・肉付きなどのお顔立ち、生活習慣の影響が考えられます。特に、40代以降の方や保湿やUVケアが不十分な方、無表情でいる時間が長く、表情筋を使わない方は、ほうれい線ができやすい傾向があります。
Q.ほうれい線を目立たなくする方法はありますか?
ほうれい線を目立たなくする方法としては、スキンケアの徹底や、表情筋を鍛える、紫外線対策、生活習慣を改善するなどの方法があります。
Q.ほうれい線ができやすい生活習慣はありますか?
長時間紫外線を浴びる、睡眠不足や偏った食事など不規則な生活習慣、姿勢の悪さなどによりほうれい線ができやすくなる可能性があります。
Q.ほうれい線ができやすい人は、どのような治療法が効果的ですか?
ヒアルロン酸リフトや糸リフト、ハイフが効果的です。お肌のリフトアップにより、たるみが解消されて、ほうれい線が目立ちにくくなります。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。