毛穴が開く原因とは?毛穴の種類と原因、対策を徹底解説!
この記事でわかること
目次
悪目立ちする開き毛穴にお悩みの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
皮脂が多い部位やハリを失った肌に多く見られ、季節・年齢・男女関係なく共通する肌の悩みのひとつです。
今回は、毛穴トラブルの原因や対策、毛穴対策に効果的な美容施術をご紹介します。
毛穴の開きとは?
毛穴の開きとは、毛穴の入り口が際立って見える状態のことです。
毛穴が丸く開いて見えることから、「開き毛穴」と呼ばれます。
毛穴は通常、肌の保護、体温調節、水分量調節などの重要な役割を担っていますが、さまざまな原因によって開口部が広がって目立ってしまうのです。
ファンデーションを塗っても毛穴がボコボコしてしまうため上手く隠すことは難しく、スキンケアで毛穴そのものを目立たなくすることが最適解です。
毛穴が開く原因は年齢や肌質によってさまざまですが、主な原因や開き毛穴のタイプ、タイプ別の対策について詳しく解説していきます。
毛穴が開く原因について
毛穴が開く主な原因を以下にまとめました。
これらの原因が複合的に作用することで、毛穴の開きが起こります。
皮脂の過剰分泌
皮脂が多すぎると、皮脂が毛穴を詰まらせることで開き毛穴を引き起こします。
皮脂の過剰分泌の原因は、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、間違ったスキンケアなどです。
汚れの蓄積
皮脂や角質などの汚れが毛穴に蓄積すると、汚れが角栓となり、毛穴を押し広げてしまいます。
肌の乾燥
乾燥は皮脂の過剰分泌を促すため、毛穴の開きの原因となります。
乾燥の原因は、保湿不足、ターンオーバーの乱れ、紫外線などです。
肌のたるみ(老化)
年齢を重ねると、肌がハリを失いたるみが生じます。
丸い形の毛穴が開きたるむことで下方に伸び、毛穴が大きく見えるようになってしまうのです。
ストレスや不規則な生活
ストレス、疲労、睡眠不足、食生活の乱れなどは皮脂の分泌が多くなったり、血流が悪くなって肌に栄養が行き渡らなったり、ターンオーバーが乱れる原因となります。
開き毛穴のタイプ
毛穴の開きには、複数の原因と複数のタイプがあります。
原因については前述しましたが、開き毛穴のタイプをタイプ別に詳しく説明します。
陥没毛穴
角栓による毛穴の詰まりを放置していると、毛穴はどんどん広がっていきます。
広がった毛穴から急に角栓を除去すると、大きく開いた毛穴が陥没したように見えます。
クレーター毛穴と呼ばれます。
陥没毛穴は間違ったニキビケアの末路です。
たるみ毛穴
老化が原因による開き毛穴です。
肌のハリ・弾力が失われて毛穴が落ち込み涙形に垂れてしまうため、大きく開いて見えます。
頬やほうれい線周辺に多く見られます。
急激に痩せることも、たるみ毛穴の原因となります。
角栓毛穴
過剰な皮脂分泌が主な原因の開き毛穴です。
皮脂が毛穴に蓄積し、角質と混ざり毛穴に栓をしたような状態です。
鼻の頭など皮脂分泌が多い部位によく見られます。
放置すると酸化が進み、黒ずんで黒ずみ毛穴になることもよくあります。
また、放置すると炎症をきたしてニキビとなり、最終的に陥没毛穴になることもあります。
黒ずみ毛穴
放置された角栓毛穴が酸化して黒くなると、黒ずみ毛穴になります。
また、過剰なメラニンが毛穴の入り口で色素沈着を起こした状態も黒ずみ毛穴になります。
毛穴のセルフケア
一度開いた毛穴を元に戻すことは難しいので、日頃から毛穴に汚れを溜めない・広がらせないようにセルフケアを欠かさないことが重要です。
ここでは、毛穴の開き対策のスキンケアのポイントをいくつかご紹介します。
クレンジング
丁寧なクレンジングと洗顔は毛穴対策の基本中の基本です。
肌に汚れやメイクが残ると、皮脂や古い角質となって毛穴に蓄積し、詰まりを引き起こします。
事前に蒸しタオルで顔を温めると、毛穴の汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。
保湿
保湿ケアもクレンジング・洗顔と同じくらい大切です。
汚れをしっかり落とした後は、十分な保湿ケアをして毛穴のコンディションを整えましょう。
エイジングケア
たるみ毛穴の対策です。
特に30代以降の方は、肌のハリ・弾力を保つ効果を持つスキンケアを使用して肌がたるまないように気をつけましょう。
エクササイズやマッサージで表情筋を鍛えるのもおすすめです。
毛穴のお悩みにおすすめの美容施術
セルフケアでも解決しない場合、手っ取り早くかつ目に見えて開き毛穴を解消するには美容クリニックの施術がおすすめです。
毛穴レスの肌に導いてくれる主な美容施術は以下になります。
- ポテンツァ
- ダーマペン
- ハイドラフェイシャル
陥没毛穴・たるみ毛穴の方はポテンツァとダーマペン、角栓毛穴・黒ずみ毛穴の方はハイドラフェイシャルが特におすすめです。
それぞれの施術の仕組みや特徴について詳しく解説します。
ポテンツァとは
ポテンツァ(POTENZA)とは、マイクロニードルRFを用いた美容施術です。極細の針(マイクロニードル)で肌の真皮層に直接働きかけ、針先から高周波RF(ラジオ波)を照射することができます。
マイクロニードルを皮膚に刺すことで線維芽細胞が刺激され、傷を治癒して肌を再生する創傷治癒力が高まり、肌の新陳代謝が促進されます。
その結果、真皮のコラーゲンやエラスチン産生が促進されます。
また、高周波による熱エネルギーも真皮のコラーゲンやエラスチン産生を促すと同時に、針の先端から美肌効果のある薬剤を注入することで美容効果を高めます。
ポテンツァは毛穴の開き(特に陥没毛穴・たるみ毛穴)やざらつき、ニキビやニキビ跡、シワやたるみ、肝斑、赤ら顔などのさまざまな肌トラブルを改善します。
さらに、高周波には皮脂腺を減らし過剰な皮脂分泌を抑えて肌を引き締める効果があるため、より一層毛穴を目立たなくします。
高周波の熱には止血効果があるため、ダウンタイムが少ないことも特徴です。
極細針・高周波・ドラッグデリバリー(薬剤注入)の3つの施術を一度に受けられることがポテンツァのメリットです。
ダーマペンとは
ダーマペンもポテンツァと同様、極細の針で肌に小さな穴を開けて創傷治癒力を高める施術です。
創傷治癒力を高めて肌の再生が促される結果、新陳代謝が促進され、コラーゲンやエラスチンの産生が促進されます。
また、ダーマペンも美容成分が含まれた薬剤を塗布・浸透させることが可能です。
ダーマペンを使用することで、毛穴の開き(特に陥没毛穴・たるみ毛穴)、ニキビやニキビ跡、しわやたるみなどの改善効果が期待できます。
ダーマペンとポテンツァとの違いは高周波の有無です。
ポテンツァは針先から高周波が出ますが、ダーマペンにはそういった働きはありません。
ラジオ波照射にはコラーゲンやエラスチンの生成を促す働きや止血してダウンタイムを抑える働きがあるため、備えているポテンツァはダーマペンの進化版だと言われています。
また、薬剤の導入方法が異なります。
ポテンツァはドラッグデリバリーシステムにより、針を抜くのと同時に空気が押し出されることで薬剤を皮膚深部にまで浸透させます。
一方、ダーマペンは、肌に穴を開けた後に手動で薬剤を塗布する必要があります。
ハイドラフェイシャルとは
ハイドラフェイシャルとは、セルフケアでは取りきれない古い角質や皮脂を除去しながら水流を利用して美容液を導入する施術です。
毛穴の奥に詰まった汚れも除去可能なので、角栓毛穴・黒ずみ毛穴でお悩みの方におすすめです。
肌を傷つけることなく水で保湿しながら肌を洗浄し、頑固な汚れは吸引でしっかり除去します。
各ステップごとにさまざまな美容成分を導入できるため、毛穴の他にもニキビ肌の改善、シミ改善、トーンアップなどの効果が期待できます。
ダウンタイムはほとんどありません。
まとめ
毛穴トラブルについてや毛穴対策に効果的なセルフケア・美容施術をご紹介しました。
ポテンツァやダーマペンは毛穴トラブルをはじめ幅広い肌のお悩みに強力にアプローチするため、近年とても人気がある施術です。
毛穴レスの陶器肌を目指したい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.美容施術に痛みはありますか?
ほとんどの場合、我慢できる程度ですが心配な場合は事前に相談したり、麻酔クリームなどを希望することも可能です。ダーマペン4とポテンツァには表面麻酔(麻酔クリーム)、笑気麻酔のご用意もございますのでお気軽にスタッフまでご相談ください。
Q.美容施術のダウンタイムはどのくらいですか?
ポテンツァのダウンタイムは数日〜5日で、赤みや腫れは1〜2日でおさまります。
ダーマペンのダウンタイムは数日~10日で、ポテンツァよりやや長めです。
ダウンタイムを軽減するためにケアシス(エレクトロポレーション)との併用がおすすめです。ハイドラフェイシャルは、ダウンタイムはほとんどありません。
Q.毛穴ケアでしてはいけないことはありますか?
毛穴の角栓を指で無理やり押し出すことはしてはいけません。
肌に大きなダメージを与え、毛穴がさらに目立ってしまったり雑菌が繁殖して炎症が起こることがあります。
また、過剰なクレンジング・洗顔も肌トラブルを引き起こすので気をつけましょう。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。