ニキビを早く治すには?正しい治し方について解説!
この記事でわかること
目次
突然ポツンとできたニキビにショックを受けた経験がある方は多いと思います。すぐに治らないとわかっていても、大切な予定の前にニキビができてしまうと、早く治せる対策はないかと、探したくなりますよね。
残念ながら、どのような方法でもニキビを一晩や一日で治すのは難しいと言えます。それでも、ニキビを悪化させるような行動やケアは避けるべきですし、少しでも早く治すためのケアや治療は把握しておきたいですよね。
ニキビを早く治すには、ニキビの原因を取り除き、ニキビを寄せ付けない肌環境へ整えていくことが大切なんです。
そこで、本日はニキビを早く治す方法とニキビ治療について詳しく解説していきます。
ニキビでお悩みの方、早く治す方法をお探しの方、必見です!
ニキビができる理由とは?
ニキビができるそもそもの理由は、毛穴が詰まりやすい状態にあることです。ターンオーバーの乱れや皮膚の乾燥によって厚くなった角質や、皮脂の過剰分泌が、毛穴詰まりを引き起こします。
初期のニキビは、毛穴の詰まりによってプクっと盛り上がった状態となります。毛穴の出口がふさがり、皮脂や角質が排出されない状態が続くと、毛穴内ではアクネ菌が増殖して炎症が起こり、ニキビが悪化していきます。
炎症が進むと、膿が溜まって腫れや痛みが生じるケースもあります。
皮脂の過剰な分泌
皮脂の分泌量が多くなると、毛穴の出口が詰まりやすくなるだけでなく、詰まった毛穴に皮脂がたまるため、アクネ菌が増殖しやすい環境となります。
お顔の中でもおでこや鼻のまわりは、皮脂の分泌が多くニキビができやすい傾向があります。
また、思春期やホルモンバランスの乱れによって、男性ホルモンが多く分泌されると、皮脂量が増えるため、ニキビができやすくなります。
偏った食生活
糖質や脂質の摂り過ぎは、皮脂の分泌を促します。お肉や揚げ物、ジャンクフード、菓子類など、糖質や脂質が多く含まれている食品の過剰摂取は、ニキビの原因となります。
また、糖質や脂質に偏った食生活では、肌の健康に欠かせないタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しがちになるため、肌の機能が低下し、ターンオーバーの乱れや肌荒れが起きて、毛穴が詰まりやすくなります。また、ビタミン不足は、アクネ菌等に対する肌の抵抗力の低下にもつながるため、ニキビができやすくなったり、治りにくくなるケースもあります。
睡眠不足
睡眠不足になると、肌の修復や代謝に欠かせない成長ホルモンの分泌が不十分になり、肌の新陳代謝が悪くなります。肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が肌の表面に残りやすくなるため、厚みが増して毛穴が詰まりやすい状態となるのです。
また、睡眠不足が続くと、体の免疫力が低下するため、アクネ菌が活発化してニキビが悪化する原因になります。
さらに、成長ホルモンの減少は、ストレスホルモンの分泌を促し自律神経を乱れやすくさせるため、皮脂がでやすい肌環境に傾きます。
肌の乾燥
ニキビはオイリー肌の方に多いと思われがちですが、実は乾燥もニキビができる原因の一つであるため、乾燥肌の方も注意が必要なんです。
肌の乾燥はターンオーバーの乱れを引き起こすため、肌の表面にある角層が一定サイクルで剥がれ落ちずに硬くなって、毛穴がふさがりやすくなります。また、肌が乾燥しているとそれを補おうと皮脂が分泌されるため、ニキビができやすい肌状態になります。
ストレス
日常的なストレスが増すと、交感神経が活発になり、男性ホルモンの分泌量が増えてしまいます。男性ホルモンは、皮脂量を増やす働きがあるため、毛穴が詰まりやすい肌状態となります。
ニキビが治るメカニズムとは?
ニキビを治すためには、毛穴のつまりを解消しなければいけません。炎症を伴うニキビの場合は、炎症を抑えることも必要となります。これらの条件が揃えば、ニキビは放っておいてもいずれ治っていくのですが、ご自身でのケアが適切でなかったり、炎症が強いほど治るまでにより長い時間が必要となります。
ニキビが治るまでに時間がかかるほど、ニキビ跡ができるリスクが上がりますし、ニキビができやすい肌環境が改善されない限り、ニキビは一旦治っても、再発してしまうのです。
「ニキビをとにかく早く治したい!」
と感じている方こそ、今あるニキビの治療に加えてニキビ予防への注力が大切であり、ニキビができにくく、治りやすい肌への近道と言えるのです。
ニキビを治す方法
ニキビを少しでも早く治すためには、肌ケアの徹底や生活習慣の見直しが有効ですので、ご自身でできるケアをしっかり行っていきましょう。どんなに気になっても、ニキビになるべく触れないように過ごすのも大切です。また、ムリにニキビを潰すのは、ニキビ跡の原因となりますので、絶対にやめましょう。
保湿をしっかり行う
お肌の状態に合った保湿ケアを行いましょう。ニキビができているときは、肌の乾燥に特に注意が必要です。高保湿アイテムやニキビ用の保湿剤がおすすめですが、べたつき度を確認して油分と水分バランスが適切で、ご自身の肌と相性のいいものを選びましょう。
洗顔などで肌を擦らないように注意
クレンジングや洗顔、タオルでお顔を拭くとき、化粧水やクリーム等の保湿剤等を塗るときは、手で肌を擦らないようにしましょう。肌への刺激が負担となり、ニキビが治りにくくなったり、悪化する可能性があります。お顔に触れる際は、優しく行うのが鉄則です。
紫外線対策をする
紫外線は、肌の乾燥やバリア機能の低下を招いて毛穴を詰まりやすくさせるため、ニキビが悪化する原因となります。ニキビがある状態では日焼け止めクリームの使用をためらう方もいると思いますが、紫外線による影響を避けるため、UVケアは必ず行いましょう。
ただし、水や汗に強いタイプの日焼け止めは、成分が落ちにくく毛穴詰まりを悪化させる可能性があります。無香料や紫外線吸収剤を含まないノンケミカルのもの、伸びがよく、石鹸でオフできるタイプなど、肌への負担の少ないアイテムを選びましょう。活動の範囲(外出の有無や屋外にいる時間)に合わせて、PAやSPFを調整するのがおすすめです。
ニキビ対策におすすめの食事や栄養素
ニキビ対策には、肌の機能を保つのに欠かせないタンパク質、脂質の代謝を整えるビタミンB2、タンパク質の合成を助けるビタミンB6、炎症の原因となる活性酸素の除去やコラーゲンの生成をサポートするビタミンC、ホルモンバランスを整えるビタミンEなどを中心に意識して摂るのがおすすめです。
同じ食品に偏らず、肉、魚、大豆、乳製品、野菜など、食材の品目を増やしてバランスのよい食事を心がけましょう。
美容クリニック治療でニキビを早く治す
セルフケアや食事の見直しなど、ご自身でできる対処法はニキビの改善には欠かせないポイントです。ただし、対策をしていてもニキビが治りにくく、すぐに新しいニキビができてしまう方は、美容皮膚科での治療が効果的です。また、一般皮膚科のお薬にて一時的に炎症が治まっても、しばらくするとまたニキビができてしまうような方にもおすすめです。
美容クリニックでは、複数のニキビ治療の選択肢がありますが、その中でもニキビの改善と予防に有効なケミカルピーリングがおすすめです。他の施術との併用も可能であり、ニキビの状態に合わせた治療ができます。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、酸を含む薬剤を塗布して、角質の一部を薄く剥がす治療です。古くなった角質や残った汚れが取り除かれて、毛穴のつまりが解消されます。炎症性のニキビの場合は、膿の排出も促されます。薬剤による殺菌効果も得られるため、ニキビの改善効果が期待できます。
ケミカルピーリングは、施術を重ねることで肌の状態が改善されていき、より高い効果が実感できます。肌のターンオーバーが正常化し、毛穴に皮脂がつまりにくくなるため、徐々にニキビができにくい肌状態となります。
当院では、ピーリング用の薬剤として、グリコール酸とサリチル酸マクロゴールを扱っています。
ケミカルピーリングの施術例
施術 | 肌の状態に合わせたピーリング剤を塗布し、薬剤の力で皮膚の角質層から表皮上部を剥がれやすくし、肌のターンオーバーを促しました。 |
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特徴 | 肌の表面の古い角質を除去し、ターンオーバーを正常化します。炎症ニキビの早期改善、毛穴の引き締め効果も期待できます。 |
リスク(副作用) | 赤み・ひりつき・かさぶた・乾燥・水泡などが起こる場合があります。 |
注意事項 | 治療の結果には個人差があります。 |
#施術症例 #ケミカルピーリング施術例
ポテンツァ アクネモード
ポテンツァのアクネモードは、ニキビ治療に特化したモードです。皮脂腺に直接ラジオ波RFを照射して、皮脂腺を破壊します。皮脂を栄養源として増殖するアクネ菌の減少と毛穴詰まりの解消により、ニキビが改善されます。
治療後は皮脂量が減るため、ニキビができにくい肌状態となります。
ニキビに対して一つずつ照射するため、炎症性のニキビや同じ位置に繰り返しできるニキビに効果的です。
フォーマα (IPL治療)
フォーマαは、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる幅の広い波長の光を使った施術です。フィルターにより肌のお悩みに合わせた波長に調整可能で、さまざまな肌の症状を改善します。
ニキビ治療では、炎症が生じている赤い組織に反応させて、アクネ菌の殺菌と、ニキビによる赤みや炎症の軽減効果が期待できます。
ケアシス エレクトロポレーション
特殊な電気パルスを使って肌に微細な穴を一時的に開けて、肌の深部まで美容成分を導入する施術です。お悩みの症状に合わせた薬剤を使用します。ニキビ治療では、肌の炎症を抑えたり、皮脂の分泌量を減少させる効果が期待できます。
イソトレチノイン(ニキビ内服薬)
ビタミンA誘導体の飲み薬であり、抗炎症効果と皮脂の分泌を抑える働きによって、重症型のニキビにも有効なお薬です。毛穴詰まりとニキビによる炎症を抑えて、ニキビを改善します。他の治療では改善効果が得られなかった方にもおすすめです。
まとめ
ニキビを早く治すセルフケアと治療についてご紹介しました。
ニキビは簡単に消すのは難しいからこそ、普段からの肌ケアの継続が大切となります。乾燥や紫外線、さまざまな刺激から肌を守り状態を整えることや、肌によい食生活や習慣を意識することは健やかな肌作りに欠かせません。
それでも、ご自身でのケアに限界を感じている方は、美容皮膚科での治療を是非ご活用ください!今あるニキビだけでなく、ニキビ予防も可能です!
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
ニキビができやすくお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.ニキビを早く治すためにはどうすればいいですか?
保湿ケア、UVケアをしっかり行い、ニキビをなるべく触らないように過ごしましょう。食事の工夫や睡眠不足の解消も大切です。薬の使用もニキビの改善に有効です。美容皮膚科では、ニキビの改善と予防のための治療が行えます。
Q.ニキビは放置していても治りますか?
ニキビを放置していても、時間が経てばいずれ治る可能性が高いです。ただし、放置すると治りにくくなったり、炎症が悪化して完治までの時間は長くかかります。炎症が強くなるほど、ニキビ跡が残るリスクも上がります。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。