顔がパンパン・・ほっぺのお肉を落とす方法はある?
この記事でわかること
目次
「ほっぺのお肉が厚くてパンパン」とお悩みではありませんか。
ほっぺがふっくらしていると、痩せている方でも太ってみえる傾向があります。幼く可愛らしい印象も受けるのでメリットもありますが、やはりぽっちゃりな印象よりも、ほっそり見える方がいいと思う方は多いと思います。顔のお肉の付き方や輪郭は、全体の印象までも変えてしまうんです。
そこで、本日はほっぺのお肉が厚く見える原因と、ほっぺの肉の落とし方について解説します。セルフケアでの対策やクリニックでの治療法について詳しくご紹介します。ほっぺのお肉が気になっている方、必見です。
ほっぺの肉が分厚くなる原因とは?
ほっぺの厚みが目立つのは、脂肪が付いているケースだけでなく、頬骨の形やお顔のむくみ、たるみ、筋肉の張りなども原因として考えられています。遺伝的に頬骨に高さがあると同じ脂肪量でも頬が張って見えます。食生活等の影響で頬に脂肪が付くケースもありますが、生まれつき頬まわりの脂肪が多めの方もいます。
脂肪が付いている
お顔の中でも、頬は脂肪が付きやすい部位です。脂肪太りによるケースと、もともと脂肪が多めの方もいます。遺伝的な理由で脂肪が付いている方は、ダイエットでは脂肪が減少しにくい傾向があります。
頬まわりの脂肪は、メーラーファットやバッカルファット、ジョールファットがあり、ほっぺの厚みに影響するのが、メーラーファットやバッカルファットです。
頬骨付近にあるメーラーファットは、体重変化の影響を受けやすい脂肪ですが、生まれつきメーラーファットが多く頬肉が厚めの方もいます。こめかみから頬の内側に位置するバッカルファットは、体重が増減しても脂肪量は左右されにくい特徴があります。
生まれつきの頬骨の張り
生まれつき頬骨に高さがある方は、ほっぺに張りがでて分厚い印象が強くなります。骨格は遺伝しますので、頬骨の形は、ご両親や祖父母の方と似ている可能性があります。
痩せているのにほっぺが厚いと感じている方は、脂肪ではなく頬骨の影響かもしれません。
むくみの影響
お顔にむくみがでていると、顔がパンパンになり、頬も厚く見えてしまいます。体内の水分バランスが崩れると、細胞と細胞の間に余分な水が溜まりむくみとなって現れます。お顔のむくみやすさは体質による可能性がありますが、生活習慣も影響します。水分や塩分、アルコールの摂りすぎや運動不足が、むくみを引き起こす原因となります。
たるみの影響
加齢の影響により、肌のハリや弾力の低下や表情筋の力が弱まると、頬から口元、フェイスラインにかけてたるみがでやすくなります。
たるみにより、頬まわりの脂肪が下垂すると、頬骨の下が凹んで頬骨が際立つようになります。また、下垂した脂肪が口横に移動すると、輪郭がひょうたん型に近づいていきます。
筋肉の張り
頬まわりの筋肉の張りによっても、頬が厚く見えるケースがあります。
食いしばりや歯ぎしりなどの理由で、頬の横にある咬筋が常に緊張状態にあると、筋肉が硬くなり頬に厚みがでたり、エラが張ってしまいます。
姿勢が悪い
長時間同じ姿勢でいたり、下向き姿勢が続くと、血流やリンパの流れが悪くなり、お顔全体にむくみが生じやすくなります。また、お顔や首に負担がかかる姿勢は、脂肪を付きやすくさせたり、たるみを悪化させる原因ともなります。
ほっぺのお肉をなくす方法
頬の厚みの原因が脂肪やむくみ、姿勢の悪さの場合は、セルフケアで頬肉対策が可能です。有酸素運動を取り入れて減量し、頬肉を落としましょう。また、食事の見直しや、マッサージ、トレーニングをしてむくみを解消しましょう。
ダイエット
ほっぺの厚みの原因が脂肪の場合は、ダイエットによる減量が効果的です。頬骨付近のメーラーファットや口横にあるジョールファットのような皮下脂肪は、痩せるとボリュームダウンできる可能性があります。ただし、体重増加によって厚みがでたほっぺは改善される可能性がありますが、生まれつき頬の脂肪が多いタイプの方は難しい可能性があります。
お顔のみの部分痩せは難しいため、時間はかかりますが、運動や食事の見直しで、体全体の減量を徐々に進めるのがおすすめです。
有酸素運動で脂肪を燃焼させましょう。また、無酸素運動の後に有酸素運動を行うと、脂肪燃焼効果がより高まります。食事は、摂取カロリーよりも消費カロリーが上回るように、食べすぎている方は摂取量を減らしたり運動量でカバーし、栄養バランスのよい食事を摂ることが大切です。
姿勢を意識して過ごす
良い姿勢は体への負担を減らし、むくみやたるみの解消に効果的です。長時間同じ姿勢でいるのを避けましょう。定期的にストレッチを行うなどの対策をして、下向き姿勢や猫背を改善しましょう。
むくみ対策
朝起きるとお顔がパンパンになっていても、時間が経つとむくみが和らぐ方もいると思いますが、対策をせずに放置していると、慢性的なむくみに繋がる可能性があります。
むくみが気になる方は、塩分の排出を促すカリウムが豊富な食品を摂り、塩分の摂り過ぎに注意しましょう。血流やリンパの流れをよくするマッサージもおすすめです。
お顔全体のむくみは、お顔が大きい印象を与えますので、しっかり対策していきましょう。
ほっぺのお肉対策のマッサージとトレーニング
お顔のトレーニングやマッサージは、むくみ解消やたるみ予防に役立ちます。継続が大切ですので、少しずつ取り入れていきましょう。
舌回し体操
舌回しは、お顔にあるさまざまな筋肉を鍛え、たるみ予防に効果的です。
1. 姿勢を整え、 口を閉じた状態で舌を歯茎の外側にセットする
2. 外側の歯茎をなぞるように、時計回りに舌をまわす
3. 半時計回りに舌をまわす
上記ステップ2と3を、20回程度を目安としておこないましょう。
舌出し体操
舌出し体操は、血流やリンパの流れを改善してくれるので、お顔のむくみ対策におすすめです。
1. 顎を少しあげて顔を斜め上向きにする
2. 舌の先をゆっくりと前に突き出し10秒間キープする
3. 舌の先を下方向へ「ベー」っと向けて10秒間キープする
上記ステップ2と3を、数回繰り返しましょう。
あいうえおストレッチ
あいうえおストレッチは、口周りの筋肉強化だけでなく、お顔や首の血行がよくなるため、お顔のむくみ解消におすすめです。
1. 姿勢を整える
2. 「あー」「いー」「うー」「えー」「おー」と一音ずつゆっくりと大きく口を動かす
ステップ2を、10回程度繰り返し、1日3回行いましょう。
耳さすり
耳まわりのマッサージは、リンパの流れを改善してむくみの解消に役立ちます。
1. 人差し指と中指をV字にして耳の根本を挟む
2. 上下にゆっくり動かして耳をほぐす
20回程度を目安に行いましょう。
美容クリニックでほっぺの肉を落とす治療法
クリニックでは、ほっぺに付いている脂肪にアプローチする施術がおすすめです。頬の厚みを強調している脂肪をピンポイントにボリュームダウンでき、お顔の部分痩せに効果的です。小顔効果も得られますので、スッキリとした印象になります。
脂肪吸引注射
注射器にて脂肪を取り除く施術です。狙った部分の脂肪を減少させられるため、お顔の部分痩せができます。切開の必要がなく、極細針の針穴のみで傷跡の心配もありません。ダウンタイムも短い施術です。
マリオネットラインを強調する口横の脂肪(ジョールファット)や、顎下の脂肪に効果的で、口横のもたつきやフェイスラインをスッキリ整えてくれます。
また、皮膚のゆるみが気になる方には、糸リフトを併用することで、さらに引き締まったフェイスラインが期待できます。
脂肪溶解注射(カベリン)
専用の薬剤(カベリン)を、気になる部分に注入して脂肪を減少させる注射です。余分な脂肪を除去でき、部分痩せ効果が期待できます。メスを使わず脂肪を減らせる施術で、ゆっくりと脂肪が体外に排出されてボリュームダウンしていきます。
カベリン(カベルライン)には、デオキシコール酸0.5%、L-カルニチン、アーティチョークが配合されており、腫れや痛みを抑えながらも脂肪燃焼作用が高い製剤です。
頬全体、フェイスライン、顎への注入ができます。
脂肪溶解注射(ファットエックスコア)
専用の薬剤(FatX core)を、気になる部分に注入して脂肪を減少させる注射です。
FatX core(ファットエックスコア)には、脂肪溶解効果の高いデオキシコール酸を1%と、炎症やむくみを抑える効果のあるNAIS complexが配合されています。脂肪を除去する効果が高いため、少ない回数で脂肪を排出できます。頬全体、フェイスライン、顎への注入が可能です。
カベリンやチンセラプラスに比べると、効果は高いですが、術後の痛みや腫れやはでやすい傾向があります。
脂肪溶解注射(チンセラプラス)
専用の薬剤(チンセラプラス)を、気になる部分に注入して脂肪を減少させる注射です。
チンセラプラスは、脂肪溶解作用のあるデオキシコールを0.8%配合しています。薬剤がpH=7と中性に調整されているため、濃度差によって生じる注入時の痛みが抑えられています。頬全体、フェイスライン、顎への注入が可能です。
FatX coreに次いで高い脂肪除去効果が得られます。術後の痛みや腫れはややでやすい傾向があります。
医療ハイフ
ハイフは、超音波を使ってエネルギーを一点に集中させて、皮膚の狙った層を加熱する施術です。SMASや真皮層を引き締めて、シワやたるみの改善に優れています。ハイフは、リフトアップ効果が有名ですが、カートリッジの変更にて照射する深さを変更でき、3.0mmのカードリッジを使用すると脂肪層への照射も可能です。
ハイフの熱エネルギーにより脂肪が分解されて、余分な脂肪を減らす効果が期待できます。頬の脂肪や、口元、顎下、フェイスラインへの照射が可能です。
バッカルファット除去術
頬の内側の脂肪であるバッカルファットを除去する手術です。口の内側から切開し、バッカルファットを取り出します。
バッカルファットはこめかみから頬骨にかけて位置する脂肪ですが、加齢とともに下垂して、頬や口元のたるみの原因となります。バッカルファット除去後は、口元のもたつきやブルドッグ顔が解消されてシャープなフェイスラインとなります。
まとめ
ほっぺについたお肉を落とす方法についてご紹介しました。
ほっぺに厚みがでるのは、脂肪や頬骨の形、むくみ、たるみなど、人によってさまざまな理由があります。むくみが原因の方は、マッサージなどの対策でも解消できる可能性がありますので、日々のケアとして取り入れてみましょう。
ほっぺについている脂肪が気になる方は、美容クリニックでの施術がおすすめです。ダウンタイムが短く受けやすい施術も選択できますので、是非参考にしてくださいね。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
ほっぺのお肉でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.Q. ほっぺに肉がつく原因は何ですか?
A. 頬が厚いのは、体重増加によって頬に付いた脂肪が主な原因です。脂肪以外の理由として、生まれもった骨格の形や、お顔のむくみ、加齢によるたるみの影響、筋肉の張りなども考えられます。
Q.Q. 頰肉をなくす方法はありますか?
A. 頬の脂肪を落とすには、定期的な有酸素運動の実施や食生活の見直し、姿勢の改善などご自身に合ったケアを取り入れましょう。セルフケアで効果がでない方は美容整形がおすすめです。当院では、お顔の脂肪をピンポイントで減少させる施術をおすすめしています。
Q.Q. 食事の見直しでほっぺの肉を落とすことはできますか?
A. ほっぺの脂肪は、食事の見直しによる減量で落とせる可能性があります。食事のバランスを整え、糖質や脂質の摂取を控えて、全体的な脂肪の減少を目指しましょう。特に野菜やタンパク質の摂取が大切です。ただし、お顔のみ痩せるのは難しいため、一定量以上の減量が必要となる可能性があります。
Q.Q. ほっぺの肉を落とすために表情筋トレーニングは効果がありますか?
A. 表情筋トレーニングは、ほっぺの肉の引き締めやむくみの解消に効果的です。「あいうえお体操」などの口の開閉運動を取り入れてみてください。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。