小陰唇が大きいのはなぜ?
この記事でわかること
- 1小陰唇の構造と平均的な大きさ
- 2小陰唇が肥大する原因と、引き起こす悩み
- 3小陰唇縮小手術の詳細
目次
性器周りに関する悩みは非常にデリケートなものであり、なかなか人に相談できないものでもあります。また、そもそもデリケートゾーンの話であるため、自分のそれと人のそれを実生活のなかで比べる機会もほとんどありません。そのため、「自分のデリケートゾーンがほかの人と比べておかしいのではないか」「デリケートゾーンの悩みを抱えているが、人に話しにくくて困っている」とずっと悩み続ける人も多いものです。
今回はそのような悩みを抱える人のために、「小陰唇と大きさ」について取り上げて、
・そもそも小陰唇とは何か
・小陰唇の平均的な大きさと、それが肥大する原因
・小陰唇が大きいことに伴うよくある悩み
・小陰唇を小さくする方法
・小陰唇縮小手術に関してのよくある質問
に答えていきます。
小陰唇とは?
まず、「そもそも小陰唇とは何か」から解説していきましょう。小陰唇とは、女性器を構成する一要素です。女性器の両脇には「大陰唇」と呼ばれるふくらみがありますが、小陰唇はその内側に存在するヒダ状のものを指しています。
この小陰唇は、その内側に存在する尿道口や膣を保護するためにあります。また、小陰唇も大陰唇同様に左右一対で存在しますが、これによって尿の飛散を防ぐ役割も持っています。
小陰唇の平均的な大きさ
小陰唇の大きさや色、形状は一人ひとりで違いが見られます。一般的な大きさは、長さが4~5センチ程度、幅が1~1.5センチ程度だとされています。
「立った状態のときに、大陰唇から小陰唇が少しはみ出ている」と気になっている人もいるかもしれませんが、これはごく一般的な状態です。
小陰唇が肥大する原因
小陰唇が肥大化する理由は、1つではありません。
小陰唇の大きさは先天的な要因で決まることが多く、生活習慣によらずに決定される部分もあります。
また、女性ホルモンの分泌に従ってサイズが大きくなったり、ひだが垂れ下がったりすることもあります。女性ホルモンが多く分泌され始める第二次成長期はもちろん、妊娠や出産によって大きさ・形状が変わる可能性があるわけです。
加えて、「実際には小陰唇のサイズ自体は変わっていないが、大陰唇がやせたことによって小陰唇が目立つようになった」などのケースもあります。過剰なダイエットをした場合はもちろん、加齢によってもこの「大陰唇のやせ」は起こり得ます。
なお病気(浮腫や炎症など)によっても小陰唇のサイズが変わることがあります。病気が原因の場合は、当然にその病気の治療がもっとも優先されることになります。
小陰唇肥大によって起こり得るトラブル
人の顔が千差万別であるように、人の性器の状態も千差万別です。下記で紹介するような実害がある場合を除けば、小陰唇は「大きいという理由だけで、治療をしなければならない場所」ではありません。
ただ、下記のようなことに悩んでいるのであれば、実害を解消したり、自分自身の自信を得るために小陰唇肥大を解消するための方法を考えてみたりするとよいでしょう。
パートナーの目が気になる
「大陰唇から小陰唇が大きくはみ出ているため、着られる服装に制限が出る」ということで悩む人もいます。たとえば、水着選びのときにビキニを選ぶことが難しくなったり、Tバックなどの下着を選びにくくなったりするなどの弊害が考えられます。自分の自由にファッションを選びたい人にとっては、これは悩みどころとなるでしょう。
また、「お風呂上りなどに、どうしてもサイズが気になってしまう」「パートナーの目が気になる」「片方だけ大きくてバランスが悪くて……」などのように、外見上の問題からこの「小陰唇肥大」を悩む人も多くみられます。
デリケートゾーンの菌の繁殖
デリケートゾーンは、非常に汚れが溜まりやすい場所です。尿などによって恥垢が生じやすい部分であるうえ、女性の場合は生理の経血による汚れ・ムレ・かゆみが起きやすい場所でもあります。また、特に夏場は「汗をかくのに、拭くことが難しい」ということで、菌の繁殖を許してしまいやすくなります。
恥垢は、不快なにおいを生じさせるだけでなく、感染症などのリスクも高めるものでもあります。このためこの恥垢ができないようにデリケートゾーンのお手入れをしなければなりませんが、小陰唇が大きいと、どうしても大陰唇との間に汚れが溜まりやすくなってしまいます。
痛みや違和感
小陰唇が大きいと、「下着で包んでいるのに、座っているときにこすれる感じがする」「自転車をこいでいるときに、サドルに触れて痛い」などのような状況に陥る可能性があります。
さらにこれに加えて、上で述べたような「菌の繁殖によって生じる、かゆみや痛み」が生じやすくなります。
また人は、痛みや違和感があると、ついその部位に触ってしまいがちになるものです。トイレでトイレットペーパーでこすりすぎてしまったり、汚れが気になるあまり頻繁にシャワーを利用しすぎたりする人もいるでしょう。このような行動で小陰唇の表面の水分が失われて、さらに痛みやかゆみが生じやすくなる確率が高くなります。
なお、気になるあまり、汚れた手でデリケートゾーンを触ることを繰り返していると、膣炎などを招くこともあります。
黒ずみ
「小陰唇の大きさ」に悩む人のなかには、「小陰唇の黒ずみ」にも悩まされているという人も多くいます。
小陰唇の形や大きさが違うように、小陰唇の色も人によって異なります。そしてその「小陰唇の色」を決める要素のうちのひとつとして、「摩擦」があります。
すでに述べた通り、一般的なサイズであっても、小陰唇は大陰唇から少しはみ出た状態にあります。このため下着によるこすれが起きやすい部分だといえます。
人間の肌は、摩擦を「ダメージ」ととらえます。この「摩擦によるダメージ」を受けると、人の体は「その部分を守るように」と指令を出します。その過程のなかで、メラニンの生成が促されることになります。メラニンは人の肌を守るために生み出されるものですが、これは同時に、人の体に「黒ずみ」をもたらすものでもあります。
この経過は、小陰唇でも例外ではありません。肥大した小陰唇はそうではない小陰唇に比べて下着などの摩擦を受けやすく、摩擦を受ければメラニン生成が促進されます。そしてメラニンの生成が積極的に行われれば、黒ずみも生じやすくなるのです。
小陰唇を小さくする美容手術
上記で紹介したような「小陰唇の肥大」に悩んでいるのであれば、小陰唇を小さくするための「小陰唇縮小術」を受けることをおすすめします。
小陰唇縮小術
小陰唇縮小術とは、その名前の通り、小陰唇を小さくするための手術です。
小陰唇縮小術では、大陰唇から大きくはみ出た部分をまずデザインして、麻酔後に切除します。そのうえで、自然に見えるように丁寧に小陰唇を縫い縮めていきます。
この小陰唇縮小術は、小陰唇そのもののサイズを小さくするだけでなく、左右のアンバランスさを解消したり、小陰唇の形状を変えたいと考えていたりする場合にも有用な手術です。
縫い縮めた跡はほとんど残りませんし、吸収する糸を使うため再来院の必要もありません。痛みや腫れが生じることもありますが、長くても1週間程度でこれは消失します。
また、手術を受けた当日であってもシャワーは使えるため、夏場でも気にすることなく手術を受けることができます。
※小陰唇縮小術は、メスを使う手術です。そのため、クリニックでのみ行うことができるもので、美容サロンなどでは行うことができません。
まとめ
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
小陰唇の大きさでお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.小陰唇が大きくなる原因は何ですか?
女性ホルモンの分泌や、後天的な病気などによって肥大することがあります。
また、先天的な要素もあります。
Q.小陰唇を小さくする手術はありますか?
小陰唇縮小術があります。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
優聖会理事長安形省吾
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
所属
- 平成14年
- 大阪医科大学医学部医学科:入学
- 平成22年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
- 平成23年
- 守口敬任会病院:入職
- 平成25年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成27年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
- 平成28年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成30年
- プライベートスキンクリニック:入職
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- 一般社団法人日本創傷外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。