「びらびら」が大きいかも・・小陰唇のお悩みについて解説!
この記事でわかること
目次
小陰唇とは
小陰唇は女性器の一部です。
陰部の外側の膨らみである大陰唇の内側にある薄いひだ状の部分であり、その形状から「びらびら」とも呼ばれています。
左右一対の粘膜で、尿道口や膣を保護する役割があります。
小陰唇のお悩みについて
小陰唇の形・大きさ・色は個人差が大きく人それぞれで、これが正常な小陰唇という定義はありません。
小陰唇に関するお悩みは、主に以下の3つです。
- 大きい・たるんでいる
- 左右差が目立つ
- 黒ずんでいる
これらの要因で見た目のコンプレックスを抱えてしまう他、大きすぎることで排尿トラブル・違和感や痛み・性交痛・臭いなど日常生活に支障をきたすことがあります。
サイズが大きい
小陰唇の平均的なサイズをご存知でしょうか?
明確な定義はありませんが、おおよそで長さ1〜5cm、幅0.5〜1.5cm、厚み0.5cmほどだといわれています。
一般的には、足を閉じると小陰唇が見えなくなる方が多く、大陰唇からやや露出するくらいであればごく普通の大きさであると考えられます。
そして小陰唇が大陰唇から大きくはみ出ている場合、大きめであると考えられます。
小陰唇が大きくなる原因として、主に以下の6つが考えられます。
- 遺伝的要因
- ホルモンバランスの変化(思春期や 妊娠出産など)
- かゆみ・炎症などの刺激
- 象皮症という皮膚疾患
- ダイエットによる体重変動
- 加齢による皮膚のたるみ
左右差がある
小陰唇は左右一対の形をしていますが、きちんと左右対称になっていることはほとんどありません。
左右差があるのが普通であるため、左右対称でないからといって過度に気にする必要はありません。
ただし、左右差が大きいことでデリケートゾーンのトラブルが起きている場合は何らかの対策が必要です。
小陰唇の大きさに左右差があるのは生まれつきの要素が大きいですが、日常生活の中の行いで片側だけが肥大することもあり得ます。
たとえば、デリケートゾーンを拭く際の癖、座る時の重心や位置、自慰や性交渉の際の癖などです。
片側のみに刺激が与え続けると、左右差が激しくなる原因となります。
黒ずんでいる
小陰唇の色はピンク色が理想だといわれることがありますが、色には個人差があります。
特に東洋人女性は生まれ持ったメラニン色素量の関係で赤黒い方が一般的です。
小陰唇の元々の色は遺伝的要因が大きいですが、日常生活において以下のような原因で黒ずんでしまうことがあります。
- 女性ホルモンの増加(妊娠出産など)
- 下着や生理用品との摩擦
- アンダーヘアの自己処理によるこすれ
- 運動(特にランニングやウォーキング)による摩擦
- デリケートゾーンの炎症・かゆみ
- 加齢によるターンオーバーの乱れ
性行為も黒ずむ原因だと考える方が多くいらっしゃいますが、経験が多いからといって黒ずむ原因にはなりません。
小陰唇のセルフケア
日常的にデリケートゾーンを優しくケアしたり、過度な刺激を与えないように注意することで、小陰唇のお悩みが解消するかもしれません。
デリケートゾーンのセルフケアのポイントを3つご紹介します。
摩擦・こすれを避ける
小陰唇が大きくなったり黒ずんだりする原因のひとつに「摩擦・こすれによる刺激」が挙げられます。
下着や生理用品は肌に合うもの・通気性が良く刺激が少ないものを使用する、締め付けの強い下着やズボンを避ける、トイレや入浴の際にゴシゴシこすらないなど、デリケートゾーンを慢性的に刺激しないよう心がけましょう。
保湿をする
乾燥は肌のバリア機能低下や炎症を引き起こすため、デリケートゾーンも顔と同様に保湿ケアをして肌を守ることが大切です。
とても敏感な場所であるため、専用の石鹸や保湿クリームを使用することを推奨します。
清潔を保つ
デリケートゾーンの清潔を保つことも大切です。
不衛生だとかぶれや炎症を引き起こし、肥大や黒ずみの原因となります。
毎日優しくしっかり洗浄すること、生理用ナプキンやおりものシートをこまめに取り換えることを心がけましょう。
ただし、強い力でゴシゴシ洗うと逆効果です。
小陰唇縮小術とは
小陰唇縮小術は近年人気の美容整形です。
小陰唇がバランスのよい大きさになるよう、余分な部分を切除して取り除き、縫い縮めて形を整えます。
理想の形状になるようデザインできるため見た目のコンプレックスが解消される他、下着に擦れて違和感や痛みを感じている方は症状を改善することができます。
また、小陰唇が小さくなると恥垢が溜まりにくくなるという衛生面のメリットがあります。そのため、においの改善に効果的です。
さらに、摩擦が少なくなることで黒ずみの改善にも繋がります。
小陰唇縮小術の施術時間は30〜60分程度で、局所麻酔をかけます。
吸収される糸を使用するため抜糸の必要はありませんが、抜糸を希望する方は2週間後以降に抜糸できます。
なお、当院は美容・整形外科専門医の女性医師が在籍しているため、デリケートなお悩みも安心してご相談いただけます。
まとめ
小陰唇のお悩みやセルフケア、小陰唇縮小術についてご紹介しました。
小陰唇の大きさや色が理想と違うからといって過剰に悩む必要はありませんが、摩擦や痛みなどで日常生活に影響する場合は何らかの対策が必要です。
そのような場合におすすめなのが、メスを入れて理想の形に整える小陰唇縮小術です。
小陰唇に関するトラブルでお困りの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.術後の入浴や性交渉は可能ですか?
シャワーは当日より可能ですが、入浴は術後1週間以降になります。
術後1ヶ月は性交渉を控えてください。
Q.術中や術後に痛みはありますか?
局所麻酔をかけるため術中の痛みはありません。
術後麻酔が切れると、3日~数日間しみるような痛みや突っ張り感を感じることがあります。
Q.傷跡は目立ちますか?
傷跡はほとんど目立ちません。
小陰唇はメラニン色素が多く血流が盛んなため、傷の治癒が早いという特徴があります。
最終的には切除部位が分からなくなるレベルで綺麗になることが多いです。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
優聖会院長安形省吾
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
所属
- 平成14年
- 大阪医科大学医学部医学科:入学
- 平成22年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
- 平成23年
- 守口敬任会病院:入職
- 平成25年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成27年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
- 平成28年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成30年
- プライベートスキンクリニック:入職
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- 一般社団法人日本創傷外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。