「目の下のたるみ取り」失敗例とは?注意点について医師が解説!

監修医師

安形 省吾

医療法人優聖会院長

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この記事でわかること

「目の下のたるみ取り」失敗例とは?注意点について医師が解説!

最近は、見た目を若くするための「目の下のたるみ取り」が注目されているようです。 しかし目の下のたるみ取りは、除去する脂肪量を間違えてしまうと、目元が窪んで以前より老け て見えることがあります。

本記事では、目の下のたるみ取りで失敗しない方法や、おすすめの施術方法を解説していきま す。
ぜひ最後まで読んでみてください。

目の下のたるみ取りの失敗例

目の下のたるみ取りの失敗例としては、以下の5つが挙げられます。

  • 窪みが生じることがある
  • 効果がない
  • 左右差が生じる
  • シワやたるみができる
  • 皮膚の色が悪くなる

それぞれ詳しく解説していきます。

失敗例1.窪みが生じることがある

目の下のたるみ取りで除去する脂肪量を間違えると、目元が窪んでしまうことがあります。 確かに脂肪を除去することで、余計な目袋は無くなるかもしれません。
しかし、脂肪がない分、目の下が窪んでしまい、かえって老けて見える事態に陥ります。 脂肪を切除する「脱脂」では、ミリ単位の間違いが結果を大きく左右します。 また、脂肪は非常に柔らかい組織なので、必ずしも医師の思う通りに施術が進むとは限らないの です。

失敗例2.効果がない

目の下のたるみ取りで、効果が見受けられないこともあります。
目の下にできるたるみは、眼窩脂肪だけでなく、頬部分の脂肪の下垂や、目の下と頬の間に出 来る凹みが要因となるケースがあるためです。
この場合、目の下の脂肪を除去するだけでは、たるみを解消できません。
目の下のたるみ取りを実施する前に、カウンセリングや診察でたるみの原因を探るのがベターで す。

失敗例3.左右差が生じる

人間の顔は、完全な左右対称ではありません。
目の下も、脂肪の量や皮膚の余り具合には左右差があることがほとんどです。 そのため、皮膚や脂肪を除去する量を適切に見極め、左右差を考慮して施術を行うことが出来る医師を選ぶことが重要です。

失敗例4.シワやたるみができる

目の下の脂肪を過剰に取り除いてしまうと、目の下がへこんでしまい、シワやたるみが目立つことがあります。また、加齢によるシワやたるみがある場合には、脂肪除去だけでは改善が難しいため、たるんだ皮膚自体を取り除いたり、目の下の脂肪を適切な位置に調整したりする必要があります。

失敗例5.皮膚の色が悪くなる

脱脂の際に剥離する範囲が広すぎると、術後の仕上がりに影響が出ることがあります。 剥離した部分が硬くなることで肌の質感が変わり、さらに血色が悪くなることで目の下にクマがで きたように見える場合があります。その結果、不健康な印象を与えてしまう可能性があります。

目の下のたるみ取りで失敗しないように気を付けるべきこと

目の下のたるみ取りで失敗しないように気を付けるべきことは以下の5つです。

  • カウンセリングを複数受ける
  • 実績がある医師・クリニックを選ぶ
  • 新しい技術を導入しているかどうかを見極める
  • 金額が妥当なクリニックを選ぶ
  • 症例写真やSNSを確認する

それぞれ詳しく解説していきます。

カウンセリングを複数受ける

カウンセリング風景

目の下のたるみ取りに限った話ではありませんが、カウンセリングは必ず複数のクリニックで受 けるようにしましょう。
美容医療は自由診療になるため、クリニックによって費用や施術方針が大きく異なります。 1つのクリニックだけでカウンセリングを進めてしまうと、可能性を探れないまま、施術で失敗して しまうことになりかねません。
複数のクリニックでカウンセリングを受けて、比較検討するようにしましょう。

実績がある医師・クリニックを選ぶ

美容クリニックを選ぶ際は、実績に注目してください。
美容医療は施術後のリスクが大きいため、実績がある医師・クリニックで安心感のある施術を受 けるのがおすすめです。
特に目の下のたるみ取りは、ミリ単位の間違いが仕上がりに大きな影響を及ぼします。 医師の技術力によって仕上がりや成功確率が大きく異なるため、実績が多い医師・クリニックを 選ぶのが安心です。

新しい技術を導入しているかどうかを見極める

美容整形は日々新しい技術が取り入れられる領域です。
最先端技術が用いられている美容治療は、治療効果が高かったり副作用が少なかったりするこ とがあります。
そのため、クリニックを選ぶ際は新しい技術を導入しているかどうかを見極めるのがおすすめで す。
そしてそのためには、複数のクリニックでカウンセリングを受けて、自分自身で美容医療に関する 知識を学ぶのも良いでしょう。

金額が妥当なクリニックを選ぶ

美容治療は保険が適用されないため、料金が高額になることは避けられません。 クリニックによっては大々的にプロモーションを実施していることがあり、そのマーケティング費用 が料金に上乗せされていることを忘れてはいけません。
それに加えて、逆に料金が安すぎる場合は、麻酔代や薬代などを別途請求される可能性がある 点にも注意が必要です。

症例写真やSNSを確認する

スマホを見る女性

症例写真やSNSを確認するのもおすすめです。
症例写真を見れば、どのように印象が変わるのかを視覚的にイメージできるようになります。 また、美容クリニックによってはSNSに力を入れている場合があります。
InstagramやYouTubeを見れば、そのクリニックの大体の雰囲気が分かるので、安心して施術を 受けられるようになるかもしれません。

目の下のたるみ取りにおすすめの施術

目の下のたるみ取りにおすすめの施術は以下の2つです。

  •  下眼瞼脱脂(目の下の脂肪取り)
  • 下眼瞼たるみ取り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

下眼瞼脱脂(目の下の脂肪取り)

下眼瞼脱脂は、目の下の脂肪を摘出することで、目の下のたるみやクマを改善する施術です。 そもそも下眼瞼の脂肪は、下瞼に眼窩内脂肪が前に迫り出してくることで発生します。 下瞼の裏側から脂肪を摘出するため、顔表面に傷跡が残ることはありません。 腫れや内出血が1〜2週間ほど続くことがありますが、翌日からアイメイクをすることは可能です。

下眼瞼脱脂(目の下の脂肪取り)の症例写真

下眼瞼脂肪取りの施術例

 

下瞼脂肪取りの施術例

下眼瞼たるみ取り

下眼瞼たるみ取りは、目の下のたるんだ皮膚を切除切開し、必要に応じて筋肉を処理することで、若々しいハリを取り戻す施術で す。
歳を重ねると、目の下の皮膚が垂れ下がったり、脂肪が沈着して膨らみが目立ったりします。 そこで、以下の3つの方法のいずれかで、目の下のたるみを引き締めます。

 ● 下眼目瞼切開(皮弁法):眼窩脂肪を除去した後、余剰皮膚を切除
下眼目瞼切開(筋皮弁法):眼窩脂肪を除去した後、眼輪筋を目尻の方へ釣り上げて頬骨 の骨膜に固定し、最後に余剰皮膚を切除
ハムラ法:眼窩隔膜の下方にはみ出ている分だけ眼窩脂肪を切除し、目の下の窪みを 埋めるように眼窩隔膜と脂肪を移動して、眼窩隔膜を骨膜に固定する。その後、眼輪筋 を目尻の方へ釣り上げて頬骨の骨膜に固定し、最後に余剰皮膚を切除

どの方法が最適かについては、丁寧に診察をしたうえでご提案させていただきます。

まとめ

本記事では目の下のたるみ取りの失敗例について解説してきました。
目の下のたるみ取りに限らず、美容医療は医師の技術力によって、仕上がりが大きく異なりま す。そのため、自分自身で医師やクリニックを選ぶ力が求められます。

複数のクリニックでカウンセリングを受け、メリットだけでなくデメリットやリスクも理解した上で施 術を受けることが大切です。
当院は、形成外科専門医による丁寧なカウンセリングを行っています。
目の下のたるみについてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.目の下の脱脂は何年持ちますか?

一度取り除いた脂肪は再生しないため、目の下の脱脂は基本的に永久に持ちます。 ただし、老化や生活習慣によって新たに上眼瞼から脂肪が重力の影響で下垂し、目の下のたるみが出来る場合もあります。

Q.中年以降だと施術のリスクが大きくなるのは本当ですか?

中年以降だと皮膚の弾力が落ち、回復力も低下するので、若い方に比べてダウンタイムが長引いたり、目の下のしわが出てくる可能性がはあります。

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〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

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優聖会院長安形省吾

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

医療法人優聖会院長 安形省吾

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

所属

平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職

略歴

SNS

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