肌のターンオーバーを促進する方法は?周期が乱れる原因も解説!
この記事でわかること
目次
肌に関するお悩みは、ニキビや毛穴、皮脂汚れなど多岐にわたります。肌が荒れていると「老けて見える」「不健康そう」などマイナスイメージを持たれやすくなります。
そこで、いつまでも若々しく健康的な肌を保ちたいという方に向けて、美肌の鍵となるターンオーバーを促進するおすすめの美容医療を解説します。
肌トラブルに悩んでいる方や、美肌を目指す方に役立つ情報ですので、ぜひご参考ください。
肌のターンオーバーとは
肌のターンオーバーとは、肌の細胞が新しく生まれ変わるサイクル(新陳代謝)です。
肌表皮の一番下の層である基底層(基底層)で新しい細胞(ケラチノサイト)が生成され、徐々に肌の表面へと押し上げられます。肌の表面まで押し出されたケラチノサイトは古い角質として剥がれ落ちます。
正常な肌のターンオーバーの周期は一般的に約28日程度とされています。正常なターンオーバーでは、肌は常に新しく保たれ、ハリやツヤのある若々しい肌になります。しかし、さまざまな理由でターンオーバーが乱れると、ニキビや毛穴の開き、乾燥などさまざまな肌トラブルの原因となるため注意が必要です。
肌のターンオーバーの周期が乱れる原因とは
肌のターンオーバーが乱れる原因についてご紹介します。当てはまる項目がないか確認してみてください。
加齢
加齢とともに肌の代謝が落ちてくるため、ターンオーバーが乱れやすくなります。
30代以降の肌では、ターンオーバーの周期が長くなりやすいため、古い角質がいつまでも残ってしまいます。
生活習慣の乱れ
栄養や睡眠不足も肌のターンオーバーを乱す原因になります。
ターンオーバーには、ビタミンやミネラル、たんぱく質、脂質などの栄養素が必要不可欠です。これらの栄養素が不足すると、肌の細胞は十分に生成されず、ターンオーバーが促進されません。
また、質の高い睡眠を確保することで美肌を促す成長ホルモンが作られ、ターンオーバーが促進されます。
紫外線
肌老化の80%は、紫外線が原因と言われるほど肌にとって大敵です。
紫外線によるダメージが肌に加わると、それを修復しようとターンオーバーを早めてしまいます。未熟な細胞が量産されてしまい、シミなど肌トラブルの原因となってしまいます。
ストレス
ストレスが溜まると体内にコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌されます。コルチゾールは肌のターンオーバーを乱し、肌荒れを引き起こす原因となります。
また、ストレスは血行不良を招き、栄養や酸素が十分に肌まで届きにくくなり、肌荒れの原因になるため注意しましょう。
乾燥
肌が乾燥すると、水分の蒸発を防ぐために角質層が厚くなります。角質層が厚くなるとターンオーバーが滞り、新陳代謝が正常に機能しにくくなるため肌荒れの元凶です。
日頃から保湿を意識してスキンケアをすることが大切になります。
肌のターンオーバーを促進するセルフケアとは
肌のターンオーバーを促進するためのケアについてご紹介します。日常的に取り組めるものをご紹介していますのでぜひ取り組んでみてください。
バランスの良い食事
肌のターンオーバーを正常化するために特に摂取してほしい栄養素は、ビタミンA、B、C、E、亜鉛、たんぱく質です。
特にビタミンB群は、肌のターンオーバーを整える重要な栄養素とされています。大豆、納豆、アーモンド、玄米、卵、豚肉、レバー、マグロ、サンマなどに豊富に含まれています。これらの食材を積極的に取り入れましょう。
保湿ケア
保湿を中心にしたスキンケアを行い、乾燥から肌を守ることがターンオーバーの正常化に重要です。
洗顔後や入浴後は、化粧水や乳液、クリームでしっかりと水分を補いましょう。日頃の保湿ケアを取り入れることで、肌のターンオーバーを正常に保ち、健康でハリのある肌に近づきます。
睡眠とストレス管理
睡眠時間を確保し、ストレスの軽減を図りましょう。睡眠不足やストレスは肌に悪影響を与え、ターンオーバーを乱す原因になります。睡眠前には、食事、スマホやパソコンを避けて睡眠の質を高めることが重要です。
また、ストレスもホルモンバランスや血行に悪影響を与えます。適度な運動でストレスの軽減を図るなど取り組みましょう。運動をすることで、血行が促進され、肌細胞に酸素と栄養を届けてくれます。
肌のターンオーバーを改善するためにおすすめの美容医療とは
肌のターンオーバーを整える当院のおすすめの美容医療についてご紹介します。いずれも痛みやダウンタイムの少ない治療になっていますので初めての美容医療にもおすすめです。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、お肌の状態に合わせたピーリング剤を塗布し、薬剤の力で皮膚の角質層から表皮上部をはがれやすくし、肌のターンオーバーを促進させる治療法です。
当院では、患者様のお肌の状態を診察し、最適な製剤をご提案させていただいています。多くの症例をもとに一人ひとりにあった製剤を使用していますのでご安心ください。
ケミカルピーリングでターンオーバーが正常化されることで美しい肌に必要不可欠な美肌成分が増殖し、シミやくすみ、毛穴の開きなどの様々なお肌のお悩みを改善します。
マッサージピール
マッサージピール(コラーゲンピール)は、イタリアで開発された新しいピーリング剤で、33%濃度のトリクロロ酢酸(TCA)、過酸化水素、コウジ酸が配合されています。
通常のピーリングでは皮膚が剥がれることが一般的ですが、マッサージピールでは剥離や皮むけがほとんどなく、真皮層までしっかりアプローチできるのが特徴です。真皮層内で新しいコラーゲンの生成を促し、肌のハリ・ツヤや弾力を高めつるんとした美肌へ導きます。その効果から「コラーゲンピール」とも呼ばれています。
マッサージピールは、皮膚の表面に負担をかけずに肌の再生や弾力を促進することができるため、従来のピーリングに代わる美容法として注目されています。
ミラノリピール
ミラノリピールは、35%濃度のトリクロロ酢酸(TCA)を配合しながら、肌の剥離を最小限に抑え、ターンオーバーを促進するピーリング剤です。
施術後3~4日で薄く皮むけが始まり、7~10日ほどで自然に落ち着きます。
さらに、このピーリング剤には、トリクロロ酢酸に加えてラクトビオン酸、サリチル酸、タリトル酸、クエン酸など、5種類の酸が配合されています。これらの成分がエラスチンやヒアルロン酸の生成をサポートし、くすみの改善や美白効果が期待できます。
背中やお尻などのボディ施術も可能で、ボディ用には50%濃度のTCAを使用しており、黒ずみやニキビ跡の改善に効果的です。
まとめ
肌のターンオーバーを促進するケアについてご紹介しました。 ターンオーバーの正常化は美肌形成には欠かせません。生活習慣の乱れや紫外線、乾燥などさまざまな要因によってターンオーバーが乱れるため注意しましょう。 当院では、ターンオーバーを正常化するためにピーリング治療をおすすめしています。複数の製剤、治療法を用意していますので安心してご来院ください。 プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。 肌でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。 医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.ターンオーバーが乱れる原因は何ですか?
加齢や生活習慣の乱れに加えて、紫外線や乾燥なども原因として考えられます。ターンオーバーが乱れることで古い角質が残り、肌トラブルの原因になります。
Q.日常的にターンオーバーを正常化するケアはありますか?
バランスのよい食事と睡眠を心がけ、ストレスをためないことを意識してください。また、保湿ケアも大切です。
Q.ターンオーバーを正常化し、美肌形成に効果的な治療はありますか?
ターンオーバーを促すために、ピーリング治療がおすすめです。ダウンタイムや痛みがなく、初めての美容医療におすすめです。
Q.どのピーリング治療が自分にあうかわかりません。
数あるピーリング治療の中から、医師の診察のもと患者様一人ひとりにあった治療法をご提案させていただきますのでご安心ください。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。