ジュベルックはポテンツァで受ける方がいいの?
この記事でわかること
目次
ジュベルック(Juvelook)は、ポリ乳酸と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた注入剤で、さまざまな肌のお悩み改善に効果的な次世代型の美容注射です。ご自身のコラーゲン生成を促す治療のため、ナチュラルな肌の変化が得られる、注目度の高い施術です。
本日ご紹介するのは、そんなジュベルックをポテンツァを使って導入する方法です。ジュベルックは、注入方法の選択が可能であり、より効果的に肌悩みにアプローチできる方法もありますので、患者様の症状やご希望に合った注入法を選ぶのがおすすめです。
ジュベルックxポテンツァの特徴や効果、導入方法の違いについて詳しく解説します。
ジュベルックをご検討中の方、導入方法の違いをチェックしたい方、必見です。
ジュベルックとポテンツァの特徴
ジュベルックの導入方法の一つとして、ポテンツァが選択できます。
ジュベルックとポテンツァは相性がよく、お肌全体に均一に薬剤の導入が可能なため、効率よくジュベルックを肌内部まで浸透させられます。両者の施術効果が重なって、真皮のコラーゲン生成を促し、さまざまな肌悩みを改善します。
ジュベルックxポテンツァがおすすめの方
ポテンツァによるジュベルックの導入は、このような方におすすめです。
・複数の肌の悩みを抱えている
・ニキビ跡の凸凹・クレーターやクレーター肌の治療を受けたい
・ピンポイントではなく、お顔全体の治療が受けたい
・ダウンタイムをなるべく抑えたい
・ダーマペン4では満足な効果が得られなかった
ジュベルック(Juvelook)とは
ジュベルックは、ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた薬剤をお肌に導入する施術です。肌内部でコラーゲンの生成が促されるため、さまざまな美肌効果が得られます。
ジュベルックの効果
ジュベルックを注入すると、ポリ乳酸が皮膚内部の肌細胞を刺激して、コラーゲン生成が促されます。肌のハリと弾力アップ、小じわ、毛穴の開き等が改善され、少しずつ肌のボリュームも回復します。お肌が本来持つ力を高める治療であるため、自然な仕上がりが得られます。ポリ乳酸は、1~2年かけてゆっくりと体内へ吸収されるため、長期間にわたり効果が持続します。
- 肌のハリと弾力アップ
- ニキビ跡の凹凸、クレーター
- クレーター肌
- 小じわ、シワ
- 毛穴の開き
- くすみの改善
- 首のシワ
ポテンツァ(POTENZA)とは
ポテンツァは、マイクロニードル(極細の針)にて皮膚に小さな穴を開けて、針の先端から高周波RFによる熱エネルギーを照射する施術です。マイクロニードルであけた穴から、ダイレクトに薬剤を導入できます。
ポテンツァの効果
ポテンツァは、マイクロニードルと高周波、ドラッグデリバリーと、1回で3つの作用が得られる施術です。
マイクロニードルによる創傷治癒効果
マイクロニードルで皮膚に微細な穴を開けて、できた傷を修復しようとする創傷治癒力にて、肌の新陳代謝を促します。針によって線維芽細胞が刺激され、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。
ラジオ波RFによる熱エネルギーの照射
ラジオ波RF(高周波)を針の先端から照射します。熱エネルギーが真皮層まで届き、肌細胞を活性化させて、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。
薬剤を均一に肌深部に注入できるドラッグデリバリーシステム
針が抜けると同時に陰圧を用いて針穴に薬剤が押し込まれるため、均一にそしてダイレクトに薬剤を肌に注入できます。単に肌に塗布するよりも、より効率的に肌深部に薬剤を届けられます。
ジュベルックxポテンツァの施術効果
ポテンツァを使ってジュベルックを注入すると、ジュベルックの薬剤とポテンツァの施術による相乗効果が得られます。
ポテンツァの水光RF(ドラッグデリバリー)モードを使用して、ジュベルックを導入します。より確実にジュベルックを真皮層まで浸透させることができます。
肌のハリと弾力アップ、ニキビ跡の凸凹・クレーター、小じわ、シワ、毛穴の開き、くすみの改善効果が期待できます。お顔と首への施術が可能です。
ジュベルックxポテンツァの施術間隔
施術間隔は、3~4週間程度の期間をあけていただきます。
お悩みとなる症状によりますが、3回前後の継続をおすすめしています。
ジュベルックxポテンツァの施術中の痛み
ポテンツァの施術中は、針や熱によるチクチクとした痛みを伴います。当院では、痛みが心配な方は、麻酔クリームや笑気麻酔の使用が可能です。クリニックによって麻酔の扱いが異なるため、事前に確認しましょう。
ジュベルックxポテンツァのダウンタイム
ポテンツァのダウンタイムの目安は、数日~5日間程度です。ポテンツァのRF照射には止血作用があるため、ダウンタイムが抑えられています。施術後は以下のような症状が生じる可能性があります。
・赤み、腫れ
・皮むけ
・かさぶた
・内出血
・むくみ
ジュベルックxポテンツァのメリット
・幅広い肌悩みに効果的
・効果が長持ちする
・少しずつ効果が出現するので、ナチュラルな変化が得られる
・ジュベルックは水と二酸化炭素に分解されるので体内に残らない
・ジュベルックは安全性が高い製剤である(米国FDA、韓国MFDAの承認済み)
・ジュベルックは生体適合性に優れていて副作用が少ない
・ポテンツァとジュベルック、両方の施術効果が期待できる
ジュベルックxポテンツァのデメリット
・少しずつ効果が現われるので即効性がない
・複数回の施術が必要となる
・水光注射やダーマペン等の他の注入法に比べて、ポテンツァは一般的に高額である
・マイクロニードルを使った施術のため痛みを伴う(麻酔の使用が可能)
・注入部に副作用の症状がでる可能性がある
ジュベルックの導入方法の違い
ジュベルックはポテンツァ以外の方法でも、導入が可能です。注入する範囲と患者様のご希望によって、どの注入法の選択が最適かは変わります。何で注入するかで、ダウンタイムや施術にかかるコストも異なりますので、事前にしっかり相談してから決めましょう。
医師の手打ちとポテンツァの違い
医師の手打ちは、医師がお悩みのある部分にピンポイントでジュベルックを注入していく方法です。小さい範囲への注入であれば、手打ちが向いています。一方全顔など広い範囲の場合は、ポテンツァなどの機械を使った方法がおすすめです。
手打ちは、注射器を使用するため、施術中の痛みを伴います。施術後は、赤み、腫れ、内出血が生じる可能性があります。
ポテンツァとの比較した手打ちの特徴
・小範囲の注入に向いている(おでこや首の横ジワ、部分的なクレーター、下眼瞼など)
・全顔の施術には不向き
水光注射とポテンツァの違い
水光注射は、真皮の浅い層へ薬剤を注入する施術です。9本の極細針が付いたスタンプ型の注射器を使用して、均一に薬剤を注入していきます。お顔全体への注入に向いています。
針を使用した施術ですので、ポテンツァと同様に創傷治癒効果が得られて、お肌のハリアップや小じわの改善に有効です。
ポテンツァに搭載されているラジオ波RFの照射機能は、水光注射にはありません。
水光注射は、注射針から直接薬剤を注入します。一方、ポテンツァは、針を抜く際に針穴から薬剤を導入します。
水光注射の施術中の痛みは、ポテンツァに比べると少なく抑えられています。
<ポテンツァとの比較した水光注射の特徴>
・施術中の痛みが少ない
・1回あたりのコストが安い
ダーマペン4とポテンツァの違い
ダーマペン4も、ポテンツァと同様にマイクロニードルを使った施術です。皮膚に細かい針穴をあけた状態で、薬剤を塗布して導入します。傷を治そうとする創傷治癒作用によって、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が生成されて、お肌を修復してくれます。
ポテンツァ特有のRF照射やドラッグデリバリーシステムは、ダーマペン4にはありません。ポテンツァはダーマペンの進化版と呼ばれており、より効果的に、ダウンタイムを抑えた治療が可能です。
<ポテンツァとの比較>
・ダウンタイムが長い
・1回あたりの効果が低い
・1回あたりのコストが安い
まとめ
ポテンツァを使ってジュベルックを注入する施術についてご紹介しました。
ジュベルックは、幅広い肌悩みの改善に有効な施術です。治療に時間を要するニキビ跡のクレーターの改善にも効果的ですし、年齢を重ねて増えていく肌悩みの改善にもおすすめします。
ポテンツァを使った「ジュベルック」の導入は、両方の施術効果を高める働きがありますので、美肌治療をご検討中の方は、是非ご活用くださいね。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
ジュベルック x ポテンツァにご興味のある方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q. ジュベルックとポテンツァの違いは何ですか?
どちらも美肌治療であり、さまざまな肌悩みの改善ができます。ジュベルックはポリ乳酸と非架橋ヒアルロン酸を含む注入剤であり、コラーゲンの生成を促します。一方、ポテンツァは、マイクロニードルRFとドラッグデリバリーシステムを搭載したマシンで、肌の再生や修復を促します。ポテンツァを使って、ジュベルックの注入が可能であり、同時に行うことで更なる効果が得られます。
Q.ポテンツァでジュベルックを導入する施術は誰に適していますか?
肌の弾力やハリの低下が気になる方、毛穴の開き、シワ、ニキビ跡の凸凹やクレーターでお悩みの方、肌質改善をご希望の方におすすめの施術です。
Q.ジュベルックとマック―ムの違いは何ですか?
ジュベルックとマック―ムは、どちらも「ポリ乳酸」が含まれる薬剤ですが、ポリ乳酸の種類が異なります。ジュベルックの方が、粒子の形が丸くより効率よくコラーゲン新生ができるとされています。また、マックームはポテンツァ専用の薬剤であり、手打ちはできません。ジュベルックは、手打ちや水光注射、ポテンツァを使って注入できます。
Q.ジュベルックの導入にはポテンツァと手打ちのどっちが向いていますか?
導入範囲によって向き不向きがあります。特定の部位ににピンポイントで使用したい場合は、医師の手打ちが向いています。肌全体のお悩みにアプローチしたい方や、マイクロニードルRFやドラッグデリバリー等の効果も活用したい場合は、ポテンツァがおすすめです。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。