ダーマペンはやめておいた方がいいの?美容皮膚科医による解説

監修医師

井畑 峰紀

医療法人優聖会最高顧問

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井畑 峰紀医師

この記事でわかること

ダーマペンはやめておいた方がいい?

毛穴の開きやニキビ跡、クレーター治療に効果的で人気の高いダーマペン。美肌効果が高く、多くの方が活用している施術ですが、一部の方の間では「ダーマペンはやめたほうがいい」という声があがっているようです。そんな噂を聞くと不安になりますし、施術をためらってしまう方もいると思います。

ダーマペンは、多くの肌悩みの解消に有効なおすすめの美肌治療です。ただし、人によっては向き不向きがありますので、施術の詳細についてしっかり納得してから選択していただきたいと思います。
そこで、本日はダーマペンがやめたほうがいいと言われる理由やダーマペンが向いていない人について詳しく解説していきます。

ダーマペンにご興味のある方、ご検討中の方、必見です!

ダーマペンはやめたほうがいい?どんなデメリットがあるの?

ダーマペンはやめたほうがいい?どんなデメリットがあるの?

ダーマペンは、ニキビ跡やクレーター治療などの多くの肌トラブル解消に有効であり、自信を持っておすすめできる施術です。その一方で、施術中の痛みやダウンタイムの長さ等の理由から、デメリットがクローズアップされてしまうことがあります。

ダウンタイムがある

ダーマペンの施術後は、赤み、痛み、ヒリヒリ感、感想、かゆみ、腫れ、内出血等が生じる可能性があります。ダウンタイムの日数については、針の深度と個人差で変わりますが、2~7日間程度が目安です。深いニキビ跡やクレーター治療の場合は、より深い層までアプローチが必要となるため、その分ダウンタイムも長くなります。

施術中の痛み

施術中は、ピリピリやチクチクとした痛み、しみるような感覚が生じる場合があります。施術部位によって痛みの感じ方が異なります。麻酔使用時は、針が短い場合は痛みはほぼなく、針が長くなるにつれ、痛みを感じやすくなります。痛みに弱い方は、麻酔の使用について事前に確認しましょう。

血だらけになる

あえて肌の表面に傷を付ける施術ですので、出血が見られるケースがあります。血だらけになると言われると、恐怖を感じてしまうかもしれませんが、出血が生じても施術直後の一時的なものであり、すぐに止まりますので心配ありません。針の深さが1.5mm以上の設定だと出血しやすくなります。

通院が必要

ダーマペンは、1回の施術でも効果は期待できますが、回数を重ねるにつれてより高い効果を実感できます。治療対象となる症状によって、必要な施術回数が変わります。毛穴や肌質の改善、ニキビ跡の治療では3~6回、深いニキビ跡やクレーター治療では、5~10回以上が目安となります。

肌トラブルが悪化する

お肌の状態によっては、症状が悪化するリスクがあるため、診察にて施術ができるか否か判断します。ダーマペンは肌にあえて小さな穴をあけて創傷治癒力を高める治療法です。刺激に弱い肝斑がある部分やニキビの悪化状態によっては、施術を控えた方がよいタイミングや別の治療が向いているケースもあります。

セルフダーマペンはリスクが高い

クリニックではなく、ホームケアで行うセルフダーマペンは、肌トラブルが悪化するリスクがあるため、おすすめできません。肌状態のチェックや針の深さの決定はご自身で行う必要がありますし、肌に垂直に針を刺すのが難しかったり、肌に傷をつける怖さから浅すぎてあまり効果が得られなかったりと、適切な施術を行うこと自体が難しくなります。衛生面やアフターケアが不十分等の心配もあります。

ダーマペンはやめたほうがいい人・向いていない人

ダーマペンはやめたほうがいい人・向いていない人

ダウンタイムのある治療は避けたい方や通院は難しい方には、ダーマペンは向いていない可能性があります。また、何らかの皮膚疾患がある場合は、適切な治療が必要なケースがあります。金属アレルギーや麻酔アレルギーがある方は、施術を行えない可能性があります。

ダウンタイムのある治療はNGの方

ダウンタイムが取れない方には、おすすめできません。症状によって、ダウンタイムの目安が変わりますので、許容できる範囲であるか事前に確認しましょう。

1回の施術で変化を得たい

1回の施術で劇的な変化は得られませんので、複数回の施術の継続をおすすめしています。
通院が難しい方、1回あたりの効果の高い治療をお探しの方には、向いていません。施術回数が増えれば、その分費用もかさみますので、スケジュールや通院できるか、予算内であるかも含めて検討しましょう。

禁忌事項に当てはまる人

以下のような方は、当院ではダーマペンを行っていません。気になる症状がある方は事前に確認しましょう。

  • ケロイド体質
  • 金属アレルギー
  • 麻酔アレルギー
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 膠原病の方
  • 肌に疾患のある方

また、日焼けをしている方、他の美容施術の前後など、一時的に治療が行えないタイミングがありますので、肌の状態や体調についても、カウンセリング時に相談しておきましょう。

ダーマペンで後悔する理由と対策

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ダーマペンを行って後悔したという方には、いくつかの理由があります。同様の失敗をしないためにも、対策をしっかり取り入れていきましょう。

施術後に色素沈着した

施術後は、一時的に肌が敏感な状態にあるため、紫外線や外部的な刺激によって、シミや色素沈着ができやすくなります。UV対策や保湿などの肌ケアを徹底し、肌に負担がかからないよう気を付けて過ごしましょう。

ニキビが悪化した

炎症性のニキビがある状態でダーマペンを行うと、ニキビが潰れて悪化したり、まわりにアクネ菌が広がってしまうケースがあります。ニキビの症状に適した設定や導入薬剤の変更にて、炎症度に合わせた対応が可能です。適切な治療を行っていれば、一時的に悪化しても、ほとんどの方は徐々に改善していきます。定期的に繰り返すニキビが心配な方は、カウンセリングで事前に相談しましょう。

傷跡が残った

針の深さが適切でない場合やアフターケアが不十分な場合、傷跡がキレイに回復しない可能性があります。特にセルフダーマペンでの治療では注意が必要です。クリニックでの施術では傷跡が残るリスクは低いと考えられますが、信頼のおけるクリニック選びが大切です。

ダーマペンを効果的かつ安心に受けるためのポイント

ダーマペンを効果的かつ安心に受けるためのポイント

ダーマペンを効果的に受けるためには、ご自身の症状とご希望にマッチした施術であるかの確認が大切です。また、施術後はUV対策や保湿を徹底して色素沈着などのリスクを回避するためのケアの継続も必要不可欠です。

自分に合った施術か見極める

クリニックで受けられる施術は数多くあります。ダーマペンが症状の改善に適しているか、どの程度の改善を目指せるか、どのくらいの頻度で何回施術が必要なのか、予算は続けられる範囲内であるか、他に最適な施術の選択肢はないかも含めて、気になることはカウンセリング時にとことん確認しておきましょう。

アフターケアを徹底する

ダーマペンの施術後のお肌は、敏感な状態となっているため、刺激を避けて保湿と紫外線対策を普段以上にしっかり行いましょう。屋外での予定は、なるべく避けた方が安心です。

ダウンタイムを考慮した日程で受ける

大切な予定がある場合は、直前は避けて余裕をもったスケジュールで施術を受けましょう。特に初めての施術の場合、ダウンタイムが目安と異なる可能性がありますので、注意が必要です。週末や連休前などに行ったり、人と会う予定を入れないなど、工夫しましょう。

信頼できるクリニック選び

ダーマペンの設定や治療計画によって、美肌効果や仕上がりに差がでますので、経験豊富な医師やクリニックの選択が大切です。クリニックの情報を事前に調べるとともに、カウンセリング時の対応や印象も大切にしましょう。

プライベートスキンクリニックのダーマペン治療

当院では、ダーマペン4による施術を行っています。以下のようなお悩みに有効であり、美肌治療やエイジングケアが可能です。
・ニキビ跡
・クレーター
・肌のハリの回復
・毛穴の開き
・肌のざらつき

ダーマペン4の施術では、美肌効果の高い薬剤の導入が行えます。多種類の薬剤を取り扱っていますので、患者様のお悩みに適した薬剤の使用で、施術の効果をより高めることができます。

ヴェルベットスキン(ダーマペン4 x マッサージピール)

ヴェルベットスキンは、マッサージピール(PRX-T33)をダーマペン4にて導入する美肌治療です。肌の奥まで美容成分が浸透するため、マッサージピール単体の施術に比べて、約3倍もの効果が得られると言われており、お肌のハリやツヤ、弾力アップが期待できます。くすみや小じわ、ニキビ跡、毛穴の開き、肌質の改善に効果的です。

ヴァンパイアフェイシャル(ダーマペン4 x PRP)

ヴァンパイアフェイシャルは、患者様の血液から生成したPRP(多血小板血漿)をダーマペン4にてお肌に導入する美肌治療です。
真皮のコラーゲンやエラスチンが増生されて、肌のハリの回復、毛穴の開き、シワ、たるみの改善効果が期待できます。また、多血小板血漿には、成長因子を放出して肌細胞を修復する働きがあるため、深いニキビ跡やクレーター、傷跡のような、肌の深い層まで達しているダメージにも有効です。

ヴァンパイアフェイの施術例

ポテンツァ

ポテンツァは、ダーマペン4と同様にマイクロニードルにて肌の表面に穴をあけて薬剤を導入する施術であり、創傷治癒効果を活用して、肌悩みを改善します。
ダーマペン4との違いは、ポテンツァは、マイクニードルの先端から高周波RFを照射でき、止血作用や引き締め効果が得られます。また、針を抜くと同時に薬剤が押し込まれるため、均一に薬剤を導入できます。
ダーマペン4に比べ、高い美肌効果が期待でき、ダウンタイムも抑えられています。より効果的な治療をご希望の方におすすめです。

まとめ

ダーマペンをやめておいた方がいいと言われる理由についてご紹介しました。ダーマペンは、セルフケアでは治らない肌のお悩みの改善に有効性の高いおすすめの治療です。
ただし、ご自身の肌やご希望に適している施術であるかの見極めは大切ですので、まずはカウンセリングにてご相談くださいね!
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
ダーマペンをご検討中の方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

 

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よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.ダーマペンでの治療はやめたほうがいいですか?

ダーマペンは毛穴の開きやニキビ、ニキビ跡、クレーターの改善に有効なおすすめの治療です。ただし、ダウンタイムが取れない方や通院が難しい方には、向いていない可能性があります。また、皮膚疾患や金属アレルギーがある方は、ダーマペンを受けられない場合があります。

Q.ダーマペン治療を受ける際の注意点は何ですか?

ダーマペン治療を受ける際には、経験豊富な医師による診断と治療計画の確認、施術後の適切なアフターケアが大切です。

Q.ダーマペン治療が肌に悪影響を与える可能性はありますか?

アフターケアが不十分な場合、紫外線や刺激によって色素沈着が生じる可能性があります。施術後の保湿・UVケアを徹底することにより、避けられるリスクです。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

所属

平成15年
大阪医科大学 形成外科教室:入局
平成21年
大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
平成24年
医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
平成25年
某美容クリニック:院長就任
令和5年
プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

略歴

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※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。

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