「薄肌」って?顔の皮膚が薄い人の特徴やケア方法をご紹介!


この記事でわかること
目次
肌の悩みは人それぞれ。その方の肌質や症状によって気をつけるべきポイントや治療法が大きく変わってきます。
誤ったケアを続けていると肌はどんどん悪化してしまい取り返しのつかない状態になることも。後悔しないためにも正しいケアで早めの対策を取りましょう。
今回は、薄肌の方による肌トラブルでお悩みの方に向けて、薄肌の原因やスキンケア、美容医療について解説しています。薄肌でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
薄肌とは?顔の皮膚が薄い人の特徴
薄肌とはどのような状態なのでしょうか。薄肌の状態とチェック項目をご紹介しますのでご自身の肌と照らし合わせてご確認ください。
角質層が薄い肌に注意
薄肌とは角質層が薄く、刺激に弱い状態の肌です。さまざまな原因でターンオーバーが早くなり、健康な角質層が育たずに水分量が少なくなるために起こります。
水分量の低下は、乾燥やシワ、たるみの原因だけでなく、外部刺激による赤みが生じます。そのため角質層の水分量を補填するケアで、健康的で美しい肌にしましょう。
薄肌の特徴とチェック方法
薄肌を判断するには、乾燥までの時間で確認できます。洗顔後、10〜15分程度で乾燥によるピリつきを感じると薄肌の可能性が高いとされています。
以下の項目も薄肌の特徴になるので、該当する方は注意しましょう。
- 血管が透けて見える
- 炎症が起こりやすい、刺激で赤くなる
- 乾燥しやすい
- 目の下に青クマができやすい
- シワ、たるみが気になる
- ピーリングなど角質層を剥がし落とすケアで刺激を感じる
血管が透けてみえる影響で、目の下の青クマが目立ちやすくなるのです。症状が重い場合は、専門家への相談やカウンセリングも検討が必要です。
皮膚が薄くなる原因3選
皮膚が薄くなる原因について解説します。薄肌で気になっている方は確認してみてください。
過度の摩擦を生じるスキンケア
過度のスキンケアによる摩擦は、角質層を薄くします。ピーリングやスクラブ入りの洗顔もそのひとつです。使用頻度が多いと、必要な角質層まで剥がし皮膚を薄くしてしまいます。
薄肌の方にとってオイルクレンジングは、乾燥を助長させるため注意しましょう。また、コットンによる拭き取りも摩擦が生じるため、避けなければなりません。
不規則な生活
不規則な生活やストレスは、肌に直接影響します。特に睡眠不足は成長ホルモンの低下や、新陳代謝の低下を及ぼします。
新しい皮膚が生成されず、ニキビの発生や肌の弾力がなくなり、化粧ノリが悪くなってしまうのです。過度の飲酒とカフェインの摂取は、血管の拡張を促し赤みを生じやすくなるので適度な量に抑えましょう。
加齢や遺伝
加齢によって、コラーゲンや皮脂は減少します。それらの成分が減少することで潤いを保つ機能が徐々に衰え、薄肌になってしまいます。
肌への水分保持を意識したスキンケアを行いましょう。
皮膚が薄いことで起こりやすいトラブル
皮膚が薄いことで起こりやすいトラブルについてご紹介します。
しわやたるみが目立ちやすい
加齢などで肌の張りが衰えると、乾燥やシワ、たるみが目立ちやすくなります。特に薄肌の方は、目尻やこめかみのシワが際立ってしまうため注意しましょう。
乾燥による肌トラブルが起こる
薄肌の方は、バリア機能が弱くなり、水分が蒸発しやすくなるため乾燥しやすい傾向にあります。
乾燥は肌の大敵です。さまざまな肌トラブルの原因にもなるため保湿ケアを行い乾燥を防ぎましょう。
赤みや日焼けなど肌トラブルが起きやすい
薄肌で角質層が薄いとバリア機能が低下するため、外部刺激の反応で赤みが出やすくなります。スキンケア時の摩擦などには十分注意してください。
また、薄肌は、紫外線の影響を受けやすく、肌老化の進行や肌荒れ、シミなどの皮膚トラブルが起きやすくなります。
後戻りできない深刻な問題となる前に、早めの対策を施しましょう。
薄肌の方のスキンケアのポイントやセルフケアでの改善方法
薄肌の方におすすめのスキンケアやセルフケアについて解説していますので参考にしてみてください。
摩擦刺激をなくす
スキンケアの際には、肌の摩擦に注意しましょう。クレンジングは、ゴシゴシ擦ると角質が剥がれるので丁寧にメイクオフする必要があります。
洗顔は泡立てて包むように落とし、短時間で済ませると必要な皮脂を洗い流さず潤いを保てます。洗顔後は、水分が蒸発する前に素早くハンドプレスで保湿しましょう。保湿は手を動かすと摩擦が生じるので、浸透するように掌全体で押し当てることがポイントです。
セラミド・ヒアルロン酸を補填する
皮膚の薄さは、セラミドとヒアルロン酸のダブル補填でカバーできます。
セラミドは、角質層の半分を占める肌の成分です。角質層に浸透させ、層を厚くし、水分を逃がさずバリア機能を高めてくれます。ヒアルロン酸は、角質層より奥深い真皮の成分です。ヒアルロン酸をセラミドの上に乗せると、水分の蒸発を防ぐ蓋の役割を担います。バリア機能もあるので、紫外線などの外部刺激から肌を守ります。
セラミドとヒアルロン酸のダブル使いは、薄肌の悩みを解決する糸口になるので詳しい内容を知りたい方は、専門医にご相談ください。
おすすめのコスメ
・WiQo保湿ナリシングクリーム
セラミドやスクワランなどの保湿成分を配合し、肌にうるおいを与え、健やかに保ちます。また、抗炎症作用のある成分も配合されており、肌荒れを防ぐ効果も期待できます。
・プラスリストア クレンジングソープ泡
クレンジング&洗顔がワンステップで完了。肌に触れる回数、摩擦刺激をできるだけ抑え、毎日のクレンジングや洗顔による肌トラブルを起こりにくくします。
・コラージュリペア ローション しっとり
敏感肌をまっすぐに見つめてきた製薬会社グループの皮膚科学研究から生まれたコラージュリペアシリーズ。角質層までしっかり浸透して乾燥を防ぎ、しっとりとみずみずしくうるおった肌に導きます。
紫外線対策
薄肌の方は紫外線の影響を受けやすいため、UVケアをしっかり行いましょう。肌のことを考えて低刺激のUVケアアイテムを活用することも大切です。
紫外線を防ぐことでさまざまな肌トラブルを回避することができます。
薄肌でお悩みの方に向けたおすすめの美容医療
薄肌の方におすすめの美容医療をご紹介します。いずれも薄肌や敏感肌の人でも受けやすく、人気の治療になっていますので参考にしてみてください。
ケアシス
ケアシスは、お肌の奥の層にある真皮下層にまで美容成分を浸透させる美肌治療です。
短い電気の周波数を肌に流し、数秒〜数分間角質細胞の細胞膜に電気的な「穴」を開けた状態にします。その時間内に美肌成分の入った薬剤を肌の奥まで導入することでイオン導入の約20倍の浸透力があるとされています。
当院では、さまざまな美肌成分の薬剤を用意していますが、薄肌でお悩みの方には「カレシム」や「ペップビュー」がおすすめです。ダウンタイムや痛みがないため気軽にご相談ください。
水光注射
水光注射は、非架橋のヒアルロン酸をベースにビタミン、アミノ酸など、さまざまな高濃度美容成分をダイレクトにお肌に注入する治療法です。
複数の極細の針を肌に刺しながら薬剤を注入していきます。吸引を行いながら施術をするので痛みを最小限に抑えることができます。当院では、小ジワ、お肌の弾力・ハリ感をアップさせたいなど、お悩みに効果的な注入剤をお選びいただけます。
薄肌による皮膚トラブルでお悩みの方にもおすすめの治療法になります。
マッサージピール
マッサージピールは皮膚の剥離を極限まで抑えた全く新しいコンセプトで開発されたピーリング剤です。
これまでのピーリング剤は、皮膚の剥離が起こるのが通常でした。しかし、マッサージピールは、剥離を抑えることで薬剤を真皮層に浸透させることに成功。真皮層内で新しいコラーゲンが産生されることから「コラーゲンピール」とも呼ばれます。
小じわやたるみ、美肌、くすみの改善などさまざまな悩みに対応できるピーリング治療のため、当院でも多くの患者さまがリピートされています。
まとめ
顔の皮膚が薄い「薄肌」の特徴やその原因、改善方法についてご紹介しました。
薄肌は、角質層が薄く、刺激に弱い状態の肌を指します。さまざまな原因でターンオーバーが早くなり、健康な角質層が育たずに水分量が少なくなるために起こります。
薄肌の方は肌トラブルに敏感になるため正しいケアで治療を行う必要があります。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
薄肌による肌トラブルでお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
#薄肌 #皮膚が薄い #血管が透けて見える肌
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.皮膚が薄い人はどうすればいいですか?
肌への摩擦など刺激を最小限にし、保湿、紫外線対策を心がけましょう。
Q.皮膚が薄くなる原因は何ですか?
過度の摩擦を生じるスキンケアや不規則な生活、加齢や遺伝などが原因と考えられます。
Q.顔が赤くなりやすい人は皮膚が薄いですか?
薄肌の方は、血管が表面に近いため、血液の流れが目立ちやすく赤みが出やすい傾向にあります。
Q.肌が薄い人はシミができやすい?
薄肌で角質層が薄いとバリア機能が低下するため、外部刺激の反応が出やすくなります。紫外線によるシミができやすいため紫外線対策は必須です。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。