PRP皮膚再生療法でしこりができる原因について

PRP皮膚再生療法でしこりができる原因について

こんにちは!プライベートスキンクリニックです!

今回は、PRP皮膚再生療法にてしこりができる原因についてお話したいと思います。

PRP皮膚再生療法は、ご自身の血液から分離したPRP(多血小板血漿)を皮膚に注射し、お肌のシワやたるみ、目の下のクマなどの改善効果が期待できる再生美容治療です。

アンチエイジングや肌のお悩みの解消に有効な施術ではありますが、副作用として「しこりができる」ケースがあることから、不安に感じたり、施術に踏み切れない方もいらっしゃると思います。

そこで、本日は、PRP皮膚再生療法にてしこりができる原因と対策、またPRP療法における失敗例について詳しく解説していきます。PRP皮膚再生療法をご検討中の方、施術前にリスクを確認しておきたい方も必見です!

PRP皮膚再生療法で失敗?しこりができる原因とは?

PRP皮膚再生療法で失敗?しこりができる原因とは?

PRP療法は、皮膚の細胞を活性化させて再生力を引き出す治療です。本来は、肌細胞の再生により美容効果が得られますが、作用が強すぎると想定以上の組織再生が生じて、しこりができるケースがあります。
PRPの注入量やPRPに添加する成長因子の濃度が適切でない場合、しこりができるリスクが上がります。

FGF(成長因子)の濃度と注入量

成長因子とは、私たちの体内で作られているタンパク質の一種で、細胞の増殖や分化を促す作用があります。PRP療法で使用されるPRP(多血小板血漿)の中にも成長因子は含まれていますが、しこりが生じる主な原因となっているのは、人工的な成長因子(FGF)の添加によるものです。

PRP療法の添加用として使用されているFGF(線維芽細胞増殖因子)には、線維芽細胞を増殖させる働きがあります。線維芽細胞は、肌の構成に欠かせないコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生み出す細胞です。

この成長因子(FGF)の作用が強すぎると、注入部位の細胞が過剰に成長して、硬いしこりのような状態になる可能性があります。PRPに添加される成長因子(FGF)の濃度が高くなるほど、しこりができるリスクがあがります。

PRPの注入量と個人差

PRPの注入量が適量よりも多い場合も、しこりができる可能性があります。
PRPによる効果は個人差が大きいため、注入量の適量は人によって異なります。肌質の差が影響するケースもあり、患者様に合った適量を見極めることが必須となります。

PRP療法でしこりができるのを回避する方法

人工の成長因子を混ぜなければ、しこりができるリスクは下がります。
PRPに成長因子を添加することで、より高い効果が期待できますが、その分しこりが生じるリスクが上がります。

効果と副作用の兼ね合いをどうコントロールするかは、クリニックによって方針が異なりますので、事前に確認し納得のいく方法を選択することが大切です。

成長因子(FGF)を使わない

PRP療法では、必ずしも成長因子(FGF)を添加する必要はありません。
ご自身の血液から抽出したPRP(多血小板血漿)のみの注入も可能です。

当院では、しこりができるリスクを回避するため、成長因子(FGF)等は混ぜずに患者様ご自身の血液から抽出した純粋なPRPのみを注射しています。

成長因子(FGF)の濃度や注入量をコントロールする

クリニックによっては、効果を優先し、成長因子(FGF)の濃度や注入量をコントロールして、しこりができるリスクを下げているケースもあります。
成長因子を添加している場合は、しこり対策を行っているか否かを必ず確認することが大切です。

実績のあるクリニックで受ける

PRPの効果の現れ方やしこり等のリスクが発生する率は、使用するPRPの成分はもちろん、医師の技術力によっても差が生じます。注入位置や注入層、注入量のバランスが、仕上がりや失敗等の結果に影響しますので、実績のあるクリニックや信頼できる医師のもと、施術を受けることが大切です。

PRP皮膚再生療法

PRP皮膚再生(多血小板血漿)療法の症例

施術 採取したご自身の血液から分離した血小板成分を豊富に含むPRPを注射する治療
特徴 血小板成分に含まれるサイトカインや成長因子によってハリのあるふっくらとしたお肌に導く治療
リスク(副作用) 内出血(1~2週間程度)、腫れ・赤み(1~7日程度)、しこり
注意事項 治療の結果には個人差があります。

#施術症例

しこりは除去できる?できてしまったときの対処は?

しこりの治療は難しいため、本来であればしこりができないような対策や選択をすることが最も大切です。
もし、しこりができてしまった場合には、時間の経過とともに元に戻る可能性もありますが、硬い状態で残ってしまうケースもあります。

対処法としては、ケナコルト注射による治療があります。

ケナコルト注射を打つ

ステロイド注射によって、しこりを小さくする治療です。
数回以上の継続が必要な治療であり、ステロイドを使用しますので副作用が生じる可能性もあります。

また、ケナコルト注射をしても、あまり効果がでないケースもあります。

手術によるしこり除去は可能?

手術によるしこりの除去は不可能ではありませんが、しこりの状態によっては取り除くのは難しいケースもあります。

PRP療法のダウンタイムと注意事項

PRP注射の施術後は、腫れ、赤み、内出血、痛み、しこりなどの症状が生じることがあります。ダウンタイムの目安は、3日~2週間程度です。症状の出方は施術部位によって異なりますし、個人差もあります。いずれも、メイクやマスクで隠せる程度です。

腫れ、赤み

目の下などの皮膚の薄い部位は、施術直後は腫れが出やすい傾向があります。

軽い腫れは、翌日〜1週間程度を目安として消失します。

内出血

内出血が生じた場合は、回復まで1〜2週間程度かかる可能性があります。

痛み

痛みは、翌日〜3日後くらいで回復される方が多いです。

PRP療法の失敗例

PRP療法によるしこり以外の失敗例としては、効果が不十分であったり、注入部が膨らみすぎるケースがあります。

効果がない

PRP療法の効果は、施術後3週間くらいから徐々に肌のハリの違い等の変化が現れる方が多く、効果が実感できるまで時間がかかります。
もし、時間が経っても施術の効果が感じられない場合は、注入量や個人差によるもの、また、お悩みの症状にPRP療法が適していないケースなどが考えられます。

PRPの追加注入も可能ですので、まずは、施術を行ったクリニックで再度相談してみましょう。

膨らみすぎる

注入部位が過剰に膨らみすぎるケースがあります。膨らみが目立ったり、不自然な表情となります。
膨らみすぎるのは、しこりができる原因と同様で、注入量の問題か添加物の作用が強すぎるためです。

同じ量を注入しても、組織が再生する力には個人差がありますので、各部位における注入層やPRPの適量を見極めて施術を行う必要があります。

実績や評判のよいクリニック選びが大切です。

まとめ

PRP皮膚再生療法におけるしこりの原因や対処法についてご紹介しました。
しこりができる原因はわかっていますので、リスクを認識し、しっかり対策を行っているクリニックを選びましょう。

当院では、しこりが生じるリスクを最大限に抑えるため、添加物は用いず純粋なPRP液を使用しています。

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
メリットだけではなく、デメリットやリスクも説明いたします。疑問や不安な点も合わせて何でもご相談ください!
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

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よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.PRP療法にはどのような失敗例がありますか?

治療効果が不十分な場合や注入部位が膨らみすぎたり、しこりができるケースがあります。

Q.PRP注射のデメリットはなんですか?

PRP療法のデメリットとしては、効果の現れ方に個人差があること、また即効性がないため効果を感じるまでに多少時間がかかることが挙げられます。

Q. PRP療法でしこりができることがありますか?

注入部の組織再生が強く起きるとしこりができるケースがあります。
人工の成長因子(FGF)を添加しない、または濃度をコントロールすることで、しこりができるリスクが低減します。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
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