咬筋が発達しすぎるのはなぜ?

咬筋が発達しすぎるのはなぜ?

輪郭は、お顔の印象を左右するパーツの一つです。
フェイスラインが変わるだけで、まるで別人のような印象を受けることさえあるんです。

「エラが張っていて気になる」「小顔の人に憧れる」そんなお悩みを抱えている方、いらっしゃると思います。エラが張っていると、お顔が大きく見えたり、太っている印象を与えがちですよね。

エラの張りは、「骨格の形」または「咬筋の発達」が影響しています。
生まれ持った骨格の形を変えるのは難しいですが、咬筋の発達に関しては対策があるんです。

そこで、本日ご紹介するのは、咬筋が発達しすぎる原因と対策です。
エラが張っていてお悩みの方、咬筋の発達によって体調に異変が現れている方も、必見です!

咬筋が発達しすぎる原因

咬筋が発達しすぎる原因

咬筋とは、食べ物を噛むために使う咀嚼筋の一つです。使いすぎると発達するため、エラが張った状態となります。
咬筋が発達する「咬筋肥大」の主な原因は、歯ぎしりや食いしばりによる筋肉への負担です。咬筋は、日常生活にて無意識のうちに鍛えられてしまう厄介な筋肉なんです。

歯ぎしり

歯全体をギリギリとこすり合わせる歯ぎしりは、咬筋の伸縮によって生じます。就寝中に生じるため、ご自身では力の制御ができずに、通常ものを嚙むときよりも強い負荷が咬筋にかかります。日常的に歯ぎしりをしていると、徐々に咬筋が発達して太くなってしまいます。

食いしばり

上下の歯を強く噛み締める食いしばりも、歯ぎしりと同様に強い力がかかるため、咬筋の発達を促します。
食いしばりは、就寝中だけではなく、集中しているときやストレスを感じた時など、起きている間も生じます。噛み合わせの悪さも食いしばりの原因となるケースがあります。

ストレス

歯ぎしりや食いしばりは、日常的にストレスを感じやすい人に多い傾向があります。精神的なストレスだけではなく、肉体的な疲労も原因となります。

硬い食べ物

硬い食べ物を好んでよく食べる方は、咬筋が発達しやすい傾向があります。本来よく嚙んで食べるのは健康によいとされていますので、過度に心配する必要はありませんが、硬いものを頻繁に食べる方は、咬筋に強い力がかかりますので注意が必要です。

スポーツ

スポーツをする上で、噛む力はとても大切だと言われています。強い力を込める際に噛み締めることで、体のバランスを安定させて踏ん張りがきくようになります。しっかりと噛み締めていれば、体への負担も軽減されて、パフォーマンス向上につながるのです。
ただし、噛み締めるたびに咬筋に力が入りますので、運動する習慣がある方は、咬筋が発達しやすくなります。

噛み合わせが悪い

噛み合わせの悪さや片側だけで噛む癖によって、食べ物が噛みにくい状態が続くと、必要以上に力が入ってしまい、咬筋を発達させてしまう可能性があります。

咬筋の発達をセルフチェック

咬筋の発達をセルフチェック

エラの張りが、骨格によるものか、咬筋によるものかをご自身でチェックしてみましょう。
・奥歯に力を入れて強く噛むとエラが膨らむ(鏡でチェック)
・真顔で力を抜いている時に、上と下の歯がついている
・寝起きに頭痛や肩こりの症状がある
・顎が痛い
・歯ぎしりや食いしばりを自覚している
当てはまるものがあれば、咬筋の発達が原因でエラが張っている可能性があります。

咬筋が発達しすぎた時の症状

咬筋が発達しすぎた時の症状

咬筋が発達しすぎると、エラが張って見えるだけではなく、頭痛や肩・首のコリ、歯や顎の調子の悪さなど、体調にも悪影響を及ぼす可能性があります。筋肉のバランスの崩れは、思わぬ不調に繋がるケースがありますので、ご自身に当てはまるものがないか確認してみましょう。

エラ張り

咬筋が発達して太くなると、エラが張ってしまいます。フェイスラインが角ばった状態になりますので、顔が大きく見えたり、太った印象を与えてしまいます。

頭痛・肩こり

咬筋に力がかかり緊張状態が続くと、血行障害により頭痛が生じるケースがあります。
また、咬筋が硬くなると、頭や顔、首、肩などのさまざまな筋肉にこわばりが出て、凝りやすくなります。
咬筋まわりを指で押したときに痛い方は、凝っている可能性があります。

歯への負担

歯ぎしりや食いしばりが続くと、歯にも負担がかかります。歯の擦り減りや亀裂、詰め物が取れやすいなどの歯の不調が生じるのは、咬筋の肥大による可能性があります。

顎関節症

歯ぎしりや食いしばりは、顎関節にも負担がかかります。口が開けにくい、顎に痛みがある、動かすと音がでるなどの症状は、顎関節症の可能性があります。

発達した咬筋の改善方法

発達した咬筋の改善方法

発達した咬筋の改善には、「エラボトックス」による治療がおすすめです。エラの筋肉に直接作用し、咬筋を小さくしてくれます。また、歯ぎしり対策のマウスピースの使用は咬筋の発達を抑えてくれますし、凝り固まった咬筋まわりのマッサージも血流アップに繋がります。

マウスピースやマッサージは一時的な効果

マウスピースは、就寝中に装着することで、歯ぎしりの予防が可能です。
また、咬筋とその周辺のマッサージにより、緊張した筋肉をほぐして柔らかくし血流を回復できます。
マッサージを行う際は、顔の力を抜いて、指の腹を咬筋に添えてゆっくりまわしてほぐしましょう。 側頭筋、耳のうしろ、首筋、デコルテも一緒にマッサージすると、より血流が促されてコリが解消されます。

いずれも、咬筋を小さくする対策ではありませんが、咬筋への負担やコリは軽減しますので、お試ししてみましょう。

食いしばりを意識する

日中の食いしばり・噛み締めは、常に意識することである程度は防げます。
・一定時間毎に食いしばりがでてないかチェックする(1時間に一回など)
・食いしばりがでていたら力を緩め、肩や首をまわしてストレッチをする
・咬筋の力の抜き方を覚える
食いしばりは、緊張やストレスが原因と言われていますし、集中している時ほど、無意識にでやすくなるので注意が必要です。

エラボトックスで筋肉の働きを緩める

美容クリニックで受けられる治療として、「エラボトックス」がおすすめです。
エラボトックスは、咬筋の発達しすぎによるエラの張りを改善する施術です。
咬筋にボトックスを注入し、筋肉の働きを弱めて緊張を緩めます。薬剤の作用で発達した咬筋が痩せていき、以下のような効果が得られます。
・エラ張りの改善
・小顔効果
・歯ぎしり、食いしばりの改善

エラの張りが小さくなりますので、滑らかでスッキリした印象のフェイスラインになります。
また、咬筋への過度な負担が軽減されますので、咬筋の力みが原因で生じていた顔・肩のコリ等の不調の改善効果も期待できます。

ボトックス注射の効果は3~6か月程度です。継続治療にて効果を持続できます。

エラボトックスの施術例

エラボトックスの施術例

施術 エラ(咬筋)にボトックスを注入することで、発達しすぎた筋肉の働きを弱め、フェイスラインをスッキリさせる効果が期待できます。
特徴 1度の施術で3~6カ月の効果が持続するという特徴があります。
リスク(副作用) 注入部および、その周囲に内出血が起きる可能性がありますが、通常1週間程で消失します。
注意事項 治療の結果には個人差があります。

まとめ

まとめ

咬筋の発達による影響と対策についてご紹介しました。
咬筋が発達しすぎると、エラが張ってゴツゴツした印象や太った印象が強くなります。また、フェイスラインへの影響だけではなく、肩こりや顎の痛みなど、体調にも影響がでる可能性がありますので、気になっている方は早めの対策がおすすめです。

セルフケアで咬筋を衰えさせるのは難しいですが、マウスピースの使用や咬筋まわりのマッサージにて予防効果は得られます。
美容医療ではエラボトックスが有効です。直接咬筋に働きかけて筋肉の力を緩めるため、咬筋の力みが自然と治まり、エラ張りの改善や小顔効果、食いしばり・歯ぎしりの改善効果も得られます。
注射のみでできる受けやすい治療ですので、是非ご検討くださいね!

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。

咬筋の発達でお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

よくあるご質問

咬筋が発達しすぎるのはなぜ?について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.咬筋が発達する原因はなんですか?

歯ぎしり・食いしばりがある方、硬いものをよく食べる方、歯並びの影響で咬筋を酷使している方は、咬筋が発達しやすい傾向があります。咬筋が発達すると、エラが張った状態となります。

Q.エラ張りはどうすれば治りますか?

エラの張りには、咬筋に直接働きかけるエラボトックスが有効です。咬筋を細くしてエラのふくらみを改善し滑らかなフェイスラインに変化します。

Q.咬筋のコリをほぐす方法を教えてください

咬筋はマッサージでほぐしましょう。
指の腹を咬筋にあてて、ゆっくりまわします。力強くゴリゴリ押すのは皮膚に負担がかかるため控えましょう。

Q.咬筋の発達のチェック方法とは?

奥歯をギュッと噛み締めた際に、エラが膨らむようであれば、咬筋が発達している証拠です。また、歯ぎしりや食いしばりがある方、寝起きに肩こりや顎の痛みがある方も咬筋が発達している可能性があります。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会理事長 安形省吾(やすがた しょうご)

プライベートスキンクリニック 医療法人優聖会理事長 安形 省吾ドクター

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

略歴
平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職
所属
日本形成外科学会
正会員
正会員
VST(ボトックスビスタ)認定医
ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
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プライベートスキンクリニックでは、2018年6月1日に施行・改訂された医療機関ホームページガイドラインを遵守したホームページの作成を行っております。
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