医療脱毛による硬毛化って?起きたらどうする?

脱毛による硬毛化って何?原因やなりやすい部位を解説

硬毛化をご存じでしょうか。

医療脱毛後に、まわりの体毛に比べて太く濃い毛が生えてきてしまう現象を、硬毛化と言います。
硬毛化は、色素が薄く細い産毛のような体毛が多い部分に起こることがあります。
これは、医療脱毛におけるリスクの一つです。

今回は、この硬毛化について深堀していきます。
医療脱毛をご検討中の方は、ぜひご覧ください!

硬毛化とは?

硬毛化とは?

医療脱毛前には細く色素が薄かった毛が、医療脱毛後には太く濃くなって生え換わってしまうことを、硬毛化と言います。
これは医療脱毛後、直ぐに起こるわけではありません。

1カ月半〜3カ月程経ってから徐々に確認できるようになります。
硬毛化が起こりやすい時期は、2〜5回目の医療脱毛頃です。

硬毛化の原因

硬毛化の原因については、未だ明確な答えがあるわけではありませんが、いくつかの説があります。

脱毛時のエネルギー不足

通常はエネルギー不足の場合、ダメージが発毛組織まで伝わりにくいため脱毛効果が低くなる程度です。
しかし、何らかの理由でダメージが刺激として伝わり、発毛組織を活性化させてしまうことで硬毛化が起きるのではないかというものです。

また、エネルギー不足によって完全に破壊することができなかった発毛組織は、傷ついた状態で残ります。
私たちの体は、ダメージを受けると修復するための物質を放出して傷を治そうとします。
毛も同じで、その物質が作用するためではないかと考えられています。

脱毛時のエネルギーが強すぎる

反対に、脱毛の際のエネルギーが強すぎる場合も、発毛組織がうまく破壊されずに残ってしまうことがあります。

医療脱毛では、発毛組織へエネルギーを届けるために毛が導火線の役割をします。
しかしエネルギーが強すぎた場合、導火線である毛が即座に破壊されてしまい発毛組織まで十分なエネルギーが届かないため、発毛組織が残り硬毛化が起こると考えられています。

脱毛部分を冷やしすぎている

医療脱毛時、通常お肌を冷却しながら施術を行います。
これは、火傷のリスクからお肌を守るためには大切なことです。
しかし、お肌を冷やすことで発毛組織へ与えるエネルギーを弱めてしまうため、硬毛化が起こるのではないかと考えられています。

では次に、硬毛化が起こりやすい方にみられる特徴の傾向や、好発しやすい部位についてみていきましょう。

硬毛化が起こりやすい人の特徴

  • 10代〜30代前半くらいの比較的若い方
  • 体毛の色素が薄く色白
  • 産毛が多い
  • 毛穴が開き気味
  • 痛みに敏感
  • 毛根がいろんな方向で深く生えている

このような特徴を持つ方に、硬毛化がよく見られます。しかし、硬毛化は誰にでも起こる可能性があります。
また、このような特徴がある方でも、硬毛化が絶対に起こるというわけではありません。

硬毛化が好発しやすい部位

硬毛化が好発しやすい部分は、色素が薄く産毛が多い部位や、お肌に対する体毛の角度の差が大きい部位(皮毛角)です。
皮毛角というのは、毛が立っている状態です。
毛根が深いところにあり熱のダメージを与えられる面積が少ないという特徴があります。

硬毛化が好発しやすい部分として

  • 顔やうなじ
  • 肩などの二の腕や太もも
  • 背中やお腹

などが挙げられます。
いずれも産毛やメラニン色素が薄い毛、または皮毛角が大きくなる部分です。
エネルギーが伝わりにくいため、発毛組織が残りやすく硬毛化が起こりやすい部位と言えます。

硬毛化が起こりにくい部位として、元々太く硬い毛が生えているVIOやワキなどが挙げられますが、それでも可能性がゼロというわけではありません。
ではもし、医療脱毛中に硬毛化に気づいたら、どうすればいいのでしょうか。

硬毛化に気づいたらどうすればいい?

硬毛化が起こると、直ぐに元のように戻すことは難しくなります。
元の状態に戻るまで、長い時間がかかるケースもあります。

硬毛化はすべての毛に起こるわけではなく一部で起こります。
そのため、とても気になるかもしれません。
ですが、毛抜きなどで抜く行為は絶対にしないでください!次の脱毛で、効果が半減してしまいます。

触らずに、次の施術の際、医師に相談しましょう。
クリニックの対応として考えられるのは

  • 脱毛を続ける
  • 別の脱毛方法やマシンでの照射に切り替える
  • 何もせず自然に戻ることを目指す

などです。

どうしてもレーザーでの脱毛を続けるのであれば、レーザーの波長や出力をさらに高くして脱毛を続行したり、細い針を使用する脱毛に切り替える場合もあります。
また、硬毛化が起きたマシンとは別のマシンに切り替えることもあります。
硬毛化が起きてしまうと、同じ条件でいくら脱毛を続けても改善されない可能性があるためです。

クリニックによっては、毛周期に合わせてその部位の脱毛を休む場合もあります。
これは、毛周期によって自然に元の太さに戻せる可能性があるためです。
ただ、元の状態に戻らないケースや、長い時間を要する可能性があります。

硬毛化は予防できる?

原因がまだ明確になっていないため、医療脱毛を受けてみるまで硬毛化が起こるかはわからないというのが現状です。
どのような脱毛方法でも、どんな方にでも起こる可能性があります。そのため、事前に対策を取り完全に防ぐということは難しいです。

どうしても硬毛化を避けたいなら、好発部位の脱毛を避けるより他ありません。
それでも、全身の医療脱毛に挑戦したい!という方は、硬毛化対策を取っているクリニックを選ぶと安心です。

クリニック選び

硬毛化が起きた際の治療方針は、クリニックによっても違いがあります。
ご自身の希望に合う治療方針のクリニックを選ぶようにしましょう。
また硬毛化への追加照射は無料で行えるのか、硬毛化が改善しない時には追加照射が受けられるのか、追加照射の値段などについても確認しておきましょう。

契約前にカウンセリングを受けてしっかり確認しておくことで、安心して医療脱毛に挑戦できるはずです!

まとめ

いかがでしたか?
今回は、硬毛化についてお伝えしました。

硬毛化は、対策をきちんと取っているクリニックでの施術であれば一時的な現象で治まり、そこまで心配しなくても大丈夫です。
硬毛化が不安で医療脱毛に挑戦できないという方は、どのような硬毛化対策をしているのか、事前にクリニックのカウンセリングなどを受けて確認しておくと安心です。
ぜひ、この機会に医療脱毛に挑戦して、ツルツルなお肌を手に入れてくださいね!

医療脱毛をご検討中の方は、当院へご相談ください。
施術についての不安や疑問、お肌の悩みなど何でもお聞かせください!

皆様のご来院、心よりお待ちしております。

よくあるご質問

医療脱毛による硬毛化って?起きたらどうする?について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.硬毛化が起こりやすい部位はありますか?

色素が薄く細い毛があるような部位や立った毛が多く生えている部位などは、硬毛化が起こりやすい傾向にあります。

これは、どちらもエネルギー不足によって発毛組織を完全に破壊できないことが原因で、硬毛化を引き起こしている可能性があります。

・顔
・二の腕(特に肩)
・背中
・うなじ
・背中
・お腹
・太もも

などが、好発部位となります。

Q.硬毛化は予防できますか?

硬毛化は、未だ原因がはっきりしていないため、事前に予防対策を取ることは難しいです。
好発部位を避けて医療脱毛を受けることが一番の対策と言えますが、全身脱毛を目指すのであれば、事前にクリニックへ硬毛化が起きた際の対応などについて確認しておくと安心です。

Q.硬毛化が起きた部分は剃ってもいいですか?

硬毛化が起こっている部分は、まわりの毛に比べると濃く太くなっているため、とても気になると思います。ですが、絶対に剃ったり抜いたりしないようにしてください。その後の施術の際、効果が半減してしまいます。
次の施術の際に、医師に相談しましょう!

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会理事長 安形省吾(やすがた しょうご)

プライベートスキンクリニック 医療法人優聖会理事長 安形 省吾ドクター

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

略歴
平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職
所属
日本形成外科学会
正会員
正会員
VST(ボトックスビスタ)認定医
ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
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