ケミカルピーリングのデメリットは?

ケミカルピーリングのデメリットは?
こんにちは!プライベートスキンクリニックです!
今回は、ケミカルピーリングのデメリットについてのご紹介です。

ニキビやニキビ跡、毛穴トラブルの解消のため、ケミカルピーリングをご検討中の方、いらっしゃいますよね。
ピーリング成分が含まれている化粧水やジェルでのケアを、普段から取り入れている方もいると思いますが、自宅用とクリニックのピーリングには、効果に大きな差があります。

美容クリニックのピーリングは、自宅用に比べて、より効果の高い高濃度成分を含む薬剤を使用していますので、短期間でニキビ治療や肌のお悩み解消を目指したい方におすすめです!
患者様のお肌の状態に合わせて、濃度や塗布量、時間の調整をしながら施術を行っていきますし、施術時間も短く受けやすい施術です。

でも、どのような治療であってもデメリットは事前にしっかり確認しておきたいですよね。

そこで、本日はケミカルピーリングのデメリットを詳しく解説していきます。
ケミカルピーリングに興味のある方は、ぜひチェックしてくださいね!

ケミカルピーリングの効果とは?

ケミカルピーリングの効果とは?

ケミカルピーリングとは、薬剤をお肌に塗布し、表皮の古くなった角質を化学的に融解し剥離させて除去する施術です。乱れていたお肌のターンオーバーを正常化して、肌の状態を整えていきます。ニキビやニキビ跡の治療効果が高く、その他にも、くすみやしみ、毛穴の開き・詰まり・黒ずみの改善など、多くの美肌効果が得られます。

皮膚は通常約28日周期で細胞が入れ替わって新しい皮膚を作り出すターンオーバー(肌の生まれ変わり)が行われています。
加齢や生活習慣、紫外線の影響などで生まれ変わりが正常に行われなくなることでシミやしわ、くすみ、キメ、にきびなどのさまざまな症状を引き起こしてしまいます。このような状態を改善し、お肌を生まれ変わらせてくれるのがケミカルピーリングです。

ケミカルピーリングは、こんな方におすすめです♪

  • ニキビが気になる
  • ニキビがなかなか治らない!!
  • ニキビが炎症している
  • 毛穴のつまりが気になる
  • お肌の調子が悪い
  • 化粧ノリが悪い

ニキビ・ニキビ跡治療

古くなった角質が除去されて、ニキビの原因となる毛穴詰まりが解消されます。
薬剤による殺菌効果もニキビ治療に有効です。
また、肌のターンオーバーが整い、メラニンの排出が促されるため、色素沈着タイプのニキビ跡治療にもおすすめです。

ニキビの炎症状態によっては、先に他の治療が必要なケースがあります。

ニキビは自分でつぶすと跡になって残ってしまいます。
炎症性の白くなっているにきびは面皰圧出をおすすめします。
器具を使って行いますので、自分でニキビをつぶす前にご来院ください!

くすみ、シミ、色素沈着の改善

ターンオーバーが乱れるとメラニンの排出が進まないため、いつまでも肌に留まり、シミや色素沈着ができやすい状態となります。
また、古い角質が肌表面を覆っていると、肌全体がぼんやり暗くなるくすみ肌の原因ともなります。

ケミカルピーリングは、肌が生まれ変わるサイクルを改善してくれます。
定期的な継続によって、メラニンを排出してシミやくすみを薄くし、キメの整った透明感のある肌を取り戻してくれます。

毛穴の改善

古い角質が除去されるため、毛穴の詰まりや黒ずみが解消して毛穴が目立たなくなります。

小じわの改善

古い角質がなくなると、水分の浸透力が上がるため、乾燥小じわの改善に有効です。
また、薬剤の刺激や肌細胞の代謝アップによって、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの生成が促され、肌のハリや弾力が改善し、小じわが目立ちにくくなります。

ケミカルピーリングの施術例

ケミカルピーリングの症例写真

施術 肌の状態に合わせたピーリング剤を塗布し、薬剤の力で皮膚の角質層から表皮上部を剥がれやすくし、肌のターンオーバーを促しました。
特徴 肌の表面の古い角質を除去し、ターンオーバーを正常化します。炎症ニキビの早期改善、毛穴の引き締め効果も期待できます。
リスク(副作用) 赤み・ひりつき・かさぶた・乾燥・水泡などが起こる場合があります。
注意事項 治療の結果には個人差があります。

ケミカルピーリングの種類

ケミカルピーリングで使われる代表的なピーリング成分として、グリコール酸とサリチル酸があります。
その他にも、乳酸、トリクロロ酢酸などがあります。

当院のケミカルピーリングでは、「グリコール酸」と「サリチル酸マクロゴール」を扱っており、にきびやにきび跡治療にて高い効果が得られています。

グリコール酸

分子量が小さく水に非常に溶けやすい性質があり、皮膚の浸透性が高いことが特徴的です。
表皮の最も深い層にある「基底層」まで薬剤の作用が及びます。

グリコール酸は2週間に1回くらいを目安にします。

サリチル酸マクロゴール

サリチル酸は、角質除去と皮脂分泌のコントロール力に長けており、にきび治療に優れた効果を発揮します。
角質層のみに作用するため、肌の奥へのダメージを防ぎ、施術中の痛みや術後の赤みの出現を軽減します。

4週間に1回、にきびがひどい人は3週間に1回くらい来ていただいています。
サリチル酸はピーリングが終わった後12時間ほどお化粧ができません。

当院で取り扱っているサリチル酸マグロゴールは、ベビーピールにも含まれており、2週間に1回の施術も可能です。

ケミカルピーリングのデメリットとは?

ケミカルピーリングのデメリットとは?

ケミカルピーリングのデメリットとして、施術中に感じるピリピリとした痛みや、施術後に生じる赤み、皮剥け、乾燥、肌荒れ等の副作用、一時的なニキビ・毛穴の悪化、即効性がなく複数回の施術が必要な点などがあげられます。また、敏感肌や肌に炎症がある方は、ピーリングの施術が向いていないケースもあります。

施術中の痛み

施術中は、ピリピリとした痛みを感じますが、我慢できる程度という方がほとんどです。

ピーリング剤の種類や濃度、肌質、施術を受ける日の肌の状態によって、痛みの感じ方が変わります。

赤み、皮むけ等の副作用

施術直後は、以下のような副作用が生じる可能性がありますが、2~3日程度で症状が改善する方がほとんどです。

  • 赤み
  • 乾燥
  • 肌荒れ
  • ヒリヒリ感
  • かさぶた
  • 水泡
  • 皮剥け

皮むけが生じた場合は、回復までに数日~1週間程度かかる可能性があります。
施術後一定期間は、肌が敏感で日焼けしやすい状態となるため、バリア機能が回復するまでは、念入りな保湿・紫外線ケアが必要です。

毛穴の状態が悪化する

施術前よりも毛穴が広がったり、目立ちやすくなったというケースです。

毛穴の状態が悪化する原因として、一時的な肌の乾燥や施術のやりすぎが考えられます。
古い角質が剥がれて毛穴詰まりが解消されていく過程で、毛穴が目立つようになったり、肌のザラつきが強くなる可能性があります。
あくまでも一時的な症状であり、自然と改善しますので心配ありません。

また、ピーリングの頻度が高すぎる場合は、肌荒れや炎症によって、毛穴が目立ちやすくなる場合があります。

ニキビが増えた・悪化した

ケミカルピーリングの施術後に、ニキビの症状が悪化するケースがあります。

ピーリング直後は肌のバリア機能が低下しますので肌が乾燥して皮脂の分泌量が増えやすくなります。
もちろん毛穴が塞がっていなければ、ニキビができる可能性は低いですが、施術直後は敏感で不安定な状態であるため、ニキビが増えてしまうことがあるのです。

ニキビの悪化は、肌の状態が急激に変化する1回目や2回目など、治療初めに起きやすい症状です。
ニキビが増えたり、今まで出ていなかった部位にニキビが出現するケースもありますが、施術を重ねると自然とニキビができにくくなります。

ただし、ニキビ治療にケミカルピーリングは有効ですが、体質や肌質によっては不向きな方もいますので、ニキビの悪化が改善されないようであれば、他の施術への切り替えや他の施術との併用等を視野に入れてよく相談されるのがいいでしょう。

即効性がなく継続が必要

ケミカルピーリングには即効性はありません。

一回の施術でも肌のツヤアップや化粧ノリのよさを感じる方もいますが、基本的には、施術を重ねることで肌のターンオーバーが整い、徐々に肌の状態が改善されていきます。

患者様の症状によって異なりますが、5回~10回を目安に施術を受けていただきます。

施術後の肌トラブルが治らない

  • 赤みが治らない
  • 乾燥状態が続く
  • 肌荒れやかゆみが長く続く

副作用が施術後なかなか治らないような場合は、薬剤によるダメージが予想よりも強くでている可能性があり、以下のような原因が考えられます。

  • もともと肌に炎症があった
  • ピーリング剤が肌に対し強すぎる
  • ピーリング頻度が高すぎる
  • 敏感肌や肌の薄さ等の理由で、ケミカルピーリングが向いていない

いずれも、肌に負担がかかっているケースです。
肌の炎症や肌荒れが続くと、色素沈着として跡が残るリスクもあがりますので、早めに施術したクリニックで診てもらいましょう。

やけどのリスク

ピーリング剤の種類や濃度、薬剤を塗布している時間の長さによっては、肌への作用が強すぎて強い赤みやヒリヒリ感を伴った火傷(化学熱傷)状態となるリスクがあります。

適切な条件の薬剤の使用によって、避けられるリスクです。

やりすぎのリスク

ケミカルピーリングをやりすぎると、肌の乾燥状態が続き肌荒れが悪化する可能性があります。
また、皮膚のバリア機能が常に低下した状態が続き、炎症を起こしやすい肌状態となります。
さらに、角質を短期間で剥がしすぎるとキメの無いビニール肌となってしまうリスクもあります。

施術頻度を守っていれば、避けられるリスクです。

施術の効果がない

ピーリングの効果が感じられない、お悩みの症状が治らないケースです。
ケミカルピーリングで効果が得られないのであれば、以下のような理由が考えられます。

  • 施術回数が少ない
  • アフターケアが不十分で肌荒れが生じている
  • ダウンタイム中で肌の状態が良くない
  • ピーリングの薬剤が肌に合っていない
  • エステやセルフピーリングで効果が低い可能性

クリニックでの施術で、効果が感じられない場合は、施術を受けているクリニックで相談してみましょう。

ケミカルピーリングの失敗やデメリットを回避する方法

ケミカルピーリングの失敗やデメリットを回避する方法

ケミカルピーリングでの失敗やデメリットを回避するためには、ご自身の肌に合ったピーリングを選び、バリア機能の低下状態からいち早く回復させるためにアフターケアをしっかりと行うことが大切です。

また、患者様の肌の状態をしっかりと見極められる医師の選択も大事なポイントです。

やりすぎないこと!頻度はどのくらい?

頻度や回数を守って施術を受けましょう。
2~4週間サイクルでの施術が目安となります。
頻度は使用する薬剤で変わりますし、また、前回の施術から一定期間経っていても、肌の状態がよくないときは施術を避けるのがおすすめです。

ピーリングは攻める施術ですので、肌への負担を考慮しつつ継続していきましょう。

保湿と紫外線対策

ケミカルピーリングは、酸によって古い角質層を剥がしていく施術です。
そのため、施術直後は角質層のバリア機能が一時的に低下してしまうので、肌が乾燥しやすかったり紫外線のダメージを受けやすい状態になっています。

外に出るときはしっかり紫外線対策をし、いつも以上に保湿を心がけてください。

ご自身に合ったピーリングを選ぶ

ピーリングの薬剤はいくつか種類がありますし、副作用も薬剤によって変わります。
肌のお悩みや肌質、ダウンタイムなどすべての要素を比較して、ご自身に合ったピーリングを選びましょう。

カウンセリング時に、よく相談して決めましょう。

経験豊富な医師やクリニックを選ぶ

ケミカルピーリングは、患者様の一人ひとりのお肌に合わせて、薬剤の種類と薬剤濃度やphの選択、塗布時間の決定、施術間隔の調整をして治療を進めていきます。

専門知識のある医師のもとで行うことでより高い効果が期待できますし、施術後の副作用に対しても、適切な処置が可能となります。
安全で効果的な施術を受けるためにも、カウンセリングを重視していて、かつ、実績の多い医師やクリニックを選びましょう。

効果がない場合は相談する

施術を重ねても効果がない場合や、ニキビ・毛穴の症状が悪化する場合は、ケミカルピーリングが合っていない可能性があります。

  • 他の薬剤の選択
  • 他の施術との併用
  • 他の施術に切り替える
  • ニキビができやすい原因の解消

など、対策と選択肢はいくつもありますので、まずはお肌の状態を医師に相談してみましょう。

前後の予定を調整する

ケミカルピーリングの後は、肌荒れや皮むけなどの副作用が生じる可能性がありますので、施術後に大切な予定を入れないようにしましょう。
また、施術前の肌状態も副作用の出やすさに影響しますので、施術前後は肌ケアを徹底し、過度な日焼けの可能性があるイベントは避けるようにしましょう。

エステや自宅でのピーリングに注意

日本国内では、高濃度のケミカルピーリングは医療機関でしか行えません。

以前、エステのピーリング施術にて、赤みや傷跡が残る等の失敗トラブルがあった背景により、エステで扱えるピーリング剤は濃度に制限が設けられています。
よって、エステで受けられるピーリングの効果はマイルドであり、また、何らかの肌トラブルが起きても、医療期間ではないためアフターフォローが受けられません。

やりすぎのリスクは、実はご自身でできるピーリング剤の使用でも注意が必要です。
市販されているピーリング剤はあくまでも化粧品の一種で穏やかな作用なため、やりすぎによる肌の変化は、ゆっくりと現れます。
肌の異常に気づかずに、長期に渡りピーリング作用のあるコスメを使用してしまう恐れがあります。

まとめ

ケミカルピーリングのデメリットと後悔しないための対策についてご紹介しました。
特に注意したいデメリットは、施術後の赤みや皮むけ、乾燥です。
保湿と紫外線対策を念入りに行ってくださいね。

ケミカルピーリングは、ニキビやニキビ跡でお悩みの方はもちろん、毛穴トラブルやくすみ、シミの解消にも効果的な施術ですので、ご検討中の方は、ぜひお試しください!

プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
ケミカルピーリングをご検討中の方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

よくあるご質問

ケミカルピーリングのデメリットは?について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.ケミカルピーリングの失敗例は?

ケミカルピーリングの施術後の腫れや水ぶくれ、痛みが強く治らないケースや、やけど、炎症による傷跡が残るなどの失敗事例があります。安全対策として、十分な知識と経験のある医師のもとで施術を受ける必要があります。

Q. ケミカルピーリングは効果がでるまで何回必要ですか?

1回の治療でも、肌のキメやツヤ改善効果が期待できます。ニキビやニキビ跡、シミ等の治療では、5~10回以上の施術が必要となり、施術を重ねることで徐々に効果が現れていきます。

Q.ケミカルピーリングにはどんな副作用がありますか?

施術後の副作用として、赤み、ヒリヒリ感、かさぶた、腫れ、肌の乾燥が生じる可能性があります。これらの症状は2~3日程度で治まります。皮むけが生じた場合は、回復まで数日以上かかるケースもあります。

Q.ケミカルピーリングはどんな人におすすめですか?

ニキビができやすい方におすすめの施術です。また、色素沈着タイプのニキビ跡や、お顔のくすみ、シミ、毛穴の詰まり、開き、黒ずみ、小じわの改善効果も期待できます。

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