ゴルゴ線(ゴルゴライン)を消すには?原因と治療法を解説

目の下の線はゴルゴ線(ゴルゴライン)?

今回は、老け見えの原因となる「ゴルゴライン(ゴルゴ線)」ができる原因と治療法をご紹介します。

老け顔の要因となる顔のシワや凹み。
中でも存在感が強くほうれい線と並んで老け感を強調してしまうのが「ゴルゴライン」です。
メイクで隠そうとしてもなかなか難しいため厄介ですよね。

正式にはミッドチークラインと呼ばれるゴルゴラインができる原因は、生まれつきのお顔の構造や、加齢による表情筋・肌の衰えなど様々です。
そんな、「ゴルゴラインのせいで、老けてみえる。。」とお悩みの方には、美容クリニックでの治療がおすすめです。
ヒアルロン酸注射やハイフ(HIFU)によって、たるみが解消されてゴルゴラインが目立たなくなり、スッキリとした顔立ちが取り戻せます。

ゴルゴラインのセルフケアや予防法についてもご紹介していますので、ゴルゴラインが気になる!なんとかしたい!と検討中の方は、ぜひご覧くださいね。

目の下の線はゴルゴライン(ゴルゴ線)?

 

ゴルゴラインに悩む女性

目の下の線はゴルゴラインかもしれません。ゴルゴラインとは、目頭から頬の中央部分に斜めに入る線のことで、正式名称は「ミッドチークライン」と言います。有名な漫画「ゴルゴ13」の主人公の顔にこの線が描かれていたことから「ゴルゴライン」や「ゴルゴ線」と呼ばれるようになりました。

一見、目の下のシワに見えますが、実際は皮膚にできる「くぼみ」や「溝」です。加齢により悪化する方が多く、目立ってくると、老け顔や疲れ顔にみえるのが特徴です。30代くらいから気になりだす方が多く、年齢を重ねることでラインが深くなる傾向があります。

ゴルゴラインと目の下のクマの違い

目の下のクマは、「青クマ」「黒クマ」「茶クマ」と、クマができる原因によって3種類にわけられます。
この中でもゴルゴラインと重なりやすいのは、「黒クマ」です。
黒クマは、目の下のたるみやくぼみ、眼窩脂肪のせり出しによる段差が影となって際立つクマで、ゴルゴラインとピッタリ重なる方もいらっしゃいます。

他の種類のクマは、目の下に段差ができるのではなく、皮膚の色が変化するタイプです。
「青クマ」は目の周りの血行不良によるもの、「茶クマ」はメラニンによる色素沈着です。

ゴルゴライン(ゴルゴ線)の原因

ゴルゴ線(ゴルゴライン)の原因は、生まれつき、表情筋の衰え、加齢による肌のハリ・弾力低下、脂肪の減少など様々です。
一度できてしまうと解消することが難しいゴルゴライン(ゴルゴ線)。骨格や脂肪の付き方によって、ゴルゴラインが目立ちやすい人、そうではない人がいると言います。

ゴルゴライン(ゴルゴ線)の原因

生まれつき

生まれつき骨格や脂肪が少ないあるいは多いなど脂肪の付き方、リガメントが固い、お肌が柔らかく弾力不足などの場合は、若い頃からゴルゴ線が目立つという人もいます。
特に、目元の脂肪が少ない方や皮膚が薄い方は目立ちやすいといわれています。

表情筋の衰え

顔にはさまざまな筋肉があります。
その中でも、目の周りの筋肉(眼輪筋)や頬の筋肉(下眼瞼筋、上唇挙筋、小頬骨筋)が衰えボリュームダウンすることで、筋肉同士の境目部分の隙間が目立ちやすくなり、ゴルゴラインが出現します。

表情筋が衰える原因

  • 加齢によるもの
  • スマートフォンやパソコンの長時間使用による眼精疲労
  • 無表情

などが原因と考えられています。

加齢だけが、表情筋の衰えにつながるわけではないということです。
スマートフォンやパソコンによる目の酷使や無表情の状態が長く続くと、表情筋を動かすことが減り、筋力の低下につながりまた、顔の血流が悪くなることで新陳代謝が低下し、たるみやくすみもでやすくなります。

これらの要因が重なり、徐々にゴルゴラインが目立つようになっていきます。

加齢による肌のハリ・弾力低下

加齢により、肌のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの成分が減少し、肌のハリや弾力が低下していきます。
頬の肌がボリュームダウンすることで、ゴルゴラインが目立ちやすくなります。

脂肪の減少

年齢を重ねることで、顔は全体的にゴツゴツした印象になりますよね。
それは、ズバリ顔面の脂肪量が減るからです。
若い頃はふっくらしていた頬の脂肪が徐々に減少していくことで、ゴルゴラインが目立ちやすくなっていきます。

ゴルゴラインは20代でもできる?

上述の通り、生まれつきの骨格や脂肪の付き方によって、ゴルゴラインのできやすさには個人差があります。
本来、加齢によって目立ちやすくなる方が多いですが、たるみのない10代~20代前半の方であっても、お顔立ちによっては、残念ながらゴルゴラインが出現するケースがあります。

ゴルゴラインを解消するセルフケアと予防ケア

ゴルゴラインを改善する方法として、真っ先に思いつくのは、セルフケアという方も多いと思います。
ゴルゴラインのセルフケアとして一般的な方法は、

  • スキンケア
  • マッサージ
  • 表情筋の筋トレ
  • 美顔器

などがあります。
実践されている方もいますよね。

セルフケアによって肌の水分量アップや表情筋の筋力回復などの効果は期待できますが、ゴルゴラインは単なるシワではないため、自力で解消するのはなかなか難しいのです。
ただし、お肌の老化がゴルゴラインを悪化させる要因となるのは確かですので、いかに肌を老けさせないかが、ゴルゴ線予防の鍵を握っています。
老けを感じさせない肌づくりをしていきましょう。

スキンケアアイテムや方法を見直す

保湿ケアと紫外線ケアは、肌を守るためには最も大切なことです。
乾燥状態が続くと肌の代謝が下がり、肌細胞に悪影響を及ぼします。
まずは、ご自身の肌に合った基礎化粧品を使用しましょう。

高保湿成分や、シワを改善する成分が含まれているものなど、保湿にプラスした成分に着目して選ぶのがおすすめです。
また、日常的に肌に必要以上に刺激を与えないよう意識し、紫外線対策は毎日行いましょう。

肌によい生活習慣を心がける

  • 睡眠を十分とる
  • 定期的な運動
  • バランスのよい食生活
  • タバコを吸わない

肌の健康を保つためには、睡眠の質の向上と睡眠時間の確保、定期的な運動がおすすめです。
いずれも成長ホルモンの分泌が促されて代謝があがり、肌のターンオーバーサイクルが整います。
また、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取できるような食生活を意識し、摂取カロリーを大幅に減らすようなムリなダイエットは控えましょう。

タバコは、肌の血行を悪くし、ビタミンCも壊してしまいます。
肌にとってはマイナス面しかありませんので、なるべく控えましょう。

姿勢を正す

下向き姿勢は、より重力の影響を受けるため、お顔がたるみやすくなると言われています。
また、悪い姿勢は、顔や首、肩まわりの血流を悪くしますので、お肌によくありません。

パソコンやスマホの使用時や、読書中の姿勢が下向きになっていないか、椅子に座る姿勢は大丈夫か、頬杖はついていないかなど、ご自身の姿勢を見直してみましょう。

マッサージで血流を回復する

お顔の血流をよくすると、むくみがとれてお顔全体がスッキリした印象になります。
また、お肌に必要な酸素や栄養がいきわたり、肌の状態がよくなります。

ただし、肌への不要な刺激を避けるために、直接お顔を触らずにできるマッサージがおすすめです。

  • 頭皮マッサージ
  • 首やデコルテのリンパマッサージ

目のまわりを温める

ホットタオルなどで目の周りを温めると、肌の血行が改善されますし、眼精疲労の解消にも役立ちます。

よく笑うと表情筋が鍛えられる

ゴルゴラインができる原因として表情筋の衰えがあります。
表情筋のトレーニングは、お顔のたるみ予防として有効なケースはありますが、ムリに行うとシワが定着しやすくなるというデメリットがあるため、注意が必要です。
行う際は十分に保湿をしてから始めましょう。

また、よく笑うことで、表情筋が自然と鍛えられて、ゴルゴライン予防に役立ちます。
筋トレや表情を作る際の、表情ジワが気になるという方は、シワ対策クリームも活用していきましょう。

メイクで目立たなくする

メイクで目立たなくさせるには、コンシーラーやハイライトの活用がおすすめです。
また、他の部位をナチュラルに強調すると、ゴルゴ線が目立ちにくくなります。

  • ゴルゴ線の上にコンシーラーをのせて馴染ませる
  • ゴルゴラインに沿ってハイライトを入れて反射させる
  • ノーズシャドウを入れる
  • 涙袋メイクで涙袋を強調する

ゴルゴライン(ゴルゴ線)を消す方法とは?

ゴルゴライン(ゴルゴ線)を消す方法とは?

セルフケアはあくまでも予防であって、「大きな変化や改善は期待できない」と実感されている方も多いと思います。
確実に改善したい方には、美容医療による施術がおすすめです!
ゴルゴラインの治療では、「ヒアルロン酸注入」や「ハイフ(HIFU)」などの施術法があります。

  ヒアルロン酸注入 ハイフ(HIFU)
速攻性 あり 1ヶ月程かけて効果が発現
持続性 数ヶ月~2年程度 6ヶ月程度
ダウンタイム 腫れやむくみ(1~7日程度) 特になし

 

ヒアルロン酸注入

頬の溝部分に、ヒアルロン酸を注入する方法です。
頬がふっくらとし、引き上げられることで、ゴルゴラインが目立たなくなります。

ゴルゴラインは、ほうれい線の治療とセットで行われることが多い部位です。
当院では、たるみ、輪郭、骨格の状態を考慮し、顔全体を自然にリフトアップできる、ヒアルロン酸リフトもご提供しております。
ヒアルロン酸注入について詳しくはこちら

リスク・副作用

むくみ、腫れ、内出血がでることがあります。

ハイフ(HIFU)

ハイフ(HIFU)は、高密度の超音波を使って、肌のたるみを改善する治療法です。
肌表面にダメージを与えずに、熱による肌の引き締め・引き上げをすることができます。

従来、外科手術でしかアプローチできなかった肌の土台部分「SMAS層」に照射できることで、根本的なたるみ治療が行えます。

当院では、ウルトラセルというハイフマシンを使用しています。
ウルトラセルは、カートリッジを変更することで、お肌の浅い層から深層まで照射深度を変えることができ、毛穴やシワ、たるみなど、さまざまなお悩みに対応できます。

深層(SMAS層)へのアプローチをすることで、

  • ゴルゴライン
  • ほうれい線
  • 目の下のたるみ
  • 二重アゴ
  • 小顔効果

などの改善効果が期待できます!
ハイフについて詳しくはこちら 

リスク・副作用

肌に赤みがでることがありますが、数時間で治まる方がほとんどです。
ダウンタイムはほぼなく、当日からメイクが可能です。

ゴルゴライン・ほうれい線・マリオネットラインは消せる?

3大老けラインと呼ばれるゴルゴライン、ほうれい線、マリオネットラインは、いずれも加齢による肌や筋肉の衰えが原因となって出現するラインです。

  • ゴルゴライン:目頭から頬に斜めに入るライン
  • ほうれい線:小鼻の端から唇の両端に向かって入るライン
  • マリオネットライン:唇の両端から顎に向かって下に伸びるライン

3大老けラインが出始める年齢は個人差はありますが、お顔全体のたるみが進むと、徐々に目立ってくる方が増えていきます。
どの老けラインも、上でご紹介したヒアルロン酸注射やハイフなどのプチ整形で改善が可能です。

主な原因はたるみですので、お顔のリフトアップやできた溝を埋めて、目立たなくできます。

ゴルゴラインのまとめ

老け顔に見える「ゴルゴライン(ゴルゴ線)」ができる原因と美容医療による治療法についてご紹介しました。

ゴルゴラインは、生まれつきできやすいタイプの人もいるようですが、加齢が要因となるケースが多いことがわかりましたね。
生活スタイルによっても悪化する可能性がありますので、食事や姿勢、スキンケアなども日々意識することが大切です。

ゴルゴラインでお悩みという方は、美容医療に頼る選択肢もぜひ検討してみてください!
大阪梅田のプライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様のお悩み、症状に合った施術をご提案しています。
ゴルゴラインでお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。

医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!

よくあるご質問

ゴルゴ線(ゴルゴライン)を消すには?原因と治療法を解説について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.ゴルゴラインは何歳からできますか?

ゴルゴラインの出現は、30代から始まり、肌のハリや弾力が低下してたるみが進む40~50代にかけて目立ちやすくなる方が多い傾向にあります。ただし、生まれつきの骨格や脂肪の付き方によっては、若い世代の方でもゴルゴラインができる方もいます。

Q.ゴルゴ線はなぜできますか?

ゴルゴ線は、加齢による肌のハリ・弾力の低下や表情筋の衰え、脂肪の減少によって出現します。生まれつき目立ちやすい骨格の方もいます。

Q.ゴルゴ線の消し方は?

ゴルゴ線治療としては、ヒアルロン酸注射やハイフ(HIFU)が効果的です。
お顔をリフトアップしたり、頬の溝を埋める方法で、ゴルゴ線を目立たなくします。

Q.ゴルゴラインはどこにできますか?

ゴルゴラインは、目頭から頬にかけて斜め下方に入る線のことを言います。線の深さや角度は、お顔立ちや年齢によって人それぞれです。

Q.20代ですが目の下の線が気になります。改善できますか?

目の下から頬にかけて入っている線は、ゴルゴ線と呼ばれるくぼみやシワだと考えられます。多くの場合、加齢に伴うたるみによって目立つことが多いのですが、元々の骨格や脂肪の付き方、リガメントが固い、お肌が柔らかく弾力不足などの場合は、生まれつき目立ちやすくなります。

若いうちのゴルゴ線の原因は、たるみでないことが多いですが、改善するためにはリフトアップ効果に期待できる美容医療をおすすめします。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会理事長 安形省吾(やすがた しょうご)

プライベートスキンクリニック 医療法人優聖会理事長 安形 省吾ドクター

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

略歴
平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職
所属
日本形成外科学会
正会員
正会員
VST(ボトックスビスタ)認定医
ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
SNS

コンテンツポリシー(医療機関ホームページガイドラインの遵守)

プライベートスキンクリニックでは、2018年6月1日に施行・改訂された医療機関ホームページガイドラインを遵守したホームページの作成を行っております。
当クリニックでは、引き続き「医療機関ホームページガイドライン」に基づいたホームページの運用を行ってまいります。

ページトップへ プライベートスキンクリニック大阪院|初めての方へ