口周りのシワが目立つ原因
目次
こんにちは!プライベートスキンクリニックです!
今回は、口周りにできるシワの原因と対策についてのご紹介です。
口元にシワが増えると老け感が強くなります。
会話中や食事中など、口元はよく動く部分であるため目に付きやすく、シワも強調されやすいんです。さらに、肌のたるみが進んでシワが深くなると、保湿だけでは改善が難しくなるため本当に厄介ですし、お悩みの方も多いと思います。
そこで、本日は、口周りのシワの種類、シワが目立つ原因、美容クリニックでの治療法、セルフケアについて詳しく解説していきます。
口元のシワが気になっている方、対策をお探しの方、必見です。
口周りにできるシワの種類とは?
口周りのシワの種類として、「ほうれい線」「マリオネットライン」「顎の梅干しジワ」「唇まわりのシワ」「唇のシワ」「小じわ」があります。加齢だけが原因ではなく、真顔でも目立つシワや笑った時に強調されるシワなど、シワの種類によってそれぞれに特徴があります。
ほうれい線
小鼻から口角まで八の字に入るほうれい線は、一般的にシワの一種とされることが多いですが、厳密には頬と口まわりの筋肉の境界線部分の凹み(溝)であり、鼻唇溝(びしんこう)とも呼ばれています。表情筋や皮膚、骨の衰えなど、さまざまな要因が重なってできます。
笑うと際立つのが特徴的で、お顔の構造によっては、若くても目立つ方もいます。加齢によって肌のたるみが進むと、より深く目立つ溝となります。
マリオネットライン
マリオネットラインは、ほうれい線のさらに下に位置し、口角から下に伸びる2本のラインです。肌のたるみにより現れるシワです。
ほうれい線は比較的若い方でもでている方がいますが、マリオネットラインは、たるみが強くなる40代以降にできやすくなります。
丸顔の方や、頬から口元にかけての脂肪が多い方は、早めに目立ちやすくなる傾向があります。
マリオネットラインが進行すると、深くくっきりとした縦線が入ります。
顎の梅干しジワ
顎の表面に凸凹状に現れるシワで、まるで梅干しのようなクシャっとした見た目であることから「梅干しジワ」と呼ばれています。
梅干しジワは、下唇の下から顎の先端まで伸びている「オトガイ筋」の緊張による影響で出現します。オトガイ筋は下唇を引き上げる働きがあり、加齢や歯並び等の影響で必要以上に力が入るようになると、顎にシワが寄ってしまうんです。
梅干しジワがあると、老けて見えるだけでなく、暗く不機嫌な印象も与えてしまいます。
小じわ・ちりめんじわ
口元にできる細かいシワです。肌の乾燥が主な原因ですが、放っておくとどんどん深いシワへと進行します。
唇の上の縦ジワ、放射線状のシワ
唇の周りに放射線状に入るシワは、口輪筋の衰えによって寄りやすくなるシワです。
・口をすぼめた時
・食事のとき
口を動かした際に、目立ちやすいのが特徴です。
上唇の上に縦ジワが入る方が多く、シワの状態が進むと、唇の周り全体に放射線状にシワが入ったり、ちりめんジワや唇の縦ジワと同化するケースもあります。
唇の上の縦ジワは、真顔の際には目立ちにくいため、まわりの人に言われて気づく方もいます。唇のまわりがシワシワ状態となると、老け見え度が一気に上がりますので、注意が必要です。
唇の縦ジワ
加齢や乾燥によって唇のふっくら感がなくなると、縦ジワが目立つようになります。真顔の時に目立ちやすく、見た目年齢をあげてしまうシワの一つです。
口周りのシワが目立つ原因とは?
口周りにシワができるのは、皮膚や表情筋の衰え、肌の乾燥、表情グセなどが主な原因です。年齢を重ねるほど、複数の要素が重なって、よりシワができやすい肌状態となっていきます。
肌のハリと弾力の低下・たるみ
加齢や紫外線の影響で、真皮内のコラーゲンやエラスチンが減少していくと、肌のハリや弾力がなくなり、シワができやすくなります。さらに、皮膚にたるみがでると、ほうれい線やマリオネットラインのような深く目立つシワができやすくなります。
口のまわりは乾燥しやすい
口周りの細かいシワは、肌の乾燥によってできる小じわやちりめんじわです。
肌の乾燥が続くと、角質の水分量が低下して柔軟性がなくなり、キメが荒い状態となって、細かいシワができてしまいます。
口の周りは、皮脂の分泌量が少ないため乾燥しやすく、小じわができやすい部位なのです。さらに、よく動く部分であるのもシワができやすい理由の一つです。
表皮にできた小じわを放っておくと、どんどん肌の奥まで進んで真皮層のコラーゲンやエラスチンがダメージを受けて深いシワになります。
表情ジワが刻まれる
表情ジワは、表情を作る際にできるシワです。特定の表情筋を繰り返し動かすことで、その部分の皮膚に折り目がつくと、固定ジワとなって刻まれてしまいます。
顎にできる梅干しジワはオトガイ筋に力が入りすぎるために生じます。
口をすぼめたり、尖らせたりする癖や、笑う際に唇にギュッと力を入れていると、唇のまわりにシワが寄りやすくなります。
口角をしっかりひいて笑う癖は、マリオネットラインをできやすくします。
お顔の構造によって、必ずしも当てはまるとは限りませんし、加齢の影響もあるのですが、何らかの表情グセがある方は、要注意です。
表情筋の衰え
表情筋が衰えて緩むと、脂肪や皮膚を支えられなくなり、たるみがでやすくなります。表情筋は加齢の影響や無表情の時間が長いと、徐々に衰えていきます。
姿勢の影響
30代に入ると肌の変化に気づき、シワの存在が気になり始める方が増えてきます。40代以降は本格的な肌の老化が進んで、シワだけでなくたるみも生じてお悩みは深刻化していきます。
対して、10代~20代で口元のシワが気になる方は、乾燥対策が不十分な可能性はもちろんありますが、骨格等のお顔立ちによる影響でほうれい線が目立ちやすいタイプかもしれません。
一般的に、加齢とお顔立ちによってシワのできやすさには傾向がみられますが、年齢に関係なく注意が必要なのは、姿勢の影響です。
スマホを見る際の猫背や下向き姿勢が、長時間の無表情状態や血流の悪化につながり、お顔のたるみを進行させてしまうと言われています。いわゆる「スマホたるみ」です!
口周りのシワもできやすくなりますので、注意が必要です。
口周りのシワをなくす美容整形
口周りにできた深いシワの改善には、ヒアルロン酸注射やハイフ、マッサージピール、ボトックス注射など、シワの種類と深さ、お肌の状態によってご提案する治療法が変わります。肌の機能を向上させてハリと弾力を回復したり、表情ジワを改善する施術があります。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、あらゆるシワの改善が可能です。シワ部分に直接注入して内側から持ち上げる施術と、たるみの原因となる靭帯(リガメント)部分に製剤を注入して、お顔全体をリフトアップする施術「ヒアルロン酸リフト」もあります。
- 支持靭帯(リガメント):リフトアップ
- ほうれい線:溝を目立たなくする
- マリオネットライン:シワを目立たなくする
- 唇:唇をボリュームアップして縦ジワを改善
ハイフ(HIFU)
超音波を使って、真皮上層~SMAS(表在性筋膜)にアプローチできる照射系治療で、シワやたるみの改善に有効です。
ターゲットとする肌の層に合わせて、照射深度を変えることで、小じわから深いシワまで、さまざまなタイプのシワに対応できます。口周りのシワ改善に効果的で、ダウンタイムがほぼなく、受けやすい美肌治療です。
マッサージピール
高濃度TCA(トリクロロ酢酸)や低濃度過酸化水素、コウジ酸を配合した薬剤「PRX-T33」を使ったピーリングで、真皮細胞に働きかけて、コラーゲンの増生を促す美肌治療です。
ハリやツヤの回復、小じわ・たるみの改善に効果的です。施術回数を重ねる度に、ハリ感がアップしてシワが目立たなくなります。
ボトックス注射
表情ジワにはボトックス注射が有効です。表情筋の力を弱めて緊張を取り、表情ジワを改善します。
表情を作った際に、シワが際立つ方におすすめの施術で、顎にできる梅干しジワに効果的です。
口周りのシワを改善するセルフケア
口周りの細かい乾燥小じわは、保湿ケアなどのスキンケアで改善が期待できます。深いシワがあるケースやたるみが出ている方は、セルフケアで解消するのは難しいかもしれませんが、口元のシワ予防のためにも、日々の対策は大切ですので、取り入れていきましょう。
表情筋エクササイズ
口周りの表情筋を鍛えるエクササイズでシワを予防しましょう。
口のまわりを囲むように存在する口輪筋を鍛えると、ほうれい線やマリオネットライン予防に役立ちますし、オトガイ筋の使いすぎを防げるため、梅干しジワ対策にもなります。
口輪筋の鍛え方は、専用器具やペットボトル、風船を使った方法があります。
エクササイズを行う際は、無理に皮膚を動かしてシワが増えないよう、しっかりと保湿をした状態で行いましょう。
スキンケアで乾燥ジワを防ぐ
乾燥ジワの予防と改善には、保湿ケアが必須です。高保湿成分やシワを改善するレチノール、ナイアシンアミド配合のアイテムがおすすめです。
肌老化を防ぐために、毎日の紫外線対策も取り入れましょう。唇のUVケアも忘れずにしてくださいね。
まとめ
口元のシワが目立つ原因と治療法、セルフケアについてご紹介しました。乾燥が原因の小じわであれば、早めに対策すれば改善できる可能性があります。
深いシワが目立つ方は、自己ケアでの改善はなかなか難しいと思いますので、是非美容医療を活用してください!シワと軽度のたるみの改善には、照射系や注入系、ピーリングなど、メスを使わない治療がおすすめです。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりのお肌の状態に最適な施術プランをご提案いたします。
口周りのシワでお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.口元のシワはなぜできるのですか?
乾燥による小じわは、保湿ケアで改善が可能です。ほうれい線やマリオネットライン、梅干しジワ、唇の上の縦ジワなどは、保湿のみでの改善は難しいため、美容医療の活用がおすすめです。ヒアルロン酸注射やボトックス注射、マッサージピールなど、さまざまなシワを改善する施術があります。
Q.口元のしわは何歳からできますか?
口元のシワは、30代~40代にかけて気になりだす方が増えていきます。唇の縦ジワやほうれい線は30代から、顎の梅干しジワは30代後半から目立ち始める方が多くなります。たるみが顕著に現れる40代以降はシワが深くなり、マリオネットラインや唇周りの縦ジワや放射線状のシワが目立ちやすくなります。口元のシワは、加齢だけでなく生活習慣の影響も受けるため、出現年齢には個人差があります。
Q.口元の縦ジワの原因は?
鼻の下~唇の上にできる縦ジワは、口のまわりを囲むように位置する口輪筋(こうりんきん)の衰えによって寄るシワです。
Q.口の横の縦線は何ですか?
口の横に入る縦線は、「ほうれい線」や「マリオネットライン」です。肌の弾力低下とたるみが主な原因で生じます。
Q.口元のしわをなくす方法はありますか?
口元のお肌は刺激に弱いため、やさしい洗顔を心がけて、保湿やUVケアにて乾燥や紫外線から肌を守りましょう。ほうれい線やマリオネットラインの予防には表情筋のトレーニングがおすすめです。口元の深いシワは、美容クリニックでの治療が効果的です。顎の梅干しジワのような表情ジワの改善には、ボトックス注射が有効です。ヒアルロン酸注射やハイフによる施術では、シワやたるみの改善効果が期待できます。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
優聖会理事長安形省吾
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
所属
- 平成14年
- 大阪医科大学医学部医学科:入学
- 平成22年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
- 平成23年
- 守口敬任会病院:入職
- 平成25年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成27年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
- 平成28年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成30年
- プライベートスキンクリニック:入職
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- 一般社団法人日本創傷外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。