レチノールがシワ・たるみに効果的なのはなぜ?
目次
シワやたるみの予防・改善効果に期待できるとして、今大注目の成分であるレチノールをご存じでしょうか?
レチノールを配合した製品を使用して「お肌にハリが出た」「シワが薄くなった」と効果を実感している方も多いようです。
今回はレチノールのシワ・たるみに期待できる作用、効果的な使い方、A反応などについてお伝えします!
シワやたるみは何とかしたいけど美容医療を受けるのはちょっと・・・という方は、ぜひご覧ください!
レチノールとは?成分は?
レチノールは
- シワの予防・改善
- たるみの予防・改善
- 毛穴の開き予防・改善
- ニキビ予防・改善
- シミなどの色素沈着予防・改善
などの美肌効果に期待できます。
特にシワへの効果は、厚生労働省にも認められています。
レチノールの成分は、ビタミンAの一種です。
ビタミンAは本来食べ物の摂取によって体の中で生成され、お肌に蓄えられます。
美肌作りには欠かせない成分です。
ただ紫外線に弱く、浴びることで破壊され減少してしまいます。
そのため食べ物からだけではなく、スキンケアなどで外から補うことが必要になります。
レチノールは他のビタミンAと比べるとお肌への刺激が穏やかなため、さまざまなレチノール配合のスキンケア商品が出ています。
シワ・たるみに期待できる作用
コラーゲンやエラスチンの生成を促す
お肌のハリや弾力を保つためには、コラーゲンやエラスチンは欠かせません!
ですが年齢を重ねるうちに、コラーゲンやエラスチンの生成機能は低下し減少します。
するとお肌には、シワやたるみが生じやすくなります。
レチノールにはコラーゲンやエラスチンの生成を促し、お肌に潤いやハリを与える作用があります。
そのため、シワやたるみの改善効果に期待できます。
またお肌のたるみが改善されることで、たるみが原因で開いてしまった毛穴の改善効果にも期待できます。
ターンオーバーの促進
ターンオーバーが乱れると、お肌の潤いがなくなり乾燥します。
乾燥するとハリや弾力が低下し、お肌表面に細かいシワやたるみが発生します。
また正常なターンオーバーの元では、真皮層のコラーゲンやエラスチンを生成する働きも活発になりますが、ターンオーバーが乱れるとその働きが鈍ります。
さらにターンオーバーが乱れると、古い角質が排除されずお肌に溜まっていきます。
するとゴワゴワしたお肌になり、化粧水などの浸透を妨げてスキンケア効果を低下させます。
レチノールにはピーリング作用があります。
お肌表面の新陳代謝を活発にして古い角質の排出を促し、乱れたターンオーバーを整えます。
古い角質が排出されることで肌細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことでシミやたるみを改善し、ハリや弾力を取り戻すことができます。
化粧水などの浸透力も高まるため、スキンケア効果も向上します。
ターンオーバーの改善によってメラニンの排出も促されるため、ニキビ跡の色素沈着やシミ予防、できてしまったシミの改善効果にも期待できます。
これ以外にもレチノールには、毛穴詰まりの原因となる皮脂の分泌を抑える作用もあるため、ニキビや黒ずみ予防効果にも期待できます。
水分を保持する力を高める
お肌の水分を維持するためには、ヒアルロン酸が大切です。
ヒアルロン酸は、コラーゲンやエラスチンの間を水分のクッションのような役割で満たし、お肌のハリや弾力、みずみずしさを守ります。
ですがヒアルロン酸も、コラーゲンやエラスチンのように年齢とともに減少します。
すると乾燥しやすくなりハリや弾力も低下するため、シワが生じやすくなります。
またお肌を支える機能が低下するため、たるみも生じやすくなります。
レチノールにはヒアルロン酸の産生を促す作用があります。
ヒアルロン酸が水分をたっぷりと抱え込むことで保湿力が高まり、みずみずしくハリのあるお肌に導き、たるみやシワを目立たなくします。
抗酸化作用
お肌が酸化すると、老化を加速させます。
酸化の原因は活性酸素です。
活性酸素は紫外線の刺激など、さまざまなことが原因で活発になります。
活性酸素の働きが活発になると、体やお肌の細胞を攻撃し傷つけて酸化させます。
お肌においては、コラーゲンやエラスチンを生成する細胞を攻撃し機能を低下させるため、シワやたるみが生じます。
またターンオーバーを乱し、メラノサイトを攻撃してメラニン色素の生成を促すため、排出できなかったメラニン色素がお肌に残りシミもできやすくなります。
レチノールには、この活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
コラーゲンやエラスチンを生成する細胞を守り生成を促すことで、ハリや弾力を向上させてシワやたるみを目立たなくさせます。
またメラニン色素の生成を抑えて排出を促すことで、シミを予防します。
このようにレチノールがお肌に作用することで、シワやたるみの予防・改善効果はもちろん、それ以外の美肌効果にも期待できます。
それでは次に、使用する順番やA反応などについて見ていきましょう。
レチノールの効果的な使い方
使用する順番や注意点
レチノールの効果を高めるためには、どのタイミングで使用するのかも大切になります。
製品にもよりますが、多くの場合は化粧水や乳液を使用した後に使用します。
水分が多いスキンケアアイテムの前にレチノールを使用してしまうと、化粧水などがお肌に浸透するのを阻んでしまいます。
逆に油分量の多い保湿クリームやオイルなどを使用する場合は、レチノールの後に使うようにしましょう。
レチノール使用時はお肌が乾燥しやすくなるため、保湿ケアを念入りにする必要があります。
ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドなどを一緒に使うと効果的です。
またレチノールの使用を開始した直後は、お肌のバリア機能が一時的に弱まり紫外線からの影響を受けやすくなります。
そのため、紫外線対策も忘れないように注意しましょう。
A反応と対策
レチノールを使うと
- 皮むけ
- かゆみ
- 赤み
- 乾燥
- 吹き出物
などの症状が一時的に出ることがあります。
この症状が、レチノール反応やA反応と言われるものです。
不足していたビタミンAがお肌に補われることで過剰に反応を起こし、ターンオーバーを急激に促進して角質を剥がします。
するとバリア機能が一時的に低下するため、このような反応が起こることがあるのです。
特に乾燥肌やアトピー肌、光線過敏症(日光アレルギー)の方などは、反応が強く出ることがあります。
レチノール反応を起こしにくくするためには、初めから濃度の高いものを使用せずに様子を見ながら、徐々に濃度を上げていくなどコントロールしましょう。
また初めてレチノールを使用する方や敏感なお肌の方は、朝夜の2回使用する場合は夜の一回、週に2回~3回程度から始めるなど使用回数を減らしてスタートしてみましょう。
レチノール反応は一週間以内に症状が出始め、数日から一カ月以内に治まる傾向にあります。
それ以上続く時や、痛みやかゆみが酷い場合は医療機関に相談しましょう。
レチノール反応以外で、何かしらお肌にトラブルが起きている可能性があります。
それでは最後に、当院おすすめのビタミンAスキンケアシリーズをご紹介します。
ガウディスキン
ガウディスキンを毎日使用することで
- シワやたるみ改善
- トーンアップ
- 美白効果
- シミ改善
- 毛穴改善
- ニキビ改善
などお肌に最大限の効果を発揮し、美しく若々しいお肌に導きます。
ガウディスキンはゼオスキンを知り尽くした日本人の医師が、日本人の肌質に合わせて開発したアイテムです。
A反応によって起こる赤みや、お肌がボロボロと剥がれ落ちるのを抑え、お肌に優しいのにレチノール効果をしっかり発揮します。
敏感肌の方でも始めやすいアイテムです。
医療機関専売のアイテムですので事前のカウンセリングは必要になりますが、詳しいアドバイスを受けることで安心して続けることができます。
使いやすいアイテム数とコストパフォーマンスの面からも、人気のあるドクターズコスメです。
まとめ
以上のようにレチノールの作用によってお肌の機能が高まり、ハリや弾力が向上することでシワやたるみの予防・改善に繋がるのです。
シワやたるみが気になる、若々しく美しいお肌を目指したいという方は、この機会にレチノール配合のスキンケアを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ガウディスキンを始めとするドクターズコスメをご検討中の方は、ぜひ当院へご相談ください!
患者様のお肌の状態を医師がしっかり診察し、適切なスキンケアアイテムをご提案します。
皆様のご来院、心よりお待ちしております!
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よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.レチノールは何に効きますか?
特にシワへの効果が期待されています。
その効果については、厚生労働省でも認められています。
シワ以外にも
・たるみ
・開いた毛穴
・ニキビ
・シミなどの色素沈着
についても、効果が期待できます。
Q.レチノールでもA反応は出ますか?
お肌の状態や肌質によっては、出る可能性は十分にあります。お肌にビタミンAが不足している場合や乾燥肌やアトピー肌、光線過敏症(日光アレルギー)の方などの場合は、強く反応が出ることがあります。
一時的なもので数日後には治まることがほとんどですが、強いかゆみ・痛みが続く場合や症状が一カ月以上続く場合は医療機関でご相談されることをおすすめします。
またドクターズコスメの使用もご検討ください。
医師による診察を行いますので、安心してご使用いただけます。
Q.敏感肌でもレチノールは使用できますか?
回数を減らすなどして、様子を見ながらのご使用をおすすめします。
商品にもよりますが基本的には朝夜の2回使用する物が多いですので、その場合は夜の一回だけ使用する、あるいは週に2回~3回程度の使用にしておくなどしましょう。
また美容クリニックで詳しいアドバイスを受けることで、安心して使用できると思いますので、ぜひご相談ください。
美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階
この施術ページの監修医師
優聖会理事長安形省吾
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。
所属
- 平成14年
- 大阪医科大学医学部医学科:入学
- 平成22年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
- 平成23年
- 守口敬任会病院:入職
- 平成25年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成27年
- 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
- 平成28年
- 東住吉森本病院:入職
- 平成30年
- プライベートスキンクリニック:入職
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- 一般社団法人日本創傷外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
学会発表
第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。