「額を丸くしたいけれど、ヒアルロン酸は何cc必要なの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。 近年では、丸くやわらかな額が好まれ、10〜20代の若い世代を中心にヒアルロン酸注射が人気を集めていま す。
また、加齢によって額の丸みが失われたり、シワが目立つようになったりする方にも効果的です。 そこで今回は、額に注入するヒアルロン酸の量の目安に加え、施術のメリットや注意点についても詳しく解説して いきます。
額(おでこ)のヒアルロン酸注射とは?
ヒアルロン酸は、体内に存在するムコ多糖類の一種で優れた保水力を持つ成分です。 主に水分を保持する役割があるため、肌の潤いやハリを保つために欠かせません。
しかし、年齢を重ねるにつれてヒアルロン酸は減少し、額の丸みもなくなっていく傾向があります。 これは加齢により額の骨が徐々に吸収され、ボリュームが失われていくほか、おでこの筋肉や皮下組織も次第に 萎縮することが原因です。
ヒアルロン酸を皮膚の内側に注入すると、額のボリュームのアップやシワの改善に効果が期待できます。 施術期間も短く、ダウンタイムも少ないことから、気軽に受けられる施術として支持されています。
額のヒアルロン酸が人気の理由は?
額へのヒアルロン酸注入は、10〜20代の若い世代から30~50代まで、幅広い年代に人気のある美容施術です。 丸みのある可愛らしい印象を演出したり、立体感のあるEラインをつくったりと、さまざまな効果が期待されていま す。
また、額のシワを目立ちにくくする効果もあり、年齢による変化が気になる方にも効果的です。 ここからは、こうした人気の理由について詳しく解説していきます。
丸みのある可愛い印象の額に
男女では額の形状に違いがあり、女性の場合は丸みのある柔らかな額が好まれる傾向があります。 一方で、平坦な額は、やや男性的な印象を与えやすいとされています。
特に、ベビーフェイスや可愛らしい雰囲気を目指したい方には、丸みのある額の形成がおすすめです。 注入直後から変化を実感しやすいため、顔全体の印象を手軽に整えたい方にも適しています。
立体感のある美しいEラインへ
Eラインは横顔を見た時に、額から鼻、唇、顎にかけてのラインのことを指します。
額にボリュームを出すと横顔に立体感が生まれ、Eライン全体がより洗練された印象に近づきます。
自然と顔のバランスも整い、鼻が高く見える効果も期待できるでしょう。
適切な箇所にバランスよく注入すると自然な仕上がりになり、周囲に気づかれにくい点も大きなメリットのひとつで す。
額のシワが目立ちにくくなる
ヒアルロン注射を額に注入すると、シワが目立たなくなるなど若返りの効果も期待できます。 額のシワには、表情の動きによって現れる「表情ジワ」と、表情を動かしていなくても見られる「定着したシワ」の2 種類があります。
ヒアルロン酸注入は、特に後者のような既に刻まれたシワに効果的です。
皮膚の内側からふっくらと持ち上げることで、肌にハリが生まれ、気になるシワも目立ちにくくなります。 また、ヒアルロン酸が皮膚を内側から支えることで、新たなシワの予防にもつながるとされています。
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額(おでこ)のヒアルロン酸は何cc必要?
額にヒアルロン酸を注入する場合、どのくらいの量が必要なのか気になりますよね。
実際の注入量は、患者様の額の状態や仕上がりの希望によって異なりますが、目安としては2~4cc程度が一般 的です。
当クリニックでは、あらかじめご希望のデザインをお聞きしたうえで、どのくらいの量が必要かを医師がご説明い たします。
額のシワや凹凸感など、気になる部分だけを整えたいというご希望にも、少量だけ注入できるのでお気軽にご相 談ください。
使用製剤は?持続期間はどのくらい?
ヒアルロン酸にはさまざまな種類がありますが、当クリニックでは「ボリューマ」という製剤を使用しています。 ボリューマは、程よい弾力と適度な硬さを兼ね備えており、額への注入に適しています。 硬すぎると凹凸が治りにくく、柔らかすぎると下に流れてしまうといった心配が少ない点も特徴です。 仕上がりもなめらかで、特に「しっかりとボリュームを出したい方」や「額の凹みが気になる方」に効果を発揮しま す。
さらに、1年半〜2年と持続期間が長いため、継続的な仕上がりを求める方にもおすすめです。
施術後の注意点やダウンタイムは?
ヒアルロン酸注入はダウンタイムの少ない施術ですが、額の皮膚になじむまでに3週間ほどかかります。 その期間は、注入部位を強く擦ったり、マッサージをしたり刺激を与えるのは控えましょう。 また、施術当日は、熱いお風呂やサウナ、激しい運動も避けるのが望ましいです。
身体が温まり血流が促進されることで、内出血のリスクが高まる可能性があります。
メイクやシャワーに関しては、注入部位を避けていただければ当日から可能です。
そのため、比較的お忙しい方にも受けていただきやすい施術といえます。
額にヒアルロン酸を注入するメリットは?
額のヒアルロン酸注射の概要がわかると、「実際にはどんなメリットがあるの?」と気になる方も多いのではない でしょうか。
ここでは、他の美容医療と比較した以下の4つのメリットをご紹介します。
- 理想の額(おでこ)の丸みに近づける
- 施術直後から効果を実感しやすい
- 自然な仕上がりで周囲に気付かれにくい
- ダウンタイムがほとんどない
額(おでこ)ヒアルロン酸注入の施術例(リフト™リド 2本)
施術、料金、期間・回数、リスク(副作用)
施術 |
額にヒアルロン酸を注入し、額のボリュームや丸みを出すことのできる施術です。
また、皮下組織を下からしっかり持ち上げることで、シワを目立ちにくくする効果も期待できます。
施術直後から効果を実感できるため、人気の高い施術です。 |
料金 |
176,000円(レスチレン®リフト™リド 2本) |
期間・回数 |
1回・40分ほど |
リスク (副作用) |
針を刺した部分や注入部分に、赤みや腫れが1~7日ほど出る可能性があります。 |
※注意事項:治療の結果には個人差があります。
理想の額(おでこ)の丸みに近づける
ヒアルロン酸は注入量の調整がしやすく、自分の理想に近い額の丸みをつくることができます。 そのため、施術前には理想の額の形や仕上がりについて、医師としっかり相談しておきましょう。 また、もし仕上がりがイメージと異なる場合でも、注入したヒアルロン酸を溶かせるので施術後の修正も可能で す。
美容医療が初めての方や、仕上がりに不安のある方にも受けていただきやすい施術といえます。
施術直後から効果を実感しやすい
ヒアルロン酸注射は、気になる箇所に直接注入するので施術直後から効果を実感できます。 皮膚に馴染むまでは数週間ほどかかりますが、見た目の変化はすぐに感じられるでしょう。 そのため、なるべく早く理想の額に仕上げたいなど即効性を求める方におすすめの施術です。 大切なイベントや予定がある場合は、それに合わせて施術のタイミングをご提案いたします。
自然な仕上がりで周囲に気付かれにくい
周囲に気づかれずに印象を整えたい方にも、ヒアルロン酸注射であれば自然な仕上がりが期待できます。 ナチュラルにボリュームを出したり、シワを目立ちにくくしたりできるため、「不自然にならないか不安…」という方 にもおすすめです。
ただし、ヒアルロン酸を継続的に注入していると、気づかないうちに仕上がりが不自然になってしまうこともありま す。
そのため、施術のタイミングや回数については医師と相談しながら進めましょう。
ダウンタイムがほとんどない
ヒアルロン酸注射は、ダウンタイムがほとんどない点も大きなメリットです。
切開を伴わないため、施術中や施術後の体への負担が気になる方にも受けやすいでしょう。 施術後に腫れや赤み、内出血などが見られることもありますが、通常は2〜3日程度で落ち着きます。 そのため、仕事などで長期間の休みが取れない方にも、無理なく受けていただける施術です。 また、額であれば前髪などで注入部位をカバーできるため、日常生活に大きな支障をきたすこともほとんどありま せん。
額のヒアルロン注射のデメリットは?
額のヒアルロン酸注射はメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、以下の4つのデメリットやリスクについてご紹介します。
● 効果は永久的ではない
● 仕上がりは医師の技量に左右される
● 血管に詰まるリスクがある
● ヒアルロン酸が完全に溶けないことも
効果は永久的ではない
ヒアルロン酸は、時間の経過とともに体内に吸収されるため、効果は永久的ではありません。 使用する製剤にもよりますが、数ヶ月ほどで徐々に効果が薄れていきます。
そのため、効果を持続させたい場合には、定期的な施術が必要となります。
結果的に他の美容施術より費用がかさむ場合もあるため、あらかじめ把握しておくと安心です。
仕上がりは医師の技量に左右される
ヒアルロン酸注射はシンプルに思えるかもしれませんが、実際には医師の技術が求められる施術です。 トラブルのリスクを最小限に抑えるためには、クリニック選びだけでなく、担当医師の技術や実績も慎重に確認しましょう。
当クリニックでは、解剖学を熟知した形成外科医出身の医師が、カウンセリングから施術、術後のアフターケアま で丁寧に対応いたします。
ヒアルロン酸注射が初めての方もお気軽にご相談ください。
血管に詰まるリスクがある
ヒアルロン酸が血管に入ると、まれに詰まって皮膚の壊死につながることがあります。 しかし、動脈の位置や詰まりやすい範囲は把握されているため、その部位を避けて注入することで、このようなト ラブルは回避できます。
当クリニックでは、毛細血管への誤注入を防ぐため、カニューレという先が丸い特殊な針を使用したり、注入前にシリンジを引いて血管内でないことを確認し、少量 ずつ慎重に注入しています。
ヒアルロン酸が完全に溶けないことも
注入したヒアルロン酸は、基本的には溶解剤を使って元に戻すことが可能です。
ただし、注入から時間が経過したり、繰り返し注入を行ったりすると、完全には溶けきらず皮膚に凸凹が残ること もあります。
この原因は、注入したヒアルロン酸の周囲に皮膜が形成され、それが硬いしこりのようになるためと考えられています。
症状によっては切開を行い、しこりを取り除くケースもあるので注意が必要です。
額のヒアルロン注射はPSCへ!
当クリニックのヒアルロン酸注射では、施術前にしっかりと冷却を行い、ご希望に応じて、追加料金はかかりますが、笑気麻酔や麻酔クリーム等も使用可能です。
注入範囲が広い場合には、先端が丸い「カニューレ」と呼ばれる針を使用し、内出血のリスクを抑えながら丁寧に 施術を進めてまいります。
また、カニューレを使用する際には局所麻酔を併用するため、施術中の痛みも最小限に抑えることが可能です。 さらに、費用面についても、事前のカウンセリングでご予算に応じた製剤や本数をご提案いたします。 額へのヒアルロン酸注射が初めての方も、どうぞお気軽にご相談ください。