「ミラドライは効果ない!」と失敗しないポイントを専門医が解説

この記事でわかること

ミラドライで効果なし!と失敗しないために

「ミラドライを受けてみたいけれど、絶対失敗したくない!」「ミラドライは効果なし」という口コミを見たけど本当?など、いざ治療を受けるとなると失敗やリスクが気になるのは当然だと思います。
悩みの種であるワキ汗やワキガ臭は本当に治るのか、安全性に問題性はないのか、副作用は平気なのかと心配になるのは言うまでもありません。

ワキガ・多汗症治療の一つとして人気のあるボトックス注射に比べても、ミラドライはダウンタイムが多少なりともありますし、ワキが腫れる可能性も高いのは事実です。
また、せっかく受けたのに”効果がなかった”という体験談を耳にすると、本当に大丈夫なのか不安になる方もいらっしゃいますよね。

そこで、本日はミラドライの失敗例と失敗しないための重要なポイントについてご紹介していきます。ミラドライをご検討中の方は、施術を受ける前にチェックしてくださいね!

ミラドライとは?

ミラドライは、ワキの臭いや汗の原因となる汗腺をマイクロ波による熱エネルギーによって破壊する「切らないワキガ・ワキ汗治療」です。
皮膚表面を冷却しながら治療するため、熱傷などのリスクを抑えながら、効果的に汗腺を破壊できる治療です。

ミラドライは汗腺のみにアプローチ

ミラドライは効果ないと感じる理由4選

考える女性

ミラドライはワキガや多汗症治療として、傷跡を残さず半永久的な効果が得られると人気の高い施術で、汗と臭いの原因となる汗腺をレーザーによって破壊する治療法です。そんなミラドライ、主な失敗例は効果が無いということに関するものです。それでは詳しくみていきましょう。

照射範囲・出力パワーが適切でなかった

ミラドライを受ける前と比較して、発汗量・ワキガの臭いが変わらないというケースです。
これはミラドライの照射漏れの可能性や照射レベルが不十分で、汗腺が破壊されにくいことが原因と考えられます。
また、照射が不十分な場合でも汗腺に多少のダメージを与えることはできるため、治療直後に少しは効果を感じても、破壊できなかった汗腺の機能が回復してしまうケースもあります。

臭いがゼロにならなかった

ミラドライを受けたのに、臭いが多少残っているというケースです。ミラドライのマイクロ波照射で破壊できる汗腺の割合は5~8割程度と考えられます。
ですから、ミラドライを受けたからと言って、個人差があり臭いがゼロになるわけではありません。
あくまでも「汗の量が減る・ワキガ臭が減る」というのが正しい効果の範囲となります。
理論的には1回の照射で約50〜80%、2回の照射で約90%の効果があると言われていますが、皮膚や脂肪の厚さや元々の汗腺の量は個々で異なるため、個人差があります。

効果が少ないと感じるものの、実際の生活レベルを聞くと、「汗や臭いが全然気ならなくなった」または「デオドラントが必要であるが、汗も臭いも気にならなくなった」と満足される方も多くいらっしゃいます。
その一方、もっと高い効果を希望されて2回目を受けられる方もおられます。

汗と臭いが戻った

治療後にほとんど感じなくなった汗や臭いが、数か月して少し戻ったために「効果が無かった」と感じるケースです。
理由は、生き残った汗腺が数か月経ち活動し始めるため。治療直後は完全に破壊できなかった汗腺もそれなりにダメージを受けている影響で、機能が一時的に停止し汗や臭いが抑えられている状態となっているのです。

例えば治療直後は90%くらいの効果があったとしても、数か月後には70%くらいまで落ち、本来の効果に戻ってしまいます。これは、ほとんどの方に起こる作用であり、決して失敗ではありません。

数年たったら臭い・汗が再発した

「治療後3年たったら元に戻った」などの口コミも見かけますが、成人後に破壊された汗腺が再び作り出されることは医学的には考えにくいです。
しかし、第二次成長期を終えていない未成年者は、成長と共に汗腺が産生される可能性があるため、時間の経過とともに「再発」したと感じる可能性はあります。

ミラドライ後にしこりが消えない理由は?

ミラドライ施術後、しこりのような硬さを感じることがあります。これは、マイクロ波によって破壊された汗腺や脂肪組織の炎症反応や線維化により、一時的に硬さを感じる状態(硬結)が生じるためです。

通常、1ヶ月前後で徐々に吸収・自然消退していきますが、稀に数ヶ月かけてゆっくり軽快することもあります。

ミラドライで失敗しないためのポイント3選

ミラドライで失敗しないために

ミラドライで失敗しないためのポイントをチェックしていきましょう。

経験・実績豊富なクリニックを選ぶ

美容医療では、どんな施術であっても医師施術者の経験や技術力が仕上がりの良し悪しに影響してしまいます。
ミラドライも例外ではなく、どこのクリニックで受けても同じ結果を得られるとは限りません。
ミラドライは一見簡単そうな印象を受ける施術かもしれませんが、機器の出力レベルや照射範囲の設定、複数回の照射、照射漏れを防ぐ方法などの技術力と経験値が必要となります。
「効果が出ない」などの失敗を防ぐためには、ミラドライの経験が多く評判のよいクリニックで受けることが大切です。

当クリニックは、最高顧問の井畑医師及び院長の安形医師共に、Miramar Labs社より「ミラドライ公式認定医」に認定されています。
特に、井畑医師はミラドライ治療が日本に導入された2010年当初から治療に携わっており、ミラドライについての学会発表も行っており[1]、経験・実績豊富なミラドライ公式認定医です。

ミラドライ認定書 井畑 峰紀

料金の総額を確認する

ミラドライは保険適用外の自由診療となるため、料金はクリニックごとに差があります。
施術料金に加えて、専用チップの費用や麻酔、アフターケア、再診時のお薬代などが別にかかるケースもあるため、あらかじめ「総額でいくらになるのか」をしっかり確認しておくことが大切です。

当院では、麻酔やアフターケアなどに必要な費用も含めた明確な料金設定を行っており、カウンセリング時に追加費用が発生しにくいよう配慮しています。
また、施術後に腫れや痛みが続いた場合でも、経過観察は無料でしっかりとフォローいたしますので、安心してご相談ください。

メリットだけでなくデメリットも理解する

ミラドライは、切らずにワキの臭いや汗を軽減できるという効果やメリットがあるのは確かですが、同時にデメリットもあります。 「ミラドライで失敗した・・」と感じないために、デメリットを予め知っておくことが大切です。

ミラドライのデメリット

ミラドライには下記のようなデメリットがあります。

100%臭いや汗を無くせるわけではない

ミラドライは一度の治療で全ての汗腺を破壊できる治療ではないため。

ダウンタイムがある

ミラドライは、腫れやむくみ・赤みや内出血(1~2週間ほど)、治療部位のしこりや硬さ(3~6カ月程度)といったダウンタイムがあります。

リスクや副作用がある

膨疹、腫れ、掻痒感、使用薬剤でのアレルギーが出る可能性があります。また極稀ですが、治療後数日以降に感染症が生じる場合があります。

健康保険が適用されないため高額

ミラドライによるワキガ・ワキ汗治療は、健康保険が適用されない自費診療となるため、費用が高額になる傾向があります。

ミラドライを受けられない人がいる

下記に該当する方は、患者様のお身体を第一に考え、当クリニックではミラドライ治療を受けることが出来ません。

  • 妊娠またはその可能性の方、ペースメーカーが入っている方、授乳中の方、導入薬剤(局所麻酔)でアレルギー症状が出現した方
  • 処置部位に皮膚トラブルや知覚障害がある方
  • ケロイド体質、凝固異常症、抗がん剤投与中、免疫が極度に低下している方
  • その他、医師が治療不可と判断した場合

まとめ

ミラドライは、ワキガや多汗症に悩む方にとって心強い治療法のひとつですが、思ったような効果を感じられないケースや、施術後の腫れ・痛みといったリスクがあることも事前に知っておきたいところです。
「効果がなかった」「失敗した」と感じないためには、信頼できるクリニックを選ぶこと、費用やデメリットも含めて丁寧に確認しておくことが大切です。
当クリニックは、医師によるカウンセリングで、メリットだけでなくリスクや副作用についても丁寧に説明いたします。
ワキガやワキ汗でお悩みの方は、ミラドライ公式認定医在籍の当クリニックへお気軽にご相談ください。

ミラドライ
ミラドライ
半永久的効果のワキガ・多汗症治療!ミラドライは、ニオイの原因と汗を出す汗腺の治療が可能です。切開をしないので傷跡が残らず、ワキの臭い・ワキ汗に効果的!当院は国内薬事承認を取得した安全性の高いミラドライ...

[1]井畑医師のミラドライ学会発表について

2015年9月23日開催の第38回日本美容外科学会総会(パシフィコ横浜)

・「ワキガ(腋臭症)、多汗症治療におけるミラドライの効果の検討」

2016年4月15日開催の第59回日本形成外科学会総会(福岡)

・「ワキガ(腋臭症)におけるミラドライの効果の検討」

 

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よくあるご質問

患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.ミラドライの効果は永久ですか?

ミラドライによって破壊された汗腺は再生することはありませんので、ミラドライで照射した部分の効果は半永久的です。

美容外科 美容皮膚科 プライベートスキンクリニック 梅田院
〒530-0002 大阪府
大阪市北区曽根崎新地1-3-16
京富ビル2階

この施術ページの監修医師

優聖会院長安形省吾

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

医療法人優聖会院長 安形省吾

患者様とのコミュニケーションを大事に、安心・納得していただける施術を心がけております。

所属

平成14年
大阪医科大学医学部医学科:入学
平成22年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局
平成23年
守口敬任会病院:入職
平成25年
東住吉森本病院:入職
平成27年
大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職
形成外科専門医取得
助教就任
平成28年
東住吉森本病院:入職
平成30年
プライベートスキンクリニック:入職

略歴

SNS

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※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。

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